6月8日 おはよう日本
宇宙飛行士 古川聡さん
「医師の観点から自分の体に起こる変化を伝えたい。
それが将来、誰もが気軽に宇宙に行ける時代への準備になればと思う。」
今回初めて行なうのが、血圧や脳波などのデータをコンピューターに取り込み
宇宙で健康状態を把握する自己診断システムの開発。
この技術は将来、月や火星探査のような長期間にわたる宇宙飛行で、
飛行士の健康管理に役立つことが期待されている。
無重力状態のため地上に比べて10倍以上の速さで骨がもろくなるとされる宇宙。
その環境を生かした骨粗しょう症の研究も。
古川さんは宇宙から地上の高齢者に効果的な予防法を伝えることを計画している。
さらに一般から募集した医学実験にも挑戦する。
重力がないことで古川さんの身長が何センチ伸びるか、
宇宙で人の体にどのような変化が起こるのかなどを調べる。
医師の資格を持つ先輩宇宙飛行士 向井千秋さん
「今までの宇宙医学の教科書に書かれた知識を自分の体で体験して
一味違った報告を宇宙からしてくれると期待している。」