銅版画制作の日々

ぼちぼち更新致します。宜しくお願いします!

ナルニア国物語★第二章 カスピアン王子の角笛

2008-05-30 | 映画:シネコン

 闇と光、人間と魔法の壮大なる戦いが始まる

5月23日、MOVIX京都にて鑑賞。とりあえず、話題作なもので鑑賞することに。前作の“ライオンと魔女”も鑑賞しましたので・・・・。

今回も前回のスタッフとキャストでの再結集ということです。第二章は、“ナルニア滅亡”という衝撃の事実から幕を開けとなります。ほぉ~~なるほど何か面白そうだところで、前作はうっすらと記憶に残っているのですが、確かあのべペンシー兄妹がロンドン郊外のお屋敷に行くところから始まりましたよね。そしてそのお屋敷の中にナルニア国へ通じる道があったというような感じでした。あの場面が今も結構印象深いです。洋服ダンスの向こうは別世界不思議な国がある

そんな始まりがちょっとロマンティックでファンタジーだったのが、今回はちょいと雰囲気が違いました。

舞台は1年後のロンドン。あの勇ましき4人兄妹は、普通の学生として、ロンドンで暮らしていた。地下鉄で汽車待ちの4人は、不思議な風に包まれた瞬間、何と白い海岸に立っていた。そこは何処なのか?というと彼らが去ってから1500年後のナルニアだったというわけで。驚くことにこのナルニア国は滅亡寸前だったのである。そんな魔法の国を救うために、この偉大なる4人の王を蘇らせたのである。

ペペンシー兄妹の治めた黄金時代から1300年の歳月が流れたナルニア国。かつて全能なる王アスランに祝福され、生きとし生けるもの全てが幸福に包まれていた魔法の国は、戦闘民族テルマール人に征服され、もはや存在しない。人間たちに迫害され生き残ったナルニアの民は森に逃れ、この暗黒の世界に再び光をもたらす者の出現を待ち続けていた。一方、テルマールの王宮では、亡き王の弟ミラースが、正統な王位継承者カスピアンの暗殺を企てる。“伝説の四人の王”を呼び戻すと言われる魔法の角笛だけを手に城から逃亡した美しき王子は、テルマール人が決して足を踏み入れない森の奥深くで、ナルニアの民と出会う…。

 

ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛

今回、登場のカスピアン王子(ベン・ハーンズ)はうわさのイケメン俳優。しかし彼はこの映画に登場するまで、まったくの無名俳優だったそうです。ロンドン生まれの26歳。

前作同様、壮大なスケールです。だけど、今ひとつ乗れなかったのは何だろう?新しいキャラクター、カスピアン王子も登場して面白くなりそうと期待していたのですが。様々な動物キャラも登場このシリーズでも最も人気の高いキャラクターの一人、ネズミのリーピチープも映像化され登場だし、4人兄妹もパワフルな活躍だったし・・・・・。テルマール王位を狙うミラースとべペンシー兄妹、長男ピーター(ウィリアム・モーズリー)との一対一の勝負もなかなか見ごたえあったけれど。これなら他の作品でもありがちだからかもしれませんね。ディズニー映画独特のファンタジー性が何故か?あまり見られず、どうも戦闘シーンが目立っていたようにも思います。

前作は白い魔女の登場シーンなども神秘的で、かつ恐ろしさもかもし出していて、何かおとぎ話の映像美があふれていたけれど・・・・。何か今回はリアルさが際立ち、ファンタジー性に欠けていたようにも思います。やはりその辺でもう少し夢のある冒険ファンタジーになってほしいです。

 

左から、ウィリアム・モーズリー、ジョージー・ヘンリー、ベン・バーンズ 5月20日、東京六本木ヒルズアリーナにて「ジャパンプレミアム」が開催されたときのキャスト陣です。

 

何と、長男ピーターを演じたウィリアム・モーズリーはこのシリーズで出番は終了だそうです。これからも俳優として、他の作品に登場することでしょう

 

メディア 映画
上映時間 150分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ディズニー)
初公開年月 2008/05/21
ジャンル ファンタジー/アドベンチャー/ファミリー
出演: ジョージー・ヘンリー ルーシー・ペベンシー
  スキャンダー・ケインズ エドマンド・ペベンシー
  ウィリアム・モーズリー ピーター・ペベンシー
  アナ・ポップルウェル スーザン・ペベンシー
  ベン・バーンズ カスピアン王子
  ピーター・ディンクレイジ トランプキン
  ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ グロゼール
  セルジオ・カステリット ミラース
  ワーウィック・デイヴィス ニカブリク
  コーネル・ジョン グレン・ストーム
  ヴィンセント・グラス コルネリウス博士
  ダミアン・アルカザール ソペスピアン卿
  シェーン・ランギ アステリウス
声の出演: リーアム・ニーソン アスラン
  ケン・ストット 松露とり(トリュフハンター)
  エディ・イザード リーピチープ

 

オフィシャルサイト(英語版)

 

※2時間30分という長い作品でした。結構疲れました次回作、第3章に期待したいと思います。

 

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広瀬ひかり銅版画展へ♪

2008-05-28 | 銅版画関連

広瀬ひかり展

昨年の夏に、広瀬さんの作品に出会いました。とにかく凄い技術力と独創性のある作品に驚き、また機会があれば見たいと思っていたところでした。そんな矢先ご本人直筆で、案内状をもらったようなわけで・・・・・。早速昨日行ってきました。

運良くご本人もおられました。話をすることも出来て、ラッキーでした。私がブログで紹介したのも見られたそうで、なんと私の作品も見られたとのこと。いやあ~恥ずかしい主にエッチング・アクアチントという技法を使っての作品作り。その上多色刷りということなので、工程だけでも、う~ん大変そうです。4~5版は当たり前のようですね。

製作期間は長いもので4ヶ月かかったということ。最近は少し早くなったと話されていました。いやいやこんな作品を見ると、凹んでしまいますが。まあそれをバネにまた作品作りを頑張ろうと思いました。

現在は自宅のある石川県で、アトリエをかまえ製作活動されているとのことでした。石川県金沢にある湯涌創作の森の銅版画工房で週2回、教えておられるそうです。宿泊を兼ねて、銅版画体験も出来るそうです。

 

 「すみれ」 28,3×19,6  ed 30

 

 展覧会風景も・・・・・。ご本人の写真は残念ながら撮れませんでしたが。

 

 

広瀬ひかりさんのHPはこちらから

 

追記:映画中心となってしまった私のブログですがまた作品ぼちぼち、載せたいと思っています。皆さん、宜しくです

 

 

 

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つぐない:幼き少女の証言によって、二人の人生は狂う!!

2008-05-26 | 映画:ミニシアター

 一生をかけて、償わなければならない罪があった。

命をかけて信じあう恋人たちがいた・・・・・。

 

5月9日、「ハンティング・パーティ」 鑑賞後、「つぐない」を鑑賞しました。こちらは、女性客が9割くらい占めていました。やはり女性に人気があるようです。キーラ・ナイトレイ、やっぱり美しいですよね。スレンダーな体にグリーンのドレスがよくお似合いです。彼女の相手役ロビーには、「ペネロピ」でお馴染みのジェームス・マカヴォイです。「ペネロピ」のマカヴォイだとはまったく気づかず・・・・・。役者さんは、本当に役でこんなにもイメージが変るんですね。

 

 

他のブロガーさんも記事で、おっしゃっていましたが、実はこの二人が主役ではありません。キーラ扮するセシーリアの妹、ブライオニーが主役なんですね。彼女の目線から見た二人の恋を描きながらも、姉とロビーの恋に嫉妬していたのです。つまりブライオニーは秘かにロビーに恋心を持っていたから。

 

 

舞台は1935年のイングランド、小説家を夢見るブライオニー・タリス(シアーシャ・ローナン)は初めての戯曲を書き、劇にして、帰郷する兄たちに披露するつもりでいた。従兄妹たちにも協力をしてもらい、張り切るブライオニー。

一方、姉キーラ・ナイトレイ:セシーリア・タリス はケンブリッジ大学を卒業後、実家に戻り、退屈な日々を過ごしていた。彼女が気になるのは、使用人の息子ジェームズ・マカヴォイ:ロビー・ターナー 。タリス家の子どもたちと一緒に育った、幼馴染的存在である。ロビーもタリス家の支援で、ケンブリッジを卒業。再び大学に戻り、医学を学ぶことになっていた。

 

運命の出来事、妹はそれを目撃する。

 

ある日の昼下がり、ブライオニーは衝撃的な場面を目撃セシーリアがロビーの前で下着姿で、噴水に飛び込むのを見てしまった

 

実はこの二人、些細なことで争い、セシーリアの持っていた花瓶が割れてしまう。その一部が噴水の中にそれでセシーリアは下着でドボンその後は濡れた下着姿でロビーの前に立つものだから・・・・。ブライオニーはものを見てしまったと感じながらう~~~ん

 

 

ロビーは、そのことを気にしていた。詫び状を書き、なんとブライオニーにを託すのだが、彼女は好奇心からそのの内容を見てしまうそんな事とは知らず、二人は心を通わせ、図書室の暗がりで愛し合うことに

しかし初めての情事はブライオニーの脅えた声で壊される

その後、ブライオニーはロビーに嫌悪と恐怖を募らせるそして事件は起こった家出した双子の従兄妹を捜している最中、敷地内でローラが何者かに襲われる。その犯人を目撃したのはブライオニーだった。ローラを襲った犯人はロビーだと捜査官に証言する。数時間後、ロビーは双子の子どもたちを見つけ屋敷に戻ったが、待ち構えていた捜査官に連行される。

 

ロビーに駈け寄るセシーリアは、彼の耳元でささやいた。「戻ってきて。わたしのところへ」と・・・・・。

4年後、ロビーはドイツ軍との激戦の中にいた。イギリスで犯罪者として収容され、刑期を短縮するための手段として、従事することを選んだのだ。ロビーの脳裏には、半年前のロンドンで再会したセシーリアの面影がよぎる。あの事件以後、セシーリアは家族の元を去り、看護師になっていた。3年半前の図書館の逢瀬に思いをはせ、カフェテリアのテーブルでそっと手を重ね合わせる二人、つかの間の逢瀬も終わり、人目もはばからず唇を重ねる。そしてセシーリアはまた職場へ戻るために。

 

 つかの間の逢瀬のふたり・・・・・。

 

ブライオニーはどうなったのか?

戦場に届いたセシーリアからの最後のには、ブライオニーのその後が綴られていた。大学には進学せず、看護師なる訓練を受けているそうだと。あのときの自分の過ちをつぐないたいと・・・・。を読みながら、ロビーは、自分を慕ってくれた幼い日のブライオニーを思い出す。

 

 ブライオニーが見た光景は・・・・。

 

セシーリアのその後は?

実は・・・・彼女は空襲で亡くなることになります。

 

その後のロビー。

仲間とともに苦難の末、海岸にたどり着くが、多くの兵士が自国へ帰る船を数十万人もいた。 傷を負ったロビーは遠のく意識の中でセシーリアとの再会を夢見ていた。最後の言葉は「戻らなければ。彼女と約束したんだ、やり直すと・・・・」と。

 

 ロモーラ・ガライ:ブライオニー・タリス(18歳)

 

看護師見習いのブライオニーは、姉の元を訪ねる。あのときのことを詫びるため。いとこのローラは兄の友人、マーシャルと結婚することを知る。実はあの事件の犯人は、このマーシャルだったと告白、そして改めて詫びるセシーリアは「許さないわ」と憤る。ロビーも姉のに身を寄せていた。「本当のことを書面に残してくれ。嘘も飾りも抜きで、そして二度と来るな」と彼女に詰め寄る

 

 

さてちょっとかみ合わないブライオニーの告白、実は、彼女はセシーリアにも会ってはいません。もちろんロビーからこのようなことを言われていないのです。つまりこの部分はフィクションでした。

 

 

1999年、ロンドンのテレビ局のスタジオ。

77歳になったブライオニー(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)は小説家として、21作目の小説「つぐない」についてのインタビューを受ける 「これは私の遺作です」と彼女は話す。「真実を語ろうと、ずっと決めていました韻も装飾も抜きで・・・。」この本を書き終えて、彼女は罪をつぐなえたのだろうか?もうひとつの真実は、彼女の口から語られようとしていた。

 

 ヴァネッサ・レッドグレイヴ:ブライオニー・タリス

真実は・・・・・。映画の中で明かされます

 

(簡潔に解説とあらすじ)

第二次世界大戦前夜、夏のイングランド。政府官僚の娘で未来の大作家を自負する13歳のブライオニーは、大学を卒業したばかりの姉セシーリアと使用人の息子で幼なじみのロビーのただならぬ関係を察知し、ロビーへの警戒心を抱く。そして事件は起きる。ブライオニーの嘘の証言によって、愛しあう恋人たちは無残にも引き裂かれ、犯した過ちの重さにブライオニーが気づいたときには、泥沼の戦争が始まっていた。

幼さゆえの潔癖さが生んだ罪と、それを償うチャンスすら奪い去ろうとする戦争の残酷さを描いた本作は、現代イギリス文学の巨匠イアン・マキューアンのベストセラー『贖罪』を、『プライドと偏見』の新鋭ジョー・ライトが格調高く映像化した傑作。ヒロインは前作に続いてキーラ・ナイトレイ。ロビー役、『ラストキング・オブ・スコットランド』のジェームズ・マカヴォイと共に燃え上がる恋心と揺るぎない愛を見事に演じてみせる。そして物語の要であるブライオニーを新人シーアシャ・ローハン、『エンジェル』のロモーラ・ガライ、大女優ヴァネッサ・レッドグレイヴが競演する。第80回アカデミー賞作曲賞受賞作品。(goo映画より)

 

 シアーシャ・ローナン:ブライオニー・タリス(13歳)

 

追記

ブライオニーはオマセだけれど、やっぱり13歳の幼い少女、素直な気持ちでの目線なんだけど、感情的である、そのことが嘘の証言にと繋がる。それはあまりにもひどい仕打ちとしかいいようのないものになっていく。そしてその証言を疑うことなくそのまま信じた周りの大人もどうかしているのではないか?と疑問さえ感じる。犯人扱いされてしまったロビーの人生はどうにもならないところまで、落とされてしまい、本当にむごいとしか言えない話だ。ブライオニーが過ちに気づいたところで、ロビーもセシーリアの人生ももう元に戻ることはない。いったいどうすれば、罪をつぐなうことは出来るのか?と考え、悩みあげた挙句、その方法が一冊の本となったわけだが。真実と違うフィクションを入れることで、その思いは報われたのだろうか?色々と思いを巡らして、考えてみたりしたけれど・・・・。やはりつぐなうことの重さは死ぬまで背負わなければならないように思うのだが。きっと終わりはないと。

 

 

  ジェームス・マカヴォイ、なかなかイケメンですぞ

 

 キーラ・ナイトレイ、スレンダーなスタイルで

たばこもお似合いですね。かっこいい

 

つぐない 公式サイト

 

 

 

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ミスト 霧の中には何が・・・・・!?

2008-05-23 | 映画:シネコン

 霧の中に潜む化け物より、人間の方が恐ろしいと思いませんか?

 

「つぐない」、鑑賞後この“ミスト”を観たのですが・・・・・。あまりの衝撃とラストの展開などが頭に焼きつき、忘れられない状態の私です。ということで、これを先に記事することにしました。

5月20日、東宝シネマズ二条にて鑑賞。あの「ショーシャンクの空に」でお馴染みの、スティーヴン・キング原作×フランク・ダラボン監督による新作です。前作「グリーン・マイル」(99年)から8年の歳月を経ての待望作ということで、かなり期待もありました。映画のブロガーさんの反響も凄いので、やはり気になっていました。今回のお二人のコラボ作品は何とモンスターが登場するホラー映画

ところが、観てびっくりホラー映画といっても、単なるホラー映画ではなかった。かなりメッセージ性も強く、鋭く現実を描いたものです。

 

ミストとは英語で“霧”のことなんですね。その霧が、ある日人々を突然襲うというお話です。

嵐がすぎた・・・・・。

前日には激しいが町を襲う。湖のほとりに住むデヴィッド(トーマス・ジェーン)は妻のステファニーと5歳の息子ビリー(ネイサン・ギャンブル)と地下室で非難していた。翌日はだが湖の向こう岸に発生した霧の壁を見て不安になるディヴィッド、そしてその霧は不自然にこちらに流れてくるような

その後、彼は息子と隣人の弁護士ノートン(アンドレ・ブラウアー)とともに買出し行くことに。町の中心部にある店にやって来る。ディヴィッドは妻に連絡を取ろうとするが、も公衆電話でも不通。3人でスーパーマーケットに入ると、店内は大混乱副店長のオリー(トビー・ジョーンズ)、レジ係りの少女サリー(アレクサ・ダヴァロス)らは大忙しそこへ現れたのは骨董屋の女主人カーモディ(マーシャ・ゲイ・ハーデン)。

 

 

この骨董屋のおばさん、ちょっと危ない雰囲気です。後に厄介なパワーを発揮

 

霧がくる!!!

レジは長蛇の列、3人の兵士、60歳代の女教師アイリーン(フランシス・スターンハーゲン)、若い女性アマンダ(ローリー・ホールデン)たちがいた。

外では軍人が動き回り、町のサイレンが鳴り始める。すると突然、鼻血を出した中年男ダン(ジェフリー・デマン)がスーパーに駆け込んでくる

血相を変えて叫ぶ「霧の中に何かがいる」と・・・・・。スーパーの中の空気がいっぺんした~~~~

窓ガラスを見ると、深い霧に覆われており、駐車場は半分見えない。霧に包まれるスーパー。突然大きな衝撃音が響きわたり、壁や天井にひび割れが

カーモディが「外は死、この世の終わりよ!」と言うと、人々は混乱し苛立ち始める。

 

恐怖の襲来

ディヴィッドの息子ビリーが発熱、ディヴィッドが毛布を取りに倉庫へ入ったとき、不気味な物音を聞く。発電機をチェックしに来た副店長オリー、倉庫係りのジム(ウィリアム・サドラー)たちと調べるが不審なものは見当たらなかった。発電機を動かすため、外の排気口を調べに行った男が突然、触手を持った不気味な物体の襲撃を受けたディヴィッドたちは懸命に彼を助けようとしたが、彼はその生物とともに、霧の中に消えた

 

 ノームクリス・オーウェンは得体の知れない生き物に連れて行かれた・・・・・。

皆がパニックを起こさないように、弁護士ノートンから事件を説明してもらうように説明するが、信じてもらえず。ディヴィッドが全員に呼びかけるも、周囲から笑いが起きる。「霧の中に何かが潜んでいる」というディヴィッドの話に・・・・・。

カーモディは「終末の時が来た」と持論を展開でもアマンダに一蹴りされる

店長バドを連れて倉庫へ・・・・。床に転がった不気味な触手を見せると、ようやく事態を納得。

 

いよいよ醜悪な対立とサバイバル

 

 ディヴィッドを信じた者たちは駐車場に面したガラスを保護するために、肥料やドッグフードの袋を防御用の砂袋のように積み重ねる。武器になるナイフ、モップの柄、液体燃料が集められる。

問題のおばさん、カーモディはトイレで神に祈っていたそして「神の意思に逆らうことはできない」と言い出すのだ。

「今夜、彼らはやって来て貴方たちを捕まえる」と人々を不安に陥るような発言をして、皆の反感を買う

 

ノートンは未だに信じようとしなかった。そしてこのスーパーを後にする。

 

3人の兵士は離れたところで何やら激論を戦わせている。

武器の確保に、銃はないか?とダン。アマンダが護身用のための銃を持っていた。実は夫から渡されていたのだ。

 

 

夜になり、バリケードで持ち場にいた男がランプに火をつけた。すると突然霧の中から、巨大な虫のような生き物が飛来~~~、鳥のような生き物も現れたとうとうガラスを打ち破り、スーパー内に侵入人々はパニック悲鳴!何とかガラスの穴を塞ごうと男たちは動きまわる。生き物の飛来で逃げ回る

ディヴィッドは火をつけたモップで生き物たちと必死に戦っていたそんなことをよそに、カーモディは神の怒りを語り、聖書の引用文で叫んでいた

 

闇を襲う虫のような生き物はガラスにへばり付く。異様な風景に、人々の恐怖は増す

 

ガラス越しに生き物の正体を確認しょうとするオリー、いったい何ものなのか

 

 

やけどを負った者を救うため、隣の薬局に薬を取りに行ったディヴィッドがみたのものは・・・・・。

 

できることはすべてやりつくすも、相手の力にはかなわないことを思い知る。

 

脱出

生き物の襲来から逃れた人々は深い絶望感の中にいた襲われて死んだ者、やけどを負う者、恐怖から自殺した者・・・・・。1人の女性が、カーモディが正しかったと言い出した。一斉に彼女を見る人々。少しずつ彼女の信者は増えていく礼拝を始めたカーモディの元に集まった人の中にあのジム(ウィリアム・サドラー)の姿もあった。ディヴィッドはく。

霧と軍の関係に疑いを持つカーモディは、兵士の生贄が必要と、ウェインを外へ放りだす彼は中に入れてくれと懇願するも、霧の中に潜む生き物に捕えられ連れ去られる

 ウェインサム・ウィットワーはカモーディの指示で犠牲者に

 

 

このままでは自分たちの身にも危険がおよぼすと、判断したディヴィッド。スーパーからの脱出を決める。カーモディは「神の意志に反する」と激怒

ディヴィッドは賛同者の数人と一緒に、スーパーを脱出。駐車場には霧の中に潜むあの大きな生き物がまた犠牲者が出るものの、残った人たちで車を走らせる。

自宅を確認したが、やはり妻は変わり果てた姿で亡くなっていたとにかく走り続けることに。ガソリンのある限り・・・・。この先どうなるのか?希望の道は残されているのか?ということでここから結末までは秘密です。

 

ビリーのためにもそう決意するディヴィッド

 

 

レジ係りのサリーも襲われて死んでしまう。ウェインとのが始まったというのに。

 

オリーはディヴィッドの強力な助っ人だったが・・・・・。

ジムはカーモディに洗脳され、人が変ってしまう。極限状態に陥ったら人間は、どのように変貌するのかということを彼を見て思う。人の命まで奪うのだ

 

ある田舎町を嵐が襲った後、霧がゆっくり町を飲み込んでいく。そして時間の経過とともに判明していく、霧の中に生息するこの世のものとは思えない生物たち。スーパーマーケットの店内に閉じ込められた人間たちはいかにして生き延びようとするのか…。恐怖とパニックに直面した人間の行動、心理を鋭くえぐる描写が秀逸だ。中でも狂信的な女性ミセス・カーモディを演じたオスカー女優、マーシャ・ゲイ・ハーデンの演技は注目。センセーショナルなラスト、主人公たちのショッキングな“決断”は、全米公開時、さまざまな議論を呼んだという。(goo映画より)

※エンディングに流れるのは、ヘリコプターの音です。ディヴィッドの選んだ判断が物悲しく思えます。結果はあまりにも無情ですね。でもそれが現実なのだと実感しました。

 

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ハンティング・パーティ☆サラエボでの現状をリアリティに描いた作品

2008-05-20 | 映画:ミニシアター

  

何と、現地サラエボでの撮影。かなりのリアリティ作品です。

5月16日、京都シネマにて鑑賞。この作品も字幕は戸田奈津子さん。確か、リチャード・ギアとは親交が深いとか・・・・。彼は日本が好きな俳優さん、しかも京都が好きだということ。仏教にも興味を持っているということを、戸田さんが話しておられました。そういえば、今回のチベット問題での抗議発言をしているのもテレビで放映されていましたね。

 

と言うことで、今回のこの作品もある意味、ギアにとってはやりがいのあるものだったようですね。ギアの役どころは、サイモンという報道ジャーナリストです。現地での現状をやはりナマで伝えるということの重要性は何ものにもたえ難いはずそのことは今回のロケで実感したと話しています。

 

さてギア扮するサイモン・ハントと組むカメラマン・ダック役にテレンス・ハワードです。アフリカ系アメリカ人俳優として、今最もアカデミー賞に近い男と呼ばれているようですね。そしてその2人に絡む第3の男、ベン・ジャミン役にジェシー・アイゼンバーグ、記憶に新しい作品では「イカとクジラ」(05)で、ローラ・リニー&ジェフ・ダニエルズが演じた夫婦の長男役で、インディペンデント・スピリット・アワードの助演男優賞等をゲットした若手俳優。そんな彼がベテラン俳優2人を相手になかなかいい演技をしています。

 


スピード感あふれる追跡劇のなかで、命知らずなジャーナリストたちの魅力と絆を描くヒューマン・サスペンスが誕生した。ストーリーを動かすのは、決して人間として完成されているとは言えないが、それゆえに魅力的な3人の男たち。主人公サイモンは、危険を危険とも思わぬ“イカレ”た男。だが、酒を飲む金にも事欠くほどに落ちぶれながら、魂は失わない。ダックは、成功者として全てを手に入れながら、危険な生き方に引かれていく男。天と地ほどに境遇は違っても、“戦友”への友情は変わらない。そして、ベンは、父親へのコンプレックスを野心に変えた負けん気の強い若者。未熟な常識人だが、いざという時に爆発する大胆さはサイモンですら舌を巻く。彼らは、窮地にあってもユーモアと誇りを忘れない。そして、権威にひれ伏さず、金や名声よりも危険な冒険を選びとってゆく。

 かってサイモンはスターリポーター、ダックは戦場カメラマンとして二人でタッグを組んでいた。ところが、ある事件をきっかけに、サイモンは破滅し、消息を絶つ。

 

イントロダクション


ぶつかり合って絆を深めながら、果敢にも世界の欺瞞(ぎまん)に立ち向かい、世界の、そして自身の“真実”を見いだそうとする3人のジャーナリストたち。危険を承知で追跡を続ける、彼らの本当の目的とは?そして、近づくほどに迫り来る、世界が隠す驚愕の事実とは?予想外の出来事が次々に勃発するスリリングなサスペンス展開と、3人の主人公が生み出す深い人間ドラマに、観る者の心は興奮と感動で満たされるに違いない。

映画の基となったのは、「エスクァイア」誌に掲載された驚愕の実話。紛争終結5年後、2000年のボスニアで、5人のジャーナリストが、「民族浄化」という名の大虐殺を行った戦争犯罪人・カラジッチを追跡する。その過程で、彼らは、なんとCIA工作員に間違えられ、世界が隠蔽する真実にぶち当たる‥。その体験は全て映画に散りばめられ、驚きに満ち、かつ真実味のあるストーリーを構成した。

監督・脚本は、エミー賞受賞に輝くTV界の精鋭にして、映画“The Matador”(05)で高い評価を受けたリチャード・シェパード。事実に裏打ちされた予想外の出来事が次から次へと勃発するスピーディな展開、3人組の人物設定の妙と彼らのドラマが生み出すカタルシス。映画は、3人の心情をリアルで粋なセリフの応酬に乗せ、観る者をぐいぐいと引き込んでゆく。加えて、国際情勢でも、人間においても、表に見えていることだけが真実ではない、という視点が盛り込まれ、奥行きのある極上のエンタテインメントが誕生した。(anemo movieより抜粋)

 

STORY

 

国連にもCIAにも捕らえられない重要戦争犯罪人=フォックスへの取材に挑んだ、3人の命知らずのジャーナリストがいた。かつて戦場リポーターの頂点に輝きながら破滅し、どん底からの再起を求めるサイモン。サイモンと共に戦火をくぐり、今や出世街道を昇りつめた元戦場カメラマンのダック。そして野心に満ちた新米TVプロデューサーのベン。このたった3人の男たちが、命を危険にさらしながらフォックスの至近距離までたどり着いた時、彼らの前に立ちふさがったのは、誰ひとり想像しえなかったある事態だった。

懸賞金500万ドルをゲットするため、そしてもうひとつサイモンにはフォックスを捕らえる目的があった。3人はフォックスの潜伏すると言われる、チェレビチへ向かう。

 

 

途中、不審な密輸団に囲まれ、殺されそうになったりして、山奥には侵入できないことも・・・・・。

 

ある、国連司令部のポリスの手引きで、情報屋マルヤナ(ダイアン・クルーガー)との接触が成功セルビア人だが、フォックスを憎んでいたマルヤナは危険の代償として法外な金を要求。ベンジャミンはCIAと思われていることを逆手に取ってタダで潜伏場所に案内させる交渉に成功

しかしこの地では、全てフォックスに筒抜けだった3人には尾行がつき、周囲には秘かに見張る目があった。

CIA暗殺部隊と思われた3人は行動を起こすより先に拉致されてしまう。

 

目隠しをされ、フォックスの潜伏先へ・・・・・。

 

 

 

 

捕えられた3人は絶体絶命状態。相手は斧を振り上げてくる。ベンジャミンをかばうサイモンに斧が

ダックはサイモンを死なせなまいと、猿ぐつわの下から怒号を絞りだす

 

この男が斧を振り上げるのだ

 

さて3人の運命は?この結末は?

 

 

 

ギア演じるサイモンの恋人は、フォックスによる「民族の浄化」という名の大虐殺で妊娠中にレイプされ、惨殺された。そのことがサイモンのフォックス捜しの発端であるる。

 

ボスニアという国について少し勉強を。

かつてはユーゴスラビア連邦を構成する一共和国だったが、1992年3月に分離独立。首都はサラエボ。面積は約5万1000k?(九州と四国を合わせた程度)で人口は約400万人。独立直後から約3年半にわたり紛争が続いた。民族構成は、ムスリム人(イスラム教徒、人口比44%)、セルビア人(セルビア正教徒、人口比31%)、クロアチア人(カトリック教徒、人口比17%)であり、最近はムスリム人が自らをボス二ア人と呼ぶようになってきている。3民族の言語は方言程度の違いしかないが、セルビア語はキリル文字を用いている。異なった民族間の結婚は自然なことだった。イスラム教徒の信仰も敬虔とは言えず、中東のような厳格な雰囲気はない。紛争終結後、国家はムスリム人とクロアチア人による「ボス二ア・ヘルツェゴビナ連邦」(国土面積に対する面積比51%)とセルビア人による「スルプスカ(セルビア人)共和国」(国土全体に対する面積比49%)という独自性の非常に高い二つの地方政体(エンティティ)によって構成され、これら二つの地方政体の上に、中央政府の機構があるという複雑な仕組みである。



ボスニア紛争について

 1992年3月に独立を宣言したが、3民族の利害の対立や主導権争いから4月に紛争が勃発。紛争前の人口約435万人のうち、1995年11月まで3年半にわたる紛争で死者約20万人、難民・避難民は200万人以上。

当地にそもそも深刻な民族対立は存在していなかったが、隣国に本国を持ち、ユーゴスラビアの中で政治的に発言力を持つセルビア人と、経済力を有しナンバー2とも言える存在のクロアチア人が、ボス二ア・ヘルツェゴビナでは少数派となってしまうため、セルビア人とクロアチア人は独立に反対した。両民族は本国からの支援を受け、自民族の支配地域を拡大するために戦闘を続けた。セルビア人勢力は圧倒的な武力を有し、人口では多数派のムスリム人が最も劣勢であり最大の犠牲を出した。民族浄化のために居住地から追い立てられる際に、男性や子供は殺害され、女性は性的暴力を受けた。紛争中、国連は国連保護軍(UNPROFOR)を展開し人道援助物資の輸送支援では活躍したものの、紛争を押さえる力はなかった。1995年になり、NATOの軍事力を背景にアメリカが本格的な仲介に乗り出し、11月に3民族は和平に合意した。和平の履行は民生面を、世界の国々や国際機関から構成される和平履行評議会の上級代表事務所(OHR)が、軍事面ではNATOを中心とした多国籍部隊、現在はEU諸国の部隊(EUFOR)が展開し担当している。政情や治安は安定してきており、紛争直後には6万人の部隊が展開したが、現在は2500人にまで減少した。

本作品でサイモンとダックが、最初にボス二ア・ヘルツェゴビナを訪れたのは、紛争中の1995年。再会して“フォックス”の追跡を始めた2000年の時点では、治安は安定していたが、民族の住み分けが進んでいた。作品に登場するチェレビチやフォチャ、ヴィシェグラードはボス二ア・ヘルツェゴビナの東部に位置し、もともとはムスリム人が多数派だったが、戦闘と民族浄化により現在はセルビア人が大多数を占める。

 

 

【スレブレニツァの虐殺】

1995年7月、スレブレニツァ(当時の推定人口4万人強)に侵攻したセルビア人勢力により、数日間で約8000人のムスリム人が殺害された。当地は国連が「安全地域」に指定し、国連保護軍(UNPROFOR)のオランダ軍部隊が派遣されていた。しかし、約400人の兵力ではセルビア人勢力に対して抵抗できず、一部の兵士は拘束され、住民を守ることができなかった。国連の活動は中立が基本であるため生じた惨劇とも言える。当地以外でも、民族浄化により殺害された人々の集団埋葬地の発掘と身元探しが現在も続いている。

監修:ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦公共放送東京支局長 西浜滋彦

 

※かってサラエボで冬季オリンピックが開催された。この町並は渋いものだったそうだ。ある日突然、民族が違う!宗教が違う!そんな些細なことが原因でお隣同士が銃を持って戦いだす。血で血を洗う抗争になった。信じられないけど、これが現実なのだ。今もあちらこちらで、このような内戦が起こっている。どうにかならないのか?

 

 アメリカを出しぬいたのは
わずか3人のジャーナリストだった・・・・。

 

キャスト

リチャード・ギア(サイモン・ハント役)、テレンス・ハワード(ダック役)、ジェシー・アイゼンバーグ(ベンジャミン役)、ダイアン・クルーガー(マルヤナ役)

 

スタッフ

監督・脚本:リチャード・シェパード/原案:スコット・アンダーソン/製作:マーク・ジョンソン、スコット・クルーフ/撮影:デヴィッド・タッターサル

 

2007/アメリカ/103分/原題:THE HUNTING PARTY/字幕翻訳:戸田奈津子/ノベライズ:扶桑社/第64回ヴェネチア映画祭 正式招待作品

ハンティング・パーティ 公式サイト

 

 

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クローバーフィールド《HAKAISHA》

2008-05-18 | 映画:シネコン

全世界に衝撃を与えた《謎の映画》

 

5月13日、久しぶりのシネコンでの鑑賞。場所はMOVX京都です。おぉ字幕はあの戸田奈津子さんやちょいと驚きです。ジャンルはSFモンスターパニック映画だそうですが・・・・。モンスター?化け物?エイリアン?登場します。でもあまりその辺は細かく描写されておりません。

 

どちらかと言えば、この事態にパニックった主人公たちの様子が克明に描かれています。面白いのは小型カムコーダというビデオカメラを使用しているところです。だから画面がぶれたりします。まあそういっても、全編そのカメラで撮影されたのではなく、実際には業務用のPanasonic HVX200での撮影ということです。

 

ニューヨークのとある高級アパート。東京への転属が決まったロブのためにサプライズ・パーティが開かれている。そんな中、突然、とてつもない爆音が響き渡る。表を見ると、外では大爆発が起きている。そこに何かが飛んでくる…近くのビルに激突し、地面に落下したのは自由の女神の頭だった…。―コードネーム“Cloverfield”と呼ばれるビデオ映像。かつてセントラル・パークと呼ばれた場所で見つかったものである。

こんなものが飛んできたら、押しつぶされ・・・・・死んじゃいます

 

『トランスフォーマー』全米公開時、突如謎の特報が流れて以来、そのほとんどが謎に包まれ、真偽不明のプロモーション映像をWEB上で小出しにしてきたため、映画ファンの間で憶測が飛び交った超話題作。大人気TVシリーズ「LOST」や『M:i:III』で世界中を魅了し、ハリウッドで今最も注目されているクリエイターJ.J.エイブラムスが仕掛けた本作。突如出現した未知の何物かに襲撃されるマンハッタン、パニックを起こす人々。全編に及ぶハンディ・カメラによるドキュメンタリーを思わせるリアルな映像と、最新の視覚効果の融合によって、観る者はまるで自分が登場人物の一人になったかのような錯覚を感じるはずだ。ちなみにサブタイトルの“HAKAISHA”は、エイブラムスのたっての要望なのだとか。(作品資料より)goo映画

 

とにかく逃げますロブとロブのGFに、ビデオをまわす男。他にも仲間がいたけど、エイリアンの子どもに顔をやられちゃいますそして感染することに・・・・・。

 

でもビデオをまわしていた彼も途中で絶対絶命の状態に

ところで、HAKAISHAの正体とは?そして“クローバーフィールド”とは一体何なのか?どこからあの化け物はやってきたんでしょうね?その辺は分りませんが。

 

その謎は今回の全ての仕掛け人、J・J・エイブラムスがインタビューで答えていますので、ぜひ読んでくださいJ・J・エイブラムス インタビュー

 

さて分かりますか?なかなか難解な気もします。

 

 キャストもまったく知らない俳優さんばかり・・・・・。

  • マイケル・スタール=デヴィッド(ロブ)
  • マイク・ヴォーゲル(ジェイソン)
  • オデット・ユーストマン(ベス)
  • リジー・キャプラン(マレーナ)
  • ジェシカ・ルーカス(リリー)
  • T・J・ミラー(ハッド)
  • ベン・フェルドマン
  • ライザ・ラピラ
  • クリス・マルケイ
  •  

    ※実は、俳優は、作品のリアルさを出すためほとんどが無名の新人及び子役出身の若手俳優を選んだそうだ。

    オフシャルサイトクローバーフィールド(英語版) 

     

    監督 マット・リーヴス
    製作総指揮 ガイ・リーデル
    シェリル・クラーク
    製作 J・J・エイブラムス
    ブライアン・バーク
    脚本 ドリュー・ゴダード
    出演者 マイケル・スタール=デヴィッド
    マイク・ヴォーゲル
    オデット・ユーストマン
    リジー・キャプラン
    ジェシカ・ルーカス
    T・J・ミラー
    音楽 マイケル・ジアッチーノ
    撮影 マイケル・ボンヴィレイン
    編集 ケヴィン・スティット
    配給 パラマウント
    公開 アメリカ合衆国の旗2008年1月18日
    日本の旗2008年4月5日
    上映時間 85分
    製作国 アメリカ合衆国
    言語 英語
    制作費 2500万ドル(約27億円)
    allcinema
    Variety Japan
    allmovie
    IMDb

    さて鑑賞された皆さんはどう捉えますか?どう感じますか?観た人の感じ方はそれぞれでしょうが・・・・・。

     

     

     

     

     

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    ゼア・ウィル・ビー・ブラッド★ダニエル・ディ=ルイス

    2008-05-16 | 映画:ミニシアター

     

    ダニエル・デイ=ルイスの狂的な演技に、驚きと感動。

     

    若き日の作品での彼の印象は、わぁ~ハンサムな俳優さんだと胸キュンしたことがあった。あれから随分時間が経って・・・・・。再びお顔を拝見したら、えらい年を喰ってしまい、それも驚きのひとつだった。私自身が映画から遠ざかっていたこともあり、久しく彼の出演作を観ていなかったこともあるのだが。彼自身も一時期、俳優業から遠ざかっていたようで・・・・。マーティン・スコセッシュ監督の説得で「ギャング・オブ・ニューヨーク」(02)で復帰。その作品で3度目のオスカーにノミネートされたという凄い人である

    実は事前に作品情報も知ることもなく、ダニエルが2度目のオスカー獲得ということだけで鑑賞したら、豪い作品だった。

     

    主人公もダニエルという名前です。一攫千金を夢見る山師、ダニエル・プレインヴューは一匹狼の鉱山労働者として、鉱山や石油の採掘を行っていた。野心家の彼は商談を有利にするため、いつも交渉の場に幼い一人息子のHW(ディロン・フレイジャー)を連れている。

    ある日、青年ポール・サンデー(ポール・ダノ二役)から「故郷の牧場の地下に石油が眠っている」との情報を手に入れた息子HWと仕事のパートナー、フレッチャー(キアラン・ハインズ)を伴い、アメリカ西部の小さな町リトル・ボストンへ。荒地のため、穀物も育たない、ましてや娯楽性のある場所でもないうらぶれた町、その土地を安い価格で買い占めていくダニエル。その砂漠に木製の油井やぐらを建造して見事に石油を掘り当てるのだ

     

    油まみれで作業をする、ダニエル。

    おかげで、莫大な財産を手に入れるまた辺境の地には繁栄をもたらすことに。

     

     

    その土地には一見子どものようにも見える、若き牧師、イーライ・サンポール(ポール・ダノ)が布教活動を熱心に行っていた実は狂信的ともいえる聖霊派教会のカリスマ的存在である。(新興宗教のような?)

    土地を買い占めて、次々と発掘するのに、教会への寄付をしようとしないダニエルをよそ者として疎ましく思うイーライ。強大な教会を作ろうと目論むイーライにとって、石油のもたらす富と町の変革は彼の道を阻む脅威なのだ

     

    ある日、油井ややぐらが爆発という大事故が起きる現場にいた息子HWが真っ黒の石油のにまみれて吹き飛ばされる。そんな息子を抱きしめるダニエル。この事故で、HWの聴力は失われてしまうこのことでダニエルはイーライに“神は無力か”と激しく叱責殴打!!!突然、音を失い、混乱をきたしたHW、自らダニエルのに火を放つ。そのことが原因で非情にも、父の手で彼方の地に遠ざけられてしまう。

     

    事業は上手く進むように見えたが、富と権力を得ながらも住民との対立は深まるダニエルの人間不信はいっそう増していく。益々町で孤立していくばかり。その一方、イーライは礼拝で、聴衆を惹きつける。強烈な熱気をはらんだその祈りは多くの聴衆をいっそう惹きつけるのだった

    ダニエルはライバル会社を出し抜くために、とうとう地元の住民に信頼を得るため、宿敵、イーライの聖霊教会で洗礼の儀式を受けることを決意するすべては石油を海岸へ運ぶパイプライン敷設のための名の下である。

    イーライはダニエルを教会に引き入れると、身も凍るような説教で、彼の罪を激しく叱責し、ついには彼を跪かせて平手打ち

     

    イーライは彼が憎くてたまらなかったはず・・・・・。この後、ダニエルは逆襲する。

     

    このことで、ダニエルはイーライとの間の確執を深めた。ダニエルは石油を通して、欲望と野心、誘惑、そして腐敗といった悪徳をその身に宿す。そしてその魂は破滅の道へと辿ることに。

     

    人間の心の奥底には誰しもダニエルと同じように野心、欲望、腐敗したものがあると思う。それが実際に行動として出るか?どうかは別として。ここまで行くともうとめられない何かがあるに違いない。成功すれば、なおさらのこと・・・・・。自分が頂点に立つことによって大事なものを失うのも当たり前なのだろう。たったひとりの息子も、彼から去っていく。そのとき、ダニエルが言った言葉は「俺の子どもじゃない、拾って育てただけ・・・・」何と悲しい言葉なんだ心を完全に失った化け物(モンスター)とはこのことかもしれない。少なくとも愛情深く育てていたはずなのに。

     

    信じられないやつは、無残にも自らの手で・・・・・。やったら、やり返す信じるものは自分だけ

     

     欲望という名の(黒き血)

     

     イーライ役、ポール・ダノ

    「ミス・リトル・サンシャイン」のお兄ちゃん役が印象的です。

     

     

     「マグノリア」「パンチドランク・ラブ」のポール・トーマス・アンダーソン監督が名優ダニエル・デイ=ルイスを主演に迎え、石油を掘り当てアメリカンドリームを実現した男の欲望と裏切りの人生模様を骨太に描く一大叙事詩。原作は、シカゴの精肉業界の実態をあぶりだした『ジャングル』などで知られる社会派作家アプトン・シンクレアが27年に発表した『石油!』。ダニエル・デイ=ルイスは本作の演技で全米の映画賞を席巻、アカデミー賞でもみごと主演男優賞に輝いた。
     20世紀初頭。一攫千金を夢見る山師の男ダニエル・プレインヴュー。孤児を拾って自分の息子H.W.として連れ歩く彼は、ある日ポールという青年から自分の故郷の土地に油田があるはずだとの情報を得て、西部の町リトル・ボストンへと向かう。そして、すぐさま土地の買い占めに乗り出す。そんな中、ポールの双子の兄弟で住人の信頼を一手に集めるカリスマ牧師イーライが、ダニエルへの警戒を強めていく

    (allcinemaより)

     

    上映時間 158分
    製作国 アメリカ
    公開情報 劇場公開(ディズニー)
    初公開年月 2008/04/26
    ジャンル ドラマ
    映倫 PG-12

    ※5月9日、京都シネマにて鑑賞。

     

     

    オフシャルサイト(英語版) 

     

     

     

     

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    アイム・ノット・ゼア♪6人のボブ・ディラン

    2008-05-15 | 映画:ミニシアター

    6人のキャストが演じる、それぞれのボブ・ディラン

    5月8日、京都シネマにて鑑賞。そういえば、ボブ・ディランは今も健在なのだ!実は私もボブ・ディラン世代?でもファンではなかったが。日本のフォークシンガーにとっては神様のような存在だったので、彼のことを歌にする人が多かったのは、印象深い。

    そんな私ですが、何と一度ボブ・ディランのコンサートに友人たちと出かけたことがあります。このころは、もう生ギターを使わずエレキギターで演奏していました。大きな割れる様な音だったことはよく覚えています。友人たちは皆、彼のファンだったので、凄く感動していましたね。「風に吹かれて」は彼の代表作。このときも、この歌を披露していいましたね

     

    66歳の今も現役トップミュージシャンであり、詩人。そんなボブ・ディランの生ける伝説を6人の豪華キャストがそれぞれのボブ・ディランの人物像を描き出した、ちょっと抽象的な雰囲気の作品です。

     

     STORY

    華麗なるロックンロールスターをケイト・ブランシェットが演じます。

    何といっても、女優ケイトが演じるボブ・ディラン像はなかなかさまになっていたこの作品では、ジュードという華麗なるロックン・ロール・スターフォーク・フェスティバルなのにロック観客しちゃ、怒るはずだよね。フォークソング聴きたいファンばかりだから凄いブーイングなのだ。ロンドンでの記者会見ではくだらない質問にへぇ~ってな感じで・・・・。煙に巻いちゃうし。なつかしのビートルズ4人組も登場。そしてそして、ニューヨークの人気モデル、ココ・リヴィングトン(ミシェル・ウィリアムズ)と出会い会話を交わすなど・・・。何か60年代の懐かしい場面がよみがえるよう

    とにかく、マスコミに追いかけられ、そのうえにくだらない質問攻めにうんざりそして切れちゃうわけだ。ドラッグの乱用による睡眠不足、誰からも理解されない孤独感は少しづつ彼の肉体と精神を蝕んでいくそして彼はバンドメンバーやココに悪態をつきロックンローラーの最期の結末は・・・・・・。けだるくて、何かに取り付かれたジュードの姿はやっぱりロックンローラーそのものなのかも。

     

    65年から66年にかけて、アコースティックからエレクトリックにと華麗に変身した時期  私が観たのはそれから10年後くらいだったと思います。

     

     人気モデル、ココ役 ミシェル・ウィリアムズ

    「ブローバック・マウンテン」で共演したヒース・レジャーと結婚したが、別れている。可愛いけど、ちょっと意地悪そう

     

     

     

    ボブ・ディランは新進シンガーソングライター&ゴスペルを歌う教会の牧師???

    ここではクリスチャン・ベイルが演じます。時は60年代前半、ニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジを拠点に盛り上がりをみせたプロテスト・フォークの世界に現れたジャック・ロリンズという新人シンガー。彼は女性シンガーソング・ライターのアリス・ファビアン(ジュリアン・ムーア)とともに“新しい時代の声”として中心的存在となっていく。しかしある事件で、理解者から反感を買うことに。その後大衆の前から姿を消す。

    約20年後、西海岸のカトリック教会でジャックは“ジョン牧師”と名乗り、キリスト教の伝道活動にいそしんでいた。プロテストフォークは歌わない!というジョンは、信者たちを前に、祈りにも似たゴスペルナンバーを力強く演奏しはじめる。

     

     ジャックとのことを語るアリス。

    今でこそ、ゴスペルは広く知られるようになり、ひとつのジャンルとして確立されているけれど。きっかけはこんな素晴らしい教会音楽を世に送り出したフォークシンガー たちが伝承したことクリスチャン・ベイル、歌が上手いので驚き

     

     

    リチャード・ギアが西部開拓時代のアウトロー、ビリーを演じます。

    ボブ・ディランは66年にバイク事故を起こした後、ニューヨーク近郊の田舎町、ウッド・ストックに身を隠すようにこもり、生活していたそうです。このころにレーコディング音源はのちの75年に「地下室(ザ・ベースメント・テープス)」として発表された。ビリーがたどり着いた開拓時代の西部の町、リドル(Riddle=「謎なぞ」の意味)はディランの曲中にしばしば登場する“アメリカの神話世界”の象徴となっている。この中に「パット・ギャレットとビリー・ザ・キッド」がある。

    ビリーは犬ヘンリーともに町“リドル”の人里離れた一軒の小屋で隠居生活を送っていた。ある日、久しぶりに町に出ると住民たちに退去命令が出され、棲家を追われていた。中には自殺者も出ているという悲惨な状態だったこの黒幕は、町の権力者にして、自分の宿敵でもあるギャレット長官であることを知る。汚職にまみれたギャレットの悪行を声高く非難したビリーは牢獄に入れられる。このことがきっかけで、町民たちは自らの権利を守るために一斉蜂起を開始するビリーは仲間の助けによって脱走果たした。そして新たな旅先へ向かうこと決意し、貨物列車に飛び乗った彼が抱えた古びたギターケースには「ファシストを殺すマシーン」と書かれていた。

     

     

     

    ハリウッド・スター/偽りの結婚生活ではヒース・レジャーが新人俳優、ロビーを演じています。

    ここではボブ・ディランの私生活に触れています。ボブには彼の人生に大きな影響を与えた二人の女性がいたそうです。彼女たちは、彼の歌詞のモデルとなったと言われています。スージー・ロトロ、(フリーホイーリン・ボブ・ディラン)という彼の有名なアルバムジャケットで、ボブに寄りかかっている女性。そしてサラは65年~77年にかけてディランと結婚した元妻。ディランとの間に4人の子どもがいる。

     

     クレア

     

    そんな彼の恋愛をここではロビーという俳優の人生と重ねています。クリスチャン・ベイルが演じたフォーク・シンガーのジャック・コリンズを題材にした映画で、ロビーは主演する。そんな彼がフランス人の美大生クレア(シャルロット・ゲンズブール)と出会い、たちまち恋に落ちてしまい・・・・・。すぐに結婚しかし順調な結婚と思われた結婚生活は・・・?ロビーは俳優として成功を収め、クレアは二人の子育てに追われるにつれ、少しづつ破綻しはじめるふたりの間には感情のすれ違いが多くなってしまう。73年、おりしもベトナム戦争で米軍が撤退したというニュースをテレビで見ていたクレアはロビーとの9年に及んだ偽りの結婚生活に終止符を打つことを決心するロビーの初主演映画「砂の粒」の中でジャックがフォーク・シーンとの訣別をアリスに告げるシーンが写っていた。

     

    自らをアルチュール・ランボーと名乗る象徴詩人をベン・ウィショーが演じます。

     

    19世紀フランスの象徴詩人として知られるアルチュール・ランボーはときに難解とされるディランの作詞世界に大きな影響を与えたらしい。ベンが演じるランボーは劇中でカメラに向かって語る多くは、65年のディランのインタビューで記者たちに煙を巻くかのように答えたものを引用しているそうだ。

    ベンの出番はそんなに多くない。そのかわり、この映画のナレーター的な役割を務める。観客からは見えない“背広姿の男たち”から「何故?プロテスト・ミュージックを書くのをやめたのか?」という質問を受け、アルチュールは、詩人のヴィジョンでモノローグを語り続ける。ーーーーその言葉は“他の5人のディラン”が繰り広げる事件のバックグラウンドを解き明かすためのキーワードでもある。

     

     “ウディ・ガスリー”という名の11歳の黒人少年。

    マーカス・カール・フランクリンが、ウディを演じます。

    おぉ!ウディ・ガスリーやあ~~。懐かしい名前に・・・・・。そうフォークシンガーなんですよね。ボブは62年にデビューしたんだけど、そのデビュー前の若きディランは、ウディ・ガスリーをはじめとするフォーク・シンガーやロバート・ジョンソンに代表される黒人ブルース・シンガーの歌をコピーして、ソングライティングの技術を学んでいた。アメリカ各地を旅しながら、オリジナルのヴィジョンを模索していた時期だったらしい。

    1959年、「ファシストを殺すマシン」と書かれたギターケースを抱えた黒人の少年が貨物列車に飛び乗る先に無賃乗車していたふたりの放浪者に向かい、ウディは自分のこれまでの半生を語り始める。黒人のブルースシンガーのに転がり込んだウディは、「過去の世界ではなく、今の世界のことを歌いなさい」という老母の言葉にショック受け、再び貨物列車で放浪の旅に出る。そんなウディは列車内で強盗団に襲われるあわよく白人女性に助けられ、その家族や友人から“天才ギター少年”と持ち上げられるそのとき、ミネソタ州の鑑別所から一本のが。実はウディ、その鑑別所の脱走者だったのだ過去を背負って生きることが嫌になったウディは、次のステージへ進むために、病床にいた本当のウディ・ガスリーの元を訪れる決意をするのだった。

     

     (解 説) 

    「エデンより彼方に」「ベルベット・ゴールドマイン」のトッド・ヘインズ監督が、アメリカ音楽シーンの生ける伝説ボブ・ディランの激動の半生を映画化した音楽伝記ドラマ。ボブ・ディランのさまざまな側面をフィーチャーした6人のディランが登場、それぞれクリスチャン・ベイル、ヒース・レジャー、リチャード・ギアら6人の俳優たちが演じ分ける実験的なスタイルが話題に。同役に女優で唯一キャスティングされたケイト・ブランシェットがヴェネチア国際映画祭で女優賞を獲得するなど賞賛された。
     詩人のランボーに傾倒する青年が男たちにプロテスト・ソングを止めた理由を問われ、詩人らしい言葉で応じていく。ウディ・ガスリーに憧れる黒人少年が放浪の末に一人のブルース・シンガーの家に転がり込むが…。その他、プロテスト・フォークの世界で時代の寵児となる新人シンガー、仕事の成功と裏腹に結婚生活で破綻を迎える映画スター、フォーク・ソングと決別し観客から裏切り者と罵声を浴びるロックスター、田舎で隠遁生活を送るアウトローといった様々な人格のボブ・ディランが登場し、彼の多面性と波乱に富んだ人生が多彩なスタイルで描かれていく。(allcinemaより)

     

    60年代~70年代の記憶がうっすら蘇る。ボブ・ディランは日本のフォークシンガーにとっても、崇拝される神様ような存在だった。彼の名をグループ名にしていた“ディランセカンド”、吉田拓郎も彼のことを歌にしていたと思う。そしてこの時代の歌は宗教的、政治的、哲学的な要素を含んだメッセージソングのようだった。これも、ボブ・ディランの大きな影響を受けていると思うのだ。時は流れ、時代は変ってしまい・・・。今ではフォークソングも聴かないけど。この時代に生きた私にとっては、懐かしさを感じる。今まさに、6人の俳優によって、再びボブ・ディランが蘇ったのかも。

     

     

    アイム・ノット・ゼア(英語)のサイトです。

     

     

     

     

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    ペネロピ(^0_0^)女は顔じゃないよ!ハートだよ!!

    2008-05-10 | 映画:ミニシアター

     

    じゃないよ だよ

    でも第一印象で決めるのはやっぱり・・・・。顔が綺麗可愛いっていうのがありなのかも世の女性の皆さん、これを観てどう思われるでしょうか?何か勇気が持てそうな感じが????

    5月3日、連休真っ只中、「ペネロピ」を京都みなみ会館にて鑑賞。そういえば、レビューせず、そのままの作品 「ブラック・スネークモーン」ではS○X中毒のあばずれ女性を演じたクリスティーナ・リッチが今度はの鼻を持った女性、ペネロピを演じました。まったく違ったヒロインのようだけど、どこか共通点があるような?そんな気がしました。

     

    凄~い資産家ウィルハーン家に生まれたペネロピは何と?どうもこの家の先祖のラルフが使用人クララに手を出してしまい、妊娠させてしまった。その上、彼女を捨ててしまい、名家の女性と結婚。そのことでクララはショックを受け、崖から身を投げてしまうクララの母親は 魔女となって屋敷に姿を現す一家に復讐「次に生まれるの耳と鼻を持った女の子になれ!!」と呪いをかけたのだ。しばらくは男の子ばかりだったが。その後初めて生まれた娘がペネロピだったのだ。

     

    の鼻と耳を持つペネロピの母ジェシカ(キャサリン・オハラ)は誰よりも苦しんだ娘の姿をマスコミや大衆の目から守るため、ペネロピは死んだことにする。何と葬式までやり、その上火葬にするやばいことをした。こうしてペネロピは世間の目から隠された。

     

    以来ペネロピはの中だけで暮らすことに呪いを解くにはふさわしい男性を見つけることそういうことを母に教えられ、ペネロピは完璧な花嫁教育を受けて育つ。

    18歳の誕生日を迎えると、ウィルハーン家の“仲間”の名家の人間がありのままのぺネロピを愛せば、呪いは解けるはずと何人もの花婿候補と見合いをするも、人目みた求婚者は恐怖に逃げ出してしまうそれがパターンだった。そしてその度、口止めの契約を結ばされた。

     

    何とそのお見合いは7年も繰り返されたある日うっかり、求婚者の一人、ヴァルダーマン家の息子エドワードを取り逃してしまうそしてエドワードはこの事実を警察に訴える。人間を見たと・・・・・。しかし彼の証言は妄想癖だと新聞に掲載されてしまうエドワードは名誉挽回のため、記者レモンと組むことに。レモンはかって、ペネロピのスクープを追っていた記者だった。証拠写真を手に入れようと奮闘。

     

    写真をゲットするため、スパイとしてある男を送り込む。その男は名家の生まれだったが、今は落ちぶれたギャンブラー青年マックス(ジェームズ・マカヴォイ)。5000ドルの報酬につられて、レモンたちの仕事を引き受ける。隠しが仕込まれたジャケットを着せられて、屋敷に向かう。

     

    ペネロピとマジックミラー越しの不思議な見合いをするマックス。

     

    自然体の彼に、今までの求婚者と違うものを感じたペネロピ

    マックスも彼女と過ごす時間、彼女との会話に心惹かれる

     

    3回目にあった日、ついにペネロピはマックスの前に姿を現した一瞬驚きながらも、マックスはペネロピの顔に優しく触れようとした瞬間、ガシャッ のシャッター音が鳴った。ジャケットの隠しカメラが作動してしまった

     

    レモンたちのところに戻ったマックスは「彼女は化け物じゃない」とカメラを地面にたたきつけて、粉々に壊してしまう

     

    スパイをしたことがばれたマックスはペネロペに真実を告白することに。しかしそれを言う前に彼女は、必死の思いでマックスにプロポーズ「もし呪いが解けなかったら?」とマックスが尋ねると、「そのときは死ぬわ。絶対に約束する!私と結婚して」。苦しそうな表情をしたマックスの返事は「できない」だった・・・・・・・。これこそ

     

    1000回分の失恋に襲われたペネロピを励まそうと母ジェシカの花婿探しはますます拍車がかかるこのお見合いが永遠に続くと思ったペネロピ、ついに家を出る決心をした。家族からの自由、自分の人生を思い切り生きてみよう

    マフラーで鼻を隠したペネロピはついに屋敷を飛び立った。初めて経験する外の世界で、彼女を待っていたものは・・・・・・。

     

    行くあてのないペネロピは、公園で・・・・・・。

     

    街のバーで、アニー(リース・ウィザースプーン)と出会う。 

    リースはこの作品で、製作者としても参加しています。

    街には楽しいことがたくさんあった。ペネロピは新鮮な空気を吸い込み、満喫するが・・・・・。彼女を探す両親たちの追っ手が今にも来そうな感じ

     

    あることから、彼女のことが世間に知られ・・・・の鼻と耳を持つペネロピは話題の人となる彼女は人気者となり、そのことで再び花婿選びも復活そしてあのエドワードとの結婚が決まるのだ。しかしペネロピの心の中は

     

     

    ありのままの私を受け止めてくれる相手ではないとエドワードに対して思うのだ。

    の鼻と耳を持ったペネロピは今の自分で生きて行くことに勇気を持つ。そんな自分が好きなのだからーーーー。

    この後奇跡は起こります。そしてペネロピは新しい人生を歩むことになります。

     

    マックスもペネロピに言えない秘密がありました。それを伝える勇気がなかったのです。でもそんなことは関係ないのでは?なんて思います。

    マックス役のジェームズ・マカヴォイは「つぐない」でキーラ・ナイトレイの相手役を演じている。まったく別人のように見えた。さすが、役者さんは凄いもんです。

     

    結果オーライですよ二人はハッピーになりますよ。ペネロピの鼻・耳はどうなったか?ぜひこの映画をご覧下さい。

     

     

    ペネロピ 公式サイト

     

    ※クリスティーナ・リッチ、14年ぶりに日本へインタビューはこちらをどうぞ!

     

     

     

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    スパイダーウィックの謎(吹き替え版)

    2008-05-06 | 映画:シネコン

    4月29日の祝日、MOVX京都にて鑑賞。実は仕事で利用者さんと行きました。なので吹き替え版です。混雑が予想されるので、早めに映画館へチケットを購入に行きましたが、意外にもシアターはまばらな状態・・・・・。良かった

     

    希望される映画には結構限定があり、まず邦画は駄目らしい!しかもアクションやスペクタクルなものを好むという方です。そして吹き替え版がいいということで。なかなかありませんよね。結局この「スパイダーウィックの謎」が希望に近いものでした。

     

    どうかな?なんて心配もあったけど、映像の凄さに大興奮となり、体を座席に打ち付けて。一緒に観ていた私はその様子に驚いてしまいました。声を出すと、周りの方に迷惑だと話していたので、体での表現となってしまったのでしょうね。

     

    主演はあの名子役、フレディ・ハイモア君。今回は双子のジャレッドとサイモンの二役に挑戦対照的な性格で、雰囲気も違うので、初めはまさかフレディ君が二役だとは分かりませんでした。

     

    お話を簡単に紹介

     

    双子の兄弟ジャレッド&サイモン、姉のマロリー(サラ・ボルジャー)は母のヘレン(メアリー=ルイーズ・パーカー)に連れられ、朽ち果てた屋敷にやってくる。両親の仲違いから、母親と子供たちは大昔に行方不明になった大伯父スパイダーウィック(デヴィッド・ストラザーン)の屋敷で、新生活を始めることになったのだ。この家にやってきた直後、壁の裏に何かがいる気配を感じたジャレッドは、さっそく屋敷を探検。屋根裏部屋で「決して読んではいけない」と警告のメモが張られた本を見つけ、思わずページをめくってしまう…。

    ジャレッドが見つけた“謎の本”をめぐり、邪悪な妖精たちと姉弟が攻防を繰り広げるミステリアス・アドベンチャー。「決して読んではいけない」本には何が書かれているのか、妖精たちはどうして本を狙うのか、行方不明の大叔父さんはどこに行ったのか…? 次々と登場するユニークな造形の妖精たちと、全編にちりばめられた謎解き要素で、最初から最後まで目が離せない作品。たくさんの魔法や妖精たちの秘密は、大人でもワクワクさせられるはず。主演は、『チャーリーとチョコレート工場』で世界的な人気子役となったフレディ・ハイモア。しかもワンパクなジャレッドと大人しいサイモンという対照的な双子を一人二役で演じており、さすがの演技力を見せつける。

     

    実写と3Dアニメ?のコラボがなかなか面白い。ジャレッドがお屋敷探検をすると、昔大叔父さんの部屋だった場所でシンブルタック(マーティン・ショート)という小さな男と出会う。彼はこの屋敷にまつわる秘密を知っていたのだシンブルタックは、このお屋敷がきのこのサークルによって守られていることを話す。この周りにはスパイダーウィック大叔父さんのを狙っている邪悪な生き物たちがチャンスを待っていると話す。そんなジャレッドにシンブルタックは石で作った輪を手渡す。

    スパイダーウィックの謎この石の輪で見えないものが見える!ことを教えられたジャレッドは、サイモンが変な生き物たちに連れて行かれるのを目撃サイモンを助けるために、追跡することに・・・・・・。

    の在りかをサイモンに聞いている。どうもジャレッドと間違えているようだ。

    スパイダーウィック大叔父さんが残したを手に入れようとこの謎の生き物は必死なっているようだ。マルガラス(ニック・ノルティ)はこの謎の生き物のリーダーのようだ。突然人間のように変身した。あのニック・ノルティが扮している。なかなかよく似合っている。

    サイモンはジャレッドにを生き物に渡すように話すが・・・・。ジャレッドは渡すと大変なことが起きると言う。

     

    本を守るため、ジャレッドの戦いは始まろうとしていた。何とか手立てはないのだろうか?その鍵を握るのは大叔父さん、彼は80年前、突然姿を消してしまっている。その行方は誰も知らない。唯一娘であるルシンダ叔母さんが今も生き残っている。彼女なら本を守る方法を知っているかもしれない。ジャレッドは邪悪な生き物から、逃れ、叔母さんを訪ねることに・・・・・。

     

    シンブルタクは甘いハチミツには目がない

     

    いよいよ、ジャレッド、サイモン、マロリーは一致団結して、邪悪な生き物から生き残るための戦いに挑むルシンダ叔母さんから聞いたことを心に留めて。

     

    この後、スパイダーウィック大叔父さんとの出会いも実現します不思議な出会いとなります。

     

     

     

    母へレン、子どもたちの話を信んじなかったが、この奇怪な現象に遭遇したことで驚きます。

     

    大人も子どもも結構楽しめる作品だと思いますね。本当は字幕版で観たかったですが。ちょっとあの邪悪な生き物の、幼稚ぽっさが少し気になるところですが、まあそれなりに人間たちと上手く絡んでいたかな?なんて。下手するとミスマッチになりそうな感じもするのですが・・・・。そこは資本と時間をかけて製作する。やはりアメリカ作品の凄いところかもしれませんね。

    まあ私も楽しませて頂きましたところでこの原作本は(作)『スパイダーウィック家の謎』(文渓堂刊)といい、原作者はホリー・ブラック。絵はトニー・ディテルリッジです。今回の映画化にも製作総指揮として関わっているそうです。

     

    原作本の紹介「スパイダーウィック家の謎」こちらをクリックしてみて下さいね。

     

    映画の公式サイトはこちらから

     

     ※何と!スパイダーウィック大叔父さん役のデヴィッド・ストラザーンはあの「マイブルーベリー・ナイツ」のアニーを演じた方でした。まったく気づきませんでしたね。

     

     

     

     

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