<続き>
<ミィーサー(My Xa)窯> 15-16世紀 陳朝-黎朝前期-莫朝-黎朝後期
ミィーサー窯はタイビン(太平)川の土手を挟み、その河川敷に存在する集落で、チューダウとは指呼の間である。従って中世に於いて交流は頻繁であったと思われ、焼造物はほぼ同じである。写真個々の解説は控えるが青花の山水図も存在し、水牛であろうか硯、青磁鎬文酒会壺や薄胎の褐釉印花文碗片も展示され、チューダウ窯に負けないほど器種は豊富である。
尚、ミィーサー窯はハノイ考古学研究所、歴史博物館の協同で発掘調査され、上掲はしなかったが安南赤絵や焼締め陶片も出土したと云う。
<続く>
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます