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グァム唯一の道場 合気道人気を次世代へ

2018-11-25 06:00:00 | 報道/ニュース

10月31日


常夏の島グァムで人気が高まっているのが
日本の武道 合気道。
立役者の一人が
20年ほど前にグァムに移り住んだ一人の日本人女性。
これまでにおよそ1,500人を指導してきた。
しかしいま後継者問題に悩んでいる。

合気道歴40年を超える峰岸睦子さん(78)。
グァムで唯一の道場を開いている。
(峰岸睦子さん)
「私自身が助けられているので
 続けられています。」
7段という女性の最高峰まで上り詰めた峰岸さん。
現在100人を超える門下生を指導しているが
80歳を前に徐々に体力の衰えを感じるようになった。
グァムで高まってきた合気道の人気をなんとか維持したいと
後継者育成を考えている。
期待を寄せているのが大学生の ターニャ・マリー・レジェスさん(21)である。
ターニャさんは8歳から道場に通い
峰岸さんに次ぐ3段の実力者である。
やさしい性格で子どもたちからも慕われているターニャさん。
しかし峰岸さんは
リーダーになるにはターニャさんの控えめな性格が課題だと感じている。
(峰岸睦子さん)
「目立ちたくない性格で
 自己主張するということも
 大きな声を出すということもない。」
(ターニャさん)
「自分の教え方が正しいか不安。
 もっと自信を持ってやりたい。」
そんなターニャさんに峰岸さんは初めて稽古を仕切る役割を与えた。
「あなたがやらなければいけないの。
 ためらってはダメ。
 大きな声で指導しなさい。」
最初だ黙って見守っていた峰岸さんだが
黙々と稽古を進めるターニャさんに技の説明をするように声をかけた。
「大事なポイントはどこ?」
(ターニャさん)
「抵抗しないでただ腕を伸ばして
 左手が上がって右手が下がります。」
さらに峰岸さんの厳しい声が響く。
「説明しながらもう一度。」
「もっと大きな声で!」
稽古の後半
ターニャさんは少しずつリーダーとしての自覚が芽生えてきたようである。
子どもたちに積極的に声をかける。
(ターニャさん)
「動かないで
 向きを変えるだけ。」
(ターニャさん)
「先生に言われたとおり
 もっと元気にやらないとダメだと思います。」
(峰岸睦子さん)
「女性のリーダーが出ることを願って
 一生懸命がんばっています。
 後を継いで
 ガンガンやってほしい。」
グァムでの合気道人気を支えてきた峰岸さん。
その思いを継いだターニャさんの指導者への道はまだ始まったばかりである。





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