講談社ミステリーランド第12回配本の上遠野浩平作品。
あらすじは講談社BOOK倶楽部より
「それはどこにでもある、ありふれた酸素のようなものだ。もしも、それを踏みにじることを恐れなければ、君もまた世界の支配者になれる――」ひとけのない公園で、奇妙な男オキシジェンが少年に語るとき、その裏に隠されているのはなんでしょうか? 宝物の金貨のありか? 未来への鍵? それともなにもかもを台無しにしてしまう禁断の、邪悪な扉でしょうか? ちょっと寂しい姉弟と、ヒーローくずれの男が巡り会い“ゴーシュ”の秘宝を探し求めて不思議な冒険をする、これは鏡に映った姿のように、あるけれどもなくて、ないけれどもある、どうでもいいけど大切ななにかについての物語です
やたら観念的な小説かと思いましたが、どうやら、ほかの作品と関連付けされているらしく、この作品だけ読んでいるとキャラクターが説明不足で不可解なところがあります。
雰囲気は好きな作品ですが、ちょっといろいろ無理がある設定かな。