子供の頃から楽器が大好きです。
音が出るものならなんでも触って試してみたい。
火曜日。
あちらのブログに、お金が山ほどあったら楽器が欲しいなんて書きましたら。
水曜日。
楽器の神様が降臨いたしまして。
お金が山ほどない私のためにステキなプレゼントを用意してくださいまして。
…ゴミステーションにギターが捨ててあるっ。
以下みどり心の叫びの一部始終。
楽器を捨てるなんて信じられないっ。
でもこれは粗大ゴミよね。
ちゃんとシール貼ってあるし。
まずいわよね、そんなことしちゃ。
家にギター一本あるじゃない。
一度その場を離れたのですが…
待って。
待ってよ。
捨てられてバキバキに壊されるより、
誰かに拾われ愛されたほうがいいに決まってる。
誰かに拾われて第二のしあわせな人生を歩んだほうがいいに決まってる。
誰かにもう一度抱かれて弾かれたいに決まってる。
誰かって…私しかいないじゃないの??
後ろ髪ぐいぐい引かれっぱなし。
ゴミステーションの磁力に勝てませんでして。
戻る。
戻ってチェックっ。
ちょいとぼてっとしたボディのクラシックギター。
いい艶している。
6弦が切れていて無い。
とりあえず弦を奏でて音をチェックしてみると。
あ。いい音だ。この音好きだっ。
弦が一本ないだけで問題なし。
どこにも破損の破の字も見受けられない。
弦さえ張り替えればまだまだいい音だしてくれそう。
…手が。
私のお手手がギターをむんずと掴みまして。
気持ち私のカラダで隠しまして小走りにダッシュっ。
元の持ち主さ~ん。
大事に愛して使いますからお許しを~。
これです、
私が持ち帰ったギター。
ゴミになんて見えないでしょ?
まだまだOKなギターでしょ?
昨日弦とピッチとミュートを買ってきまして。
先ほどちらっと書きましたが、
我が家にフォークギターもありまして。
私がギターを弾き始めたのは小学校の高学年だったよな。
ギターとウクレレ。
進学で家を出ている間に、
親がそのギターを誰かに譲ってしまって。
譲った先の子供がもう使ってないとの情報を得、
奪回しに行ったのに、
何故か違うギターに変身しておりまして。
それが今我が家のあるフォークギターなんですわ。
どうも好みの音じゃないし、
スチール弦は指に痛い。
ナイロン弦の音のほうがまろやかで温かみがあって好きなんです。
で。
今日は弦を張り替えましょうとね。
まずは古い弦を全て外しまして。
高千穂 昭和56年作 第130号。
29年前だ。
で。
弦の張替えをしまして。
何十年ぶり?
ギターの弦の張替え作業なんて。
ほら、
昔ギターを抱えて明星とか平凡とかのソングブックで歌っていたぼくちん嬢ちゃんならお分かりでしょが、
あの弦の独特なニオイ、
ペグのきしみ。
いやぁ懐かしい懐かしいっ。
懐かしすぎてね、
ペグをうんしょうんしょ巻いておりましたらっ。
うわぁぁぁぁぁっ。
ばちーーーーーーんっ。
ひ、弾く前に、
使用前にして弦巻きすぎて切ってしまいましたわっ。
このくそ馬鹿力、怪力オンナ、加減知らず…
うぉぉぉぉ~ん
明日また買いに行かなければ…
あぁ、情けない。
あぁ、無常。