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映画『沈黙のレジスタンス』を見ました。本当の勇気の意味が迫って来るすばらしい映画でした。
監督 ジョナタン・ヤクボウィッツ
出演 ジェシー・アイゼンバーグ クレマンス・ポエジー マティアス・シュバイクホファー フェリックス・モアティ
「パントマイムの神様」と呼ばれたマルセル・マルソーが、第2次世界大戦中にユダヤ人孤児を救ったエピソードが描かれます。マルセルや恋人にエマは命がけでユダヤ人孤児を助けます。多くの犠牲者を出しながら、そして自分も命の危機に何度も直面しながらも彼らは自分に課した「使命」を果たそうとします。
マルセルの功績をたたえるアメリカ軍の将校が、本当の勇気とは恐怖に少しでも長く耐えることができることだということを言います。この将校の言葉が印象に残ります。
ナチスによってたくさんのユダヤ人が殺されていきます。これがたった100年くらい前に起きていたことだということを私たちは忘れてはいけません。なぜこんなことになっていったのかを、もっと知る必要があります。
日本でも同じように思想的に相容れない人たちを阻害し、外国人を差別していました。差別意識は今でも様々な言説に現われます。そして近年そういう傾向がさらに強くなってきているような気がします。
ナチスの恐怖はすぐそこにあります。正しい方向に世の中が進むように冷静に勇気を持って行動していかなければなりません。
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