演劇書き込み寺

「貧乏な地方劇団のための演劇講座」とか「高橋くんの照明覚書」など、過去に書いたものと雑記を載せてます。

風を繍う

2020年04月11日 09時28分04秒 | 読書

あさのあつこの時代小説。あらすじはGoogle Playから


剣才ある町娘と、刺繍職人を志す若侍。ふたりの人生が交差したとき殺人事件が――。江戸・深川の縫箔(刺繍)屋丸仙の娘・おちえは、「弟子入りしたい」と突然丸仙を訪れた美しい若侍・吉澤一居に心を奪われる。旗本の家に生まれ、剣の名手でもある一居はなぜ、武士の身分を捨ててまで刺繍職人になることを切望するのか。 ...

ミステリ仕立てになっていると思わず読んでいましたが、ゆるいミステリでした。ほとんど伏線がないので、これをミステリと呼んでいいのやらわかりませんが、しゅじんこうのおちえと父親の会話が面白くて、楽しく読めました。

続編が出ないかなと、期待させる一冊ですが、設定からして難しそうです。作者も幕引きする文章の書き方をしています。