涙が止まらない映画「フラガール」昭和40年石油の登場によって、閉鎖を迫れる炭鉱町。その北国の町を、常夏の国ハワイに変えようという起死回生の大プロジェクトが持ち上がった。目玉となるのはフラダンスショー
誰も見たことがないフラダンスを炭鉱娘に教えるために東京からダンサーがやって来た。旬を過ぎ、しがらみを抱える彼女は、最初は嫌々ながら教えるのだったが・・・。肌を露に腰蓑をつけて踊るなんて恥とされた時代、生きるためにひたむきに踊る娘たちの姿に、いつしか忘れかけた情熱を思い出してゆく。しかし世間の風当りは冷たく、教える相手はまったくのド素人
果たして常夏の楽園は誕生するのか?オープンの日は迎えられるのか?
主演松雪泰子の迫真のダンス
彼女が演じるのはSKD(松竹歌劇団)で活躍もしたことがあり、ハワイでフラダンスを習ったというふれこみで、東京からダンスを教えに来る平山まどか役。鼻持ちならない東京の女が、踊りに集中する娘達と接するうちに、激しくも懐の深い教師へと変貌していく。その大きな変化をとげる役を、松雪泰子は見事に演じているダンス教室で踊るタヒチアンダンスは凄い迫力を感じる彼女は三ヶ月猛特訓したそうだ。その成果はこの踊りから、伺い知るものがあるそれからまどか先生のファッション・ヘアスタイルも注目60年代の粋なもの・・・・。おしゃれとは無縁の炭鉱町をこのいでたちで闊歩するうらびれた居酒屋で酒をあおる姿もかっこいいこんな洗練された女性が教えてくれるのだからこそ、ダンスも上達するのかも
若き女優蒼井優・山崎静代(南海キャンデーィズ)
炭鉱に咲く花となるフラガールを演じる面々も厳しい特訓を耐えて、華やかな踊りを披露蒼井優は本当に素晴らしい女優さん、演技もさることながら、踊りも素晴らしい。ラストでのダンスシーンは松雪さんに負けず良かった静ちゃんはこの映画で、女優デビューあの独特のテンポでなかなかいい
脇を固めるベテラン俳優豊川悦司・冨司純子・高橋克実・岸部一徳
炭鉱町の人々にも演技力の素晴らしい俳優さんたちばかりで結集!豊川悦司もいつものイメージとは違い、無骨だがやさしい男を演じていた。冨司純子は炭鉱町のたくましい母を素晴らしく演じていた。なんといっても岸辺一徳ハワイアンセンターの仕掛け人漂々とした演技がたまらない・・・・。
追記:楽しいけど、泣けてしまう映画でした。常磐ハワイアンセンターはスパリゾートハワイアンズという名称に変わり今も健在です。そして平山まどかさんも70歳で、フラガール育成のため、現役で頑張っておられるそうです。
映画「フラガール」オフィシャルサイト 公式サイトです
素晴らしい施設に変身!こちらから スパリゾートハワイアンズ