毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

17ページ 6行目 89

2014-05-29 23:49:49 | 

 

今日は暑くなりました。

外を走る気にもなれず、用事がてら某所(ジム)に行ってきたのですが、そこのロッカールームで耳にしたのが、

『○イエーの近くの温度計31度になっていた』

え、本当?私が見たわけではないのですが、いきなり30度いっちゃったんだ。

熱中症にご用心。

 

さて、某所で張り切り過ぎて、かなり疲れています。

あっさりと簡潔に済ませようと思っています。実現できるか(笑)。

いつものように、この10日間に読んだ本の17ページの6行目を書き写し、雑文をそえています。

 

 

 

 

 

 天地明察 下/冲方丁

だ」

 

 

 

 やってはいけない筋トレ/坂詰真二

回数をどんどん増やせば、結果が出る。つまり筋肥大や筋力アップができる、と考えて

 

 

 

 いのち仕上げの名台詞/車谷長吉

      はるかに照らせ山の端の月

 

 

 

 生きてもいてもいいかしら日記/北大路公子

きな傷が走り、その部分にぽよぽよと毛が生えている。そこだけ毛があるのは内股の

 

 

 

 罪悪/フェルディナント・フォン・シーラッハ 酒寄進一 訳

た。これだけの短い言葉なのに、その決定をわざわざ書面で読み上げた。そのあとしんと静まり

 

 

 

 

 

 

天地明察の下巻、前回上巻のときにも書いたけど、どこを読んでも読みやすい。

あまりにもすっきり読みやすくて逆にこれでいいのかと思ってしまうほど。

特に下巻は内容がより専門的になるのに、専門的なことにはあまり触れず(だから読みやすいんだけど、

逆に片手落ちな気もしてくる)それを言い始めたらきりがないかと思ったら、

同じようなことをあとがきで養老孟司氏が書いていた(笑)。そうか、私だけじゃないんだ。

骨となる部分は同じよね、史実なんだから。

それにどう肉付けしていくかで話のイメージが変わってゆくでしょ。

同じ題材を吉村昭さんが取り上げていたなら(既に取り上げているかはしらべていません)、

全然違う話になっていそう。史実は同じなんだけど別物。

淡々と淡々と忠実に史実を追ってゆく。

映画は予告しか見ていないけど、それでも最後まで岡田くんがちらちら浮かんでしまった。

 

 

やってはいけない筋トレは、筋トレをしてはいけませんということではなく、陥りがちな筋トレの誤解やミスを指摘し、

正しくきちんともっともっと有益に筋トレをしましょうという真面目な本でした。

ちなみに書き写した6行目、あれだけでは誤解を招きかねないので、ここに全文を書きだしておきます。

 

 例えば腕立て100回、腹筋150回など、自分ができる回数を自慢する人がいます。

回数をどんどん増やせば、結果が出る。つまり筋肥大や筋力アップができる、と考えて

いる方が少なくないのです。

 筋トレに限らず、仕事でも勉強でもスポーツでも、とかく日本では回数や費やした時

間を重んじ、賞賛する傾向があるのが残念なところです。

 

次の「やってはいけない」シリーズはランニング。現在順番待ちです。

 

 

車谷長吉さんの四国88ヶ所に関する本の在庫がなかったので、ふとこっちを借りてみた。

大和・飛鳥・奈良時代から昭和・平成時代まで三百二十余の辞世の言葉を集めた本。

聖徳太子の言葉から、御巣鷹山に墜落した日航ジャンボ機に乗り合わせていた会社員の手帳に残された最後の一文や、太宰治の遺書、松浦武四郎などさまざま。

源氏と平氏の辞世の句は凄惨で、この時代に生まれてなくてよかったな。

夏目漱石の言葉。

「泣いていいよ 」

これは臨終の床で泣き出した愛娘に言った言葉だそうだ。

 

ちりぬべきとき知りてこそ世の中の

 花は花なれ人は人なれ   細川ガラシャ

 

 

 

がらっと変わって北大路さん。これで3冊目か、北大路さん本。

読んでいて私と北大路さんの共通点を発見。

あ、反感買っちゃったらごめんなさい、悪気はないのね、私も北大路さんもキティちゃんが好きじゃない。

どうもあの無表情。初めてあの顔を見たときからこの気持ちはずっと変わっていない。

ドラえもんはいかがですかと尋ねてみたい。

ちなみにゆっちゃん(私の友達)のご主人と重松清氏もドラえもんはちょっとなはずだ。

で、北大路さんのお父さんの話がすごい。かなり好きです、お父さん話は。

確か「けんこちゃん」だったっけ?

そのお父さんのはなし読みたさにこの本を読んだわけで、

できればお父さんのことだけで1冊まとめて書き上げて欲しいなと要望します。

 

 

罪悪は、15の短編から成り立っていて、今回も重々しい内容ばかりだけど、

あまりにも書き方が簡潔すぎて何を言っているのか考え込むことも。

独特です、「犯罪」といい、いままでに読んだことないタイプの本。

個人的には「犯罪」のほうに1票かな。

 

 

 

あの真っ赤な本(笑)、ちびちびランダムに読み進めています。

想像していたようなエロざかりの本とは違っていたかも。

そのうちここに登場することでしょう。

以上、89回目の17ページ6行目でした。