女性論６「増田明美さんのこと」

　女性のほうが先天的に平和主義です。共生に向いています。福祉を重視した共生社会のなかで、これまでのような競争を繰り返す必要はありません。すると、女性が男性にとって代わって偉くなる必要なんかないのではないでしょうか。

　一般的に会社というのは利益を追求する存在です。そのような会社の社長に女性は本来向いていないのではないかと思われるのです。女性が向いているのは、社会貢献的な仕事ではないかと思います。医者、教師、公務員などは女性のほうが向いているような気がします。（女性ばかりの職場は逆に息がつまりそうで怖いんだということを聞いたことがありますが、このあたりの事情は別に考える必要があると思います。）

　国会議員も本来女性が男性と同数いたほうがいいでしょう。しかし、今日のように「権力闘争」だけを行っているような国会ならば、女性は向いていません。逆に女性の数を大幅に増やし、本当の意味の話し合いの国会に変貌すべきです。ただし今のけんかを売ってばかりの女性議員は女性の数に入れるべきではないと思います。

　女性と男性を比べて評価している時代から共生の時代に変化すること、これこそが今の女性論の主眼となるものであり、そうなった瞬間「女性論」という言葉は死語となります。

　もちろん、今回申し上げたことは、女性や男性をステレオタイプでとらえている部分が多くあり、かなり乱暴な論であろうとは思いますが、問題提起として、あえて申し上げたところです。