昨日、京都からの戻りは鳥取経由とした。鳥取市河原町の賣沼神社に寄ってみた。
賣沼神社とは祭神が八上比賣(八上姫)である。大国主命と因幡の白兎神話を御存知の方も多いと思われるが、大国主命は白兎を助けられたのち八上比賣に妻問され結ばれた。
しかし八上比賣は、本妻・須勢理毘賣命の嫉妬を怖れ、御子神である木俣神を出雲に残し、故郷にお戻りになった。その八上比賣を祀るのが賣沼神社である。
境内には、千年杉とは云わないが、樹齢100年はゆうに超える御神木が屹立する。
社殿は何の変哲もないが、神社の本殿は大社造りが当たり前の出雲の神社を見慣れていると、当該賣沼神社の本殿が新鮮に映った。
社殿脇には曳田川が流れ、その対岸は八上比賣の墓といわれる嶽古墳を見ることができる。
しかしながら、八上比賣には申し訳ないが、比賣の幻想は浮かばなかった。
<了>
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます