毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

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2015-01-19 23:56:56 | 本 2

 

お正月も終わり、落ち着いて本を読むぞと思っていたのに。

ウクレレを買ってしまった(笑)。

もちろん一日中弾いているわけではありませんが、

確実に今までの時間の使い方から、ウクレレに割く時間の多さには自分でも呆れてしまいます。

その割には指が反乱軍というか、なんであなたそんなに勝手な方向行っちゃうのよと(笑)。

まぁ、それはいいとして。

本を読む時間も多くとったつもりなのですが、

今回もあまり読めていません。

図書館に本を返却あるいは受け取りに行き、そのまままっすぐ出口に向かえばいいのに、

つい欲が出て予定外の本を借りてしまい、あっぷあっぷになる。

 

いつものように、この10日間に読んだ本の17ページの6行目を、

アタマから書き写せるものは書き写してしています。

あとは紹介にも感想にもならない雑文です。

 

 

 

 

 満願/米澤穂信

 他にはこれと言ったこともなかった。警邏を終えて交番に戻る。昼飯は毎度で前で済ませるこ

 

 

 

 おかしなジパング図版帖―モンタヌスが描いた驚異の王国/宮田珠己

 これはオランダ使節の行列を描いたものだが(図中13がケンペル)、ケンペルは、

 

 

 

 図解樹木の診断と手当 木を診る木を読む木と語る/堀大才・岩谷美苗

 

 

 

 目は1分でよくなる!あなたの目がよみがえる7つの視力回復法/今野清志

 

 

 

 

 ウクレレブック/シンコー・ミュージック・ムック

て非常に敏感な人物だったため、「はねるノミ」というあだ名が

 

 

 

 東京プリズン/赤坂真理

定期預金を夫にないしょで解約してでも、彼女は娘からの国際コレクトコールを受け

 

 

 

2015年の幕開けにふさわしいタイトルの「満願」、

前にちらっと書きましたが、米澤さんの書く小説なら実は暗いんじゃないかと予想はしていたのですが、

ビンゴ、明るさの欠片も見当たらない1冊でした。

米澤さんの本はこれで4冊読んだことになりますが、一番面白かったかな。僅差でボトルネック。

ちょっと乙一さんっぽい感じの話もあったりで、

後味の悪い話ばかりだけど人の心の動きを捉えるのが上手くなったなぁと感じました。

読んで損はなかったかな。

 

 

宮田さん、今回は(今回もか?)私にとってはあれでした。

【いったい、ここはどこなんだ?空想と、思い込みと、伝言ゲームで描かれたどこにもない日本へ、ようこそ】

オランダ人モンタヌスが、当時は断片的に文章でしか伝わっていなかった日本情報をイメージ?で描いた、

「日本誌」の挿絵を集めた本。

このモンタヌスさん自身は一度も日本に来たことがないとかで、

いやぁ、あまりにも日本離れしている日本が満載で、それが逆に疲労を誘います。

数ページなら「へぇー、ぎょっ」で済むのですが、

捲れど捲れど日本とは思えない日本の姿に「もう観なくてもいい、お腹いっぱいになりました」とギブアップ。

中にプサ像という絵が載っていて、そのプサ像とは仏陀もしくは菩薩のことなんだけど、

その絵がなんと岡本太郎氏のあの太陽の塔にそっくりなのには驚いた。

お日様をまとった顔、立ち姿、とんがった手先、お腹。

さすが岡本さんだ。

 

「図解樹木の診断と手当」は、まずはどんな本なのか図書館から借りてみたのですが、

私が「なんで?なんで?」と思うことにかなり答えてくれそうな一冊でした。

2週間で読んで返却ではなく、手元に置き必要な時に開き調べ読むべき本だと判断、

ぽちっとする予定です。

 

 

 目がよくなればいいんですけど。

そんなたったの1分でよくなるとは思わないけれど、でも何もしなければそれまでで。

目の本だけあって、まぁこの手の本ってあっという間に読み終えちゃうんですけど、

この本も1時間ほどで読み終えてしまった。いやぁ、目に優しすぎ。

血流、酸素、胃腸の働き。

で、おかしいというか、違う面でも役に立ちそうなのが「ゼロ円で呼吸力を鍛えるペットボトル法」。

カラダに酸素をより多くしっかり取り込むための訓練で、

市販の500mlのペットボトルの底に千枚通しなどで直径1.5~2ミリの穴を3か所開け、

鼻から深く息を吸い込む、6秒以上かけて口から吐き切るという方法。

底に明けた、小さな穴から空気が出ていくときに起こる、適度な空気抵抗が心肺機能を鍛えるということで、

理想は1日50回、でも最初から50回できる人はほとんどいないと書いてあります。

やってみようと思いつつ、すっかり忘れていました。

これって走るのに効果ありそうな気がするんですけど。

より速く強く走るにはいかに酸素を効率よく血液中にとりこむかだと何かの本で読んだことはありますが、

肺活量が強く(多くか?)なるにこしたことはない。

50回を問題なくできるようになったら、次はそこにある穴を1つ指で塞ぎ2つの穴で、

それに慣れたら10秒以上の時間をかけて息を吐き切るようにするのだそうです。

目が良くなる本からこれを学ぶとは思いませんでした(笑)。

明日からやろう!

 

ウクレレ本も図書館にあるんですね(笑)。検索したらいっぱい出てきます。

自分で買ったテキストはもちろん使っていますが、

こういうムック本も眺めて楽しめます。なんて、私には早すぎですが。

 

 

数時間前に読み終えたのが「東京プリズン」。

難解でした。ただでさえテーマが天皇の戦争責任と難しいのに、構成がいろいろな意味で飛んでいて、

そっちについてゆくほうがしんどかったかも。

「人は自分を支える物語なしに生きてはいけないんだよ。」という一文がありました。

これって小川洋子さんも河合隼雄さんも同じようなことを書いていたのを覚えています。

じゃああえて難しいこのテーマをとりあげた赤坂さんを支える物語とは何で、

彼女は何故この物語を書こうとしたのかと考えながら読んだのですが、

結局「難解」というだけで、部分部分はわかっても全体を通すと何を言いたかったのかつかみきれなかった。

1度読んだぐらいではまだまだでしょか。

あまりにも話がいろいろ飛ぶので、

最後には集まるパーツなのはわかるんだけど、逆にリアリティーを欠くというか、

この手法を好む人と、受けとり不向きな人もいるのでは。

 

 

以上、17ページ6行目でした。

 

追記 投稿したあとにもう一度東京プリズンの話の流れを振り返ってみたのですが、

おぼろげながらも「通訳」、「新しい物語」が形のあるものになりそうで、つかもうとするとするっと逃げる、

そんなもどかしい状況に陥っています。


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