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“みんなでつくる” コロナ禍のキャンプ場

2021-08-06 07:22:11 | 報道/ニュース

2021年6月26日 NHK「おはよう日本」


新型コロナウィルスの感染拡大が続くなか
密を避けられるレジャーとして
屋外でのキャンプ場が注目されている。

兵庫県丹波市は面積の75%が山。
農業と林業が盛んな地域である。
自然豊かなこの場所に
会員制のキャンプ場が5月に誕生した。
神戸市などの都市部から週末を過ごしにやってくる。
キャンプ場の代表を務める伊藤さん。
伊藤さんはもともとキャンプが趣味だった。
コロナ禍でも安心して楽しめる場所を作りたいと
1年前から整備してきた。
(ダイナソーベースプロジェクト 伊藤代表)
「安心してキャンプを楽しめる
 友だちと家族と
 他の方に迷惑をかけないよう
 私たちも自分たちで楽しめるようなプライベートキャンプ場にしたいなと。」
ふだんは神戸市で整骨院を営んでいるが
週末は丹波市で過ごしキャンプ場の整備をする2拠点生活を続けている。
(伊藤代表)
「向こう行ったら完全に切り替えるしかないので
 強制的にオンとオフを分けてくれるというか
 私にとってはいい切り替えのスイッチなのかなと思う。」
キャンプ場のコンセプトは“みんなで作る”。
力を合わせて一からキャンプ場を作り上げるプロジェクトである。
ここはもともと使われなくなった鶏舎が建っていた。
はじめは友人と数人で作業を始めたが
通い続けているうちに地元の人たちも加わった。
鶏舎があった場所には駐車場を
トイレのほか倉庫も整備した。
テントサイトの入り口にゲートも設置。
最低限の工事に1年がかかった。
今後は洗い場など設備をより充実させていくつもりである。
(伊藤代表)
「地元の人と一緒に作業することで仲良くなっていったなっていう感覚がありますね。
 うちの野菜取れたやつをみんなで食べてねとか
 温かく見守ってくだあっている感じ。」
(地域の女性)
「平均年齢下がったというか若くなって
 活気が出てうれしいです。」
より多くの人に関わってもらいたい。
整備費用やボランティアをクラウドファンディングで募ると
想定以上の120人余から支援が集まった。
(伊藤代表)
「気づけばいろんな仲間が来てくれて
 地域の方も協力してくださって
 このキャンプ場を通してここを一緒に盛り上げてもらえたら一番幸いかなと。」
この日伊藤さんを訪ねたのは丹波市への移住を支援する担当者である。
伊藤さんの活動に移住促進へのヒントがあると感じていたからである。
(伊藤代表)
「子どもたちはすっといくじゃないですか。
 で 体験しながら大人も交わるようになったらコミュニティーが新たにできたりするし
 それをきっかけに移住じゃなくても2拠点でも
 つながっていくきっかけにさえなったらね。」
(丹波市移住相談窓口 たんば“移充”テラス「TurnWave」)
「地域の人にとっても遊びに来られてる人にとっても
  にぎやかなコミュニティーになってもらったらうれしい。」
(伊藤代表)
「移住につながったらうれしいし
 結果的にそれにつながったらいいかな。
 本当にまだ丹波にもっと魅力があるスポットがいっぱいあると思うので
 そこをちょっとずつ開拓できたらいい。」
丹波を訪れる人と地元丹波の人。
両方が集うコミュニティーとして
キャンプ場に新たな灯がともった。

 


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