人生は、最期がもっとも美しい。
Tジョイ京都にて、先週鑑賞しました。この後、ダウン・・・。
記事を書くどころじゃなくなってしまい、何かもう大変
さてジョージ・クル―ニ―主演の本作の紹介・・・・。
ジョージ・クル―ニ―、いつもとは違い、ク―ルで孤独なスナイパー役。脇を固める女優さんも男優さんも馴染みの人はいません。
舞台はスゥエ―デンからイタリアということで、勝手にヨーロッパ映画だと思っていたら、いやいやアメリカ映画でした。
冒頭は雪深いスウェ―デンの山の中から始まる。女性の家だろうか?主人公ジャック(ジョージ・クル―ニ―)がその家に身を寄せているようだ。
その連れの女と雪原を歩いているところを狙撃される。一瞬の間にスナイパーを返り討ちにすると、一緒にいた女も撃ち殺してしまった。彼女も敵の一味だったかもしれないと疑惑を胸に秘め、ジャックは雪原を後にする。
愛しあっていた女性も信じられないというところだね。
スウェーデン・ダラルナでのシーンはここだけ、その後はイタリア・ローマへ舞台は変ります。
ジャックは“組織”の連絡係、パヴェル(ヨハン・レイセン)と接触。身を隠して連絡を待てと指示を受ける。だけど一体どんな組織なのか?が今一つ分かりません。
組織の連絡係りはこの人。背後の組織があるのだが、登場するのはこの人だけ。
組織の連絡係パヴェルと接触したジャックは、紺のフィアットと携帯電話を渡され、ローマから東へ遠く離れた
カステルヴェッキオ(カステルヴェッキオ・カルヴィージオ)の街に身を潜めるよう指示されるんだけど、、、、。
街にたどり着いて一度は車を降りたジャック。しかし小さな街の住人がよそ者の彼に向ける視線に出会い、これがどうもね。
てなわけで、再び車に乗り込むと、携帯電話を投げ捨ててさらに高地へと向かうんですね。
そして城塞都市の名残を残す町、カステル・デル・モンテでアメリカ人カメラマンとして、小さな部屋に身を落ちつけた。
カステル・デル・モンテの街 街並がとても素敵
古い街並みはヨーロッパ独特の雰囲気があって、、、。風景を観るだけでも良かった。
この作品はアクション・サスペンスというジャンルなのですが、そんなにハラハラドキドキなアクションもそんなに登場しない。
むしろジャックの置かれた人生と彼が心惹かれていくクララの切ないラブストーリーがメインのような気がするんですけどね。
カステル・デル・モンテに住まいを借りると、すぐに体力維持のための室内トレーニングと双眼鏡での屋外観察が彼の日課となる。
スナイパーの鉄則は人と関わらないということだが、、、、。その意思に反してしまう?というか向こうから関わりもってくることに。
その一人がこの神父さん 食事に招待してくれたベネデット神父(パオロ・ボナチェッリ)
ライフル制作の仕事の依頼人に会うため、ジャックが訪れたのはスルモナの街。
多くの人でにぎわう明るい街中のカフェに現れた依頼人は、意外にも若く美しい女性マチルダだった。
彼女から減音器付き狙撃ライフルの仕様説明を受け、早速制作を開始。銃身部は郵送で取り寄せる。
足りない部品はベネデット神父の息子が営む怪しげなガレージを訪ねて譲り受けた。
再びカステル・デル・モンテの街に戻り、ライフルの制作に取りかかったジャック。
しかし、必要があれば友人すら迷わず撃ち殺す人生を送ってきた彼の心は、わずかな物音にすら
眠りを妨げられ飛び起きるほど、孤独と不安に苛まれていた。
立て作業もほぼ終わったある晩、ふと立ち寄ったカフェの主人からジャックは一通の封筒を受け取る。中にはスウェーデンのあの殺しの記事の切り抜きが一枚入っていた。
おぉ~ここまで足がついたとは!!でもそんなに緊迫したものは感じ取れないけどね。
ジャックを狙うスナイパー。
撃ち合うこのシーンはちょっとしたアクションでしたが。でもそんなスリリングなものは無いなあ。
そんな中、ジャックはなじみの若い娼婦クララ(ヴィオランテ・プラシド)と昼間のカフェでばったり出くわす。売春宿の暗い室内では見えなかった明るく美しい表情に魅かれ、その後も逢瀬を重ねる。
彼はこれまで歩んできた孤独な人生では感じられなかった悦びを知り、クララと共に生きることを決意する。そして今回のライフル制作を最後の仕事としてこの世界から足を洗うとパヴェルに告げる。
街道沿いの食堂で、ジャックは特製スーツケースに仕込んだ狙撃ライフルと弾丸をマチルダに引き渡した。
無事最後の仕事を済ませ、大金の支払いを受けたジャックは、一路クララが待つ“聖体行列”見物に向う。しかしそこでは思いもよらぬ運命がジャックを待ち受けていた…。
結末は書きませんが、、、、。大体想像できると思います。
物語の流れはゆっくりしています。そんなに驚くような展開でもありません。サスペンス・アクションが主な感じではなく、孤独なジャックの生き様、孤独から這い上がろうとしている姿を描いているのだと思います。孤独から抜けだす光がクララだったんじゃないかと思います。
解説(allcinemaより)
マーティン・ブースの『暗闇の蝶』(旧題『影なき紳士』)をジョージ・クルーニー主演で映画化したクライム・サスペンス。裏社会からの引退を決意した男が、イタリアの田舎町に身を隠し、最後の仕事にとりかかる姿をストイックなタッチで描き出す。監督は「コントロール」のアントン・コルベイン。
監督とクル―ニ―
メディア | 映画 |
上映時間 | 105分 |
製作国 | アメリカ |
公開情報 | 劇場公開(角川映画) |
初公開年月 | 2011/07/02 |
ジャンル | サスペンス/アクション |
映倫 | PG12 |