本の読み方の設計図。

本の構造を明らかにしていく。
論拠・主張

論証=事例、引用。

1月6日(月)のつぶやき

2014-01-07 06:47:55 | 進化。2013。2014。脱皮。

ひとつひとつ改善。よきことがある1日、1年でありますように。


だいぶ読書が思考体験と重なりあうようになって来てるな。


年始挨拶はザイオンス効果のはじまり。


ご縁を大切にする。顔を出す営業を。近くによれば顔を出す。当たり前のことをバカにせずきちんとする。


いろんな観点で、去年と違うことをする。結果を変えるために。


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商売のコンセプトは相手の耳にはいりやすいものを。

2014-01-07 02:18:05 | 進化。2013。2014。脱皮。
ストーリーとしての競争戦略 (Hitotsubashi Business Review Books)
クリエーター情報なし
東洋経済新報社

第四章:始まりはコンセプト
一貫性の高いストーリーを構想するためには、終わりから逆回しに考えることが大切だということは既にお話ししました。つまり、意図する競争優位性のあり方を先に決めるのです。237㌻

◯コンセプトとは、その製品(サービス)の「本質的な顧客価値の定義」を意味しています。本質的な顧客価値を定義するとは、「本当のところ、誰に何を売っているのか」という問いに答えることです。
筋の良い戦略ストーリーを構築するためには、その起点として本質的な顧客価値を独自の視点でえぐり出すようなコンセプトが不可欠です。
コンセプトは、ストーリーの起点であると同時に、顧客への提供価値という終点でもあります。238-239㌻
◯優れたコンセプトを構想するためには、常に「誰に」と「何を」の組み合わせを考えることが大切です。「誰に」と『何を」表裏一体で考えることによって「なぜ」が始めて姿を現すからです。248㌻

◯本当のところ顧客が何にお金を払っているか?

◯コンセプトは、顧客に対する提供価値の本質を一言で凝縮的に表現した言葉です。それを耳にするとわれわれは本当のところ誰に何を売っているのか、どのような顧客がなぜどういう風に喜ぶのか、要するにわれわれは何のために事業をしているのか、こうしたイメージが鮮明に浮かび上がってくる言葉でなくてはなりません。241㌻

◯本質的な顧客価値を突き詰めるとは、「誰が、なぜ喜ぶのか」をリアルにイメージするということです。
戦略ストーリーが動画である以上、その起点にある顧客価値も動画で構想されなくてはなりません。253㌻ 

◯全員に愛される必要はない。この覚悟がコンセプトを考える上での大原則です。誰に嫌われるべきかをはっきりさせると、その時点で確実に一部の顧客を失うことになります。しかし、全員に愛されなくてもかまわないということ、これが実はビジネスの特権なのです。278㌻

◯コンセプトは人間の本質を捉えるものでなくてはならない。279㌻

◉リコー
リコーは1970年代から長期低迷傾向になったが、1990年代に入って業績をV字回復させた。リコーの業績回復を担った主役はデジタル複合機。リコーの戦略ストーリの起点は「画像処理のデジタル化」という独自のコンセプトにあり、デジタル複合機というのはそのストーリーの産物に過ぎない。複合機やファクシミリといった製品が個別に顧客価値をもたらしているのではなく、様々なリコー製品が画像処理という共通の役割を果たすことによって顧客価値を生み出している。「文書」や「情報」ではなく「画像処理」」という視点はIPS(Image Processing System)というコンセプトに昇華されました。
このコンセプトが、各事業でそれまでバラバラに製品開発に当たっていた技術者を喚起する力を持ちました。「要するにわれわれはIPSの会社であるというコンセプトを得たリコーは、道の領域だったソフトウェア技術の研究開発に果敢な先行投資を続けました。

◉ブックオフ
ブックオフは元々は中古書店の全国チエーンであり、売りに意図があったが、ある段階から買い取りを重視し、コンセプトの軸足を販売から「捨てない人のブックオフ」という言葉をミッションに据えた。つまり中古書店ではなく、買い取りを含めたリユースのインフラを提供する会社になるという考え方への転換である。それゆえ、ブックオフは、ハードオフなどに見られるようにありとあらゆるものをリユースしているのである。

◉楽天
楽天のコンセプトが秀逸だ。地域活性の考えにも繋がるんじゃないかな。
以下260ー261㌻より引用
:三木谷さんの語る楽天のコンセプトは、「エンターテイメントとしてのショッピング」というものでした。
なぜモノが売れないのか。それは、日本のように消費が成熟した市場では、買い手に盗って不足しているものはほとんどないからだ。では、どうしたらEコマースで顧客を引きつけられるのか。日本の伝統的な商店街の手口にその答えがある、というのが三木谷さんの洞察でした。(「」内 三木谷氏発言)
「ウェブ上に商品を出して売ることがEコマースではない。インターネットは自動販売機ではない。もうあまり買いたいものがない豊かな時代の顧客に、エンターテイメントとしてのショッピングの楽しさを提供することが重要で、出展者には何を売るかではなく、どうやったら売れるかに集中してもらう。インターネットというデジタル媒体は、エンターテイメントとしてのショッピングの新しい可能性を開くから意味があるのであって、単にスピードや効率をあげるためにあるのではない。われわれの提供してる価値そのものは、きわめてアナログなものだ。」
(中略)
もともと日本人は購買の意思決定が文脈依存的で、モノを買う時にリレーションを重視しがちです。成熟した消費社会では、購買の分約依存性はますます増大するはずです。この種の人間的でアナログな消費を、インターネットというプラットフォームで実現する。
ここに楽天のコンセプトがあるというのです。
(中略)
楽天は創業当時から、顧客と出展者、さらには顧客間の濃密なコミュニケーションに注力してきました。「濃密な」コミュニケーションとは、製品やサービスのスペックや価格といった形式的な情報のやり取りではなく、顧客の関心や好み、さらには購買とは直接に結びつかない雑談的なコミュニケーションを意味しています。
以上 引用ここまでーーー
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