「極地もの」を続けて読むつもりだったのですが、図書館からだいぶ前に予約していた本3冊が届き、
やっと私のアタマの中に極地地図&人名が朧げながらもインプットされた感じなのに、
まるっきり違う本を読むとせっかくうっすら把握し始めている事柄がまたアタマの中から消えてしまいそう。
曖昧模糊もこ。
それではいつものように、この10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、
あとは感想にも紹介にもならない雑文です。
そう、今回は私レベルで「これはちょっとひどいでしょ」という本(あまりにもなのでほとんど流し読み)、
年に何冊しかめぐりあわない逆な意味での稀な本で、自腹でこの本買わなくてよかったなと。
図書館本なので本の名前も書いた人も出しませんが、実際はもう一冊読んでいます。
他の方々のレビューを読んでも私みたいな人は少数派でした。受け取り方ってそれぞれですね。
漂うままに島に着き/内澤旬子
やすくて面白いのではないだろうか。かといってあまりに隔絶しすぎると仕事にならないだろ
これはその「あまりにもな本」ではありませんので。
内澤さんの本は前から読んでみたかったのですが、この方とってもきれいなんですよね、
正統派の美人というより凄みのある独得な美人。とっつきにくい感じ。
でも読んでみると、何? 私と似ているところがある。もちろん私は美人ではないのですが。
10人以上人が集まるところに出かけるのは気がとても重いとか(笑)、
手作りのお菓子を持ち寄ってのお茶会はもうだめだとか(笑)、
少女期にできるだけ目立たないようにしていたのですっかり猫背とカメの首姿が定着してたとか、
わかる、私は今だからこそ開き直ったけれど、背が高くていいわねとよく言われるけれど、
少女期は決してそんなものではないのです。特に背の高さが男子と女子逆転するまで攻撃の対象となるし、
背が高くて得なことといえば満員の地下鉄車内でもわりと新鮮な空気が吸えるけど。
さらにアキレス腱をこよなく愛していること、自分のカラダの使い方に目覚め、
自分の美意識のためにとことん頑張ることなど、
なんだか共感できる部分がぽこぽこ見つかって、読んでいてなんだこの人似てるじゃないかと納得してしまった。
読む前は、もっと乳がんのことなど暗く重い内容なのかと想像していたのですが、これが全然。
退院後、狭い空間が苦手になり小豆島に移住、畑を耕しヤギを飼い、
が、突然ラストでセキュリティの問題で転居と「ブツっ」と切れて終了してしまうので、
いやぁ、書けないこととはいえ、その後を知りたいですねー。
裁判官の人情お言葉集/長嶺超輝
回。率にして約7.6%。殺人の疑いから信号無視の疑いまで、全部含めてこの数値です。
違う新書を探していたのになぜか買ってしまったブック○フ本。
ちょっとした空き時間に区切りよく読めるのであっという間に読了。
知らなかったけれど、「爆笑お言葉集」もあるそうな。
ムラムラしたらこぶしを握り我慢しなさい。 これって裁判官から直々に言われなくても・・・と思うのですが。
だから世の中に犯罪があるのでしょうけれど。
旅人の表現術/角幡唯介
の戦場に回帰する。それは生と死が遠景にぼやけてしまった現代都市生活文明の否定であるの
角幡さんの本もブログも好きで読んでいます。
ちょうど「アグルーカの行方」を再読し始めたところにこの本が届いて、
いったん「アグルーカ~」を置きこちらを読んだのですが、いやぁ、嬉しいことに極地関連の記事もいくつか載っていて、
ほら、極地探検に関してだれかと話をしたくても話ができる人っていないじゃないですか。
というか極地に興味を持っている人なんて滅多にいない(笑)。
そんななかで極地王はナンセンだとか、大英帝国の威信だの、話が通じるって嬉しいですね(笑)。
極地以外の事柄のほうが多く、それもかなり難しい言葉の連続でそちらは嬉しくなかったけれど、
「アグルーカ~」に関してや「ツァンポー(空白の5マイル)」に関しても裏話的なことがかいてあり、
自分の興味がある部分に関してはうはうは楽しく読めた本。
ワンピース84巻 ルフィVSサンジ/尾田栄一郎
「弱点」を教えておくでソワール
サンジーっ。
いやぁ、下手な小説や映画を観るよりもワンピのなかに大切なものがいっぱい詰まっているぞ。
今回はきたわ、ぐぐっと。
相変わらず登場人物多いし、伏線複雑、過去の話は結構忘れちゃっていて大変なのは変わらないのだけれど、
私はワンピースが好きだ! 1巻からなんどでも読み返しループ読みできそうだ。
って、この84巻にロビンもゾロもフランキーもウソップも出てこなかったな。長い。実に、長い。
それと、前回書き忘れたアムンセンのすごい話を。
当時はまだ飛行機の信頼性(極寒ですので)が低かったと前に書きましたが、
1925年に2機の水上機で(1機がだめになったときを想定し予備を含めて2機)北極に向かい飛んだのですが、
トラブルで2機とも氷上に不時着。水上機なのに離水することができず、いったいアムンセン等はどうしたか。
斧一丁、大小シャベル各一丁、銃剣一丁、鞘入りの包丁三丁、
この道具を使ってアムンセンら6人は氷を削り削り削り、
北緯88度の浮氷の上に全長約500メートルの滑走路を約4週間かけて作り離陸に成功、生還しているんです。
なんという精神力。
以上、たいしたこと全然書いていない、194回でした。
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