銅版画制作の日々

ぼちぼち更新致します。宜しくお願いします!

ブルーノ(2009)

2010-03-30 | 映画:ミニシアター

 BRUNO

京都シネマにて鑑賞。下ネタ連発!シアターは大笑い!そんなにお客さんは多くなかったけど。。。。アベックが笑い転げていた!その笑い声が凄かったです。

タイトルのブルーノは、サシャ・バロン・コーエンのポラットと並ぶもうひとつの看板キャラクターだそうです。実は「ポラット栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」は未見ですが。。。。何かこの作品を観る限り、前作もかなりインパクトの強い作品だろうと想像はつきますね。
コメディとは言いますが、かなりヤバいです。ブルーノが話すたびに爆笑の渦ですが。何かねここまでやったり、言ったりちゃっていいの?と思うのですが。

STORY

オーストリアで人気ファッション・レポーターとして活躍するブルーノ(サシャ・バロン・コーエン)は、ある日、ファッション・コレクションで無茶な取材を試みショ―を台無しにし、ファッション業界から締め出しを喰らってしまう。

←問題の事件
プラダのショーの舞台裏を、全身マジック・テープでできた新作スーツで取材したため、服が張り付き、大パニックに!

ということで、ならばとブルーノが目指したのは何とアメリカ、ハリウッド。「ここでセレブになって見返してやるわ!」と一念発起。ブルーノのアシスタントや周りの人間は呆れて彼の元を去って行く。とうとうひとりぼっちと思いきや、アシスタントNO2である冴えないおっさん、ルッツだけがついて来た。


彼が思う「セレブになれる方法」をを次々と実践していく。

「有名人とスキャンダル」

ブルーノは、セレブにインタビューする番組の自ら作って売り込む。そしてなんと、ハリソン・フォードにインタビュー。 レストランから出てきたハリソン・フォードにマイクを向けた途端、一言「失せろ!」と言われて終わり。ガ~ン!!

次は、「有名人とのS●Xテープを作れば有名になれる!」と大きな勘違いしたブルーノは、ロン・ポール(元アメリカ大統領立候補者)に対し、インタビューのふりをしてS●Xしようとしますが。キレたロン・ポールおじいちゃんが一言「変●野郎!」チャンチャン。

「中東で和平を成功させる」

それでも懲りずに。今度は今度は「セレブはみんなチャリティー活動をしてるから、あたしもやればいいのね! そしたら有名になれるわ! 一発で有名になるチャリティ活動は、他の人がやってないヤツ…そうね、パレスチナ問題ね!」と。。。。。

イスラエルの人とパレスチナの人を前に「ハモスって、何が問題なの? おいしいのに!」と言い、両方から「それは食べ物です、問題になっているのはハ●スです」と突っ込まれる。そして「平和のための歌を作ってきたの!」と妙な歌を振り付きで歌うのです。その歌を聴かされるイスラエルの人とパレスチナの人は苦い表情。

さらにブルーノは、ア●カイダのテ●リストグループリーダーのところへ行き「あんたたちのリーダーのビン・●ディンって、ホー●レスのサンタみたいね!」と言い放ち、追い出されます。わあぁ~ヤバい発言

「流行の養子をもらう」


ブルーノは「やっぱりセレブは養子をもらうべきよね! マドンナとかも持ってるし!」とまたしても大きな勘違いをしつつ、中東から帰る途中で黒人の子供をipodと交換して手に入れます。ipodと子供の価値が同じとは何と酷い話。シングルパパとしてテレビ番組に出演したら、ipodと子供の価値が一緒だというブルーノの発言に母親たちは大憤慨でした!

そうそうそれから、こういう場面もありました。赤ちゃんタレントの親にインタビューするのですが。「死んだ動物と一緒に撮るのは平気?」「お子さんの体重は今13ポンドね、来週までに10ポンド脂肪吸引して落とせる?」「ヒットラーの格好をさせるのは平気?」などと、普通の親だったら絶対にそんなこと子供にさせないだろうっていう質問をするのだけれども、親は子供を有名にしたい一心なので、親はみんな「できます!」って答えます。う~んステージママの心意気は半端じゃあないわ。ブルーノもびっくりってところかしら?

●イをやめるためにカウンセリングを受け、空手を習ってみたり軍隊に入隊してみたり●ワッ●ングパーティーに参加してみたり、最大限の努力をした(つもり)のブルーノは8ヶ月後「ストレート・デイヴ」と名を変えマッチョな格好をして、ケージファイトイベントを開きます。
パーティでは裸体の女性から迫られ、拒否したら、鞭でバンバンやられるブルーノの姿に思わず笑ちゃいました。

さて「ストレート・デイヴ」と名を変えたブルーノ、「ここに●モ野郎がいるならぶっとばしてやる! 出てこい!」と叫ぶブルーノ。そこへ現れたのは、ルッツでした。ルッツと殴り合いをするブルーノに、観客も大盛り上がりです。しかし、殴り合ううち、ふたりは別の意味で盛り上がってしまいました。マッチョな観客の前で●ィープ●スをし絡み合うふたり。観客はカンカンで大ブーイングです。ケージの中にゴミを投げ入れたりパイプ椅子を投げ入れたり。。。。

何とブルーノはルッツと結婚します。O.J(ブルーノの子供).もMacBook Proと引き替えに取り戻し、幸せに暮らすのでした。

いよいよラスト、「Dove of Peace」という曲をブルーノが歌います。ゲストがすごいです。ボノ、スティング、エルトン・ジョン、クリス・マーティン、スヌープ・ドッグ、スラッシュ! 凄い顔ぶれに驚き!!

解説(allcinemaさんより抜粋)

「ボラット」でアメリカ中を混乱と困惑に陥れたサシャ・バロン・コーエンとラリー・チャールズ監督のコンビが、再び命知らずの体当たり取材を敢行する社会派ドキュメンタリー・コメディ。今回は、ボラットと並ぶサシャ・バロン・コーエンのもう一つの看板キャラクターである“オーストリア人で●イのファッションレポーター”ブルーノが登場。アメリカのみならず中東にまで足を伸ばし、行く先々で命がけの大騒動を仕掛けては過激な笑いを展開すると共に、巻き込まれた人々の普段は決して表に出ることのない裡に秘めた●別や偏●の感情をあぶり出していく。

メディア 映画
上映時間 80分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(クロックワークス)
初公開年月 2010/03/20
ジャンル コメディ/ドキュメンタリー
映倫 R15+

素顔のサシャ・バロン・コーエン
何とアイラ・フィッシャーと先日フランスで挙式したそうです。すでに女の子が誕生しているそうですが。。。。

オフィシャル・サイト
http://bruno-movie.jp/

※それにしても凄い作品でした。。。。。

 

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ずっとあなたを愛してる◆IL Y A LONGTEMPS QUE JE T'AIME

2010-03-28 | 映画:ミニシアター

 私は、ここにいる。

15年の刑期を終えたジュリエット。
悲しみに沈む彼女の過去に犯した罪と罰、そして赦し。
人間の心の深淵に迫る、愛と再生の物語。

京都シネマにて鑑賞。数々の賞を受賞した作品です。かなり気になっていたのですが、上手く時間が合わず。。。。遅まきながらようやく鑑賞して来ました。
う~ん。何か微妙ですね。どうもこの作品の流れに今一つ乗れない。テンポも私にはどうも合わない感じです。ジュリエットのキャラも私的には好感のもてるものではありませんでした。

途中zzzz状態になってしまい(汗)この流れはどうも苦手でした。

 

STORY


愛する息子に手をかけたジュリエット(クリスティン・スコット・トーマス) は刑務所で15年間服役した。ようやく刑期を終え、妹レア(エルザ・ジルベルスタイン) の家に身を寄せる。長い空白期間を経て再会したのだから、姉妹とは言え、何かぎこちない。そりゃそうだろう。その空白の時間を何とか埋めたいと思うレア。一生懸命にジュリエットの閉ざされた心を開けようと努力する姿が何とも言えません。レアの夫リュックセルジュ・アザナヴィシウス)はジュリエットの滞在に、いつまでなのか?と問いただす始末。ジュリエットの存在を快く思っていないのがちらちら感じる。そんな雰囲気を痛いほど感じるのは当たり前だ。長居をするつもりはないとジュリエットは淡々と語り、距離を置く。しかしその一方で、夫の老父や2人の養女は屈託なくジュリエットを迎え入れるのである。


2週間に1度警察に出頭しながら就職先を探すジュリエット。しかし再就職はそんなに甘くはない。やっと試用期間で病院での仕事を得たものの、回りから彼女は批判を浴びるという状況だ。

一方そんなジュリエットに心を寄せる男性がいる。フォレ警部(フレデリック・ピエロ)、そしてレアの同僚ミシェル(ロラン・グレヴィル)だ。


ベトナムから養女に来たレアの娘8歳のプチ・リス(リズ・セギュール)と絆を深めていくことに。屈託のないプチ・リスとの交流は次第にジュリエットの心を溶かし始めていく。

お話が進むにつれて、ジュリエットの過去がだんだんと明かされていくが、核心部分は語られず。。。。。何となく彼女の話から医師だったということは分かってくる。でも何か霧に包まれたような感じでぼんやり。
印象的な場面はジュリエットとレア姉妹が認知症の母らしき人を訪ねるシーン。頻繁に訪れるレアの事は認識できず、何故かあの事件で疎遠になったジュリエットのことは覚えているというくだりが何とも皮肉な感じである。



ジュリエットの気持ちにも変化が見られてくる。探し続けた仕事も決まり、レアの家を出て家を借りるという明るい希望の道が開きつつあった。
ところがジュリエットが落とした1枚の写真と手紙らしきものをレアが拾う。その手紙を見たレアは衝撃を受ける。その驚くべく内容とは?一体何なのか・・・・。
息子に手をかけた真実が隠されていますが、この部分も結構理解しづらかったです。

ラストの意味は。。。。。(沢木耕太郎の映画レビューから抜粋)

最後に、ある男性の階下からの呼びかけに応じて、2階にいるジュリエットがこう答える。

「私はここにいるわ」

この映画は、殺人を犯して以来ほとんど生きていないも同然だったジュリエットが、この台詞(せりふ)を口に出すに至るまでの物語だったということになる。彼女は、「再び生きる」前に、まず「ここにいる」自分を認めなくてはならなかったのだ。

そのとき、気がつくと、それまで蒼白(そうはく)だった彼女の頬(ほお)に、薄く血の色がさすようになっている。ジュリエットは、ようやく「長い旅」を終える契機を(つか)むことになったのだ。

なるほどこういう意味だったのですね。

解説(allcinemaより抜粋)

『リンさんの小さな子』などで知られるフランスの人気小説家フィリップ・クローデルが監督業に初挑戦した感動作。ある理由から我が子を手にかけ、15年の服役の末に出所した女性が、身を寄せた妹家族のもとで、孤独と絶望の淵から再生へ向けて一歩を踏み出していく姿を丁寧な筆致で綴ってゆく。主演は、その渾身の演技が絶賛を集めた「イングリッシュ・ペイシェント」のクリスティン・スコット・トーマス

 

メディア 映画
上映時間 117分
製作国 フランス
公開情報 劇場公開(ロングライド)
初公開年月 2009/12/26
ジャンル ドラマ
映倫 G

オフィシャル・サイト
http://www.zutto-movie.jp/

 

 

 

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マイレージ、マイライフ(2009)

2010-03-25 | 映画:シネコン

 原題:UP IN THE AIR


原題の意味は、飛行機での旅と「何かが宙ぶらりんで決まっていない」という意味を兼ねているそうです(Keri先生のフォトシネマエッセイから抜粋)

東宝シネマズ二条にて鑑賞。「サンキュー・スモ―キング」、「JUNO/ジュノ」でお馴染のジェイソン・ライトマン監督があのジョージ・クルーニー とタッグを組んだ。その内容は、現代を生きる貴方に贈る人間ドラマ。

それにしてもこんな職業が実際にあるのでしょうか。クル―ニ―が演じるのは、企業のリストラ対象者に解雇通告をするプロフェッショナルもの。いわゆる“リストラ宣告人”だそうです。企業になり代わってそんな事をするというのも、何か腑に落ちない話ですが。。。。。時代を象徴する仕事としては、目の付けどころ的仕事と言えるのかも。

STORY

年間出張322日、企業のリストラ対象者に解雇通告する、リストラ宣告人、ライアン・ビンガム(ジョージ・クルーニー)。全米中を飛び回りながらニ度と会わない相手に人生のやり直しを淡々と告げる.彼の口から出る言葉は、あくまでリストラによるトラブルの回避テクニック。自らの講演でも謳っている“バックパックに入らない人生の荷物はいっさい背負わない”をモットーに人間関係も仕事もあっさりと淡泊にこなし、結婚願望も持たず家族とも距離を置いたまま、ただマイレージを1000万マイル貯めることが目下の人生目標となっていた。

そんなライアンに予期せぬ出会いが訪れる。

一人目は、彼と似た境遇のキャリアウーマン。


それがこの彼女、アレックス・ゴーラン(ヴェラ・ファーミガ
縞模様のパジャマの少年やエスターでお馴染の方です。
同じ価値観を持つ彼女とはすぐに意気投合し、互いに割り切った関係を楽しむことに。

そして2人目は、会社から期待された女性新入社員


彼女の名前はナタリー・キ―ナ―(アナ・ケンドリック
ニュームーン/トワイライト・サーガに出ている女優さんだそうですが、彼女は初めてこの作品で観ました。しっかりものって感じですね。

このナタリーがとんでもない提案をする。何とネット上で解雇通告を行い、出張を廃止するという合理化案。


まさにライアンにとって、自分の立場と目標を危うくする存在の登場だ!
さらに、これまで避けてきた家族との“つながり”を試される大問題が発生。
そこには、人生で初めて、“今までの自分”と“これからの自分”の距離を感じ始めるライアンがいた・・・・。おっとこれはヤバいぜ(汗)

さらには彼女の教育係に当てられてしまう。ナタリーを連れて実地研修となるわけに。。。。。。


ところが、解雇通告をした女性から思わぬ言葉を聞くことに。「橋から飛び降り自●をする」という衝撃的なものだった。これにはナタリー、大きなショックを受ける。、リストラの残酷さを目の当たりにし、プライベイトライフも危機に直面する彼女はじょじょに変わっていきます。何とメールでもって、彼氏に振られちゃうことに。

ナタリー、ライアンがアレックスとの付き合いについて、ライアンが割り切った関係を楽しんでいることに対して責任ある関係を避けている!と非難します。

ナタリーやアレックスとの付き合いで、ライアンは、これまでないがしろにしていた人との“つながり”の大切さに気付かされていくことになります。


妹の結婚式に、アレックスを同伴することにしたライアン。これがきっかけで彼の気持ちに変化が訪れることに。。。。。


そして彼は、ある決断をする。人は何のために働くのか? 何のために頑張るのか?この答えを見つけるべく。。。。

ついにライアンは行動を起こすことになります。でもそのアレックスにはある秘密がありました。それは映画後半に明らかになります。

そしてナタリーにも転機が。。。。。実は彼女がリストラ通告した際、自●を公言したあの女性が何と?


ライアンの上司クレイグ・グレゴリー役には、ジェイソン・ベイトマン。「JUNO/ジュノ」にも出演した俳優さん。

しがらみという煩わしい荷物を持つこともなく、夢の1000万マイル達成が彼の存在証明。しかし“心のマイル”は限りなくゼロに近かった・・・・。人生の局面で深入りしない男と、彼を取り巻く様々な現代の世相ーーー。

う~ん煩わしい人間関係は確かに歓迎したくないけど。でもそれってやっぱり寂しいかもしれませんね。ライアンに私も通じるかしら?なんてちょっとドキッとしちゃいました。私に限らず、今の現代を生きる人に通じるものかもしれませんが。

困った時や悲しい時、苦境に出会った時、一人でどのように解決出来るかしら?なんて考えると、人間やっぱり一人では生きて行けないかも。。。。。。

解説

「JUNO/ジュノ」「サンキュー・スモーキング」のジェイソン・ライトマン監督がウォルター・カーンの同名小説を基に、現代人を取り巻く様々な問題をスマートに描き出すハートフル・ヒューマン・ストーリー。リストラ宣告人として全米を飛び回り、煩わしい人間関係を回避して身軽で気ままな人生を送ってきた主人公が、2人の女性との出会いをきっかけに、それまでの生き方や人とのつながりについて見つめ直していく姿を、シニカルな中にも優しい眼差しを込めて綴る。主演は「フィクサー」のジョージ・クルーニー、共演に「ディパーテッド」のヴェラ・ファーミガ、「トワイライト~初恋~」のアナ・ケンドリック

右がジェイソン・ライトマン監督

フィンチ機長役サム・エリオット 、リストラに遭遇する会社員ボブ役にはJ・K・シモンズ と豪華キャストが脇を固める。

オフィシャル・サイト
http://www.theupintheairmovie.com/ (英語)
オフィシャル・サイト
http://www.mile-life.jp/

※地味な作品ですが、今の時代の様々な問題を盛り込んだ人間ドラマでした。

 

 

 

 

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フィリップ、きみを愛してる!

2010-03-23 | 映画:ミニシアター

 I LOVE YOU Philip Morris !←まるでタバコのような?

この一言のために、懲役167年──

「NINE」鑑賞後、京都シネマへ移動。そして観たのがこの作品でした。何とこのお話は実話だそうで。。。。ジムなの?それともスティーヴン?一体誰なのよ!と思うくらい被って見えるんですよ!


スティーヴン・ラッセルはご存じのように今も、テキサスの刑務所に収容されています。23時間監視の軟禁状態だというのも本当です。人生がドラマそのものだから、本当にドラマのように映画化されてしまったわけですね。

ということでジム・キャリーが演じるのは、IQ169という天才詐欺師スティーヴン。彼は愛する恋人にたった一言“愛してる”と伝えるため、全人生を賭けて詐欺と脱獄を繰り返す!!想像を超える驚愕の実話に基づくラブストーリー?いやコメディ?。。。。分かんない??

それにしてもジム・キャリー、この役が実にすんなりとハマっていました。ジムのキャラでしょうか?はたまた実在するスティーヴンがジムとそっくりなのでしょうか?それは何ともいえませんが・・・・。

STORY

妻のデビ―(レスリー・マン)娘ステファニーと共に幸せな人生を送っているかに思えたIQ169の元警官スティーヴン・ラッセル(ジム・キャリー) だったが、交通事故に遭ったのをきっかけに、自分に正直に生きようと決意、妻に自分がゲ●であることを告白する。デビ―にカミングアウトし、フロリダに引っ越ししたスティーヴンは高価な洋服や宝石を買い漁り、話題の人気スポットや豪華ホテルで豪遊。そして、横にはカッコいいボーイフレンドのジミー(ロドリゴ・サントロ)。。。。まさに人生を謳歌していた。

 妻デビ―(レスリー・マン

しかし、この生活にはお金が掛かると詐欺師に転向。その内容はこんなものだ。スーパーでサラダ油をまいて、転んで怪我したふりをする(保険金詐欺)
10数枚の身分証明書を使い分ける(クレジット詐欺)等・・・・・・!あらゆる詐欺にまみれた生活にどっぷり。

そんなある日、保険金詐欺の罪で投獄されしまったスティーヴン。しかし、彼はそこでフィリップ・モリス(ユアン・マクレガー) という運命の人と出会ってしまう。スティーヴンは一目惚れ弁護士だと偽りフィリップに近づくスティーヴン。


僕は弁護士なんだ。フィリップは病気になった友人を助ける方法調べていると語る。
そんなフィリップの優しい眼差しから目が離せない。
「この出会いは運命だよ!この強烈な電流を感じるだろ?僕にチャンスをくれ」

突然の申し出に戸惑うフィリップ。それ以降フィリップの新しい独房に届けられるチョコと猛烈なスティーヴンのアタックに、フィリップも恋に落ちていく。あの手この手でとうとう同じ独房へ移動するスティ―ヴン。邪魔者は追い払い、美味しい生活に変更された。2人の監獄ライフはロマンティック

ところがこの生活は長く続かず。。。。スティ―ヴンは移送されてしまう
護送車の中から、スティーヴンは叫ぶ。「フィリップ、きみを愛してる!」

やがて2人とも出所するものの、愛するフィリップとの2人きりの生活を充実させようと詐欺から足を洗うことになる。
そんなスティーヴン、まともな仕事に就くため、履歴書に細工を加え大手企業のCEOに抜擢される。そして社内の人気者として立場を作り上げていくのだが。。。。また病気が再発。会社のお金を横領してしまう。


新しい家、豪華な車等。。。。スティーヴンの望んだハッピーセレブ人生だが。あまりの生活レベル激変にフィリップは何か裏で?と心配するのだ。

「自分に隠し事をしているのなら、すぐにやめて。お金はどうでもいい、一緒にいれさえすれば」 フィリップ

「何もないよ!僕らはずっと一緒だ。僕は君には嘘つかないよ」 スティーヴン

ところがフィリップの不安は的中。ほどなくスティーヴンの横領はばれてしまい、フィリップ自身も騙されていたことに気づく。

「やっぱり、嘘をついていたんだね。いつまでも一緒にいるって言ったのに・・・刑務所に戻りたいの?」

愛想をつかしたフィリップ。彼と逃亡することを拒否。2人の愛の巣から立ち去ることに・・・・・。

失意とともに逮捕されたスティーヴンだったが、彼は心に決めていた。再びフィリップに想いを伝え、必ず彼を幸せにすると。。。。

そして収監された刑務所からあの手この手で計3回の脱獄を試みるがあえなく失敗。4回目の脱獄で遂に、フィリップの家にたどり着いた。


ついにフィリップと再会!

と思いきや、フィリップはスティーヴンの必死のアプローチはまったく受け入れてはくれない。

結局、ここで御用となってしまう。そしてフィリップも共犯者とみなされ投獄となるのだ。それでも諦めないスティーヴン。嘘にまみれた人生の中で抱いた唯一本当の想いをフィリップに伝えたい。そして一世一代の名勝負を打つことになる。さてその名勝負とは・・・・?


いやあここまでするか!!しつこい奴。

でも凄い!これが実話だとは本当に驚きです。まるでジムが本当のスティーヴンのように見えました。それにしてもジム、この役が似合っていますね。
ジムだからこそ、出来た作品なのではないでしょうか?かなりうけまくり!!

解説(allcinemaより抜粋)

 実際に懲役167年の刑で現在も刑務所暮らしというスティーヴン・ラッセルの驚きの実話を基にした異色のエンタテインメント・ムービー。ひょんなことから獄中で最愛の人とめぐり逢ってしまった主人公が、やがて愛しさのあまり何度も脱獄を繰り返してしまう姿をユーモラスかつハートフルに綴る。主演のジム・キャリーユアン・マクレガーが●イ・カップルを体当たりで演じて話題に。監督は、これまで「バッドサンタ」や「キャッツ&ドッグス」などの脚本を手掛け、これが監督デビューとなるジョン・レクアグレン・フィカーラ

  映画
上映時間 97分
製作国 フランス
公開情報 劇場公開(アスミック・エース)
初公開年月 2010/03/13
ジャンル コメディ/ドラマ/ロマンス
映倫 R15+

製作総指揮: リュック・ベッソン

オフィシャル・サイト
http://iloveyou.asmik-ace.co.jp/

 


 

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NINE(2009)

2010-03-22 | 映画:シネコン

 世界は、男と女と愛でできている。

MOVX京都にて鑑賞。贅沢な作品ですよね。これだけ凄いキャストを揃えた映画はなかなか観ることはないでしょうね。
目移りするくらい素敵な女優陣に囲まれた監督グイド役にはあのダニエル・デイ=ルイス。そういえば、2007年の「ゼア・ウィル・ビ―ブラッド」では数々の賞に輝きましたよね。そんな彼が今回はミュージカル映画に登場、歌も披露していました。(歌声も素晴らしいです)
ミュージカル映画には疎い私なので、良く分かりませんが。何でもそのジャンルにしては、歌と踊りがたくさん詰まった作品ではないらしく、ミュージカル映画好きの人にはちょっと物足りなさもあるのではないかということらしいです。確かに初めから最後まで、歌や踊りばかりというものではなかったですね。
お話が主体となって、その間に歌や踊りが入るって感じですかね。

まあ私にとっては観やすくて、しかも分かりやすいというのが一番良かったなあと思いました。それにしても出演している女優陣の美しいこと!皆さんそれぞれの美しさ、可愛さにうっとり美しさにセクシーさに。。。。そしてダイナミックでパワフルさ!色々な面を兼ね備えた7人の女性たち。これだけでも観る価値あります。

さてお話は?(ウィキぺディアさんより抜粋)

映画監督グイド(ダニエル・デイ=ルイス)は、新作「イタリア」の制作進行に行き詰まり、親友のスタッフ・リリー(ジュディ・デンチ) の協力で海沿いのホテルで休暇をとることにした。そこに妻ルイザ(マリオン・コティヤール)を呼び寄せ苦しみを癒して貰おうとした彼は、突然押しかけてきた愛●カルラ(ペネロペ・クルス)の誘惑に困惑する。カルラを拒んだがゆえの自●未遂から解放されながらも、夫の猟●趣味と仕事一徹ぶりに愛想を尽かし、グイドのもとを去ったルイザのために、遂にグイドは「イタリア」撮影を中止してしまう。だが二年後、抜け殻のようになったグイドをリリーは新作撮影へと誘う。


ぺネロぺ演じるカルラ。こんなに足があがるんですね。相変わらずセクシーです。彼女は愛●役がお似合い。この作品でアカデミー賞助演女優賞にノミネート。

 リリー(衣装デザイナー) ジュディ・デンチ
ジュディはこの映画にいい味を添えていました。歌も良かったですよね。「イエス・ノ―、イエス・ノ―」の言葉が耳に残っています。

そして何といってもこの人、グイドの妻ルイザ役、マリオン・コティヤール。可愛いです。切ない歌声がたまらないです。

後半は変身!!セクシーな姿で登場。

 ステファニー役にはケイト・ハドソン
グイドを誘惑しちゃうファッション記者。パワフルでリズミカルな踊りに圧倒されました。


パワフルという意味ではこの人、ステイシー・ファーガソンサラギーナ(砂浜の娼婦)
この踊りは凄いパワーを感じましたね。

 


そしてそしてこの人、クラウディア(女優、グイドのミューズ)にはニコール・キッドマン
本当にお美しい方です。歌声もグッドでした。まさにミューズ的存在。


グイドの母親 にはあの大女優ソフィア・ローレン
ジュディと同じ年の75歳だそうです。

※グイド役はハビエル・バルデムが演じる予定だったそうですが。2008年5月より一年間の休業に入るため降板した。またクラウディア役には当初、キャサリン・ゼタ=ジョーンズがマーシャルと再タッグを組み出演する予定だったが、役どころの小ささが気に入らず降板しているらしい。

解説(allcinemaより抜粋)


 イタリアの巨匠フェデリコ・フェリーニ監督による不朽の名作「8 1/2」を基にしたトニー賞受賞の大ヒット・ブロードウェイ・ミュージカルを、「シカゴ」のロブ・マーシャル監督が錚々たる俳優陣を起用し映画化。新作の撮影を控えた一人の世界的映画監督が、その構想に行き詰まり精神的に追いつめられていく中、彼を取り巻く女性たちと繰り広げる混乱と混沌の行方が、華麗にして幻想的な歌と踊りで綴られてゆく。主演のダニエル・デイ=ルイスをはじめ、マリオン・コティヤール、ペネロペ・クルス、ジュディ・デンチ、ニコール・キッドマン、ソフィア・ローレンと、オスカー俳優が6人も顔を揃えた豪華キャストが話題に。


  映画
上映時間 118分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(角川映画=松竹)
初公開年月 2010/03/19
ジャンル ミュージカル
映倫 G


撮影現場


オフィシャル・サイト
http://www.nine-9.jp/

 

 

 

 

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渇き◆◇THIRST(2009)

2010-03-19 | 映画:シネコン

 この愛、赦し給え──
原題:박쥐

東宝シネマズ二条にて鑑賞。非常に濃い内容です。実は、バンパイアものとはまったく知らず。。。。。また最後の最後まで暗くて重たかった。そして何といっても生々しい。う~んとにかく凄いわ~~。

ただちょっと引っ張りすぎのような感じもしました。いったん終わりそうな気がしたのですが。。。。まだまだ続きがありました。それからが結構長かったです。前に座っているご高齢の男性、途中で出て行きました。疲れたのかしら?かなり刺激強いから、ハードだったかもしれません。でも私的にはどちらかといえば、好みの作品です。ちょっと2時間13分はきつかったかも。

さてお話ですが。今回もallcinemaさんより抜粋します。

STORY

病院で重病患者たちを看取ることしかできない自分の無力さに絶望したカトリックの神父サンヒョン(ソン・ガンホ)は、アフリカの研究所で極秘に進められていた致死率100%の謎のウイルスに対するワクチン開発に、自ら実験台として参加する。ほどなく発病し、命を落としたかに思われたサンヒョンだったが、正体不明の血液を輸血され、奇跡的に生き返る。帰国したサンヒョンは、信者の一人から病弱な息子の祈祷を請われ、幼なじみのガンウ(シン・ハギュン) と再会する。彼はそこで一家に虐げられているガンウの妻テジュ(キム・オクビン) と出会い、思いがけず心惹かれていく。そんな中、彼の肉体はいつしかヴァンパイアのそれへと変貌、生き血を吸わなければ生きていけない存在となってしまったサンヒョンだったが…。

皮膚は水泡だらけ状態。生き血を飲むとその水泡はたちまち消えてしまう。


テジュは夜になると、裸足で走りまわる。夫や義母から夢遊病だと言われながら。。。。
そんな彼女の前にサンヒョンが現れる。2人は惹かれあいながら、とうとう交わることになる。それがかなりリアルな描写でしす。ちょっと赤面しちゃいますね。ところがリアルなのはこういう描写だけではなく、血がドバッと吹き出す場面や、肌をえぐるという場面もかなり凄いです。血を見て気分が悪くなる方にはあまりお薦めではないですね。


ソ・ガンホはビジュアル的には特に美しいわけではないのですが、意外にこの役はハマっていましたね。「グッド・バッド・ウィアード」の面白いイメージが強かっただけに、この刹那的な役どころがあまりにも素晴らしく演じていたので驚きました。役者パワーにはつくづく感心してしまいました。

相手役のキム・オクビンもソ・ガンホを相手になかなかの迫真演技でした。可愛いキャラですが。後半、バンパイア変身したテジュをオドロオドロしく人間を狙うあたりが狂気的美女のオ―ラを放っていたなあなんて思いました。ソン・ガンホも圧倒される存在のような気がしますよね。


空中を飛んだり、人間を持ちあげたりと、バンパイアの持つ力も登場。傷をしても、あっという間に治ってしまうというバンパイアの不死身なところも出てきます。ダレン・シャンはまだ未見ですが。多分同じバンパイアムービーでもかなり毛色は違うように思います。ハリウッドでは描けない、韓国的重厚なバンパイアムービーのような気がするのです。

ラストはよくあるバンパイア作品の結末どおりでしたが、これもなかなかハリウッド作品とは違う韓国的な趣をじんわりと感じました。

解説(allcinemaより抜粋)

 「オールド・ボーイ」「親切なクムジャさん」の鬼才パク・チャヌク監督が、吸血鬼となってしまった神父を主人公に描く禁断のラブ・ストーリー。エミール・ゾラの『テレーズ・ラカン』をモチーフに、聖職者でありながら図らずも吸血鬼となってしまい、挙げ句に人妻と恋に落ちてしまった男が、信仰と欲望の狭間で葛藤しながらも罪を重ねていくさまを、ユーモラスなタッチを織り交ぜつつグロテスクかつ官能的に描き出す。主演は「殺人の追憶」「グエムル -漢江の怪物-」の名優ソン・ガンホ。共演にキム・オクビンキム・ヘスク

※ラ夫人役のキム・へスクの目が何ともいえませんでした。

メディア 映画
上映時間 133分
製作国 韓国
公開情報 劇場公開(ファントム・フィルム)
初公開年月 2010/02/27
ジャンル ホラー/ドラマ/ロマンス
映倫 R15+

第62回カンヌ国際映画祭

ノミネート:パルム・ドール

受賞:審査員賞

第36回サターン賞

ノミネート:インターナショナル映画賞


 

オフィシャル・サイト
http://kawaki-movie.com/

 

 

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噂のモーガン夫妻◆◇DID YOU HEAR ABOUT THE MORGANS?

2010-03-17 | 映画:シネコン

 「浮気したけど、妻が好き」そんなのアリですか?

東宝シネマズ二条にて鑑賞。火曜日は、シネマイレージディということで会員は1300円で鑑賞できるのでなるべく割引のある日に鑑賞することにしています。
ということで、今回はあの「噂のモーガン夫妻」です。
実はサラ・ジェシカ・パーカー出演作はまったく初めてです。ところでこうしてマジマジと見ると、彼女って異常に顔の幅が狭いですよね。そして声も特徴あります。何でも8歳くらいからこの世界でお仕事されているとか?芸歴も長いんですね。


観客層は年齢少し高めで、女性が圧倒的でした。コメディということで要所で笑いを取っていましたが。爆笑というところまでの面白さはありません。中途半端じゃないかしら?でもこのカップルは結構お似合いだと思います。


ヒュー・グラントはこういう役が似合いますね。浮気したのに元妻を追いかけるなんて、何か情けないけど、そこが良いですね。


未練たっぷりポール、機会を作って寄り戻し作戦。あの手、この手!

STORY(allcinemaより抜粋)

全米屈指の敏腕弁護士として活躍するポールと、マンハッタンで数千億円の物件ばかりを扱う不動産会社社長メリルのモーガン夫妻。雑誌の表紙を飾るほどニューヨーク中から注目を浴びる華やかな2人は、誰もが羨む理想のセレブカップルと持てはやされていた。だがある日、ポールの浮気が発覚し、夫婦関係は一転して悪化の一途を辿る。その夜も、ポールはレストランで冷めきったメリルの気持ちを取り戻そうと躍起になるも拒絶され、関係修復は叶わぬまま。

そんな中、思わぬ事態が2人を襲う。レストランの帰り道、彼らは殺人現場を目撃し、さらに犯人に顔を見られてしまったのだ。

何と2人は住み慣れたニューヨークから知らない場所へ移動しなければならないことに。

するとやがて、警察当局により“証人保護プログラム”を適用され、身分を隠してワイオミングへと送られるポールとメリル。何と携帯電話もネットも禁止の環境だ。自然や地元住民と触れ合うことで次第に田舎での新生活に慣れていくと共に、2人の関係にも変化が生じていく。しかし、それでもなおメリルはポールへ告げられない、ある事実を抱えていた…。


ワイオミングの小さな町レイで世話になるウィーラー夫妻には、この2人。
クレイ・ウィーラーに、サム・エリオット 。エマ・ウィーラーには、メアリー・スティーンバージェン

メアリー・スティーンバージェンはあなたは私のムコになるではアンドリューの母役だった方。私的にはちょっとキャサリン・キ―ナ―と被るんですが。何故か・・・・。

面白かった場面は、レイという小さな町に到着した際、簡素な空港に、こんな注意書きが。それは「熊に襲われたときの対処法」、夫婦で笑い飛ばしていたら本当に熊に遭遇してしまう。


クレイから銃の手ほどきを受けたメリルは熊めがけて発砲する。
ところで、あの熊は本当のクマ?それとも作りもの?実は本当の熊だそうです。
ドクター・ドリトル2』などにも出演した、れっきとした「熊タレント」。ヒュー曰く「だからといってトレーラーから体長4.8mてきたときは怖かったよ。スタッフから拍手されるのが大好きな熊で、夕方には猫を相手してる気分になれたけどね。演技がうまくいくたびに、アイスティーを8缶と、鍋いっぱいの生クリームを飲んでたよ」と。。。。


ヒューは熊よけスプレーで災難続きでしたが。これ気に行ったのでしょうかね。持ち歩いていました。


メリルの秘書ジャッキー役にはエリザベス・モス

彼女は殺し屋のヴィンセント(マイケル・ケリー)が盗聴機をつけたことを知らず、まんまとメリルの居場所を知らせてしまうはめに。。。。
とうとう殺し屋ビィンセントはレイに乗り込んで来ることになります。危うしモーガン夫妻。


すっかりレイの町に溶け込んだ二人。さてさてこの結末は?

もう少しズッコケモードでもいいのになあなんて思いましたが。抑え気味がよくないかも。
 

解説(allcinemaより抜粋)

 「アバウト・ア・ボーイ」のヒュー・グラントと「セックス・アンド・ザ・シティ」のサラ・ジェシカ・パーカーの共演で贈るロマンティック・コメディ。夫の浮気で離婚の危機を迎えるさなか、ある事件に遭遇したことで身分を隠しながら田舎町での生活を強いられるハメになった超セレブカップルの顛末を描く。監督は「ラブソングができるまで」のマーク・ローレンス

メディア 映画
上映時間 103分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)
初公開年月 2010/03/12
ジャンル コメディ/ロマンス
映倫 G

公式サイト (英語)

公式サイト (日本語)

 

 

 


 

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フローズン・リバー FROZEN RIVER

2010-03-15 | 映画:ミニシアター

家族のために必死に生きる!

京都シネマにて。ようやく鑑賞出来ました。1日、2回の上映です。しかも朝10時と夕方18時過ぎだけです。上手く時間が取れず、ずっと見逃していました。ようやく仕事帰りに滑り込みましたが、意外にお客さんは少なくてゆったりと鑑賞出来ました。

暗くて冷たい風景に主人公のレイ(メリッサ・レオ)は生活に疲れ切った表情。そしてもう一人の女性、ライラは無表情で強面。愛想もありません。

レイとライラの2人のシングルマザーが出会い、抱えた苦境を乗り越えるために違法な仕事に手を染めるというお話でした。ライラは非常に淡々としていて、辛い状況があるように見えないけれど、考えるとそんな苦境を見せまいとしているのかもしれません。物語が進んでいくに従って彼女の心境の辛さが少しづつ見えてきます。


一方レイはシングルマザーではありませんが。旦那が金を持ってトンズラしたため、2人の息子と置き去りされたという状態。しかも旦那が持ち逃げした金は、彼女がパートでコツコツ貯めて新居を購入する資金だったというこれもやるせなくて辛いものがあります。ギャンブル中毒の旦那から、何とか金を取り返そうと必死に動くレイの姿が目に焼きつきました。


息子T・J(チャーリー・マクダーモット
彼の演技が光っていた。母を助けようとバイトをしたいと訴えるも、学業に専念せよと母レイ。

レイは何とか新居を購入して、子供たちを喜ばせたいという気持ちがとても伝わってきました。
パートからフルタイムにしてほしいと頼むも、断られてしまう。金の督促に追われ、どうしょうもないところまで追い込まれていた。

夫の行方探しの際、レイはモホ―ク族の女が夫の車を運転しているのを目撃。追跡して問い詰めたところ、女はライラ(ミスティ・アッパム)と名乗り、車は盗んだのではなく、バス停でキーがささったままだったので拾ったと主張した。

保留地でトレイラ―ハウスで暮らすライラ。義理の母に自分の幼い子供を奪われたという境遇だった。いつか子供を引き取り、一緒に暮らしたいと願っていた。
そんな彼女はまとまったお金を稼ぐために危険な仕事に手を染めていた。
その仕事とは、カナダとの国境を越え、アジアからの不●移民を1人当たり1200ドルでアメリカ側に●入国させるという裏仕事である。

レイもお金に困っていると知ったライラは車が必要なために、儲けを山分けするという条件で共●パートナーに引き入れようとする。人種の違いなどで、初めは不信感を抱くも。。。。。今や彼女には選択の余地はなかった。
2人は互いに協力し合いながら、無事に仕事をやり遂げる。

その味をしめた2人はそれぞれの夢を実現するために残りのお金を稼ぐために、クリスマス・イブ、再びペアを組むことに。
今度の仕事はパキスタンから来た夫婦。夫婦から預かったバックの中身を爆弾だと疑ったレイは、道端に捨ててしまう。ところがその中身が赤ん坊だったことを知らせれ、慌てて引きかえす。しかし子供はすでに息をしておらず。。。。。無言のまま引きかえすしかなかった。


だが引き渡し直前に奇跡が起こった!車の暖房とライラの体のぬくもりで、赤ちゃんは息を吹き返した。夫婦の喜ぶのを見て、2人は肩をなでおろす。
この奇跡の夜を境に、2人の心理に微妙な変化が・・・・・。

ライラは、赤ん坊の生命力の感嘆。これまでの自分勝手な生き方を反省して、一日でも早く自分の子供を引き取り、真面目に働こうと決意。
だがレイは、2人の息子の将来のためにも、どうしても新居購入の夢をあきらめることが出来なかった。
「これで最後だから!」と約束したレイは、しぶしぶ納得してくれたライラと共に、「最後国境越えへと向かった。

あの凍りついた川を再び越えるのだった。

さてこの後とんでもない方向へと進んで行きます。

凍てつく寒さを観ていても実感じます。2人の母親に希望はあるのでしょうか?
2人の母親に何か言い知れない強さを感じます。素晴らしい作品でした。

解説(allcinemaより抜粋)

08年のサンダンス映画祭グランプリに輝くなど多くの映画賞で絶賛された感動ヒューマン・ドラマ。これが長編初メガホンとなるコートニー・ハント監督が、自ら手掛けた短編版を劇場長編へと昇華した渾身の意欲作。現代アメリカが直面する社会問題を背景に、ふとしたことから出会った2人のシングルマザーが、それぞれに抱えた苦境を乗り越えるため密●国を手助けする違法な仕事に手を染めていくさまを、リアルな中にもエモーショナルな情感を織り込み描き出していく。主演は本作でオスカー初ノミネートを果たした「21グラム」のベテラン女優メリッサ・レオ。

作品誕生秘話

物語の構想

監督のコートニ―・ハントが夫の実家、ニューヨーク北部を訪れた際、国境を越えて煙草を密●している実話を聞いたときに生まれた。犯人は先住民の保留地に住んでいたため、法的により複雑な状況が生まれた。彼らが冬の寒さで固く凍ったセントローレンス川を車で渡って密●しているという話を聞き、当時の私はすっかり魅了されたと話す。実際にその経験がある女性2人にも会って話を聞いてリサーチしたと言う。


メディア 映画
上映時間 97分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(アステア)
初公開年月 2010/01/30
ジャンル ドラマ/サスペンス
映倫 G
オフィシャル・サイト
http://www.sonyclassics.com/frozenriver/ (英語)
オフィシャル・サイト
http://www.astaire.co.jp/frozenriver/

 


 

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THE WAVE◆◇ ウェイヴ あるクラスの暴走

2010-03-13 | 映画:ミニシアター

揺れる高校生たちの心を支配したものとは?

ドイツ全土を席巻! 240万を動員! ドイツ国内映画興行成績第1位!

京都みなみ会館にて鑑賞。3月4日~10日の1週間限定上映ということもあって、多くのお客さんでした。さてこの話は実際に起きた事件を基に、ドイツで映画化された作品です。それにしても、凄い話ですね。一瞬にして人間の心理ってこんな風に変ってしまうのでしょうか?

始まりは、ごく普通の高校生たちが軽い気持ちで始めた、独裁政治を摸した体験授業だった。クラスの皆で決めた“独裁者”には何と“様”をつけて名前を呼ぶなど、ルールはわずかで簡単なものばかりだった。しかし、そのゲームに夢中になった若者は急速に暴走し始め、“THE WAVE”と名付けられた。その集団はたった5日間で学校全体を呑みこんでいくことに。。。。。

洗脳されたということですよね。それも短期間でです。平常心は無くなるんですね。一体どうしてこんなことになるのかしら??

指導者のもとでクラスの生徒は一体感を強めていき、これまで体験したことのない充実感を味わうそうですが。これってその渦中にいないと分からない気分なのでしょうかね。

つまり人間って組織という枠がないと行動出来ないってところがあります。変な話、何処にも所属していないと不安な気持ちがあります。だから皆で一緒に目的に向かって一致団結しょうという連帯感って気持ちって意外に快感かもしれません。その心理を上手く掴んだ話のような感じじゃあないかな?なんて思ったりしましたが。どうでしょうか。

STORY

ドイツのごく普通の高校で、特別授業週間が始まった。教師ライナー・ベンガ―(ユルゲン・フォーゲル)は東ドイツで反政府運動をしていた過去を持ち、無政府主義を担当しようと張り切っていたが、割り当てられたのは独裁制だった。
若く自由な雰囲気のベンガ―は、生徒たちとの距離も近く慕われていた。まったく独裁制を教える準備をしていなかったため、探りながら授業を開始するも行き詰ったベンガ―は、生徒たちにある提案をする。
「幸い実習では何をしても自由だ、気楽に行こう」
「独裁には指導者が必要。この実習では誰がやる?」

授業に登録したのは様々な生徒たち。

万年負け続きの水球部を何とかしたいマルコ(マックス・リーメルト)とその彼女で美しく優等生のカロ(ジェニファー・ウルリッヒ)。

裕福な両親を持つ不良のケヴィン、いつも一緒につるんでいるトルコ移民のジナン、デブのボンバー。

それから、いつもボンヤリしていてクラスの仲間からバカにされているティム(フレデリック・ラウ)。

5日間でどう変化したのか。

実験1日目(月曜日)

生徒たちは新鮮な衝撃を受けたーー。

指導者に任命されたベンガ―は、まず自分に“様”をつけること、発言する時には挙手して立ち上がることを命じた。嫌悪感を示す生徒が大半だったが、今までにない規律あるスピ―ディな授業に、生徒は次第に高揚感を覚えた。生徒たちとベンガ―自身は、家族や仲間にその日の興奮を熱く語った。

実験2日目(火曜日)

姿勢正しく着席してベンガ―を迎える。

ベンガ―は階下の教室で教える無政府主義の担当教師ビ―ラントのクラスを仮想対立者と見立て、みんなでいっせいに足踏みをすることを命じた。そして団結の力を更に実践するために、いつも仲良し同士で座る席順を、お互いの欠点を補い合う者たちと組み合わせ座らせた。生徒達は、この授業の面白さを他のクラスに自慢し始めた。

実験3日目(水曜日)

カロ以外のクラス全員が、白シャツを着て登校。

目に見える団結の形として制服を取り入れたクラスは、団結名を“ウェイヴ”と名付け、クラスの誰もが自発的にホームページやステッカーを作製し“ウェイヴ”のために動き始めた。今までバカにされたいたティムや不良のボンバーなど全く接点のなかった者同士がクラスの一員としてお互いに認め合うようになる。一方で白シャツを拒否したカロはクラスの熱狂から急速に取り残されていく。



カロは、友だちと一緒に反対のビラまきを実行する。洗脳されていく友だちを何とか制止しなければ、危ない!

 

実験4日目(木曜日)

“ウェイヴ”は他の学年や親たちの話題の的に。

校長から呼び出されたベンガ―は、急速に変化見せる生徒たちの親から、問い合わせの電話が相次いでいると聞かされた。注意を受けると覚悟していたベンガ―に、校長は「応援している」と意外な言葉を伝えた。一方、生徒たちは自分たちが作った“ウェイヴ”の素晴らしさを確信し、クラス以外の生徒も積極的に勧誘していった。


異様な雰囲気

実験5日目(金曜日)

ベンガ―は、生徒たちの異常な行動に直面する。

ベンガ―は家を出ると玄関の前でティムを発見する。「警護だ」と称して、一晩中家の前でうずくまっていたのだ。不気味に思いながらティムを車に乗せ登校するベンガ―は、生徒たちが“ウェイヴ”として対立していたパンクの集団からペンキの襲撃を受ける。そして、新聞をあけて目にしたのは街の工事現場の幕に“ウェイヴ”のマークがデカデカと描かれた写真だった。ベンガ―は生徒たちの熱狂が度を越したことを知る。実習最後の授業でこれまでの体験をレポートにまとめるように命じ、授業の終了を告げたが。。。。。

もはやベンガ―の制止の言葉など通じないところまでの状態になっていた。つまり走りだした“ウェイヴ”はコントロールが効かなくなっていたのである。

単純なルールがひとの心を支配してしまったのだ。

冴えないティムの行動がある悲劇を起こすことになります。大体の予想はつきますよね。大きなショックはなかったですが。生徒たちの異常な変化には何ともいえないものがありました。たった5日間でこんなに変るとは。。。。。

本作の基となったのは、20年以上前に書かれたモートン・ル―の「ウェイヴ」
そのアメリカのノンフィクション小説は、現在でも多くのドイツの学校で教材として読まれているそうです。ドイツを舞台に映画化するというアイデアは、監督デニス・ガンゼルが友人たちと食事をしている際に思いついたもの。権利取得のためにプロデューサーのクリスティアン・ベッカーは世界の裏側に飛び、ドイツとアメリカの出版社を経て筆者モートンやハリウッドの製作会社等と交渉を繰り返した。ついにドイツの名プロデューサーのコンスタンチン・フィルムのマーティン・モシュコヴィッチ(バイオハザードⅢ)の助けを借りて契約にこぎつけたということだそうです。いやあ長い道のりだったようですね。

1967年にアメリカの高校で起きた実在の事件を基に、ファシズムをシミュレーションする危険な特別授業が招いた衝撃の顛末を描くサスペンス・ドラマ。主演は「エーミールと探偵たち」のユルゲン・フォーゲル、監督は「GIRLS★GIRLS」のデニス・ガンゼル。(allcinemaより抜粋)

ドイツ映画祭:ファシズムをゲームとして使うものは破滅する-『ウェイブ-あるクラスの暴走』のデニス・ガンゼル監督の来日のコメントはこちらからどうぞ。

メディア 映画
上映時間 108分
製作国 ドイツ
公開情報 劇場公開(アット エンタテインメント)
初公開年月 2009/11/14
ジャンル サスペンス
映倫 PG12
オフィシャル・サイト
http://www.the-wave.jp/

 

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NEW YORK I LOVE YOU パート2レビュー

2010-03-13 | 映画:ミニシアター

LOVE7 アッパー・イースト・サイド(シェカール・カプール監督作)

元オペラ歌手イザベル(ジュリー・クリスティ)は5番街のあるホテルにチェックインし腰に障害のある外国訛りの若いホテルマン、ジェイコブ(シャイア・ラブーフ)と出会う。
イザベルの希望の部屋と好きな花をすぐに用意するジェイコブ。その後、白いウェディングドレス姿になったイザベルが手紙に封をし、窓を開け放ったとき、彼は突然シャンパンを運んできて、支配人の父からだと言う。乾杯した後、ジェイコブは寂しそうな顔になり、「寒いでしょう?よく耐えられますね」と言って窓の向こうへ消える・・・・。呆然とするイザベルに年配のホテルマン(ジョン・ハート)は何事もなかったように歓迎の言葉を述べる。

LOVE8 セントラル・パーク (ナタリー・ポートマン監督作)

セントラルパークで、幼い白人の少女テヤの相手をしているのは、黒人の青年ダンテ(カルロス・アコスタ)芝生に寝転んで彼女と楽しく遊んでいる。噴水のそばで遊んでいたテヤがブレスレットを水に落とすと、素早く駆け寄り、拾うダンテ。周囲の母親たちはそんな彼に感心。優秀な“マニ―”と褒め称える。彼は男性の子守である。その後、テヤを母親マギーの元へ連れて行く。明日も迎えを頼むのだった。翌日、舞台で見事なダンスを披露するダンテに大きな拍手。その中に「パパ!」と歓声を上げるテヤがいた。

LOVE9 チャイナタウン (ファティ・アキン監督作)

チャイナタウン。中国茶と漢方の店で働く若い中国人女性(スー・チー)に創作のインスピレーションを得た画家(ウグル・ユーセル)は記憶を頼りに彼女を描き始めたものの、どうしても目だけは描けない。病に蝕まれている彼は、最後のミューズである彼女にモデルになって欲しいと頼むが。彼女は困惑して拒絶する。
その後画家は姿を見せなくなり、気になった彼女はアパートを訪ねる。そして彼が死んだことを知る。残された自分の肖像画に、彼女は写真を使って完成させる。

LOVE10 続ソーホー (イヴァン・アタル監督作)

再びレストラン前。中年のビジネスマン、アレックス(クリス・クーパー)がタバコを吸いながら携帯電話で話していると、魅力的な女性アンナ(ロビン・ライト・ペン)がタバコの火を借りに来る。彼が電話を終えるや、積極的に誘惑しようとする彼女。しかし彼がその気になると、サッと身をかわす。「今夜、私はすべてを変えるの」と言って中へ。。。。。その後、テーブルで向き合うアレックスとアンナ。愛し合うふたりの指には結婚指輪が光っている・・・・?う~んいつの間に。

LOVE11 ブライトン・ビーチ (ジョシュア・マーストン監督作)

老夫婦がゆっくり歩いていく。せっかちで心配性の妻ミツィー(クロリス・リーチマン)は夫のエイブ(イーライ・ウォラック)に歩き方が遅いと小言を言い、エイブも負けずに、離婚して若い男を見つけろと言い返す。横断歩道を気の遠くなるほど時間をかけて渡り、コニ―・アイランドの遊報道に着くまで口喧嘩は延々と続くが、海を目の前にしたとき、ミツィーは無言で夫に寄り添い、エイブはそんな妻の額にキスする。今日は63回目の結婚記念日なのだ。しかしスケボーや自転車の少年に束の間の平穏を破られ、再びゆっくりと歩いていく。

Inserted cut (ランディ・バルスマイヤー監督)

◆各話のつなぎ部分

一瞬ごとに、至る所で愛が生まれる街、ニューヨーク。ビデオアーティストのゾ―イ(エミリー・オハナ)は走るタクシーの窓から、あるいは駅構内やカフェのテーブルから、さまざまな愛を撮影していく。そしてゾ―イ自身も出会う。作家の男や、彼が口説こうとして失敗した●婦、さらに、モデルと望んだ画家の死をきっかけに写真を始めた中国人女性と・・・・・。
登場人物 エヴァ・アムリ ジャスティン・バーサ

ということですべてのLOVEについて書きました。皆さんはどのLOVEストーリーがお好きですか?老夫婦の喧嘩まじりのかけ合い、漫才調で楽しかったです。
アンナとアレックスのナンパ調のラブストーリーもイケます。そしてあのナタリー・ポートマンの初挑戦の作品も素晴らしい出来栄えだったと思います。


                                  


メディア 映画
上映時間 103分
製作国 アメリカ/フランス
公開情報 劇場公開(IMJエンタテインメント=マジックアワー)
初公開年月 2010/02/27
ジャンル ロマンス
映倫 PG12

オフィシャル・サイト
http://www.ny-love.jp/

 

 

 


 

 

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