愛と欲望が渦巻くニューヨーク。
この騙しあいに勝つのは誰だ?
11月18日、MOVX京都にて鑑賞。ダサいユアン・マクレガーと何か超悪そうなヒュー・ジャックマン。ユアンがこんなキャラで登場するなんて、ちょっと珍しい?それに対して、ヒュー・ジャックマン、もう腹黒いというのが顔に表れています。そしてこの二人に絡む謎の美女Sがミシェル・ウィリアムズ・・・・・。またヒュー・ジャックマンはこの作品の製作にも関わったということです。
何となくストーリーを観ているとだいたい予想のつくような展開だとは思っていましたが、やはりそうでした。ラストの展開も、うんうんなるほどって思います。その終わり方がいいような?悪いような?
STORY
親しい友人も恋人もなく、ただ与えられた仕事をこなすだけ。そんな孤独で退屈な毎日を過ごしていた会計士・ジョナサン(ユアン・マクレガー)の前に、一人の男が現れる。クライアント企業の敏腕弁護士・ワイアット(ヒュー・ジャックマン)だった。気さくでユーモアに富み、女にもモテる――何もかも自分とは対極の男に、ジョナサンは強く心ひかれる。
ワイアットを通じて華やかな社交の世界に導かれたジョナサン。ある日、うっかり取り違えて手にしたワイアットの携帯電話から「Are You Free Tonight?(今晩おひま?)」という女の声を聞く。エグゼクティブの美男美女しか入会を許されない会員制秘密クラブ。ワイアットはそのメンバーだったのだ。「自由に利用してくれていいよ」。出張中のワイアットから許可を得たジョナサンは、ゴージャスな女性たちとの一夜限りのS○○に没頭する。これまで想像すらしなかった快楽の世界。ウォール街の女王(シャーロット・ランプリング)、黒髪、金髪……。ありとあらゆるタイプの女たちが、ジョナサンの体を通り過ぎていった。
ある晩、いつものように待ち合わせのホテルを訪れたジョナサンは、見覚えのある女性(ミシェル・ウィリアムズ)と出会う。以前、地下鉄のプラットフォームで声をかけられ、一目ぼれした女性だった。彼女もまた秘密クラブのメンバーだったのだ。しかし、彼女を単なるS○○相手と見ることはできない。
このホテルがスリルのはじまり・・・・。
ジョナサンの恋心が燃え上がる。「名前を明かしてはならない」クラブのルールゆえ、名前を聞くことはできなかったが、ジョナサンは彼女のイニシャルを「S」と推測した。恋人として語らい、笑い合う、ジョナサンとS。ところが、いよいよ二人が恋人として結ばれようとしたところで、Sは忽然と姿を消してしまう。ベッドには血の跡が残されていた。呆然とするジョナサン。
その直後、ジョナサンが初めて関係を持ったメンバーの女が絞殺体で発見される。嫌疑はジョナサンにかけられた。頼みの綱はワイアット。しかし、彼が在籍しているはずの会社にワイアットという人物は存在しなかった。ここに至ってジョナサンはようやく事情をのみこむ。(映画の森)
ここでようやく分かるわけです。ヒュー・ジャックマン演じるワイアットの罠に嵌められたことを。何が目的でジョナサンに近づいたのか?そして本当にSは死んだのでしょうか?お話が進むにつれて、ワイアットの正体も見えてきます。
実はワイアットは詐欺師だったジョナサンを利用して、会社の裏金を盗もうという計画Sに惚れているジョナサンに、彼女を助けたいなら裏金を口座を作り、振り込めと脅迫する。彼女を助けるためにその脅迫に応じるのだが。
裏金入金の操作をするジョナサンの姿に緊張が走る
いやあ~大丈夫なの?って感じ。Sという女性のこと何処まで知っているんだろう。本名も素性も知らないのにね。この辺がちょいと合点がいかない。
でもジョナサンはSを助けるためにやってしまうんですよね。だけど彼女の命が救われると思ったのは大きな間違い!携帯に送られた彼女の縛られた映像を見てあることに気づくのです。
ジョナサンはアパートに戻ります。ところが、爆破装置が作動して、ドッカーンジョナサンは亡くなったのか
場所は変わってスペインです。ワイアットはジョナサンになりすまし、口座が開かれた銀行へ・・・・・。パスポートもOK!
似ても似つかない感じがしますが・・・・・。口座から出すにはもう一人の承認なるものがいるようだ。
そこへ思わぬ相手が現れるそして結末は思わぬ方向へと
ティナ役(マギー・Q)
何故か彼女がほんのチョイ役で登場しています。
結局悪い奴は滅びるというのが、パターンなのでしょうか?そんなラストで終わります。見え見えのラストは最初から分かっていましたが。やはりそうでしたね。
※S役のミシェル・ウィリアムズは、「ブロークバック・マウンテン」で好演した女優さん、確かこの作品が縁で亡きヒース・レジャーと結婚したのです。
監督:マーセル・ランゲネッガー
ところで原題はdeception、直訳すると、詐欺という意味らしいです。今回の邦題、どのようなところから決まったのでしょうか?いつも疑問に思うのですが・・・・。
オフィシャル・サイト
http://www.deception-movie.com/ (英語)