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鳥取砂の美術館・南アジア編#1

2019-05-17 07:06:51 | 因伯二州

春の10連休中の1日、砂の博物館で開催の南アジア編の砂像を見物に行ってみた。今回を皮切りに一場面毎に紹介したい。初回は<仏陀の出現と悟り>である。

以下、当日配布されたリーフレットより、「紀元前5世紀頃、ネパールの釈迦族の王子として生を受けたゴウダマ・シッダルータ。ある日、城を囲む四門より外出しようとしますが、東西南北それぞれの門で『老い』『死』『病』『修行僧』に出会います。それによって生老病死について自問するようになり、その答えを求め王族の地位を捨てて出家します。出家したシッダルータは苦行など様々な修行を繰り返しますが、自分を苦しめるだけのものでは悟りに至らないことに気付きます。苦行をやめ菩提樹のもとで瞑想していたとき、ついに悟りを開くのでした。仏陀の誕生、仏教の始まりです。

砂像はシッダルータが菩提樹の下で悟りを開く場面、それに合掌等をしている5人の像。この5人は五比丘と呼び、阿若(あにゃ)、阿説示(あせつじ)、摩訶摩男(まかなまん)、婆提梨迦(ばつだいりか)婆敷(ばしふ)である。この五比丘に悟りをひらいた釈迦が、法をといている場面で、これを初転法輪と呼んでいる。それにしてもリアリティー溢れる彫像である。

 

<続く>

 


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