武器としての資本論
【学びたいこと】
超絶爆速で生き抜く知恵を高める
【概要】
①この本
マルクスの資本論の入門書
資本論は、資本主義とは何かを分析した思想書 どう階級闘争を起こすかまでは踏み込まれていない。
結論としては、やがて資本家は転覆されるというようなことでしまっているようだ。
裏テーマは「新自由主義」の打倒222
社会を内的に一貫したメカニズムを持った一つの機構として提示してくれる3
ブルシットジョブとも関連ある一冊143
◉リキッド(液状)モダニティ:労働者に求められる能力、雇用形態等々は短期間に変化し、安定していない。158
体力、肉体の力から、 知性、脳の力、感性が求められるように153
★★★剰余価値が生産できないと、資本主義は持続できないわけです。ところが次第に剰余価値を生産する手段がなくなってきている。172
★★★人間や自然のあり方そのものが根本から変わっていく。それによって人間の精神、社会そのものが痙攣を起こしている。205
※チェーホフの「桜の園」などの名作が出てきたときと今は似ているのかもしれない。
②-a
結論:今こそ戦争ではなく、「階級闘争」を
階級闘争の目的:労働者階級が権力を獲得すること229
★★★0-0-0「それはいやだ」と言えるかどうかが階級闘争の原点になる。277
実は私たちが気づかないうちに、金持ち階級、資本家階級はずっと階級闘争を、いわば黙って闘ってきたのです。それに対して労働者階級の側は「階級闘争なんてもう古い。そんなもは終わった」という言辞に騙され、ボーッとしているうちに、一方的にやられっぱなしになってしまったというわけです。216
資本論にも、本書にもダイレクトにどう今、階級闘争を活かすかは書かれていない
あくまでも資本主義とは何かを科学的に捉えた「経済学」
◉結局はやはり中国がこたえな気がする
▲
②-b
戦争は、有効需要の不足に対する特効薬218
階級闘争を起こすには、「必要」をどう捉えるか?が前提に。219
▲
「足るを知るな」もしくは「足りていないことを知れ」
◉スキルアップによって労働者としての価値を上げるのではなく、贅沢をしていい人間としての権利を主張する。
労働は等価交換ではない現実に目を向ける。
★★★人間の基礎価値を信じることです。「私たちはもっと贅沢を享受していいのだ」と確信することです。贅沢を享受する主体になる。つまり豊かさを得る。私たちは本当は、誰もがその資格を持っているのです。279
問題の根本:
資本主義自体が、「幸せ」ではなく、「増えることそのもの」が目的である仕組みであること101
▲
増え続けなくなった価値:
「資本とは何か?」「剰余価値を前提とした、価値増殖」である。162
※剰余価値は 生産性の向上と、労働時間を長くすることで追求されるラットレース
現代社会を生き抜くための武器としての「資本論」4
▲
私たちが生活の中で直面する不条理や苦痛がどんなメカニズムを通じて必然化されるのかを
『資本論』は鮮やかに提示してくれる。4
★★★資本主義の終わりを想像するよりも、世界の終わりを想像することの方が容易だ。31
背景:
・フォーディズム=トヨティズム=大衆消費社会を作った。:生産性を上げ、搾取するだけの対象の労働者から消費者へ
自分たちで作る車の価格を下げ、給料を上げ、労働者が消費者になった
・今:ネオリベラリズム:階層化が再度問題に=ドラッカー 知識社会 イノベーション155
→ここである意味いわゆる「資本主義」の限界に達している
イノベーションは、一時的には儲かるが、すぐに追いつかれる。159
資本主義:商品による商品の生産42
◉余剰価値を生産することこそが、資本主義の肝65
有用性と価値=経済政策上何を優先するか?92
余剰価値を求めることこそ「資本」の本質であり、その運動が「資本」そのものである。運動しないお金、増えることをやめてしまったお金は「資本」ではない。144
▲
余剰価値の生産には、生産性を不断に高め続けなければならないという命題が内在しています。66
物質代謝の大半が商品を通じて行われる資本主義社会47
商品と「富」が密接に結びついている
▲
商品は、交換から、しかも共同体の外での交換からのみ生まれる。55
→商品の二重生:
「使用価値(質)」と「交換価値(量)」109
▲
交換価値は「社会的属性」、社会の文脈で決まる。111
◉労働にも同じことが言える
▲
後腐れがないこと:
商品交換=お金による交換の原理は「無縁」56 疎外感
▲
魂の包摂=仕事のやり方、時間の使い方等も含め、資本家に属していくプロセス
「資本による『包摂』の深化」89=一つの基準のものでの商品化の果ての「消費者」化91
▲
寅さんの時代に比べて、
庶民文化の喪失 89
労働者=プロレタリアートのアイデンティティの喪失
★★★お互いが約束したとおりのことが行われたならば、あとは後腐れなし、関係はそこで切れるのです。そうした無関係の関係が、資本主義における人間関係の本質です
これは資本家と労働者が共同体を構成しているわけではないからです。59
【学びたいこと】
超絶爆速で生き抜く知恵を高める
【概要】
①この本
マルクスの資本論の入門書
資本論は、資本主義とは何かを分析した思想書 どう階級闘争を起こすかまでは踏み込まれていない。
結論としては、やがて資本家は転覆されるというようなことでしまっているようだ。
裏テーマは「新自由主義」の打倒222
社会を内的に一貫したメカニズムを持った一つの機構として提示してくれる3
ブルシットジョブとも関連ある一冊143
◉リキッド(液状)モダニティ:労働者に求められる能力、雇用形態等々は短期間に変化し、安定していない。158
体力、肉体の力から、 知性、脳の力、感性が求められるように153
★★★剰余価値が生産できないと、資本主義は持続できないわけです。ところが次第に剰余価値を生産する手段がなくなってきている。172
★★★人間や自然のあり方そのものが根本から変わっていく。それによって人間の精神、社会そのものが痙攣を起こしている。205
※チェーホフの「桜の園」などの名作が出てきたときと今は似ているのかもしれない。
②-a
結論:今こそ戦争ではなく、「階級闘争」を
階級闘争の目的:労働者階級が権力を獲得すること229
★★★0-0-0「それはいやだ」と言えるかどうかが階級闘争の原点になる。277
実は私たちが気づかないうちに、金持ち階級、資本家階級はずっと階級闘争を、いわば黙って闘ってきたのです。それに対して労働者階級の側は「階級闘争なんてもう古い。そんなもは終わった」という言辞に騙され、ボーッとしているうちに、一方的にやられっぱなしになってしまったというわけです。216
資本論にも、本書にもダイレクトにどう今、階級闘争を活かすかは書かれていない
あくまでも資本主義とは何かを科学的に捉えた「経済学」
◉結局はやはり中国がこたえな気がする
▲
②-b
戦争は、有効需要の不足に対する特効薬218
階級闘争を起こすには、「必要」をどう捉えるか?が前提に。219
▲
「足るを知るな」もしくは「足りていないことを知れ」
◉スキルアップによって労働者としての価値を上げるのではなく、贅沢をしていい人間としての権利を主張する。
労働は等価交換ではない現実に目を向ける。
★★★人間の基礎価値を信じることです。「私たちはもっと贅沢を享受していいのだ」と確信することです。贅沢を享受する主体になる。つまり豊かさを得る。私たちは本当は、誰もがその資格を持っているのです。279
問題の根本:
資本主義自体が、「幸せ」ではなく、「増えることそのもの」が目的である仕組みであること101
▲
増え続けなくなった価値:
「資本とは何か?」「剰余価値を前提とした、価値増殖」である。162
※剰余価値は 生産性の向上と、労働時間を長くすることで追求されるラットレース
現代社会を生き抜くための武器としての「資本論」4
▲
私たちが生活の中で直面する不条理や苦痛がどんなメカニズムを通じて必然化されるのかを
『資本論』は鮮やかに提示してくれる。4
★★★資本主義の終わりを想像するよりも、世界の終わりを想像することの方が容易だ。31
背景:
・フォーディズム=トヨティズム=大衆消費社会を作った。:生産性を上げ、搾取するだけの対象の労働者から消費者へ
自分たちで作る車の価格を下げ、給料を上げ、労働者が消費者になった
・今:ネオリベラリズム:階層化が再度問題に=ドラッカー 知識社会 イノベーション155
→ここである意味いわゆる「資本主義」の限界に達している
イノベーションは、一時的には儲かるが、すぐに追いつかれる。159
資本主義:商品による商品の生産42
◉余剰価値を生産することこそが、資本主義の肝65
有用性と価値=経済政策上何を優先するか?92
余剰価値を求めることこそ「資本」の本質であり、その運動が「資本」そのものである。運動しないお金、増えることをやめてしまったお金は「資本」ではない。144
▲
余剰価値の生産には、生産性を不断に高め続けなければならないという命題が内在しています。66
物質代謝の大半が商品を通じて行われる資本主義社会47
商品と「富」が密接に結びついている
▲
商品は、交換から、しかも共同体の外での交換からのみ生まれる。55
→商品の二重生:
「使用価値(質)」と「交換価値(量)」109
▲
交換価値は「社会的属性」、社会の文脈で決まる。111
◉労働にも同じことが言える
▲
後腐れがないこと:
商品交換=お金による交換の原理は「無縁」56 疎外感
▲
魂の包摂=仕事のやり方、時間の使い方等も含め、資本家に属していくプロセス
「資本による『包摂』の深化」89=一つの基準のものでの商品化の果ての「消費者」化91
▲
寅さんの時代に比べて、
庶民文化の喪失 89
労働者=プロレタリアートのアイデンティティの喪失
★★★お互いが約束したとおりのことが行われたならば、あとは後腐れなし、関係はそこで切れるのです。そうした無関係の関係が、資本主義における人間関係の本質です
これは資本家と労働者が共同体を構成しているわけではないからです。59
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