盗んだのは、絆でした。
MOVIX京都にて鑑賞。色々と物議を醸し出しているみたいですが、私的には好きな作品です。いきなりネタバレですが、この家族すべて血が繋がっていない疑似家族なんだけど、最も家族らしい家族なんじゃないでしょうかね。近頃本当の家族でもバラバラな感じがあるのに・・・・。
家族は底辺の生活をしているんだけれど、やたらと明るい。なんと収入源は祖母初枝の年金と万引き。幼い祥太が万引き稼業というのはなんか身につまされるんだけど・・・・。父親・治とのゲーム感覚みたいに見える。
やあさすが豪華俳優陣!それぞれ光っている。中でも希林さん、前歯抜いたのかな?いつもながら見事な演技
そして治役のリリー・フランキーも中々この役板についている。だめだめおやじだけど、心はホット!
翔太役の城桧吏君、やぎら君を思い出すほどの超イケメン?この子も自然体で良い。
もう一人の子役佐々木みゆちゃんも負けず劣らず・・・・・。監督は子供たちには台本を渡さず、口で伝えていくらしい。
とにかく凄いとしか言いようがない。
あらすじ(allcinemaより)
高層マンションの谷間にポツンと取り残されたように建つ古びた平屋の一軒家。そこに治と妻・信代、息子・祥太、信代の妹・亜紀、そして家の持ち主である母・初枝の5人が暮らしていた。治は怠け者で甲斐性なし。彼の日雇いの稼ぎは当てにならず、一家の生活は初枝の年金に支えられていた。そして足りない分は家族ぐるみで万引きなどの軽犯罪を重ねて補っていた。そんなある日、治は団地の廊下で寒さに震えている女の子を見つけ、彼女を家に連れ帰る。ゆりと名乗るその女の子は、両親のともに戻ることなく、そのまま治たちと暮らし始めるのだったが…。
親子タッグでの万引き。勇気いるなあ。今日はシャンプー忘れたって(笑)
そうそう信代役の安藤サクラも忘れちゃあいけないこのシーンも印象深い
監督のテーマである家族の在り方を考えさせられる。裕福な家庭にはない深い愛情がいっぱい詰まった家族愛に満ち溢れていたような気がする。お金も大事だけれど、それよりもっと大事なものがあるのではと。
解説(allcinemaより)
「そして父になる」「海街diary」の是枝裕和監督が第71回カンヌ国際映画祭でみごと最高賞のパルム・ドールを受賞した衝撃と感動の社会派ドラマ。都会の片隅で万引きなどの犯罪で食いつなぐ一家が、貧しいながらも幸せな日々を送る姿と、そんな彼らを取り巻く厳しい現実を、血のつながりを超えた家族の絆とともに描き出す。出演はリリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、樹木希林。
メディア | 映画 |
上映時間 | 120分 |
製作国 | 日本 |
公開情報 | 劇場公開(ギャガ) |
初公開年月 | 2018/06/08 |
ジャンル | ドラマ |
映倫 | PG12 |
オフィシャル・サイト
http://gaga.ne.jp/manbiki-kazoku/