<続き>
京大総合博物館で多種多様な埴輪が見られることは、思いもよらないことであった。前回に続き埴輪を紹介する。
( 靫形埴輪 ( ゆきがたはにわ ) 三重県伊勢市 石山古墳 4世紀末)
(同上埴輪・直弧文)
(同上埴輪・直弧文)
( 靫形埴輪 ( ゆきがたはにわ ) 京都府宇治市 庵寺山古墳 4世紀末)
(同上埴輪・直弧文)
現・国際日本文化研究センター名誉教授の安田喜憲氏によれば、この直弧文は、揚子江(長江)流域の良渚遺跡から出土した神獣人面文様玉器の影響を受けていると指摘されている。その文様を下に掲げておく。
(出典・中国人民日報)
御覧の各位はどのように感じられたであろうか。直弧文が神獣人面文様とどのようにつながるのか、想像を逞しくしても当該ブロガーには繫がりにくい。この直弧文は邪視文であろうと考えている。
今回はここまでとし、次回に家形埴輪を紹介する。
<続く>