東京 28日 ロイター]
菅義偉官房長官は28日閣議後の会見で、抗ウイルス薬「レムデシビル」を新型コロナウイルスの治療薬として「まもなく」承認する見込みだと述べた。緊急時に国内の審査を簡略化できる「特例承認」制度を適用し、できるだけ迅速に国民に届けることができるよう、可及的速やかに審査を行うとした。
安倍首相は27日の衆院本会議ですでに同様の発言をしている。
同長官は「特例承認」は海外で販売が認められ、一定条件を満たすものが対象であり、「アビガン」についてはこの制度の適用は困難で、現在国内で治験中だと説明した。
一方レムデシビルは、日米を中心に国際共同治験を行ってきており、まもなく承認される見込みだとした。
承認されれば、国内で初めて一般的に利用できる新型コロナウイルス治療薬となる。政府は、重症者向けに使用することを想定しているという。
同薬は米製薬ギリアド・サイエンシズがエボラ出血熱の治療薬として開発した。
(中川泉 )
以上
注意)中国の治験ではレムでシビルは効果がないと既に判定されている。