昨夜は気持ちがつらいのと(だってアムンセンファンなんです)、
寝不足&疲労(鍛える&走ってきた)でヨレヨレくたくたで途中でやめてしまいました。
読み直してみると説明不足や流れがおかしいところがいくつもあり、
あ、それっていつものことかもしれませんが、
アムンセンも「書くならちゃんと準備し整えろ」と眉間に皺を寄せているに違いありません。
名声を得ればやっかむ人や批判する人もでてくるし、何らかの欲からまとわりついてくる人たちもいる。
フラム号での南極点制覇のあとは平穏無事に過ぎていったわけではなかったようです。
どうやらアムンセンはユア号で北西航路探検をしているときから、
上空から海氷結氷の切れ目、海流、水路を見出すことをアタマに描いていたようで、
飛行機で北極へ飛ぶ計画を立てるのですが当時の飛行機のエンジンや燃料は北極の気温に対応することができなかった。
幾度かの探検に失敗し多額の負債を抱え、講演旅行をしてお金を捻出していたようで、
1927年日本にも来ているんですよ、そのとき白瀬隊長と再会している。
昨日書いた飛行船ノルゲ号での北極点上空を通過&横断に成功し、
━飛行機ではなく飛行船ならば途中でなにかトラブルが起こっても上空で修理対応でき即墜落はしないという考えから、
飛行船を選んだと書いてありました━
その後は引退するつもりでいたようです。55歳で引退は若すぎる気がするけれど。
でも遭難したノビレ隊の救出に向かい、命を落としてしまう。
家庭を築くことなく、だからといって人間嫌いというわけではなく、イヌイットや先住民族の子供を養子にむかえています。
もう少しアムンセンの逸話が載っていればもっとよかったのに。
スコットやシャクルトンの本は多く出版されているのですが、アムンセンとなるとなかなか見つけられません・・・。
本当にあった奇跡のサバイバル60/ナショナル ジオグラフィック
最初の5週間はすべて順調だった。海岸線を測量し、
どんだけサバイバルがすきなの? と言われそうですが・・・生還の話は嫌いじゃありません。
サバイバル、脱獄、戦争、難破、誘拐・人質と5章にわたり全60の実際にあった話の概要がぎゅぎゅっと詰まった一冊です。
どの話をとってみても本1冊書けるような内容なので、かなり無茶をして与えられた枠内に詰め込んだとは思いますが、
こんな出来事があったのかと興味を持つ入り口にはいいきっかけになる本だと思います。
なんといっても地図がついているのがこれは嬉しいしわかりやすい。
見たことも聞いたことも無い地名をアタマのなかで追うのと、
それがどんと図解で目の前にあらわれ漂流ならその漂流経路を追いながら読むのでは受ける現実味に雲泥の差が生じます。
その点についてはもうこれは拍手&ポイント大幅アップですね。
世界地図は持っていてもピンポイントでどこか、たとえばプランチョン峠なんてどこ? 探す前に載っていないし。
なぜか、なぜかなぜかなぜなのか、
メアリー・スチュアートのスコットランド脱出が取り上げられていて、
え、他に取り上げるべき人いなかったのかと思う反面、こんなところでメアリー話を読めて儲けたかなと。
痛いのもいやだし、飢えやノドの乾きもいやだし、悲しい別れもいやだし、命を狙われる恐怖もいや。
自分の家でこうやって本で読むのが一番いい。
アウシュヴィッツの図書係/アントニオ・G・イトゥルベ 小原京子訳
つんざく音がさらに大きくなった。広場に着いた人がごった返して通りを渡れない。人々の背中や
残酷な殺人事件や猟奇的犯罪、サバイバル本は読みますが、ホロコーストの本はつらくて避けてしまうのですが。
本を禁じられていたアウシュビッツ第二強制収容所ビルケナウに秘密の図書館があった。
本の数はたったの8冊。それもぼろぼろになっている。
その本を守り抜いた少女と人々の話です。
一日の食事 朝 お茶のようなもの 昼 水のようなスープにじゃがいものかけらが浮いていれば幸運
夜 パンのかけら
ディタと母リースルは連合軍によって解放されるのですが、
リースルはやっと解放されたのに、故郷プラハに帰ることなく収容所で死を迎えてしまう。
昨日、つらいつらいと書きましたが、アムンセンの最期とリースルの最期のダブルパンチが原因でした。
アウシュビッツからベルゲン=ベルゼンに移送されそこで解放されたのですが、
このベルゲン=ベルゼンはアンネ姉妹が亡くなった収容所でもあります。
人間たる条件の最後の一線を越える旅。
実話をもとにしたフィクションということですが、しばらく尾を引きそうなやるせなさです。
以上2日連続の193回でした。
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