今年の抱負のその2として、読書についてとりとめもなく書いておきたい。
ここ数年「読書メーター」を使って読書記録をしている。毎年40冊前後の本を読んでいる。それ以外にも完読していない本もあるし、雑誌・新聞などで必要なところだけを読んでいるものもある。年間の冊数としては週に一冊弱ぐらいが私のペースなのかもしれない。ただしあまり冊数にこだわると読みやすい本ばかり読むことになり、意味がない。あまり冊数にはこだわらず、目的を持った読書をしていきたい。
ということで今考えている今年の目的。
今年ということではなく、これからはかつて読んだ本を2回、3回と読むことを心掛けたい。ここ数年2年、夏目漱石を読み直している。話の内容なんか忘れているものばかりだった。今年も夏目漱石を5、6冊読み直してみたい。また、かつて多く読んだ本、石川淳や安部公房などにも広げていきたい。太宰治や織田作之助なども読みたい。現代作家では村上春樹を最近読んでいる。今年も何冊か読んでみたい。
そして今年実現したいことは、『源氏物語』の読破である。もちろん現代語訳である。いくつかの章は原文で読んでいる。しかし全体を読み通したことはない。国語教師としては恥ずかしいことなので、国語教師であるうちにこれは解決しておきたい。
ナラトロジーや国語教育に関する本も再読していきたい。「ただ読む」から卒業して、読んだ後に語れるようになりたい。
もちろん普通の小説も読んでいきたい。心に残るようないい小説と出会うことを願っている。
とは言え、あまり自分に課してしまうと苦しくなるだけだ。一応目標として書いてはおくが、あまりとらわれないで読書していきたい。