やめられない、とまらない。
それは晩酌であります。
【晩酌】夕食のとき酒を飲むこと。また、その酒。
手元にある辞書,新選国語辞典にこう書いてありますが、わざわざ辞書引かなくても晩酌は晩酌よね。
晩御飯の時の1杯がなんともうれしいというか愉しみというか、
晩御飯の支度をしながら、冷蔵庫を開けるたびにワインのボトルがあるともうニヤニヤで、
あれ? それって依存症ってやつなんてことは言わずに、
晩御飯と一緒に飲む1杯のワインがすっかり生活に組み込まれています。
で、そのワインですが、リースリング(ぶどうの品種ね)が大好きなんですけど、
実際飲んでいるのは超激安チリワインのアルパカ(ソーヴィニヨン・ブランのほうが好き)で、
飲む量もほぼ毎日1杯をキープ。 ご飯を食べ終わるのと同時にグラスも空になり終了。
1200円以上のワインは私にとっては高級品で、
たまにばったり欲しいやつに出あってしまうと、
多少高くても「この一本は無二の一本なり、一期一会なり」とこじつけ買ってしまうんだけど、
その後は積読ならぬ積飲のまま。
お宝ワイン(なぜか2000年初期のワインが数十本眠っています)もきっかけがないと開けられない。
なにが一番もったいないのか、よーく考えてみようなのですが(笑)。
で。
昨日、何気なくのぞいたお店に、なんと幻(大袈裟ですが)のフランケンが。
そしてアルザスのリースリングも!
フランケンもアルザスも地方名です(ドイツとフランス)。
買ってしまった、それも両方欲しいまま。
あとは気軽に開けられる心意気が欲しい。
もうひとつ、やめられない、とまらないものといえば、
連日登場している「悲しみのイレーヌ」、ついに読み終わりました。
やられた。
でも少しは感じてたのね、前に、「カミーユが明るく感じる」ようなことを書いたけど、
それはイレーヌの事件がその後の彼の性格や人生観に影を落としたからと解釈してたのですが、
実はそれはあれだった。
う~ん、書くとネタバレになるので控えますが、まんまと騙されたというか、ラスト近くで混乱しつつ、
それでも読み終えたから、これで「やめられない、とまらない」から解放だな。
冬がやってくるのも「やめられない、とまらない」ですね。