毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

空耳

2009-01-10 20:04:04 | 三角山



山を歩いているといろいろな音が聞こえてきます。
風の音、枝が揺れ葉のざわめき、樹のしなる音、
野鳥に人の声、遠くから近づいてくる石突の音…

音の主(正体)を瞬時に考えます。
納得すればOK、前方後方の人の有無も察知できる。

でもね、
音の主(正体)がわからない時って怖くないです??

一昨日の三角山で、
この正体不明?空耳?聞き間違いの3連発でして…

三角山の横、大倉山に繋がる尾根、
(大倉山のいつもの尾根ではありません)
ここはまず歩く人は滅多にいない場所なんですけど、
そこの斜面を『ザザザザザーッ』と滑り落ちるような音が…
頭の中にあの無意根山の事故があったからでしょね、
咄嗟に人が滑り落ちたと…
でも、人影は見えない。
雪が崩れた跡もとりあえず見えない。
助けを求める声も人の気配もない。

空耳??でも確かに聞こえたし…
もしも、万が一「人の音」だとしたら…

その場を離れる事が出来ず、
あたりに目を凝らし耳をそばだてること数分…
何も変化なし。
気になって気になって…
「人の関連する音」とは別なものだったんでしょね。
何度も振り返りながら歩いてたんですけど…

この出来事で一気に敏感になっちゃったんでしょね。
次はホイッスルが聞こえて…
でもそれはすぐ野鳥の声だと気づいたけど。

もう耳が超ダンボでして…
不意に声をかけられたら飛びますって感じでして…

でね、帰り道にね、
後ろから勢い良く近づいてくる足音が。
『ザッザッザッザッ』と。
走っている人がいたから、
その人が追いついてきたんだなと。
すぐ後ろまで来たようなので、
都合のいい場所で道を譲りましょと。
脇にずれ振り向くと…
誰もいない…

あれは何の音だったんでしょ。
宮部みゆきの読みすぎでしょか。
かなり怖い思いをした登り初めだったのでした。