色とりどりの傘があれば、人生の雨もまた楽しい。
MOVX京都にて鑑賞。
原題のpoticheは、壺という意味だそうです。ドヌーブさん演じるスザンヌが夫から言われていたのが、飾り壺=お飾りの妻でしたから、タイトルはそこからきているようですね。
カトリーヌ・ドヌーブのジャージ姿、意外にもマッチしていた。ヘアースタイルはカラ―で巻いている。毎朝、ジョギング、その時に見たものや感じたことを詩にする。思いついたら、。詩を書くのが大好き
お話しは70年代らしく、その頃のファッションなのだろう。息子ローラン役のジェレミー・レニエのとっくりセーターが印象的だ。
姉 ジョエルのファッションにも注目!
さてお話はベタな内容だけど、なかなか楽しいものでした!カトリーヌ・ドヌーブ、今年68歳だそうですが、相変わらず美貌は衰えず。。。でも少し太られたのか、ウェストの周りがちょいと気になりました(笑)でも足首は細い。
マダムという風格で、憧れの存在ですね今回の役柄もまさにブルジョア夫人ということで、、、、オーラがあります。
主人であるロベールはスザンヌの婿養子のようで、スザンヌの父親の会社を引き継いでいます。婿養子というと何か頭の上がらない人のイメージがありますが、この人の場合は正反対です。亭主関白で妻のスザンヌを抑えつけています。その一方で秘書とただならぬ関係。。。。。
そんなことを知りながらも彼女は貞淑に夫ロベールに仕えているので、懐の大きい女性かもしれませんね。
メイドに休暇を与え、スザンヌは自ら食事の支度をする。大好きなのだと夫に話す。
そんなスザンヌに何もしなくて良いと夫は言うが、、、、。まさにお飾りの妻を望むのである。
2人の間には娘と息子があった。息子ローランは、会社など継ぐ気はまったくなく、芸術家を志していた。娘ジョエルは母スザンヌが父親の言いなりであることに不満を持っていた。父親の浮気もスザンヌに原因があると非難!
その上、ローランが付き合っている相手がどうもロベールの過去の浮気相手との間に出来た子
どもらしい。ロベールを見ている限り、そんな魅力のある男性には見えないが、これって会社の経営者ということだけ?
毎日ワンマンな夫に仕えながら、淡々と生きてきたスザンヌ。ところがある日会社で事件が起こる、、、、。そのことがスザンヌの人生を大きく変えるきっかけに。
ロベールのワンマン経営に労働者が反発!ストライキを決行したのだ。その上ロベールは監禁されてしまうのだ。工場の製造はストップ!窮地に追い込まれた。
父親を助けるためにローランは会社へ、、、、。家族と秘書は偵察する。
従業員にもみくちゃにされたローラン、何とか家族の元に戻るが、、、、。
夫を救出するため、かって熱い恋の相手だった市長のババンに頼みに行く。
ジェラール・ドパルデュー、凄いお腹ですね。
ロベールは持病の心臓発作で倒れてしまう、、、、。
スザンヌを会社の代表にとババン。
ということで、夫不在の会社のストライキを回避するべく、スザンヌが夫に代わり会社の窮地を救うことに。
あらすじ(Movie Walker より拝借)
毎朝のジョギングとポエム作りに励むスザンヌ・ピュジョル(カトリーヌ・ドヌーヴ)は、優雅で退屈な毎日を送るブルジョワ主婦。結婚30年になる夫のロベール(ファブリス・ルキーニ)は雨傘工場の経営者で、スザンヌには仕事も家事もやるなと命令する典型的な亭主関白だ。娘のジョエル(ジュディット・ゴドレーシュ)は、父親が秘書のナデージュ(カリン・ヴィアール)と浮気しているのは「パパの言いなりのママのせい」だと非難する。一方、息子のローラン(ジェレミー・レニエ)は芸術家志望。工場を継ぐことには全く興味がなく、異母兄妹かもしれないとも知らず、父親の昔の浮気相手の娘と恋愛中だ。そんな中、雨傘工場はストライキに揺れていた。労働組合の要求を断固拒否したロベールは社長室に監禁され、それを知ったスザンヌはその昔、短くも燃えるような恋に落ちた市長のモリス・ババン(ジェラール・ドパルデュー)に力を貸してくれと頼みに行く。今でも彼女のことが忘れられないババンの尽力でロベールは解放されるが、ストのショックで心臓発作を起こし倒れてしまう。そんな騒動の中、何も知らないスザンヌがいつの間にか工場を運営する羽目になる。しかしスザンヌは、その明るく優しい性格で従業員たちの心を掴んでいくのだった。組合との交渉で、創業者の娘でもある彼女は、父親の代から勤める従業員たちに対して家族のような思いやりを持って接し、ストは終結。今やスザンヌの主婦目線による自然体の経営方針が次々と花開き、工場は見違えるように業績を伸ばしていた。ジョエルとローランも母親をサポートし、ナデージュさえスザンヌに心酔している。だが、やっと自分の人生を歩き始めたスザンヌのもとに、退院した夫が帰ってきた……。
ロベールは復活!スザンヌを代表の座から下ろそうと企む。
2人の愛の復活?みたいだったが、、、、。違いました(笑)2人のダンスも見ものですよ。ちょっとぎこちないですが。ドヌーブの歌♪も聴けます。
株主の賛否でスザンヌか?夫ロベールが代表に決まります。結果はいかに?
貞淑な妻だったスザンヌがだんだんと変わっていく姿がとても眩しいですね。表情も豊かで美しい!
何でもフランスは男性社会だそうですが、、、、。今もそうなのでしょうかね?ともすると女性が第一線で働くなんて考えられないかもしれませんね。そういう意味でこの作品は女性への応援歌とも言えるでしょうね。辛口ではなく何とも微笑ましいコミカルな感じが何ともいえず、好きな作品でした。
秘書のナデージュもスザンヌにいつしか魅了されていきます。
ついにスザンヌは、、、、、。ババンまで敵にまわすということに。
解説(シネマトゥデイより拝借)
ジョギングが日課の裕福な妻が、心臓発作で倒れた夫の代わりに雨傘工場を任されたことで意外な才覚を発揮していく人間ドラマ。フランソワ・オゾン監督とカトリーヌ・ドヌーヴが『8人の女たち』以来のタッグを組み、一人の主婦が問題を乗り越えながら自分の居場所を見つける姿を、コミカルな演出を交えながら描く。ジャージ姿や歌声を披露する大女優カトリーヌのコケティッシュな魅力満載で、涙あり笑いありの女性賛歌に共感必至。
メディア | 映画 |
上映時間 | 103分 |
製作国 | フランス |
公開情報 | 劇場公開(ギャガ) |
初公開年月 | 2011/01/08 |
ジャンル | コメディ/ドラマ |
映倫 | G |
カトリーヌ・ドヌーブの右横がフランソワ・オゾン監督 43歳、若いですね。
「リッキー」がまもなく公開なので楽しみです。
さすがだよね、ジェレミーを息子に、ジェラールを昔の恋人に引き連れても燦然と輝くあの存在感。
しかもディスコダンスまで踊っちゃうんだからもうある意味稀有な作品かも。(笑)
これ行こうと思いつつ、まだ観たいのが全然行ける気配なくて。
観たらお邪魔しますね♪
オゾンの1枚、翔に借りてるDVDもまだ手元に、、、、(笑)
これお薦めです!
是非ご覧下さい。migさん好きだと思う。
観たら、感想待っています。
オゾンと言えば、「リッキー」。
こちらでは、4月なんです。まだ少し先ですね。
>ジェラール・ドパルデュー、凄いお腹ですね。
あはは、確かに凄いですね。^^
若い頃のドヌーヴが主演した映画『モン・パリ』を思い出しましたよ。(^-^ゞ
シニカルにならず、穏やかに演出していたのが良かったですね。
最初から最後まで、軽やかなタッチで、、。
飽きることなく観れました。
ドパルデューの若い頃って知らないのですが。
一度観てみたいです(笑)
妻や母や愛人や、、、女をそれぐらいの扱いにしか思わず、バカにしないでよって感じだったわ(爆)
「リッキー」は見逃したのですが、良さそうですね。
そうそう、ドパルデューって、レオの「仮面の男」で初めて観て、その後印象に残る容姿だけど、あのお腹はちょっと問題だよね(汗)
フランスは今も男性社会だそうです。
そんな社会をコメディタッチで切り込んだ
オゾン監督、やりますな(笑)
きっと監督は、女性がどんなに素晴らしいかを
理解しているんじゃないでしょうか。
「リッキー」の公開はまだ先ですが、、、。
楽しみです。そちらでは終わっちゃたんですね。
ドパルデュー、あの姿は立っているだけでも、
インパクトありますね。個性の強い役者さん
です。
あれじゃ、キスするにもおなかがつかえるべ!!と思ってしまいました。
ま、そんな展開にならずによかったのですがね。
なんだか、最後の展開には無理がありましたが、70年代と言う設定と言うことで、いいことにしましょう。
太り過ぎもここまで行くと、、、。
何かヤバい病気でもありそうな(笑)
ドヌーヴさまとの関係も深くならず安心?
フランスは男性社会らしいので、女性が
活躍する映画はきっとフランスの女性には
良かったのではないかと思いました。