とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

東京医科大学の入試の不正になぜ擁護論がでるのかわからない

2018-08-03 23:28:53 | 教育
 東京医科大学の入試の不正は絶対にあってはならないものである。それなのにこの問題がなぜか大きくマスコミで取り上げられない。ボクシング連盟の問題も悪質であるが、それ以上の不正なのだ。もっと大きく騒ぐべきだ。

 本来ならば合格だった生徒が不合格になっているのである。昨年度出題ミスによる不合格者が出たことが大きな話題になった。確かに悪いことだ。しかしそれは過失である。意図しておこなったものではない。今回の問題は意図的なものだ。この不正によって不合格になってしまった生徒はどうやって救えばいいのだ。2011年から行っていたとすれば相当な人数になろう。その生徒は人生が大きく変わってしまったはずだ。当然東京医科大はそれを償わなければならない。そういう議論がなぜ出て来ないのだ。

 一方では女子は結婚すればやめるからしょうがないという東京医科大を擁護するような議論のほうが目立っている現状はあきらかにおかしい。男性の医者が過度の負担を強いられているという議論はわかる。しかし医学部入試においてこっそり男子の合格者をふやしていいという結論になるはずがない。それとこれとは別次元の問題だ。

 民間企業の就職を例に出すものもいる。比べる対象が違う。教育機関が平気で男女差別をするのをなぜ許すのだ。

 あきらかにこの国はおかしい。おかしすぎる。こんな思考分裂の状態で「教育」が進んでいく。この国では正論が聞こえなくなった。悲しすぎる。
コメント
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