2006年春、ハリウッドは1本の映画におののいた。『サンキュー・スモーキング』が公開直後、全米わずか299館の上映で興行成績ベスト10の10位にランクインを果たし・・・・翌週は本年度1館あたりの興行収入NO.1の記録を更新その改進撃が話題となり、たちまち公開数週間で伝説のカルト・ムービーとなったそうだ
という映画『サンキュー・スモーキング』を先日観に行きました。主人公ニック・ネイラー(アーロン・エッカート)はタバコ業界の「タバコ研究アカデミー」の広報部長で、愛称二コチンのカーネルサンダースらしい・・・。何と日に1,200人を殺してしまうというタバコ業界の《顔》なのだもちろん禁煙を訴える人からのブーイングの嵐を浴びながらも、口先で上手く話し、いかにももっともらしく・・・・業界推進のために演説ある時、TVの討論番組でのニックは喫煙問題のテーマで、タバコ業界の代表として出演する事になった。番組に喫煙によって、癌になった少年が登場。その事をダシに保健厚生省はタバコの有害性を主張ところがニックはこう切り返す少年が死ねば、顧客を失うと少年の死を願っているのは保健厚生省だそれによって予算が増えるからそしてニックがこんな発案を・・・。何と「未成年者喫煙撲滅のための5000万ドルキャンペーン」を行うなんてえぇ~タバコ業界は、真剣に子供達の命を守っているんだなんて・・・・という業界の印象づけのよう
世間にはタバコ以外にも嫌われている企業ありアルコールに銃器製造業・・・。アルコール業界のポリー・ペリー(マリア・ベロ)、銃器製造業界のボビー・ジェイ・ブリス(デヴィッド・コークナー)、ニックと3人は死の商人仲間だ。毎週集まり、飲むのだ。
ニックには別れた妻との間にジョーイ(キャメロン・ブライト)という12歳の息子がいる。今は週末だけ一緒に過ごす。本当はもっと一緒にいて、父親のことを知って欲しいニックしかし妻には再婚相手が・・・・。そいつがうざい奴
ニックのまわりは敵だらけ禁煙活動を推進するフィ二スター上院議員、タバコにドクロマークをつけようとしている減少の危機だ何とか食い止めなければ会議でニックは「映画でスターにタバコを吸わそう」と提案。ニックはロスに向かう!息子のジョーイを連れて・・・・。社会勉強のためエージェントとコンタクトすると次の指令が・・・。癌になったローンが業界を訴えそうだから買収しろだ強硬なローンを札束で・・・・。とたん態度が軟化OKやったワシントンに帰還だ。そこへ取材可愛子ちゃんへザー・ホロウェイの誘いに乗っちゃって馬鹿なニックまんまとその手に・・・・。その後人生最大のがやってくるお話はここまでで・・・・。後は映画で結末を観て下さいね。
かってハリウッドでは、タバコはスターがスクリーンの中でかっこよく吸うのがセックスアピールをもっていたが。それが今では犯罪者か精神に問題のある人が喫煙するというシーンばかりで・・・・。一般の喫煙者も社会の片隅に追いやられている状況果たして「タバコは是か非か」アメリカは今「タバコ戦争」の渦中だそうだ。そして2つの勢力が二分されようとしている。そんな時期にタバコをめぐっての騒動の映画が出来たわけだニックが反対の波に逆らって闘い続ける社会派コメディ題材は特にタバコに固執したわけでないと監督のジェイソン・ライトマンは話す。ドラッグでもアルコールでも良かったのだ。そういえば、タバコがタイトルなのに、喫煙するシーンはない要するに話の内容に集中して欲しかった。タバコをだせば、そちらに目が行くと・・・・。なるほどね!そんな意図があったんだと・・・・。
言葉のやりとりは確かにめまぐるしい実際途中で眠気もまたや~~字幕を追うのも大変だったしね場面の展開が多いと、そうでもないのだが(言い訳になりますが)
追記:結構難しい。ジョークもあるけど、言葉を追うのに疲れてしまった
映画の詳細は サンキュー・スモーキング
※可愛いへザー・ホロウェイ役には、ケイト・ホームズ。先日トム・クルーズの赤ちゃんを産んで話題になった女優さん