銅版画制作の日々

ぼちぼち更新致します。宜しくお願いします!

ラスト・ターゲット(2010)★☆THE AMERICAN

2011-07-30 | 映画:シネコン

 人生は、最期がもっとも美しい。

Tジョイ京都にて、先週鑑賞しました。この後、ダウン・・・。

記事を書くどころじゃなくなってしまい、何かもう大変

さてジョージ・クル―ニ―主演の本作の紹介・・・・。

ジョージ・クル―ニ―、いつもとは違い、ク―ルで孤独なスナイパー役。脇を固める女優さんも男優さんも馴染みの人はいません。
舞台はスゥエ―デンからイタリアということで、勝手にヨーロッパ映画だと思っていたら、いやいやアメリカ映画でした。

冒頭は雪深いスウェ―デンの山の中から始まる。女性の家だろうか?主人公ジャック(ジョージ・クル―ニ―)がその家に身を寄せているようだ。

その連れの女と雪原を歩いているところを狙撃される。一瞬の間にスナイパーを返り討ちにすると、一緒にいた女も撃ち殺してしまった。彼女も敵の一味だったかもしれないと疑惑を胸に秘め、ジャックは雪原を後にする。
愛しあっていた女性も信じられないというところだね。

スウェーデン・ダラルナでのシーンはここだけ、その後はイタリア・ローマへ舞台は変ります。

ジャックは“組織”の連絡係、パヴェル(ヨハン・レイセン)と接触。身を隠して連絡を待てと指示を受ける。だけど一体どんな組織なのか?が今一つ分かりません。


組織の連絡係りはこの人。背後の組織があるのだが、登場するのはこの人だけ。


組織の連絡係パヴェルと接触したジャックは、紺のフィアットと携帯電話を渡され、ローマから東へ遠く離れた
カステルヴェッキオ(カステルヴェッキオ・カルヴィージオ)の街に身を潜めるよう指示されるんだけど、、、、。
街にたどり着いて一度は車を降りたジャック。しかし小さな街の住人がよそ者の彼に向ける視線に出会い、これがどうもね。
てなわけで、再び車に乗り込むと、携帯電話を投げ捨ててさらに高地へと向かうんですね。

そして城塞都市の名残を残す町、カステル・デル・モンテでアメリカ人カメラマンとして、小さな部屋に身を落ちつけた。 

 
カステル・デル・モンテの街 街並がとても素敵


 

古い街並みはヨーロッパ独特の雰囲気があって、、、。風景を観るだけでも良かった。

この作品はアクション・サスペンスというジャンルなのですが、そんなにハラハラドキドキなアクションもそんなに登場しない。

むしろジャックの置かれた人生と彼が心惹かれていくクララの切ないラブストーリーがメインのような気がするんですけどね。

  
カステル・デル・モンテに住まいを借りると、すぐに体力維持のための室内トレーニングと双眼鏡での屋外観察が彼の日課となる。

スナイパーの鉄則は人と関わらないということだが、、、、。その意思に反してしまう?というか向こうから関わりもってくることに。


その一人がこの神父さん    
食事に招待してくれたベネデット神父(パオロ・ボナチェッリ)

 

ライフル制作の仕事の依頼人に会うため、ジャックが訪れたのはスルモナの街。
多くの人でにぎわう明るい街中のカフェに現れた依頼人は、意外にも若く美しい女性マチルダだった。

彼女から減音器付き狙撃ライフルの仕様説明を受け、早速制作を開始。銃身部は郵送で取り寄せる。

足りない部品はベネデット神父の息子が営む怪しげなガレージを訪ねて譲り受けた。

再びカステル・デル・モンテの街に戻り、ライフルの制作に取りかかったジャック。
しかし、必要があれば友人すら迷わず撃ち殺す人生を送ってきた彼の心は、わずかな物音にすら
眠りを妨げられ飛び起きるほど、孤独と不安に苛まれていた。

立て作業もほぼ終わったある晩、ふと立ち寄ったカフェの主人からジャックは一通の封筒を受け取る。中にはスウェーデンのあの殺しの記事の切り抜きが一枚入っていた。

おぉ~ここまで足がついたとは!!でもそんなに緊迫したものは感じ取れないけどね。


ジャックを狙うスナイパー。
撃ち合うこのシーンはちょっとしたアクションでしたが。でもそんなスリリングなものは無いなあ。

  

そんな中、ジャックはなじみの若い娼婦クララ(ヴィオランテ・プラシド)と昼間のカフェでばったり出くわす。売春宿の暗い室内では見えなかった明るく美しい表情に魅かれ、その後も逢瀬を重ねる。

 彼はこれまで歩んできた孤独な人生では感じられなかった悦びを知り、クララと共に生きることを決意する。そして今回のライフル制作を最後の仕事としてこの世界から足を洗うとパヴェルに告げる。

街道沿いの食堂で、ジャックは特製スーツケースに仕込んだ狙撃ライフルと弾丸をマチルダに引き渡した。


無事最後の仕事を済ませ、大金の支払いを受けたジャックは、一路クララが待つ“聖体行列”見物に向う。しかしそこでは思いもよらぬ運命がジャックを待ち受けていた…。

結末は書きませんが、、、、。大体想像できると思います。

物語の流れはゆっくりしています。そんなに驚くような展開でもありません。サスペンス・アクションが主な感じではなく、孤独なジャックの生き様、孤独から這い上がろうとしている姿を描いているのだと思います。孤独から抜けだす光がクララだったんじゃないかと思います。

 解説(allcinemaより)

マーティン・ブースの『暗闇の蝶』(旧題『影なき紳士』)をジョージ・クルーニー主演で映画化したクライム・サスペンス。裏社会からの引退を決意した男が、イタリアの田舎町に身を隠し、最後の仕事にとりかかる姿をストイックなタッチで描き出す。監督は「コントロール」のアントン・コルベイン。


監督とクル―ニ―

メディア 映画
上映時間 105分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(角川映画)
初公開年月 2011/07/02
ジャンル サスペンス/アクション
映倫 PG12

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ちょっと気になる映画「赤い珊瑚礁 オープン・ウォーター」

2011-07-26 | 映画全般

こんにちは。

お久しぶりです。ようやく体調が戻りつつある状況です。

一時は食道の炎症で食事が喉を通らず・・・・。何とかその痛みも徐々に緩和しまして、食事も食べられるようになりました。

なので映画鑑賞に行かず、大人しく過ごしております。 気になる映画もろもろチェックをしています。

さて色々ネットで調べていたところ、この作品の存在に遭遇。しかも9月3日に公開されると知りました。

その映画は「赤い珊瑚礁 オープン・ウォーター」。2005年の「オープン・ウォーター」、2007年の「オープン・ウォーター2」に続くシリーズ第3弾?のようです。

すべての作品、監督さんも違い、製作された国も違うんですね。昨年鑑賞した「フローズン」の夏バージョンってところです。っていうか、この作品の方が先に作られているので本家本元ですが。

ということで9月3日公開の「赤い珊瑚礁 オープンウォーター」の紹介

地上の楽園ともいわれるグレートバリアリーフの紺碧の海を舞台に、5人の男女のサバイバルを描く実話をもとにしたパニック・アドベンチャー。監督は『ブラック・ウォーター』で巨大ワニの恐怖を描いて絶賛されたオーストラリアの新鋭アンドリュー・トラウキ。

 

 

 

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ちょっと1週間ほど休みます。

2011-07-21 | その他

今晩は☆彡

前回の風邪がこじれて悪化したらしい。私はまったく自覚なく・・・(汗)

仕事はどうでしょうか?と聞いたら、「安静にしないとえらいことになる!」ととどめを刺された。

来週、東京に行く予定だったが、急遽キャンセルすることに。残念です。お世話になったり、コメントを頂いたりする方との初対面も水の泡となりました。

残念ですが、今は自分の体を治さないといけません。映画鑑賞もしばらくお預けということになりました。

いやあ~年には勝てませんわ。しみじみそう思う今日この頃です。

そういえば最近観た作品が「デビル」・・・・。ひょっとして祟りかも

ということで、ちょっとだけ休みます

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デビル(2011)★DEVIL

2011-07-20 | 映画:シネコン

     密室<エレベーター>が、お前たちの地獄になる

東宝シネマズ二条にて鑑賞。シャマラン監督が製作で関わっている作品です。どうもタイトルのデビルとこの作品の雰囲気がどうもあわないような気がするんですが、、、、。

シャマラン監督の前作「エアベンダー」は未見ですが、あんまり評判良くなかったようです。

その前の「ハプニング」も今一つだったし。今回は監督していないから少し期待もあったのですが。

無茶苦茶悪くもないけど、でもそんなに良くもない・・・・。

その上、出演者も無名に近いキャスティングでした。

唯一知っているのはこの人だけ。

 ボーデン刑事を演じたクリス・メッシーナ

ジュリ―&ジュリア、お家を探そう等に出演

M・ナイト・シャマラン監督が、これまでに考えついた数々のアイデアを、スタッフ・キャストに期待の新鋭を起用して映画化していくプロジェクト“ザ・ナイト・クロニクル”の第1弾として製作されたサスペンス・ホラー。

サスペンスではあるけど、ホラーなのかな?確かに見える人には見える顔のようなものがあるけど、不確かな感じ。

どちらかといえば、超常現象のような味わいかな。怖さもあまり感じられない。とにかく何かがいるんでしょうが、その正体の実態はもう一つ分かりにくいです。

あらすじ(goo映画より)

  人が落ちていく・・・・。

 

高層オフィスビルで一人の男が墜落死した。現場に急行したフィラデルフィア市警殺人課のボーデン刑事(クリス・メッシーナ)は、ロザリオを握りしめた死体に不自然な思いを抱きつつも、状況から自殺と断定する。

 

その頃、エレベーターの一基が突然停止し、セールスマン風の男(ジェフリー・エアンド)、老女(ジェニー・オハラ)、警備員のラーソン(ボキーム・ウッドバイン)、身なりのいい若い女(ボヤナ・ノヴァコヴィッチ)、そして整備工の若者(ローガン・マーシャル=グリーン)の5人が閉じ込められた。


ラミレスは悪魔の仕業だと言い続ける。何故にこんな場所に悪魔が?

状況に気が付いた警備室の警備員ラスティグ(マット・クレイヴン)とラミレス(ジェイコブ・バルガス)は整備担当のドワイトに故障したエレベーターの確認に向かわせる。エレベーターの中で5人はパニックになりながらもなんとか冷静さを保とうとしていたが、突然照明が消えて再点灯したとき、若い女の背中が切られて出血。

5人は誰が犯人かお互いを疑う。その状況を監視カメラのモニターで見たラスティグは警察に連絡。無線を聞いたボーデンは警備室に向かい、中の5人に落ち着くように話す。だが、エレベーターにはボーデンの声は届いているもののエレベーターからの声はまったく聞こえない。ボーデンは消防署のレスキューに連絡、閉じ込められている5人の身元を調べるためにロビーの入館者名簿を調べに行く。

その間にエレベーター内では再び照明が消え、鏡が割れた音が聞こえたと同時に点灯すると、そこには首に鏡の破片を突き立て、セールスマンの男が死んでいた。そんな中、屋上からエレベーターのワイヤーを伝って下りようとしていたドワイトが墜落死。敬虔なクリスチャンのラミレスはこれが悪魔による仕業だと言う。最初はラミレスの戯言だと考えていたボーデンは、自殺者がオフィスに残していた「悪魔の足音が聞こえる」という謎のメモや、閉じ込められている5人の素性が明るみになることで、ラミレスの言う悪魔の存在が頭をよぎる。閉じ込められた5人がなぜ死ななければいけないのか、その事実を知った時、ついにその恐怖の正体が目の前に現れた……。

 

 
1人が亡くなり、残った4人はこの中の誰かが犯人に違いないと疑い始める・・・・。緊迫した場面だけど、あまり恐怖感はない(笑)

また同じようにエレベーター内の照明が消え、また1人。そんな感じで次々と犠牲者が出ますが。


一方エレベーターの外でも犠牲者がまた・・・。この人警備員のラスティグまでも。

必死の救出が始まります。ラミレス曰く、5人とも殺されるというのだ!!何とか見えない悪魔の手から救わなければ。

エレベーターの中でも驚きの出来ごとが起こります。そんなにビックリするほどではないんですが(笑)

こういう事だったのね。というくらいかな?そういえばボーデン刑事も私生活に色々わけありで、断酒していたり。そのわけありがこの事件とまた繋がっていたというオチには、う~ん何と言っていいのか(苦笑)

メディア 映画
上映時間 80分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(東宝東和)
初公開年月 2011/07/16
ジャンル サスペンス/ホラー
映倫 G

解説(goo映画より)

「エアベンダー」のM・ナイト・シャマラン原案・製作、『REC:レック/ザ・クアランティン』のジョン・エリック・ドゥードル監督によるミステリー・ホラー。高層ビルのエレベーター内に閉じ込められた5人の男女に起こる閉所の恐怖と不可解な現象を描く。出演は「お家(うち)をさがそう」のクリス・メッシーナ、「クロッシング」のローガン・マーシャル=グリーン、「(500日)のサマー」のジェフリー・エアンド。


シャマラン 、ジョン・エリック・ドゥードル監督(御兄弟)

オフィシャル・サイト
http://devil-movie.jp/

※それほど面白くはなかったけど、記事は結構書いてしまいました(笑)

 

 

 

 

 

 

 

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ハリー・ポッターと死の秘宝☆PART2 (2D字幕版)HARRY POTTER AND THE DEATHLY HALLOWS: PART II

2011-07-17 | 映画:シネコン

 本当に最後・・・・。

2001年にスタートしたハリポタシリーズ、とうとうこれでお終いとなりました。そんなに思い入れがありませんが、やはりこれで本当に終わるんだと思うとちょっと寂しい気もします。

公開初日に行って参りました。2D上映のあるシアターは、京都駅にあるTジョイ京都のみ。ここは水曜日レディスディ、1日のファーストディ以外、何も特典もなくて。。。。会員制度は何故か学生対象のみなのです。

さてこれが最後という事で、観て来ました。何と高校生や大学生が無茶多い!上映中、結構反応あってうるさかった。

前篇に比べると意外に普通でした。かなり皆さん期待度あったようですが、、、、。 ←いやあ皆さんの評価は高いんだ!失礼しました。

結末は安易な締めくくりのような気がするんですけどね。

それにしても19年後はいらんと思うけどね。19年入る前で終了しても良かったんじゃない。

あらすじ(ウィキぺディアより拝借)

セブルス・スネイプが放った死の呪文によってホグワーツ校長・アルバス・ダンブルドアは命を落とし、死喰い人(デス・イーター)として帰還したスネイプは、ドラコ・マルフォイ達を連れて姿を消した…。

それから1年後、スネイプに敗れたハリー・ポッターは、7年生に進級するはずだったが、前年(謎のプリンス)にダンブルドアがハリーに遺した仕事「ヴォルデモートを滅ぼす唯一の方法である分霊箱の破壊」を遂行するため学校には行かず、親友のロン、ハーマイオニーと共に旅に出た。

しかし、困難な旅の中で仲間割れが起きてしまう。苛立ったハリーは謎の遺言や、中途半端なヒントしか残してくれなかったダンブルドアに対して疑念と不信感を強めていった。

ヴォルデモートの分霊箱→より確実な安全のために複数回の分霊箱作成を行なっている

また7という数字が作品世界では一番強い数字とされるため、6回の分割を経ることで、自身の肉体に残る1つの魂と6つの分霊箱の7つに自身の魂が分割されれば、より強力な存在になれるのではないかと考えた。そして1943年に16歳で1回目の分霊箱作成を行ない、その後も順次作成し、魂を6つに分割していった。

ヘルガ・ハッフルパフの金のカップ


小鬼(グリップ・フック)

グリンゴッツ魔法銀行のレストレンジ家に保管されているヘルガ・ハッフルパフ(魔女)のカップをゲットするために、グリック・フックに銀行への案内を頼む。その引き換えに、グリフィンドールの剣を差し出すことを約束する。

   
                                       べラトリックス・レストレンジも一緒?敵方の彼女が何故にハリ―たちと?

  

分霊箱は箱という形のものだけではなく、「魂を隠した物」は物質でも生物でもある。英語ではホークラックスというそうで。「分割した霊魂を隠した物」を指すらしい。邦訳だと箱ものかと思えますよね。

髪飾りに、ロケットに、指輪・・・・。後はこんなものまで分霊箱ものだとはびっくりですが。書いておきます。読みたい方、この部分を反転してね!実はこれ番外だったのです。                           ↓

1981年10月31日、ヴォルデモートが当時赤ん坊だったハリーに死の呪文を使った際、リリー・ポッターの愛による防御呪文で呪文を撥ね返された。この時、ヴォルデモート自身に残っていた魂の一部がハリーに引っかかり、ハリーは「ヴォルデモートが意図せずに作った分霊箱」となってしまった。しかし4巻で、ヴォルデモートは自身の甦りにハリーの血を使ってしまう。このことでヴォルデモートはハリーの血に宿るリリーの防御呪文までも取り込んでしまい、結果としてハリーはヴォルデモートの肉体が生きている限り死ななくなった(つまりヴォルデモート自身が「ハリーの分霊箱と同様の存在」になったと言える)。7巻でヴォルデモートがハリーに対して死の呪文を使ったが、上記の通りハリーの魂はヴォルデモート自身に守られているためハリーは死なず、ハリーに残っていたヴォルデモートの魂だけが破壊される結果となった。器の破壊なくして魂の欠片だけを破壊された、法則に外れた分霊箱である

ドラゴンのような生き物も登場。

 ドラコも登場!今回は出番少なかった。

 

そして、ハリー達が旅をしている間にもヴォルデモートと彼の率いる死喰い人の一大集団が着々と手を伸ばしていた。ヴォルデモート達によって魔法省は乗っ取られ、魔法大臣のスクリムジョールが殺害される。それによって、ホグワーツもまたスネイプが校長になるなどの数々の異変が起きていた。

 今回の見せ場はやはりハリ―とヴォルデモートの戦いです。 前作とは違ってアクティブな場面が多いですね。

  

 
ミネルバ・マクゴナガルも使ったことのない魔法で活躍

 思いがけない人物が活躍!
ネビル・ロングボトム(マシュ―・ルイス)
ハリーとヴォルデモート卿の戦いに一役買いました。

ハリーは、次々に起こる仲間の死に耐えながらも、ダンブルドアの驚くべき真実や、母・リリーとスネイプの間にあった知られざる哀しき過去、それによるスネイプの悲壮な覚悟と決意、死の秘宝の秘密、そして分霊箱のありかなど、今までの6年間で明かされなかった全ての真実を解き明かしながら、避けることのできないヴォルデモートとの最終決戦に備え、準備を進めていく。

 


必要な部屋へと進む2人。この2人、後に結ばれる。

 
宿敵ヴォルデモ―トは、レイフ・ファインズ。「ハリ―・ポッター~~!」独特な語り口調で印象的ですね。

 
ハリ―・ポッターヴォルデモートいよいよ戦いの火蓋はきられた。

  
                                     魔法大作戦!!

そして・・・・ネビルの注目すべき手柄が見られる時が!ネタばれの部分を見たい方、反転して読んで下さい。

                         ネビルがグリフィンドールの剣を「組分け帽子」から取り出し、守りが解かれてりが解かれていたナギニを切り殺した。               
                                     

メディア 映画
上映時間 130分
製作国 イギリス/アメリカ
公開情報 劇場公開(ワーナー)
初公開年月 2011/07/15
ジャンル ファンタジー/アドベンチャー/アクション
映倫 G

解説(allcinemaより拝借)

2001年にスタートしたJ・K・ローリング原作の大ヒット・ファンタジー・シリーズ第7作の後編にしてシリーズ完結編。魔法学校ホグワーツさえも戦場と化す中、ついに迎える闇の帝王ヴォルデモートとハリー・ポッターの一騎打ちの行方を壮大なスケールで描き出す。監督は第5作「不死鳥の騎士団」以降のすべてを担当したデヴィッド・イェーツ。

   
レイフ・ファインズの横にいる人が本作のプロデューサー デビッド・ハイマン。 

 
こちらは監督のデヴィッド・イエ―ツ

   

 

 

 

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戦火のナージャ◆◇UTOMLYONNYE SOLNTSEM 2

2011-07-15 | 映画:ミニシアター

 お父さん、生きていますか?

京都シネマにて鑑賞。

続編とは知らず・・・・(汗)前作「太陽に灼かれて」はカンヌ国際映画祭審査員特別グランプリとアカデミー外国語映画賞をダブル受賞した名作だったんですね。

これは前作を観ないと分からないかもしれません。ニキ―タ・ミハルコフといえば、「12人の怒れる男」の監督でした。

時間軸が前後するのもあり、なかなか把握出来ません(笑)43年と41年の出来ごとが交互に映し出されます。

冒頭のシーンで、スターリンが自分の誕生日らしく、肖像がかどられたケーキに顔を押しつけられます。これはどうもロシア人のスターリンへの憎しみからの妄想のようです。ロシアの歴史をはっきり知らないと、理解出来ないのかもしれません。

とにかく独裁者であるスターリンによってロシアの国民は苦しめられたのはこれで分かりますよね。

 


元陸軍大佐アレクセイ・セルゲーヴィチ・コトフをニキータ・ミハルコフ監督が演じている。


そしてナージャ役には監督の実娘 ナージャが前作と同じく続投!

あらすじ(goo映画より拝借)

1943年5月、モスクワのスターリン私邸に呼び出されたドミートリ・アーセンティエフ大佐(オレグ・メシーコフ)は、元陸軍大佐アレクセイ・セルゲーヴィチ・コトフ(ニキータ・ミハルコフ)について尋ねられる。革命の英雄として名高いコトフはスターリンに背いた罪で処刑されたことになっているが、彼がまだ生きていると睨んだスターリンは、ドミートリにコトフの捜索を厳命する。1936年夏、コトフをクレムリンに連行したのはドミートリだった。コトフの妻マルーシャはドミートリの元恋人で、コトフの巧妙な策略で彼女との仲を引き裂かれたと信じたドミートリが、大粛清に乗じて私怨を晴らしたのだ。マルーシャを取り戻したドミートリは、彼女とコトフの娘ナージャ(ナージャ・ミハルコフ)を匿った。ドミートリは複雑な思いを胸に、戦時中のコトフの消息を辿っていく。1941年、コトフは劣悪な強制収容所で他の政治犯たちと共に重労働を強いられていたが、6月22日にソ連への侵攻を開始したドイツ軍の爆撃を受ける。コトフは火の海となった収容所を脱するが、逃走中にドイツ軍から逃げ惑う農民のパニックを目撃する。その頃ナージャは、5年前に姿を消した父への思慕の念を今なお抱いていた。そのことをドミートリに諌められたナージャは、父が生きていることに気づく。8月、従軍看護師となったナージャは赤十字の船に乗り込み、ドイツ軍機の攻撃に遭う。辛くも生き延びたナージャは、父を捜すことが自分の使命であると心に誓う。10月、コトフは懲罰部隊に一兵卒として加わり、要塞の建造に従事していた。しかし、想定していたルートとは反対側からドイツの戦車軍団が攻めてくる。貧弱な装備のコトフの部隊はなす術もなく、生き残ったのはコトフを含む僅かな仲間だけだった。一方、父を捜しながら放浪していたナージャは、ドイツ軍の蛮行を目の当たりにする。

あらすじを読んで、こういうお話だったんだと理解。やはり前作を観ていないとどういう作品なのかはわからないと実感。

ドミートリの恋人がコトフの策略でコトフに奪われたんですね。このあたりもいきさつをまったく知らないと繋がらないし。。。。。

あちゃ失敗だわ(笑)なんて後悔もんです。観る前に調べておくべきだった。


この人がドミートリ大佐。オレグ・メンシコフ

前作「太陽に灼かれて」に続き出演。

 

戦争がもたらす人間のエゴイズム、、、。これはショックというか、恐ろしいものを感じました。

  沢山の国民がいるにもかかわらず平気で橋を爆破したり・・・敵味方の区別がつかないソ連の兵士たち。

     

ふざけ半分に病院船を攻撃したり、ソ連の村人を小屋に閉じ込め焼き殺すドイツ軍。味方の兵士が2人殺された逆恨みにあんなに多くの人々を殺すのだから・・・。う~んこれって許されることなの!?

目をそむけたくなるような多くの戦闘シーンに、凄い嫌悪感さえ感じます。人間が人間に手をかけるなんて、、、、。

でも父コトフと娘ナージャがこんな状況でも、何とか生き延びようとするハングリー精神。まさに生きることへの願望を失わない。それにつきます。

 

解説(goo映画より)

「太陽に灼かれて」のニキータ・ミハルコフ監督が自ら主演し、16年の時を経て完成させた続編。ソ連とドイツによる壮絶な全面戦争を背景に、更なる過酷な運命を辿る元大佐と生き別れた娘の姿を描く。共演は、「シベリアの理髪師」のオレグ・メシーコフ。2010年カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品作品。

メディア 映画
上映時間 150分
製作国 ロシア
公開情報 劇場公開(コムストック・グループ)
初公開年月 2011/04/16
ジャンル ドラマ/戦争
映倫 G

 

オフィシャル・サイト
http://www.senka-nadja.com/

 

 

 

 

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京都の夏2011 祇園祭

2011-07-12 | その他

            携帯でパチリ

いつもなら、祇園祭の山鉾巡業くらいまで梅雨明けしないのですが、、、、。早梅雨明けとなった近畿です。

7月に入り、祇園祭が始まりました。京都シネマに行く途中、鉾建て作業に遭遇。

鉾は釘など一切使わず組み立てられるらしい。蒸し暑い中、本当にご苦労さまです。

ちなみにこの鉾の名前は函谷鉾といいます。鉾立ては山鉾巡業の約一週間前くらいから始まるんですね。京都に住んでいるけど、意外に知らないことが多いです(笑)

祇園祭2011:京都新聞 祇園祭の詳細情報です。

今日は曇り空の一日。気温は少し低めではありましたが、でもムシムシ状態で不快指数はきっと90%以上ですね。
観光客の方も多いです。この湿度の高さの中、皆さん、よくお越し頂いたと思います。

 

さて本日、京都シネマで鑑賞した作品は、「戦火のナージャ」です。記事はまた後日アップする予定ですが、、、。かなり重い作品でした。
2時間40分くらいでしょうか。長いです。あれ?ラスト、中途半端じゃない?と思ったら、これ続編があるらしいです。

続編どうしょうかな?う~ん迷います。

 

 

 

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マイティ・ソー(2011)☆★THOR

2011-07-11 | 映画:シネコン

         神失格の男《ヒーロー》 “二つの世界”の運命は彼の手に

MOVX京都にて鑑賞。2D鑑賞できるシアターはサービスディ以外、割引きがないので、仕方なくMOVXで鑑賞することにしました。ところがポイントで鑑賞して3Dの分だけで鑑賞しようと思ったら、甘かった(笑)特別興行でポイント使えません!と言われました。

会員特典に20ポイントを使えば、1000円で観れるので、結局1400円での鑑賞となりました。1800円+400円=2200円はちょっと厳しいですからね。

すみません!話がそれてしまいました。

さて本作はマーベルコミックの作品『マイティ・ソー』を原作とするスーパーヒーロー映画だそうです。

今回主役のソーを演じたクリス・ヘムワ―ズ、初めて見た役者さん。と思ったらそうじゃなかった(汗)
ミラ・ジョヴォビッチが出ていた、「パーフェクト・ゲッタウェイ」、それから「スタートレック」にも出演していたらしく、まったく覚えていません。

馬鹿力で図太く、正義感は人一倍強いという感じの主人公、ソー役はなかなかハマっていましたが。。。。。
見たところ、おじさんぽいけど、調べたら何とまだ27歳!若かった。

 
熱い男ソー、誰かに似ているけど、、、。誰かな?


そしてこの人、ナタリー・ポートマン。今年は彼女は活躍の年なのか?この後も続々と出演作がありますね。大作から、マニアックな作品まで幅広い。


ソーの弟ロキ。トム・ヒドルストン ソーとはまったく正反対。それもそのはず実は・・・・。そうだったんですね。この人も初めて見た役者さん。
イギリスの俳優さんらしい。まだ30歳と若い。病的な雰囲気ですね。

 
そして忘れちゃいけないこの人、ホ―ガン役の浅野忠信。ハリウッド初進出!結構登場していた。短いセリフがちょこちょこあり。


ソーの幼馴染シフ役: ジェイミー・アレクサンダー

 
ソーの父 オーディンには、アンソニー・ホプキンス    ナタリー演じる天文学者ジェーンの指導者エリック・セルヴィグ博士には、ステラン・スカルスガルド。

 

こうして見るとキャストも結構豪華ですね。

神話とヒーローを融合させたコミックだそうで、歴史に疎い私にはちょっと馴染めないというか、分かりにくい部分もあります。でもストーリーはそこまで難しいものではないので、楽しく観れました。

あらすじ(goo映画より)

神の世界アスガルドの王オーディン(アンソニー・ホプキンス)の息子ソー(クリス・ヘムズワース)は、選ばれた者しか持つことのできない伝説の武器“ムジョルニア”を手に、最強の戦士としてその力を誇っていた。しかし強すぎるあまりその傲慢さから、氷の巨人の世界へ身勝手に攻め込み、アスガルドを戦乱の危機に陥れる。その行為に怒ったオーディンはソーの力とムジョルニアを奪い、地球へと追放する。地球の荒野で目覚めたソーは、天文学者ジェーン(ナタリー・ポートマン)たちの乗った車に追突される。ジェーンたちはソーを病院へ連れていくが、ソーはそこでも暴れ出す。ソーは慣れない人間生活を送るが、ジェーンとの出会いによって人間の痛みや弱さを学び、彼女に心を奪われていく。一方そのころ神の世界では、邪神ロキ(トム・ヒドルストン)がアスガルド征服を狙い、陰謀を企てていた。ソーの護衛であったホーガン(浅野忠信)、ヴォルスタッグ(レイ・スティーヴンソン)、ファンドラル(ジョシュア・ダラス)の三銃士は、国家の危機をソーに伝えるため地球へやってくる。しかしロキは、破壊者デストロイヤーというマシンをソーに向けて放っていた。さらに危機は、ジェーンにまで迫っていた。ソーは力を取り戻し、地球と神の世界を救うことができるのだろうか?

 
ハンマーのような武器がジョルニア。これがソーの力の元。 せっかく父の後を継ぐべくはずが、、、、。

身勝手な行動から父の怒りを買うことに。

  
                                     ソーの母フリッガ:レネ・ルッソ

 ソーはニューメキシコ州へと落下し、天文物理学者のジェーン・フォスター(ナタリー・ポートマン)、そのアシスタントのダーシー(カット・デニングス)、指導者のエリック・セルヴィグ博士(ステラン・スカルスガルド)に発見される。

またさらにやや離れた場所ではムジョルニアも発見され、後にやってきたS.H.I.E.L.Dのエージェントのフィル・コールソン(クラーク・グレッグ)らが調査を始める。

 ジェーンはワームホールの研究のヒントがソーにあると考え、興味を持つが、その後間もなくして研究データや機材をS.H.I.E.L.D.に押収されてしまう。

 

ムジョルニアを探すソーと研究データを取り戻したがっているジェーンはS.H.I.E.L.D.のキャンプに向かい、そして彼は単身で突入するがムジョルニアを持ち上げることができず、捕らわれてしまった。

 

その後、ソーはセルヴィグの助けにより解放されてジェーンと再会・・・・。おわかりのように2人は互いに魅かれあうのでした。

ここからちょいとネタばれ含みます。

一方アスガルドでは、ロキは自分はかつての戦争の末にオーディンによって拾われたラウフェイの息子であることを知る。そしてオーディンが回復のために深い「眠り」につくと、ロキは玉座へつき、さらにヨトゥンヘイムに行ってラウフェイにオーディンを暗殺すれば「箱」を返すという取引を持ちかけた。

ロキの行動に不信感を抱いたシフとウォリアーズ・スリーは、ソーを追放から帰ってこさせるためにビフレストの番人であるヘイムダル(イドリス・エルバ)を説得し、地球へと向かった。これを見逃さなかったロキはソーを抹殺するためにデストロイヤーを地球へ送り込んだ。


ロキが送り込んだデストロイヤー(戦闘マシーン)はソーを殺すために地球へ・・・・。

 

 
この箱の持つ力は・・・?

さてソーはロキの陰謀に屈することが出来るのか?


神の国から来た男と地球の女の恋の行く末はいかに、、、、。

 作品概要(goo映画より)

1962年に発表され、約50年も人々に親しまれているアメリカン・コミックス「マイティ・ソー」が、英国人監督ケネス・ブラナーの手で映画化。自信過剰なヒーローが、縦横無尽に飛び回るアクション・エンターテインメント作品だが、親子の愛憎を描いたシェイクスピア劇のような趣も。シェイクスピア俳優として知られるケネス・ブラナーの手腕が見事に発揮されている。主人公のソーを演じるのは、オーストラリア出身のクリス・ヘムズワース。その鍛え上げられた見事な肉体美と王子らしいジェントルな物腰で、ハートを鷲掴みにされる女性客も多いはず。日本人俳優・浅野忠信がソーの腹心の部下・ホーガン役で出演しているのにも注目。

 右はケネス・ブラナー監督
ケネス・ブラナーがアメコミ作品のメガホンを取るとはびっくりですね。

 

エンドクレジットでは、おまけがありますとの最初から告知されていました。続編があるのかな?と思ったら、、、、。

ステラン・スカルスガルドとサミュエル・L・ジャクソンのシーンがあり、何とあのロキも登場?うんどういうことなの・・・。

実は、『ジ・アベンジャーズ』のジョス・ウェドンが監督していたことが判明。

☆★『ジ・アベンジャーズ』(The Avengers)はマーベル・スタジオズ製作、ウォルト・ディズニー・スタジオ配給で公開予定のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画だそうです。

 
ジ・アベンチャーズに登場する皆さんです。

メディア 映画
上映時間 115分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(パラマウント)
初公開年月 2011/07/02
ジャンル アクション/アドベンチャー
映倫 G

 

 日本での宣伝ポスターは浅野さんが入ってますが。こちらは違いますね。

 

 

 

 

 

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BIUTIFUL ビューティフル(2010)

2011-07-08 | 映画:シネコン

      “絶望”の中にも必ず“光”は存在する。

東宝シネマズ二条にて鑑賞。

「21グラム」「バベル」のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督最新作です。今回は群像映画ではなく、一人の男の生きざまに焦点を当てた作品です。

冒頭は白い雪の森の映像が映し出され、父と子の会話が流れます。そしてハビエルさんが演じるウスバルが若い男と話すシーンです。フクロウが死ぬときは毛玉を残すのだと若い男はウスバルに話し、タバコを差し出し吸う。後でわかるのですが、ウスバルの父親ようですね。彼の父は母のお腹にいるときに死んでしまい、、、、。ウスバルは父の顔を知らなかったという設定です。静かな映像の中で娘と父が話すシーン、なかなか良いなあと思いました。

 監督はハビエルさんを思い浮かべて脚本を書いたそうです。君のために脚本を書いたんだ。もし君が出演しなければ、他の俳優が出演するだけ……。もちろん、気に入らなければ、断ってもいいよと言われて脚本を渡されたらしい。そんなことを言われたら断れないよとハビエルさん。

以前からの知り合いだそうですが、、、。一緒に仕事するのは初めてだったんですね。実現出来た作品でハビエルさん、カンヌ国際映画祭で見事に最優勝男優賞を受賞!

148分という長さではありましたが、厳しい裏社会の現実をリアルに描かれていた1本だと思います。シネコンで、こういう作品が上映されるってとてもうれしいことですね。

あらすじ

 

スペイン・バルセロナ。その華やかな大都市の片隅で、厳しい現実と日々対峙して生きているウスバル(ハビエル・バルデム)は、離婚した情緒不安定で薬物中毒の妻を支えながら、2人の幼い子供たちと暮らしている。ウスバル自身も父親の記憶が無かった。彼が幼い頃、父は当時のフランコ政権の圧政から逃れ海外に逃亡。その後まもなく母とは死に別れた。残された兄のティトと2人、彼らは生きるために当たり前のように非合法な世界に墜ちていったのである。

決して裕福とはいえず、生活のためにあらゆる仕事を請け負っていたウスバルは、ときには麻薬取引、中国人移民への不法労働の手配など非合法な闇の仕事も厭わない。しかし、争いごとの絶えない日々のなか、ウスバルはしばしば罪の意識を覚えていた。ある日、ウスバルは末期がんであることがわかり、余命2ヶ月を宣告される。ウスバルは家族に打ち明けることもできず、死の恐怖と闘いながらも、残された時間を家族の愛を取り戻すために生きることを決意する。

そしてウスバルは。。。。


薬物依存症の妻マランブラ。ウスバルは更生しょうとする妻に再び向き合うことを決意をする。

マランブラ役のマリセル・アルバレスはアルゼンチンの舞台女優。本作が映画デビューとなる。マランブラ役はキャスティングが難しく、撮影3週間前まで決まることがなかった。撮影延期まで考えられた時、アルゼンチンの公開オーディションで決まった。

 
娘役も同じく決まらず、、、。アナ役をゲットしたハナ・ボウチャイブは撮影をしていた時、ロケハンをしていた学校で声をかけてきた女の子。ハナの「出たいわ」との答えに出演が決まったそうです。息子役のマテオはギレルモ・エストレラ君がキャスティングされた。

ギレルモ君も良かった!おねしょしてしまったと悲しい表情で訴える姿がとても印象的でした。
ハビエルさん、実生活でもパパだからか?子どもとのシーンでの姿はまさに父親らしい雰囲気だったよね。

母が家に戻ったことに喜ぶ子どもたちの姿にウスバルは最後の幸せを感じていた。生きている間に少しでもお金を残すことがウスバルの死の準備だった。


家族は上手くいきそうな雰囲気だったが、次第に溝が出来る。マテオに摂○するマランブラ、そのことでウスバルともギクシャクしてしまう。
また薬物依存症が再発。

だがそんな矢先、工場で働いていた中国人たちが、ウスバルが買い与えた安物の暖房器具での一酸化炭素中毒により全員死ぬという悲劇に、、、、。寒さを凌げるようにという気持ち、ちょっと手元にお金を残したいという思いがあったため、、、。こんな惨事になったのだ。

遺体は全て水死したと見せかけることにするハイとリウェイたち。こんなことやったら益々ヤバいけど、、、。不法就労させていることも全てばれる。

 本作は、イニャリトゥ監督が敬愛する黒澤明監督(1910~98年)の名作「生きる」へのオマージュでもある。

「生きる」

無気力な市役所課長が胃がんで余命数カ月となった後、公園を作るため懸命に働く姿を志村喬(たかし)主演の名作。

監督は19歳の時、「生きる」をメキシコの映画館で鑑賞。

「一見、単純にみえる物語の中に、人生の大切なものが静かに、しかし確かに存在している不思議な感触があった」と話す。そして、「いつかこんな映画を撮影したい」との思いを胸にしまい込んできたという。


志村 喬が公園でブランコに乗っているシーンとこのハビエルさんのワンショットが何か重なるような?
なんて勝手にそう見えるんですが(笑)

解説(goo映画より)

バルセロナの闇社会で生きる男が余命2ヶ月と知らされ、子供たちのために奮起する姿を描く感動の人間ドラマ。監督は、「バベル」のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ。出演は、「ノーカントリー」のハビエル・バルデム。第63回カンヌ国際映画祭主演男優賞受賞、アカデミー賞主演男優賞・外国語映画賞ノミネート。

メディア 映画
上映時間 148分
製作国 スペイン/メキシコ
公開情報 劇場公開(ファントムフィルム)
初公開年月 2011/06/25
ジャンル ドラマ
映倫 PG12

オフィシャル・サイト
http://biutiful.jp/
オフィシャル・サイト
http://www.biutiful-lapelicula.es/ (スペイン語/英語)

 

 

 

 

 

 

Comments (4)
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共喰山(2010) ▼▲PRIMAL

2011-07-06 | 映画:ミニシアター

       友を喰う!恋人を喰う!カンガルーも喰う!!

「アリス・クリ―ドの失踪」鑑賞終了後、京都みなみ会館にて鑑賞。

一週間限定で、またレイトのみの上映でした。時間が遅い上、私の家からかなり遠い場所なので、ちょっと困るんですが、、、、。

本作はオーストラリアのバイオレンスホラーだそうです。この手の作品でオーストラリアものって珍しいのでしょうか。

以前鑑賞した処刑山と重なります。あちらは冬の山へ若者が出かけて、、、、。ゾンビに出くわし、格闘するというお話でした。こちらは夏・キャンプ探検バージョンとでもいいましょうか。

あらすじ

冒頭は遥か昔のオーストラリア。原生林にそそり立つ巨大な岩山に向かって男が一心不乱に壁画を彫っているところから始まる。

その背後に忍び寄る黒い影。岩肌に鮮血が飛び散り・・・・。多分何者かによって手をかけられてしまったようだ。

それから1万2千年後の現代。古代壁画に興味を抱くアーニャ(ゾーイ・タックエル=スミス)は、調査を兼ねた気楽なキャンプ旅行のつもりで、友達5人を誘って深い森に広がる洞窟を目指していた。 

目の前に現れた原始の姿そのままの自然の美しさに息を飲む若者たち。だが、一行が洞窟の下見に出かけたところで、アーニャが突然パニックの発作を起こし、腕を怪我してしまう。
その後も牙を持ったウサギが現れて、突然彼らは襲われ怪我をするというアクシデントも。

大地に滴り落ちる血。この場面はこれから何が起こるか?を教えているようなそんな前ふりかも・・・・。

テントを張り夕食時間。仲間の中には恋人同士のカップルもあり、何となくラブラブ気分な。

チャドとメルのカップルは仲間から離れてデ―ト、小さな池がある場所へ。メルは高揚気分となり、全裸で水浴びを楽しむ。ところが蛭に襲われて鋭い悲鳴を上げた。体に付着した蛭を取り去ると、チャドは急いで皆の場所に連れて戻る。


高熱に倒れた彼女の容態は急激に悪化。

そんなメルはやがて、無数の牙を持つ人食い悪鬼へと変貌を遂げる。

 
まるで別人?いやもうメルではない、、、、。

深い森に逃げ込むメル。それを追う5人。モンスター化したメルは非常に身体能力が凄いのです。ジャンプ力もあり、足も早い!!

ヤバいと思った仲間たち、何とかモンスター化したメルを捕まえようとしますが、、、、。


半端な力ではありません。どうにか捕まえることに成功するものの、、、、。

しかしそんな無敵そうなモンスターにも弱点あり!

それは火に弱かった(笑)


ということで松明を用意した。


楽しいキャンプは暗転となる。

チャドはメルがモンスター化したことをなかなか受け入れられず、、、、。何とか彼女を目を覚ますような作戦を試みますが。

だが、まるで食人病が伝染するかのように第2の悪鬼が出現する。

   
この人も・・・・。池に飛びこみメルと同じくモンスターに、、、、。  クリスも連れて行かれてしまう。

モンスター化の原因はどうもこの池にあるようだ。


ウォーレンも喰いつかれて殺されてしまい、ア―ニヤは失意に。

結局、チャドとア―ニヤだけとなり、2人はこの場所から逃げ出すことになりますが、、、、。

アーニャは気付いた。この森には人間の理解を遥かに超えた未知なる存在が巣食っている。食うか、食われるか。若者たちは血みどろの共喰い地獄へと落ちてゆく……。

 
女性は強い!                           洞窟にもモンスターは入れない。でもこの場所も凄い!

チャドはどうしたの?ネタばれになるので書きませんが。クリスはどうなったのか?これも是非映画で!

 作品紹介(goo映画より)

森の中の洞窟にキャンプに出掛けた若者たちが、鋭い牙をもつ人食いモンスターに変異し、食うか食われるかの共食いバトルを繰り広げるバイオレント・ホラー。スペインのシッチェス映画祭やテキサス・ファンタフェストなど、世界のファンタスティック映画祭を騒然とさせた本作は、オーストラリアのホラー界の名匠コリン・エッグルストン監督の息子で、これが長編デビュー作となる新鋭ジョシュ・リードが監督・脚本・製作を務めた。往年のB級映画や怪奇映画を踏襲しつつも、そこかしこにオリジナリティあふれる食人バトルは、ファン垂涎の面白さ。言い知れない恐怖さえ抱かせる大自然の神秘を感じさせる映像は、物語に説得力を与えている。

メディア 映画
上映時間 84分
製作国 オーストラリア
公開情報 劇場公開(キングレコード)
初公開年月 2011/05/07
ジャンル ホラー

 

オフィシャル・サイト
http://www.primalthemovie.com/ (英語)
オフィシャル・サイト
http://www.kingrecords.co.jp/tomogui/

 

 

 

Comments (2)
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