毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

17ページ 6行目 152

2015-11-29 23:33:33 | 本 2

 

今日はあまり時間がありませんので、ライト版で。

 

今回はなんだかまとまりがないというか、

インパクトの強い本がバラバラと集まってしまいました。

数週にわたり読み続けていた本と、夢中で読んだ本と、

図書館からずいぶん前に予約していた本が重なり、

そのような裏事情がなければこういう選択にはならなかったはず。

と、説明しておかなければ「あの人なに?」と誤解されそう。

 

それではいつものようにこの10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、

あとは紹介にも感想にも役にも立たない雑文です。

 

 

 

 

 貴様いつまで女子でいるつもりだ問題/ジェーン・スー

 ここに一冊の埃をかぶった『暮らしの手帖』があります。日々活かせるアイディアと知恵

 

ネットでときどき読んでいたのですが、やはり紙で読みたく、

買おうか迷った末、図書館で借りました。

 ジェーン・スーさんのブログは下です。

ここで全部かどうか確認していませんが本とほぼ同じ内容で読むことができます。

ジェーン・スーは日本人です。

 

で、タイトルがやや攻撃的なので誤解あるいは反感を買いそうな本ですが、

私はかなり好きですね、いずれ購入する予定。ちょっとバイブルにしてしまいそう(笑)。

立ち位置が片寄っていない、平等というか、

ご本人のコンプレックスとかもここまでさらけ出しちゃってすごいなと。

すべての話が面白いというわけではないですが、

 共感できる内容も多く、

「メガバイト正教徒とキロメガバイト異教徒の絵文字十年戦争」の「!!!!」には笑った。

すっごくわかる。

上記のブログだと、タイトルが少し違いますが、

メガバイト女子とキロバイト異教徒の絵文字十年戦争  で読めますので笑える方は笑ってください。

 

 

 

 

  ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上/スティーグ・ラーソン ヘレンハルメ美穂 岩澤雅利訳

色の斑点が少数あるため、花が少しだけ赤みのさした色をしているという。

 

 

 ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 下/スティーグ・ラーソン ヘレンハルメ美穂 岩澤雅利訳

 

 

いやぁ、これは面白かった。

夢中で読み過ぎて下巻の後半猛スピードで読んだら肝心の部分がちょっとモヤがかかってしまってる。

いずれ再読でしょか。

前にミレニアムに関してブログに書いたのはこちら → 遅まきながら

で、今日はというと、読んでいて気になったお国柄?というかそんな話を。

あれなんですね、スゥエーデンが舞台なんですけど、

なんだかサンドウィッチを食べるように肉体関係を結んでいるんですね、作中で。

サンドウィッチがわりと頻繁にでてくるので例えただけなのですが、

主人公のミカエル(独身)は共同経営者のエリカ(既婚)と独身時代からの関係で、

それもエリカの夫公認(岡本かの子?)の仲、

ドラゴン・タトゥーの女(リスベット)とも簡単にそういう関係になり、

その現場にエリカが鉢合わせても修羅場と化すこともなく、

さらに56歳高校校長セシリアともそうなってしまう。

同時進行よ、でもそれがどろどろぐじゃぐじゃではなく、

全然生活の一部のようにみなさん淡々とさらっとこなしているのにはちょっと驚いた。

描写もなし。結果だけ。

いやぁ、寛容というのかコミュニケーションのひとつというか、

いいような悪いような(笑)。

第2部ではどうなっているのか、そこのところも楽しみだったりして。

 

 

 

 

  超高速! 参勤交代/土橋章宏

りさまでございまして」

 

 

ミレニアムの次にこれを読むのは激しく抵抗がありました。

でも図書館本だし、次の人の予約が入っているので、ミレニアム直後に読んだのですが。

いやぁ、わかりやすい。

どこから読んでも話がわかる、見える。

ドリフのコントと水戸黄門と藤山寛美の泣き笑い劇場を足して割った感じ。

姫はやっぱりじゃじゃ馬男勝り、登場人物は悪い人か良い人かのどちらか。

追っ手の忍びはBL(笑)、その最中に襲われる。

映画化されてるようなので、そうなるとまた違ってくるかな、実写となるとそれはそれで面白いかも。

 

 

 

 

 洞窟オジさん 荒野の43年/加村一馬

ることをじっと見てまねして採ったんだ。かぶと虫の幼虫の食べ方も、ヘビの

 

 

この本もドラマ化されていたようですが、知りませんでした。

親から受ける虐待に耐え切れず13歳で家出。

その後43年間洞窟、樹海、河原で生活していた加村さんの記録です。

親から逃げ出したあと、他に選択肢はなかったのかなぁなんて考えるのは、

それは今の時代に暮らす人間の発想なのかなぁ。

あまり詳しくは書いてないけれど、何年間もお風呂に入らず、衣類も寝具もままならず、

食糧事情は最悪、でも病気らしい病気にならず(一度高熱の記述はあったけど)、

43年間生き抜いてきたのは生命力なのか、それとも環境が強い生命力を作りあげたのか。

除菌だらけのCM観たらどう思われるでしょうね。

 

  

 

 

 死のドレスを花婿に/ピエール・ルメートル

 結婚したてのころのことは、何もかもぼんやりとしてしまった。ところが、今でもはっきり最初の

 

ピエール・ルメートル3冊目。

4つの章から構成されていて、最初の「ソフィー」の章ではやたら苛ついた。

バリバリ出来る女なはずなのに、どうしてこうも物事を忘れるのか、その原因理由が定かでなくて、

つぎつぎ起こる出来事やその対応にどうもイライラ不快感でいっぱいになったのですが、

次の章「フランツ」を読むと、ああ、そういうことだったのかと理解するのと同時に、こいつ怖いわと。

帯にヒッチコックという言葉が出てきているけれど、心理戦、アタマが変になってしまうような怖さの話です。

次の章、その次の章でソフィーの反撃、いけいけやっちまえと快進撃を期待していたら、

なんとオチはそっちにいったのか。

って、こういうのって書いてしまうとネタバレになってしまうので書けないんですよね。

カミーユシリーズのほうが読み応えあったかな、残虐だけど。

そのカミーユシリーズは日本で出版されてないのが2作あるようで、

そのうち翻訳されたのが店頭に並ぶのでは。いつのことかはわからないけれど楽しみに待ってましょう。

新作は年末の楽しみにとってあります。

 

 

やっぱりちっともライト版でなかったですね。

こうやってガーっと書いてしまうと、

あとから「あれも書いてない、これも書き忘れた、言葉全然足りない」となるんですよね。

いつもそうか(笑)。

ついつい自分で分かっている事柄は他の人もわかっていると大きな勘違いをしてしまいます。

かといって、丁寧に説明すると「くどいかな」と思うし。

 

以上、152回目でした。