どう考えても日本学術会議の任命拒否の問題はおかしい。しかもその理由を言えないのはもっとおかしい。政府の説明も苦しいし、それを無理矢理擁護しようとしている自民党やコメンテーターの取り巻きたちも、しゃべればしゃべるほど胡散臭く見えてしまう。なぜそこまでごまかそうとするのか。その不自然さが目立つ。
報道によると、任命されなかった6人は日米安保に批判的な意見を言った学者だという。その点から見てみると、アメリカに対する忖度なのではないかと考えられる。だから説明できないのだ。
日本はアメリカの核の傘に入っている。だからアメリカとは決して争ってはならない。日米同盟を基軸にして政治を行っている日本は、アメリカの意中でしか政治が行えないのだ。沖縄の基地の問題や横田基地の空域を日本の飛行機が飛行できないという問題もみんな同じところに発している。
勝手な憶測で論を進めるわけにはいかないのでこの程度でとどめるしかないが、いづれにしても諸悪の根源は説明がないということである。近年政府は「説明責任」という言葉を連発しながら、「説明責任」をまったくはたしていない。この結果、国中に不信感が充満している。
本当にこの「国」は息がつまる。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます