とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

スポ少や中学校の部活動はなんとかならないのか

2017-12-20 16:47:31 | 教育
 スポーツ少年団や中学校の部活動は、昔は学校の教員が指導し、放課後や土日だけの活動であった。これはこれで教員の負担になり、やりすぎではあったが、そんなにお金もかからずに、保護者が出る幕もなかった。

 しかし私の住んでいる地域だけの話なのかもしれないが、最近は違ってきている。スポーツ少年団や中学校の部活動は学校単位の団体でありながら、運営は保護者にまかされている。だから夜、遅くに学校の体育館を保護者会が借りて保護者の責任のもとに活動することになる。学校としては基本的にはノータッチという立場をとれるのである。これはこれで教員の負担はなくなるという長所もある。しかし問題なのは保護者の負担が大きくなってしまうということである。夜の活動であるために、保護者が必ず送り迎えしなければならないのだ。熱心の保護者ならばいいが、そこまで熱心でない場合、あるいは金銭的に苦しい場合、もしくは片親で送り迎えが困難な家の場合、不可能になる。さらにそこに熱心な保護者とそれほどでもない保護者の溝ができてしまい、人間関係が大変になってしまう。なによりその犠牲になるのは子どもたちなのだからたまったものではない。

 こんなにいびつになってしまうがために、高校に来ると部活動なんかしたくないという生徒が多くなる。部活動をさせたくない親だって増えてきているのだ。

 たとえ部活動をやりたいと思っても、あまり充実感を得られない生徒が増えている。この事情はこうである。部活動が2極化し、一方では勝つことが義務づけられたような強豪校も出現し、一部のエリート部員はひたすら強くなっていく。そういう生徒はいい。しかし一方では大半は普通に部活動をしたい生徒である。楽しくやれればいい。ところがその程度の考えの生徒は当然試合には出られないか、弱小校での活動になってしまうので、試合で勝つ喜びも味わえなくなり、やっている意義をみいだせなくなってしまうのだ。学校教育はスポーツを嫌いにさせてしまっているのが現状なのだ。

 学校の課外活動にとっての早急な思い切った改革が必要である。
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