<続き>
4.東北タイの窯構造
4-1.ブリラム・ナイジアン窯
ブリラムにはクメール陶(ブリラム陶)の窯址が多く点在するが、訪ねたのはナイジアン窯である。その概要を紹介する。


●所在地
ブリラム県バーン・クルアット郡
●平面プラン
長楕円及び長方形・・・タイ芸術局の発掘調査報告による平面プランは、オーバル
形状(楕円形)と記述する。窯址を現認すると角に丸みを認めるが、長方形に近い
形状も存在する。
●窯諸元
全長:11m
全幅:1.5m
昇焔壁高:1m
●開窯時期
11世紀中期ー12世紀前期
●出土陶磁
無釉陶
施釉陶・・・黒褐釉陶、緑釉陶
形状・・・盒子、小壺、肖形置物、ケンディー、盤、鉢、燭台、蓋付水注
瓢箪型水注、大型壺、人面装飾瓶、動物肖形壺
●轆轤回転方向
左回転
●特記事項
●窯体の枠組みは竹で、そこに粘土を貼り付けて構築
●窯の天井を支える支柱在り。これはクメール・タニ窯と同じ
●昇焔壁高さは1mもあり、非常に高い。これもタニ窯と同じ
4-2.他の窯址
それはBan Khok Yai窯(Non Chareurn副郡)、Ban Kruat郡そしてKhok Lin Fa窯(Baranae副郡)、Lahan Sai郡で見ることができるそうであるが、いずれも未訪問。窯体はナイジアン窯に類似すると云う。
<続く>
4.東北タイの窯構造
4-1.ブリラム・ナイジアン窯
ブリラムにはクメール陶(ブリラム陶)の窯址が多く点在するが、訪ねたのはナイジアン窯である。その概要を紹介する。



ブリラム県バーン・クルアット郡
●平面プラン
長楕円及び長方形・・・タイ芸術局の発掘調査報告による平面プランは、オーバル
形状(楕円形)と記述する。窯址を現認すると角に丸みを認めるが、長方形に近い
形状も存在する。
●窯諸元
全長:11m
全幅:1.5m
昇焔壁高:1m
●開窯時期
11世紀中期ー12世紀前期
●出土陶磁
無釉陶
施釉陶・・・黒褐釉陶、緑釉陶
形状・・・盒子、小壺、肖形置物、ケンディー、盤、鉢、燭台、蓋付水注
瓢箪型水注、大型壺、人面装飾瓶、動物肖形壺
●轆轤回転方向
左回転
●特記事項
●窯体の枠組みは竹で、そこに粘土を貼り付けて構築
●窯の天井を支える支柱在り。これはクメール・タニ窯と同じ
●昇焔壁高さは1mもあり、非常に高い。これもタニ窯と同じ
4-2.他の窯址
それはBan Khok Yai窯(Non Chareurn副郡)、Ban Kruat郡そしてKhok Lin Fa窯(Baranae副郡)、Lahan Sai郡で見ることができるそうであるが、いずれも未訪問。窯体はナイジアン窯に類似すると云う。
<続く>