←(20点)ということで80点です。
京都みなみ会館にて鑑賞。
今回からちょっと点数をつけてみました。あくまでも好みの作品かどうかで点数つけます。
ついに観ましたよ!ようやく京都で公開されました。ジョセフ君がいかれた野郎で登場です。
原題はジョセフ君演じる男の名前がヘッシャ―がタイトルとなっている。それじゃ邦題のメタルヘッドって?
直訳すると、メタルが金属でヘッドは頭だから、金属頭となる。でもこれは違うよね。やっぱり、ヘビメタ好きのことを指しているようですね。
さてジョセフ君がこんなクレイジーな男を演じるとは考えてもいなかったのですが、スクリーンで異様にはじける彼の姿は意外にもハマっているように思えました。
車を運転しながら、聴く音楽はもちろんヘビメタロック。そのリズムに合わせて体を揺さぶる姿におぉ~凄いじゃない!と思わず拍手したくなる。ハンドル切り間違えるんじゃないと心配してしまう。
発する言葉も下ネタばかり。わ~!何じゃこりゃって。正体不明の男、ヘッシャ―がある日突然、親子の前に現れるのです。生きる望みを失った親子に彼は、一体何をもたらすのか?
爽やかなイメージのジョセフ君が、、、、、。ロン毛で半裸体姿
変われば変わるもんだ。体には変なイラストのタトゥー。ちょっと笑っちゃいます。最初はびっくりしたけど、だんだん違和感感じなくなる。こんなジョセフ君もOKかも。
いかれた野郎が登場しますが、お話は結構シリアス。家族の再生物語です!
あらすじ
自動車事故で母を失い、心に大きな傷を負った13歳の少年TJ(デヴィン・ブロシュー)と、妻の死から立ち直れないその父親ポール(レイン・ウィルソン)。そして、人生を見失い、スーパーのレジ係として働く女性ニコール(ナタリー・ポートマン)。彼らの前に突然、長髪で半裸の謎の男ヘッシャー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)が現れる。TJの祖母の家に勝手に住みついたヘッシャーは、大音響でヘヴィメタルを流しながら、下品で乱暴な言動によって様々なトラブルを起こす。だが、過激でパワフルな彼のバイタリティは、暗く沈んでいた者たちを勇気づける。それによって、彼らはもう一度前を向き、新たな人生を歩み始める……。
息子TJと父ポールは、祖母マデリンの家で暮らしている。妻は亡くなったようだが、そのあたりは説明されていない。しかし話が進むにつれ、そういう事だったのだと分かる。
そうなんです!事故でか?壊れた赤い車がレッカーされ、TJの自宅から運ばれて行くのだが、廃車にした父に対してJTは怒りをぶつける。なるほど、そうなのか。母は事故で亡くなったんだと・・・・。
突然の死は息子には受け入れられなかったんでしょうね。父も同じ、妻の死をどうしたら受け止められるのか?生きる力を失ったという感じです。
そんな親子の前に現れたのは優しい天使ではなく、かなりむさくるしい男、ヘッシャー。救世主にしては、何か怪しい感じ。親子を助けるどころか、他人の家に土足で踏み込み、勝手に住み着く。テレビのチャンネルが少ないと言って、電信柱によじ登り、チャンネルを増やしたり、、、、。AVチャンネルまでゲット。 遠慮もなく食事を取る。
禁煙だと言われてもお構いなし。
TJがいじめられても助けようとせず。。。。。
そうそう忘れていた、ナタリー・ポートマン。宣伝を見ていると結構彼女、出番多そうな感じだったんだけど、意外にも少なかった。
彼女はスーパーのキャッシャー、ニコール、TJがディーラ―の息子ダスティンにいじめられているのを見て助けてくれる。
ニコ―ルはTJを車で送ってくれる。実は彼女も、TJ親子同様、何をやっても上手くいかず、孤独に人生をさまよっていた。
いやあナタリー、この役もかなりハマっています。流石だなと思いました。どんな役もこなせる素晴らしい女優さんですね。
TJが落書きしたということで、ディーラーの息子ダスティンは容赦なく仕返しをします。
実はね。TJが落書きしたのではなく、あのヘッシャ―がやったことだった。すべてTJのせいになっていた。濡れ衣でえらい目に・・・。可哀想に・・・・。
愛の鞭?TJに強くなって欲しいというヘッシャ―の思いなのだが、TJには通じないようだ。
一方、TJにとってニコールはとても心強い存在となる。その気持ちはやがて淡い恋心に、、、、。
ヘッシャ―が現れたことで、沈んでいたTJの家族は次第に元気を取り戻すことになるんだけど。TJにはあの赤い車を取り戻すことに気持ちが動いていた。さて車の行先は?
ところで今回一番心なごんだのはTJのばあちゃん、マデリンの存在。この人がとてもナイス♪いかれ野郎ヘッシャ―を外見で判断せず、受け入れるその姿勢が素晴らしい。意図的なものはない。純粋に彼と心通わせるところがとても感動しました。
きっとヘッシャーもばあちゃんとの関わりを一番大事にしたに違いない。散歩を一緒に!というばあちゃんの希望がかなえられず悔んだことだろう。
マデリンばあちゃん、本当に素敵でした。
ニコールがTJに謝るこのシーン。素直な思いで接するニコールにウルウルきました。
解説(goo映画より)
ハリウッド期待の新鋭、スペンサー・サッサー監督の記念すべき長編デビューとなるインディーズ・ドラマ。主演は「(500)日のサマー」のジョセフ・ゴードン=レヴィット、共演に本作の製作にも名を連ねるナタリー・ポートマン
父ポールにはレイン・ウィルソン。スーパー!にも登場。
レイン・ウィルソン、何処となくジャック・ブラックに似ているような気がする。
メディア | 映画 |
製作国 | アメリカ |
公開情報 | 劇場公開(フェイス・トゥ・フェイス=ポニーキャニオン) |
初公開年月 | 2011/06/25 |
ジャンル | ドラマ |