演劇書き込み寺

「貧乏な地方劇団のための演劇講座」とか「高橋くんの照明覚書」など、過去に書いたものと雑記を載せてます。

ラインの虜囚

2020年04月27日 18時14分38秒 | 読書

講談社ミステリーランド第7回配本の田中芳樹作品。
あらすじは講談社BOOK倶楽部より


時は1830年、冬のパリ。
カナダから来た少女コリンヌは
父の不名誉を拭うため
「ライン河までいき、双角獣(ツヴァイホルン)の塔に幽閉されている
人物の正体をしらべよ」という老伯爵の難題に挑む。
塔の仮面の男は死んだはずのナポレオン!?
酔いどれ剣士、カリブの海賊王、若き自称天才作家と共に
少女は謎に満ちた冒険の旅へ。


面白いです。どこがミステリーなのか、あまり良く分かりませんが、冒険小説として読めば、さすが「アルスラーン戦記」の作者です。飽きさせません。
歴史的資料もしっかりしているようでしたし、エピローグもなかなか素敵でした。

お薦めです。