いつもご覧にだたいてありがとうございます!コメント並びにTBをもらっているのにお返しせずすみません!
少し体調がすぐれず、、、、。申しわけありませんが、少しの間お休みしたいと思います。
元気になりましたら、皆さんのところへお邪魔したいと思います。宜しくお願い致します
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少し体調がすぐれず、、、、。申しわけありませんが、少しの間お休みしたいと思います。
元気になりましたら、皆さんのところへお邪魔したいと思います。宜しくお願い致します
“おとぎ話”は終わった。今、新たなる「白雪姫」伝説がはじまる!
好き度:=70点
母が退院したので一段落。ご心配下さった方、またコメントのお返しにお邪魔したいと思っております。誠にありがとうございます。
さて観たい作品は知らぬ間に終了していたり、、、、。6月は思っていたほど鑑賞出来ておらず(涙)
今回はレイトで「スノーホワイト」を鑑賞して来ました。本作はそんなに期待度高くなかったせいか、意外にも楽しく鑑賞出来ました。
何が凄いってやっぱりシャーリーズ・セロンの邪悪なラヴェンナ女王ですかね。なかなか絵になっていましたよ。美人だけど意地悪そうな感じですものね(笑)
目つきが本当に意地悪そうです。
さて本作はあのグリム童話でお馴染の白雪姫なのですが。何とこの白雪姫、戦うヒロインの物語として大胆にアレンジして甦らせたファンタジー・アドベンチャーなんです。
主人公の白雪姫を演じたクリステン・スチュワート、勇ましかったし格好良かった。彼女の出演作を観るのはまったく初めてだったのですが。板についていましたね。22歳だそうですが、若いのに落ち着いた演技でびっくりです。
鏡よ鏡、世界で一番美しいのは誰?あの定番のセリフですね。
若い娘のエキスを頂かないと女王は急に老化現象を起こすというもんで常に女性たちを喰い物にしている。まさに化け物の女王です。
美しいシャーリーズのお顔がしわしわになるあたりがなかなか面白いです。CGで上手く映し出されていました。
間一髪のところハンターエリックに助けられ、闇の森で生き伸びるスノ―ホワイト。姿も美しければ心も美しい彼女はトロルの心にも優しさを与える。
森のすべての生き物にも安らぎを与えるスノ―ホワイト。
あらすじ(goo映画より)
スノーホワイト(クリステン・スチュワート)は、マグナス王と王妃に大切に育てられた外見も心も美しいプリンセス。しかし、母亡きあと、新しい王妃に迎えられたラヴェンナ(シャーリーズ・セロン)に父王を殺されたスノーホワイトは、国を乗っ取られ、7年間の幽閉生活を送ることになる。一方、女王ラヴェンナは魔法の鏡にいつも問いかけていた。「鏡よ、鏡。この世でいちばん美しいのは誰?」「もちろん女王様です」しかしある日、鏡はこう言った。「この世でいちばん美しいのは女王様ですが、やがてあなたよりも美しい娘が現れます。その時、娘の心臓を食べれば、あなたは永遠の美と若さを手に入れ、不死身となるでしょう」その娘が自分の継娘スノーホワイトと知った女王は、彼女を殺そうとするが、闇の森へ逃げられてしまう。女王は森に詳しいハンターのエリック(クリス・ヘムズワース)を雇い、刺客として解き放つ。だが、スノーホワイトは彼と手を組み、危険をかわしながら、たくましく生きる能力を身につけていくのだった。女王はその後も、あの手この手でスノーホワイトを追跡、罪のない命と自然を破壊していく。すべては自分のせいと心を痛め、たとえ地の果てまで逃げても女王の魔の手から逃れられないと悟ったスノーホワイトは、抵抗軍を組織し、女王を倒すべく進軍を開始する……。
甲冑スタイルも勇ましい
姫をサポートするエリックにはソーでお馴染のクリス・ヘムズワース。
白雪姫といえばやはり7人の小人。
顔ぶれは、イアン・マクシェーン、ボブ・ホスキンス、レイ・ウィンストン、ニック・フロスト、トビー・ジョーンズと超豪華でした。
ウィリアム王子にはサム・クラフリン この人何処かで観たと思ったらパイレーツ・オブ・カリビアン生命の泉でフィリップ役に抜擢された方でした。
何といってもシャーリーズの邪悪な女王の豪華な衣装もこの作品の見どころかも。
重厚な感じで結構見ごたえありましたが、ラストはあっけなく終了するのでちょっと拍子抜けするところもあり。
解説(goo映画より)
グリム童話「白雪姫」をモチーフに、悪に立ち向かい、タフに進化していくヒロインの姿を描くアクション・アドベンチャー。監督は、CM界で華やかなキャリアを築き上げ、本作が長編デビューとなるルパート・サンダース。出演は「トワイライト」シリーズのクリステン・スチュワート、「ヤング≒アダルト」のシャーリーズ・セロン、「マイティ・ソー」のクリス・ヘムズワース。
メディア | 映画 |
上映時間 | 127分 |
製作国 | アメリカ |
公開情報 | 劇場公開(東宝東和) |
初公開年月 | 2012/06/15 |
ジャンル | アクション/アドベンチャー/ファンタジー |
映倫 | G |
その手を誰も忘れなかった。
※深刻な話なのでこれを好きかどうかで判断するのはどうか?と思い今回は好き度という評価はしないことにしました。
“児童移民” 初めて聞いた言葉。
この作品を観るまで知らなかった。しかも実話ということで驚き!それも国あげての事業だというのだからえぇ~うそでしょう?そしてそんなことが最近まで行われていたなんて、、、、。
イギリスの名匠ケン・ローチの息子ジム・ローチが初長編映画デビューとなった作品。原作はマーガレット・ハンフリーズの『からのゆりかご 大英帝国の迷い子たち』を映画化。
この移民事業は何と19世紀から1970年まで続いたそうです。しかも幼い子どもの年齢は3歳だそうで、、、、、。
その恐るべき実態は、延べ13万人もの子供が強制移民させられ、カトリックの施設などで過酷な労働を強いられ、レイプまでされていた実態なんです。バックボーンは慈善団体や教会だそうです。そんな組織が裏でそんな卑劣なことをやっていたとはね。本当にショックとしか言いようありません。
ジム・ロ―チ監督と本物のマーガレット・ハンフリーズさんです。
マーガレットさん直撃インタビューの詳細はこちらから→ココ 映画化の経緯なども触れています。
さてあらすじ(goo映画より)
イギリス、ノッティンガム。1986年。ソーシャルワーカーのマーガレット・ハンフリーズ(エミリー・ワトソン)は、ある夜、見も知らぬ女性シャーロットから「自分が誰なのかを知りたい」と訴えられる。シャーロットはノッティンガムの児童養護施設にいた4歳の時に、数百人の子どもたちと一緒に船に乗せられ、オーストラリアに送られたという。最初はその話を信じられなかったマーガレットだが、さらに別の女性ニッキーからも興味深い話を聞く。数年前届いた“多分、僕はあなたの弟です”と伝える手紙。彼女の弟ジャック(ヒューゴ・ウィーヴィング)も、シャーロットと同じようにオーストラリアへ連れて行かれ、姉の居所をようやく探し出して手紙を送ってきたのだ。それをきっかけにマーガレットは調査を開始。すると、死んだと聞かされていたシャーロットの母がまだ生きている事実を発見。しかも、シャーロットの母は、娘はイギリスの養父母にもらわれたと信じていて、オーストラリアに送られたことなどまったく知らなかった。ジャックに会いにオーストラリアへ向かったマーガレットは、そこにジャックやシャーロットと同じ境遇の人たちが大勢いることを知る。彼らはオーストラリアに到着すると、過酷な環境で働かされたり、虐待されたり、苦しい人生を歩んでいて、自分が誰なのか、母親がまだ生きているのかを知りたがった。マーガレットは、イギリスとオーストラリアを往復し、彼らの家族を捜し出す活動を始める。オーストラリア。マーガレットのもとには、沢山の人が相談に訪れ、長蛇の列ができた。最初の相談者に付き添って来た男性レン(デイヴィッド・ウェンハム)は、「あんたに何ができる」とマーガレットに突っかかるが、実は彼も児童移民で心の底では母親を見つけたがっていた。やがて、マーガレットの活動はマスコミの注目を集めはじめ、イギリスが子供たちを植民地に送った<児童移民>が、政府の政策によって行われていた事も明らかになる。そして彼女の調査は、しだいに政府レベルの大きな組織をも揺らし始めていった……。
エミリー・ワトソンがマーガレット役を演じ。事の真相解明をして行く。
観客の私たちはその真実を彼女とともに知って行く事に、、、、。
喜怒哀楽は抑え気味の演技でなかなか素晴らしいエミリー・ワトソン。一生懸命にこの問題に正面からぶつかっていく姿にも感動。時としてナーバスになる事も。知りうることによって彼女を襲う恐怖も。そのおかげでPTSD状態に。
しかし彼女はそんなことに負けず、、、、。恐怖を相手にさらに調査を進める。
ヒューゴ・ウィーヴィングも登場。
解説(goo映画より)
英国最大のスキャンダルともいわれる“児童移民”の事実を明らかにしたイギリスのソーシャルワーカー、マーガレット・ハンフリーズの物語。監督は、ケン・ローチ監督を父に持ち、本作が長編映画デビューとなるジム・ローチ。出演は「脳内ニューヨーク」のエミリー・ワトソン、「パブリック・エネミーズ」のデイヴィッド・ウェンハム、「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」のヒューゴ・ウィーヴィング。
メディア | 映画 |
上映時間 | 106分 |
製作国 | イギリス |
公開情報 | 劇場公開(ムヴィオラ) |
初公開年月 | 2012/04/14 |
ジャンル |
ドラマ |
児童移民とは、養護施設の子供たちを長い間イギリス連邦の旧植民地に移住させた事業。作中におけるオーストラリアでは収容施設での重労働、暴力、性的虐待がはびこったが、教会により長く隠されてきた。児童移民の数は13万人を上回ると推計され、2009年11月にオーストラリア首相が、2010年2月にイギリス首相が事実を認め、正式に謝罪をしている。
マーガレット・ハンフリーズさんは原作の印税をもとに基金を設立し、現在も児童移民だった人々の家族を探す活動を続けている。
真夜中のパリに魔法がかかる
好き度:=90点
MOVIX京都にて鑑賞。
ロマンチック☆★な大人の絵本って感じでお洒落。アレンおじさん傑作作品ですね。
オーエン・ウィルソンはどちらかというとちょっと苦手なのですが。この作品ではとてもハマり役でなかなか良かったですね。常に夢を追うロマンチストな役がとても好感持てました。
その上にまわりはとても豪華キャストときていてこれがまたたまらないんですよね。
冒頭はパリの名所が音楽とともにしばらく映し出されて、何か旅行気分に浸れるそんな雰囲気です。アレンおじさんの定番の字幕紹介もあっさりとしていてこれがまた飾り気がなくて良いんですよね。
さて主人公ギルが真夜中のパリで出会う往年の芸術家は総勢17名。ヘミングウェイやダリ、マティス、ピカソにマン・レイと名立たる人物が登場。あ!ムーラン・ルージュでお馴染のロートレックもいたわ。名前を聞くだけで何だかドキドキ感もあったり。
しかも午前零時の鐘とともにクラッシックカ―がやってきてタイムスリップするというこの流れも粋で洒落ているよね。
主人公ギルを演じるオーエンはどちらかといえば典型的なアメリカ人ぽくてこのクラシカルな雰囲気の中ではちょっと浮いて見える。そのミスマッチがまたたまらなく良い味を出しているんですよね。
ギルの婚約者イネズにはあのレイチェル・マクアダムス。今回は現実的でちょっと?我儘な女性。
何でもアレンさん、彼女には悪女を演じて欲しかったそうな。
夢見るギルとはまったく正反対のイネズは彼の話にはまったく取り合わず。どうも嚙み合っていない。タイムスリップしたことを話しても信じてもらえない始末。
あらすじ(goo映画より)
ハリウッドの売れっ子脚本家ギル(オーウェン・ウィルソン)は、婚約者イネズ(レイチェル・マクアダムス)とともに愛するパリを訪れる。ワンパターンの娯楽映画のシナリオ執筆に虚しさを覚えているギルは、作家への転身を夢見て、ノスタルジー・ショップで働く男を主人公にした処女小説に挑戦中。パリへの移住を夢見ていたが、お嬢様育ちで現実主義者のイネズは、安定したリッチな生活を譲らない。そんな2人の前に、イネズの男友達ポール(マイケル・シーン)が登場。
パリ市内の観光スポットも一緒に紹介
ヴェルサイユ宮殿
おぉ~やっぱりマイケル・シーンだった。髭もじゃのお顔なので別人かと、、、、。
美術館ガイド役にはフランス元大統領サルコジ夫人のカーラ・ブルーニ
この場所はノートルダム寺院脇のジャン23世公園というパリの観光スポットの一つ
イネズと水入らずでパリを満喫しようとしていたギルにとって、彼は邪魔者でしかなかった。そうして迎えた第1夜。ワインの試飲会に参加した後、1人で真夜中のパリを歩いていたギルは、道に迷ってモンターニュ・サント・ジュヌヴィエーヴ通りに迷い込む。物思いに耽っていると時計台が午前0時の鐘を鳴らし、旧式の黄色いプジョーがやってくる。その車に乗り込んだギルは、古めかしい社交クラブで開かれているパーティに参加。そこで出会ったのはスコット・フィッツジェラルド夫妻に、ピアノを弾くコール・ポーター、パーティの主催者ジャン・コクトー。ギルは1920年代のパリに迷い込んだのだ。
キャシー・ベイツ演じるガ―トル―ド・スタインはアメリカの女性作家だそうです。著名な方のようです。
デロール 1831年創業の老舗剥製店
翌晩、ギルはヘミングウェイに連れられてガートルード・スタイン(キャシー・ベイツ)のサロンを訪問。そこでガートルードと絵画論を戦わせていたパブロ・ピカソの愛人アドリアナ(マリオン・コティヤール)と出会い、互いに好意を抱く。
セーヌ川
さらに次の夜。真夜中のパリをアドリアナと2人で散歩し、夢のようなひと時に浸る。ところが思いがけないことで婚約者イネズの存在を知られ、アドリアナは去ってゆく。毎晩1920年代のパリに繰り出すギルは、どんどんアドリアナに惹かれてゆく。そして5度目のトリップを終えたとき、ギルは人生を左右する大きな決断を下すことになる。果たして気まぐれなパリの街は、彼に微笑んでくれるのだろうか……。
ジヴェルニー
ロマンチックな雰囲気にピタリ。ここはクロード・モネが住んでいた家がある村の庭園。モネのテーマの一つである水連が有名な場所。
ロダン美術館
婚約者の両親と食事をした場所はかの有名な、マキシム・ド・パリ
お話もさることながら、パリ市内の観光スポットがいっぱい見れるのも必見ですね。
コール・ポーターの曲が縁でガブリエルとの出会いも見逃さずに。
忘れちゃいけないこの人 ダリ役で登場のエイドリアン・ブロディ ダリ~!と盛んに言っていた(笑)
解説(allcinemaより)
本国アメリカではウディ・アレン監督作としては最大ヒットとなったチャーミングなファンタジー・コメディ。作家志望のアメリカ人男性が、ひょんなことからヘミングウェイやフィッツジェラルド、ピカソといった伝説の作家や芸術家たちが集う憧れの1920年代パリに迷い込み、幻想的で魅惑的な時間を過ごすさまを、ノスタルジックかつロマンティックに綴る。主演は「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」のオーウェン・ウィルソン。共演にレイチェル・マクアダムス、マリオン・コティヤール、キャシー・ベイツ。また、フランス大統領夫人カーラ・ブルーニの出演も話題に。アカデミー賞では作品賞を含む4部門にノミネートされ、みごとオリジナル脚本賞を受賞。
アカデミーに対してはあまり興味のないアレンおじさんですが、受賞してどうだったのでしょうか。
メディア | 映画 |
上映時間 | 94分 |
製作国 | スペイン/アメリカ |
公開情報 | 劇場公開(ロングライド) |
初公開年月 | 2012/05/26 |
ジャンル | コメディ/ファンタジー/ロマンス |
映倫 |
G |
ラストのこのシーンがまた良いんですよね
最愛の人の死から立ち直ろうとする家族の<軌跡>を描く、実話から生まれた<奇跡>の物語。
好き度:=70点
母の入院とかでなかなか映画館へ足を運べず、、、、。ようやく時間を作って観て来ました。
これが実話ベースだとは知りませんでした。
原作は『幸せへのキセキ 動物園を買った家族の物語』。ベンジャミン・ミー著
マットと肩を組んでいる方が本物のベンジャミン・ミー氏だそうです。
実際にモデルとなった動物園はこの映画のおかげで今年のイースター休暇で最高の入園者を記録したそうな。映画の威力はさすがですね。
お話しはマット演じるベンジャミン・ミーが最妻の死後、心機一転をはかり、息子・ディラン、娘・ロージーと共に閉鎖された動物園付の広い家に引っ越すことに。。。。
新しいオーナーを迎えるメッセージ♪
考えたら凄い話ですよね。動物園付の物件なんてちょいと考えられない。日本じゃあありえない事ではないでしょうか?その上ド素人の主人公がいきなり動物園のオーナーになり一から運営をするなんて驚き!まさに未知なる冒険としか言いようがない(笑)映画の上だけのお話ならまだしも。実際にこの本を読んでみるべきかもしれません。
そしてそれだけではない。動物園を支える個性的なスタッフたちをどう上手くまとめていくかも指南なところ。
個性的な飼育員スタッフ ケリ―役にはスカちゃんが。
久しぶりのスカちゃん。なかなかパワフルでキュートな女性で登場!マット演じるベンジャミンと何だかいい関係になりそうな?
と思ったらちょっとだけそんな雰囲気だった。でも完全にはハッピーエンドではなかったけど。この辺が程良い感じで良いのかもしれません。
びっくりする場面も!ベンジャミンとグリズリーが遭遇?至近距離でヤバい(汗)えぇ~どうして撮影しているの?とかライオンとスカちゃんが?!鍵が壊れて危うくの場面とか。
息子ディランがヘビの箱を開けてしまい、翌朝外はヘビだらけだとか(笑)動物苦手な私にとってはドキドキものでした。
印象に残ったのはトラが終末期を迎えているシーン。こんな風に死を迎えるんだということを教えてもらった。やはり自然の逆らってはいけないことをベンジャミンとともに私も体験出来た。
それから気になったのは息子ディラン少年の複雑な心境。
ロージーが楽しそうにクジャクと戯れる姿を見たベンジャミンは動物園購入を即決したこと、スタッフとのミーティング、園内の修繕に忙しい上、幼い妹にばかり目が行く父。その一方家庭内で孤立するディランは邪悪な絵を画用紙の上で描く日々が続く。
唯一リリーが話し相手になってくれるが、彼女さえも知らぬ間に傷つける。まだ自分がどうしていいのかわからない年頃で世間から隔絶されてしまったディランの、他人の心中を思いやる余裕のなさと自分の心中をうまく伝えられないもどかしさが切実な気がした。
リポーターだったころの父を尊敬していたはずだが、母が死んで腑抜けになった父には何となく距離を感じていたのかもしれない。
そして動物経営という新たな冒険に乗り出した父を少しづつ見直していく過程がとても印象深い。
動物園のポスターにディランの絵を入れることにしたベンジャミン。きっとディランは何よりも嬉しかったと思うのだ!
そして真剣に母とのなれそめを語ってくれたことに、愛されている実感を再認識する。ディランは父親の背中を見てきっとベンジャミンは理想父となったに違いない。
リリーにはエル・ファニング
リリーとも深い絆で結ばれる事に♪ ハッピー!
あらすじ(Moviewaklerより)
イギリスのコラムニストであるベンジャミン・ミー(マット・デイモン)は、半年前に妻を亡くし、14歳の息子と7歳になる娘とともにその悲しみから立ち直れないでいた。悲しみからベンジャミンは仕事を辞め、息子は学校で問題を起こし退学処分になってしまう。ベンジャミンは心機一転、新天地での再スタートを望み、郊外に家を購入。その家は、閉鎖中の動物園付きだった。動物園を再建すべく取り組むベンジャミンだが、素人ゆえわからないことだらけでトラブルが続き、かさんでいく修理費や薬代に頭を抱える。しかし飼育員たちや動物園を心待ちにしている地域住民、思いもよらぬ亡き妻からのプレゼントに支えられ、妻とのある約束を果たそうとする――。
ラスト近くのシーンがなかなかナイス!ベンジャミンが亡き妻との思い出の場所で、子供たちになれ染めを手ぶり身ぶりで説明するシーンがとても素敵だった。
ロ―ジ―役のマギー・エリザベス・ジョーンズちゃんが終始この作品のムードメーカーのような気がした。とにかく可愛いのです。
7月7日開園日は前日の大雨から一転して晴れ。しかし誰も来ていない?う~んどういうこと、、、、。
これは観てのお楽しみです。
解説(allcinemaより)
英国の人気コラムニスト、ベンジャミン・ミーの奇跡の実話を「あの頃ペニー・レインと」のキャメロン・クロウ監督が映画化した感動のヒューマン・ドラマ。妻の死から立ち直れずにいた主人公が、心機一転とばかり動物園付きの邸宅に引っ越し、飼育スタッフたちと力を合わせて困難な動物園の再建に奮闘するとともに、悲しみを乗り越えて子どもたちとの絆を取り戻していく姿を描く。主演は「ボーン・アルティメイタム」「ヒア アフター」のマット・デイモン、共演にスカーレット・ヨハンソン、トーマス・ヘイデン・チャーチ。
右端の方がキャメロン・クロウ監督
メディア | 映画 |
上映時間 | 124分 |
製作国 | アメリカ |
公開情報 | 劇場公開(FOX) |
初公開年月 | 2012/06/08 |
ジャンル | ドラマ |
映倫 | G |
あなたは、これを愛と呼べるか――
好き度:+5点=85点
ノルウェーまだ~むさんのお薦めで、鑑賞して来ました。5日東宝シネマズディということでこの日は1300円。
久しぶりに凄い映画を観た!って感じです。ところがその後が、良くなかった(>_<)ちょっと調子が悪いなあと思ったら風邪
「トーク・トゥ・ハー」「ボルベール <帰郷>」の鬼才ペドロ・アルモドバル監督が、ティエリ・ジョンケの原作を大胆にアレンジして描く愛と狂気の官能ミステリー。う~んこれは最初から面白そう(笑)
一体この美女は誰なのか?何故に監禁されているのか?ワケがわからない場面から始まりますが。次第にどういうことなのかがちょっとづつ解明されていきます。
人工皮膚の開発を進める整形外科医・ロベルは、自宅にベラという美女を監禁して彼女の肌に手を加えているらしい。ある日、訪問してきた初老のメイド、マリリアの息子セカにベラはレイプされるが、ロベルはセカを射殺する。
マリリアの息子セカはトラのコスチューム。何だかこの人が登場しただけでこれから何かが起こるのでは?という感じだったんだけど。
意外にもあっけなく殺されてしまうんだよね。
べラは何度か隙を見てこの場所から逃げようとするんだけど、ロベルの力に押さえられて逃げることが出来ない。そもそも何故に捉えられているのか?単に皮膚の実験だけではなさそうな気もしたり。そのあたりは過去にさかのぼる場面で少しづつその理由も。
一見紳士的なロベル。学会での発表シーンを見ている分には分からないけど、一旦自宅戻るとその行動はちょいとヤバそうな。
一体何故こんな人工皮膚を開発する目的があるのか?
謎だらけでとても興味深いところがこの作品の見どころかな。さて物語は過去へとさかのぼり、私たちは衝撃の事実を知ることに。
ここからネタばれしています。
その事実とは、ロベルには、交通事故で大やけどを負った妻を助けてやれず自●に追いやった上に、一人娘までレイプされ自ら命を絶った過去があった。娘への思い、妻への思いはやがて彼にとんでもない行動を起こさせることになる。
娘に手をかけた男への異常までの執念はやがて復讐と化するのだが、その復讐は半端じゃあない。これを復讐というべきなのかどうか?殺すという行為なら、まだましかもしれない。まさにべラじゃないけど生き地獄といった方がいいのかもしれない。
手をかけた男はビセンテという青年だった。ビセンテはバイクに乗って出かけた。その後をつけて来たのがロベルである。彼のバイクを車で倒し、拉致する。そこからが凄まじい。鎖に繋がれたビセンテを軟禁状態とするのだ。
そしてここからがとんでもないことになる。彼もついにロベルの実験の対象となるのである。まさかここまでするか!とびっくり。
これ酷いわ!と声をあげたくなる。確かに娘に手をかけたビセンテはいけないかもしれないけど。拉致してこここまでの仕打ちをするべきなのかと疑問を持つ。
つまり彼は全身性転換手術を受けることになる・・・・・。女性となるのだ。ここまで言えばその女性化したのは誰なのかが分かると思う。
そうべラこそ、ビセンテの生まれ変わりなんですね。そっくり亡き妻と同じように整形されてしまったのです。
これで謎は解けました。しかし整形した後のべラを亡き妻同様に愛してしまうというのがどうも納得がいかない。あくまでも元は男性です。どうしてそんな気持ちになるのでしょうか?
軟禁され、彼の愛情を受けなければならないべラ。憎しみや怒りによって人間を全てそっくり変えてしまうなんてあまりにも残酷な話です。
異常までの行動にただ衝撃でした。人の人生をどう思っているのか?いくらその相手に憎悪があったにしろ、こんな無茶苦茶なことをするロベルの心理はまさに異常としか言いようがありません。
あらすじ(allcinemaより)
トレドの大邸宅に暮らすロベル・レガルは、最先端のバイオ・テクノロジーを駆使した人工皮膚開発の権威としても知られている世界的な形成外科医。そんな彼の屋敷の一室には、初老のメイド、マリリアの監視の下、特殊なボディ・ストッキングをまとった美女ベラが幽閉されていた。彼女はロベルの妻ガルに瓜二つだった。しかし、実際のガルは12年前に交通事故で全身に火傷を負い、非業の死を遂げていた。以来、失意のロベルは愛する妻を救えたであろう“完璧な肌”を創り出すことに執念を燃やしていく。そして6年前、ある忌まわしき事件が、ついにロベルを狂気の行動へと駆り立ててしまうのだった。
ラストについては語りませんが、まあこんなことをしたらこうなるんだろうねとしみじみ思いました。今年観た中での衝撃の1本でした。
マリリア役には、「オール・アバウト・マイ・マザー」のマリサ・パレデス。
解説(goo映画より)
「ボルベール 帰郷」などで知られるスペインの巨匠ペドロ・アルモドバル監督が「レジェンド・オブ・ゾロ」のアントニオ・バンデラス、「この愛のために撃て」のエレナ・アナヤ主演で贈る、愛を巡る問題作。亡き妻への愛情から“完璧な肌”の創造を企む天才外科医と、彼に幽閉された女性を中心に、謎めいたドラマが展開する。
メディア | 映画 |
上映時間 | 120分 |
製作国 | スペイン |
公開情報 | 劇場公開(ブロードメディア・スタジオ) |
初公開年月 | 2012/05/26 |
ジャンル | ドラマ/ミステリー/サスペンス |
映倫 |
R15+ |
ボディスーツがなめかしいです。 緑のジャケットの人が監督さん
いつもブログをご覧頂いている皆さんへ、、、。
すみません!母が入院したことで、ばたばたしております。その上私自身もちょっと体調不良気味のため更新停滞しております。
とりあえずそんなことでTBやコメント頂いた皆さん、お返しが遅れますが、宜しくお願いします。
元気になりましたら、改めて皆さんのところへご訪問させて頂きます。
mezzotint
絶対に救い出す――。
好き度:=40点(甘めかな)
京都みなみ会館にて鑑賞。
観なければ良かった!これがこの作品の感想第一声です。もうもう最近ついていません。せっかく遠くまで足を運んだのに、、、。これはないでしょ(涙)
クロエちゃん、サム・ワ―シントン、ジェシカ・チャステインという顔ぶれに惹かれていそいそ行ったのに。。
映像はかなり暗めでドキドキ感は十分サスペンス性が満々だったので最初は期待度全開でした。それにマイケル・マン監督の実娘が監督ということもあってきっと凄い映画を見せてくれるのかと思っていたんですよ。
ところが全体に話が中途半端な気がしてなりません。
物語は「キリング・フィールド」と呼ばれる犯罪多発地帯で失踪した少女を救うために殺人課の刑事たちがタブーに挑みながら奔走するという筋書きなのですが、犯人らしき人物は複数に登場。怪しいといえば怪しいのですが、犯人の人物像がはっきり描かれていません。
そのうちそのあたりが出て来るのかと期待していたのですが、まったくもって無し。その上殺人する動機も見えて来ず。単に映像の暗さだけがえらく印象的ですが。
クロエちゃん演じるアンという娘は観察保護を受けていて、家族は母子家庭らしい。その家にはびこる複数の男たちは母が体を売って商売をしているお客らしいのですが。その複数の男たちの実像もはっきりとは語られておらず、ただ怖さを煽る映像だけで何も見えて来ません。そうか。この男たちが犯人なのか?と思わせるような感じが。
ところが別に怪しい男がまた登場。首や腕にタトゥのある短髪の男です。この男はクラッシクカ―に乗り、女性に声をかけてナンパ?らしきことをします。サム・ワ―シントン演じるマイクは彼が少女連続失踪事件の☆ではとマークするんですね。
ということで失踪事件に関わるそれらしき男たちは2ケースあるわけです。どちらもそれほど核心的な部分は映し出されず、今一つ引き込まれるようなものはありません。
自宅で襲われた女性の場面も何だかね。どちらかの男が犯人なのかどうか、ちょっとヒントでもあればまだ良いのですが、、、。
ジェシカ・チャスティンはマイクの元妻で刑事という役どころ。これも特に説明はないけど、マイクが飼っている犬の事から判明。
とにかく全てが消化不良的です。サスペンスということですが、そんなに怖さも感じないし、、、。監督さん、事件をリサーチしてこれなんだと疑ってしまうような。
そもそもマイケル・マン監督がある方と共同で数年前から温めた脚本らしいんだけど、何かそんなたいそうなものでもないような気がするんですけどね。
こんなに豪華なキャストを起用してこれはないでしょうと言いたくなるような作品でした。
あらすじ(goo映画より)
有能だった亡き父と同じ殺人課の刑事として日々捜査に明け暮れるマイクは 血の気が多く、周囲とトラブルを起こしてばかり。 ニューヨークから転属してきたブライアンは、 そんなマイクの頼れる相棒であり、よき理解者だった。 二人は住宅街で起きた少女の殺人事件を捜査中だったが、手がかりすらつかめていなかった。 しかし新たに少女が犠牲になる事件が次々に発生する。 地道な捜査を続け、有力な容疑者が浮かび上がった矢先、ブライアンが気にかけ面倒を見ていた心に傷を持つ少女、 リトル・アンが失踪してしまう。 刑事の勘が騒いだブライアンは、アンが事件に巻き込まれたと直感する。 必死にアンの捜査をするブライアンに引っ張られるように、マイクも次第に事件に深く入り込んでいく。 二人は互いにぶつかり合いながらも、アンを助け出すために “キリング・フィールド“と呼ばれ恐れられる“犯罪多発地帯”へと踏み込んでいく・・・。
クロエちゃんの横の男が、怪しい一人目の男でした。ちょっとケビン・スぺイシ―ぽいルックス
アンは後半の場面で誘拐されるんですが、そんなに作品の大きなポイントでもないような。
ここからちょっとネタばれ。
アンを誘拐したのは、やはりあの母の仕事の客でした。でもそれ以外は彼が犯人かは分かりません。クラッシクカ―のタトゥの男については自然消滅です。物語から外れてしまった?ような。はっきりとは言えませんが。
メディア | 映画 |
上映時間 | 105分 |
製作国 | アメリカ |
公開情報 | 劇場公開(ミッドシップ) |
初公開年月 | 2012/04/14 |
ジャンル |
犯罪/ドラマ/サスペンス
|
解説(allcinemaより)
テキサスに実在する犯罪多発地域で起きた実話をベースに、連続する少女失踪事件を追う2人の刑事の姿を描いたクライム・サスペンス。主演は「アバター」のサム・ワーシントンと「ウォッチメン」のジェフリー・ディーン・モーガン。共演にクロエ・グレース・モレッツ、ジェシカ・チャステイン。監督は本作の製作を務めるマイケル・マンの娘、アミ・カナーン・マン。