日本語の音声については音声学的に3種類ある。それは何か。
このことを試験の問題として出してみた。もちろん誰も答えられなかった。
n、m、ŋ
の3種類である。
そこで次の質問。これはどういう時に現れるかを説明せよ。
これもワイワイガヤガヤ。けっこう盛り上がって話し合ってくれた。しかし本校のレベルの生徒では答えられない。いくつか発音してみる。
「こんぶ」 「キャンプ」 「さんま」 「ピンポンパンポン」
「まんが」 「さんご」
「しんぶんし」 「サンタ」
なかなか気づいてくれない。答えを発表。
mは「b、p、m」の前。つまり唇を閉じる音の前の「ん」。
ŋは、鼻濁音の前の「ん」。
nはそれ以外の時。になる。
このことも、日本語を相対的に見るひとつの訓練である。日本人が同じ音だとおもっている「ん」が実はまったく別の3種類の音であったことに気付いた時、当たり前が当たり前でなくなり、新たな興味がわいてくる。
こういう発見をいくつか用意しておくとよいと思う。
ただし、くわしくみると日本語の「ん」はもっと多くの音があるそうであることを付け加えておく。
このことを試験の問題として出してみた。もちろん誰も答えられなかった。
n、m、ŋ
の3種類である。
そこで次の質問。これはどういう時に現れるかを説明せよ。
これもワイワイガヤガヤ。けっこう盛り上がって話し合ってくれた。しかし本校のレベルの生徒では答えられない。いくつか発音してみる。
「こんぶ」 「キャンプ」 「さんま」 「ピンポンパンポン」
「まんが」 「さんご」
「しんぶんし」 「サンタ」
なかなか気づいてくれない。答えを発表。
mは「b、p、m」の前。つまり唇を閉じる音の前の「ん」。
ŋは、鼻濁音の前の「ん」。
nはそれ以外の時。になる。
このことも、日本語を相対的に見るひとつの訓練である。日本人が同じ音だとおもっている「ん」が実はまったく別の3種類の音であったことに気付いた時、当たり前が当たり前でなくなり、新たな興味がわいてくる。
こういう発見をいくつか用意しておくとよいと思う。
ただし、くわしくみると日本語の「ん」はもっと多くの音があるそうであることを付け加えておく。