ビジネスエリートのための! リベラルアーツ 哲学 (21st Century Liberal Arts) | |
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すばる舎 |
哲学をもとのカタチに戻すというイメージの本であり、まさに自分が日々行っていることを昇華させたイメージの本である。哲学は元々は、愛について語り、生きること、神との関係について語り、そして、世界と自分の関係性について語り、戦争の最中、人間と戦争について語り、今と密接に関係した学問であり、全学問の中で一番使える学問と言っても過言ではなかったし、一番世界にインパクトを与えて来た学問でもあった。
著者はその哲学のあるべき姿に戻そうという試みをしているように見える。
哲学的観点から今を解釈するという試みが面白い。
哲学の入門書としては、前掲の『読まずに死ねない哲学名著50冊』がわかりりやすいが、今と哲学を結びつける本としては本書は面白い
『ビジネスエリートのためのリベラルアーツ 哲学』小川仁志
哲学を学ぶことで、
•混沌とした事態を分析する力
•正解がない中で決断する力
•難問を解決する力
•新しい価値を生み出す力
などが身に付く。 4
教養=リベラルアーツとは、古代ギリシアやローマにおいては、奴隷としてでなく、自由に生きるものに必要とされた技術•技芸をさしており、具体的には、文法、修辞(レトリック)、弁償、算術、幾何、天文、音楽の自由七科をさしていた。 7
哲学とは、物事の本質を探求する営みである。つまり、自分を取り囲むこの世界を言葉によって理解し、意味付けるための道具だといってよい。とりもなおさず祖例は、概念の創造であり、ひいてはそれは世界そのものを創造することである。10
哲学とは、世界に新たな意味をもたらせる、世界の有意味化。30
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