9のつく日にこの17ページシリーズをだらだらと続けていますが、
今日は3月29日、9のつく日とスコットの命日が重なりました。
ちょうどスコット関連の本一冊読み終えたところで、それはのちほど。
ではいつものように、この10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、
あとは紹介にも感想にもならない雑文です。
伝え方が9割/佐々木圭一
6行目チェックせず返却してしまいました。呆然。
後日情報提供をいただき、17ページは目次だったようです。感謝です。
結果を出せる人になる!「すぐやる脳」のつくり方/茂木健一郎
て、脳がしっかりと働いている証拠です。
東京日記4 不良になりました。/川上弘美
7行目は空行でした。
これで再再再再読となります(笑)。じゃあ買いなさいなんですけど、図書館本。
デスソースに関する日記が東京日記1~4(1だけは持っています)のなかに確かあったと探しに行き、
ついそのまま借りてきて、さらさらっと読み終えてしまった。
何度読んでも必ずどこか忘れていて、その時々で印象が違うのだけれど、
やっぱり強烈なのはニューヨークおばさんの話と干し忘れのへそまで白パンツの話。
いずれ私もそうなってしまうのか。川上さんの東京日記、大好きです。
つられてソリティアやってしまったではないか。
川上さんはパソコンまったくわかりません風な書き方をしているけれど、
ソリティアのカードを配る枚数を3枚→1枚に変更できることを書いてあり、
さっそく私もやってみた(笑)。詳しいじゃないか、川上さん。
白夜の旅/東山魁夷
十一時半、明かりが暗くなる。時々機は振動する。支給されたアイマスクをつけてひと眠り
北欧5カ国旅行記のノルウェーの部分だけ読む。
フィヨルドめぐるときは東山さんコースで、と心に決める。
ちょっと川上さんの東京日記風となりました。
南極のスコット/中田修
出ていた下の二人の娘のところに身を寄せた。そして母の生活費は二人の息子で負担することにな
これはいい本です。言い切ることって珍しいけどこれは良書だと思います。
手当たり次第極地関連の本、絵本から児童書、伝記、評伝、本人著、いろいろ読んでいますが、
スコットに関しては良く書き過ぎていたり(特に古い本)、逆に辛辣に書いてあったり。
アムンセンに関しても同じことが言えて、もっと淡々と冷静に事実を並べる本はないのかと思っていたのですが、
ありました、見つけた、この方はアムンセンの本の訳もしていて、これひょっとしたら事情に詳しく、
偏らずに語ってくれるのではないかと期待し書店に駆け込んだのですが、ビンゴでした。
まえがき部分を一部抜粋しますが、
(略)私はまだスコットの探検行動を全体にわたって把握するには至っていなかった。そしていつかスコットの事績をいくらか系統的に知っておきたいと思っていて、今度はそれを試みる機会を与えられた。
そういう次第で、この本はスコットの評伝でもなく、またスコットの業績や行動の論評でもなくて、単に、スコットの探検をスコットおよび彼の隊員たちの残した記録を主な資料としてまとめた、いわばレポートにすぎない。しかし、それだからかえってスコットあるいは極地探検に関心を持つ人に参考になるのではないかとひそかに期待している。
期待通りの内容でした。同時期に遭難していた北部隊(キャンベル隊)の話も載っていて、
その行動内容まで読んだのは初めてだし、スコットに関しても個人的な思い入れや感情は表に出さず、
フェアに、隊員のメモや記録を順次追ってまとめあげている。
なんだかちょっとスコット見直してしまった。
そう、それで今日はスコットの命日となるのですが、
彼はアムンセンから託された手紙をきちんと最期まで運んでくれていたわけで、
もしかしたらアムンセン隊が全滅する可能性もあったのに、
嘘をつくことも隠すこともせず堂々と証明書となりうる手紙を運ぶなんて、いまさらながらありがとうと伝えたいですね。
とやかく言うのは周りだけで、当のアムンセンとスコットはお互い尊敬しあっていたのかもしれないな。
極点到達への苦労を分かち合えるのはそこに立ったものだけでしょうから。
なんて、今日はスコットのことを考えながら過ごしていました。
南極のスコット 清水書院。興味をもたれたかたは、どうぞ。
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