銅版画制作の日々

ぼちぼち更新致します。宜しくお願いします!

プロミスト・ランド(2012)**PROMISED LAND

2014-08-27 | 映画:ミニシアター


人生はいつでも、やり直せる。

久しぶりの投稿です。京都みなみ会館にて、マット・ディモンがあのガス・ヴァン・サント監督と久々にタッグを組んだ作品を鑑賞。

なんと日本公開にまで2年もかかったんですね。地味な作品だからなのかしら・・・・。題材がシェールガスで、社会派とくればなんかちょっと観るのちょっと躊躇しちちゃいますね。案の定内容はエンタメ性はありませんでした。でも完全な社会派かと言えばそうでもないような?
ラブロマンスも結構出て来ますよ!


パブで知り合ったアリス(ローズマリー・デウィット)一夜で意気投合。お酒に酔い自分を忘れるまで酔いつぶれるマット演じるスティーヴ・バトラー。気がつけばアリスの家でめが覚めるというのだから。

あ!そうそうお話です。うっかりしていました。

あらすじ(allcinemaより)

 大手エネルギー会社の幹部候補スティーヴは、仕事のパートナー、スーとともにマッキンリーという田舎町を訪れる。ここには良質なシェール・ガスが埋蔵していた。スティーヴの目的は、その採掘権を町ごと買い占めること。農業しかないこの町で、不況に喘ぐ農場主たちを説得するのは容易なことと思われた。地元有力者への根回しも欠かさず、交渉は順調に進んでいく。ところが、地元の老教師が反対の狼煙を上げたことで、採掘の可否が住民投票にかけられる事態に。さらにそこへ、他所から乗り込んできた環境活動家のダスティンが加勢し、思わぬ苦境に立たされるスティーヴだったが…。

 エイリート社員のステーヴだったが・・・。

ステーヴ自身もマッキンリーに住む農業主たち同様の境遇だったということで、今回のプロジェクトには納得いくような信念を持っているようです。一軒づつ家をまわり、契約を取り付けることに成功したようでしたが、、、、。

住民との対話集会の際、参加していたある住民から開発反対さることに。その人は高校教師で、フランク・イェーツという人物。エネルギー関連には詳しそう。彼の発言に圧倒されるステーヴはやり込められてしまいます。実はイェーツはただものではないことがわかるんですけどね。そんなこんなで住民にも尻込みをする人が出始めるのすが、、、、、。そんな状況にも屈せずスーティヴは地道に各家庭を回り、なんとか契約を取り付けることに成功。意外にもこのプロジェクトに賛成の人もいることがあり、ステーヴも安心します。

ところがまたまたえらい妨害者が登場となります。「アテナ」なる車に乗った環境保護団体の青年ダスティンが町を訪れ、
グローバル社の妨害キャンペーンを始めるのでした。まあこれがまた凄いんです。

 ダスティンは田舎町の酪農農場出身だと話し、グローバル社のエネルギー開発を認めたばかりに、土地が汚染され、酪農が出来なくなったと住民に訴え、自身の農場で死んだ牛の写真をチラシやポスターにして、町中にばら撒くのです。

ステーヴの宿泊しているモーテルや車のガラスにも一面にチラシを貼るなどして嫌がらせ。とことん妨害を続けます。


しかしこのダスティンは意外にも好青年ときて、たちまち住民から好感をもたれ、彼の発言に皆が巻き込まれていくことに。ステーヴは立場が悪い方に立たされることに。

それだけではありません。ステーヴと親しくなったアリスまでダスティン側についてしまいます。ガ~ン!!

スティーヴはダスティンに彼の団体に寄付(賄賂)を渡します。しかし寄付を受け取っておきながらも、彼は妨害キャンを止めようとはしません。町にはどんどん反対派の住民が増え、スティーヴはこのままではまずいと考え、町でグローバル社主催のお祭りを開催しようと計画します。せっかく開催したお祭りもなんとその当日は雨でちゃんちゃん↓まあなんと運のないことに。

散々な目に遭うステーヴ。ところがそんなスティーヴのところにある書類が・・・・。ここから驚きの展開となるわけです。

実はダスティンは・・・・。えぇ~!というオチです。ネタばれしません。未見の方はぜひ劇場で・・・・。さてそのオチでステーヴはどう心が変わって行くのが見ものかな。


結局彼はどうするのかがわかります。確かにこれが信念か。でも恋もやっぱり大事なんだよね。

解説(allcinemaより)

マット・デイモンが自ら製作・脚本・主演を務め、「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」のガス・ヴァン・サント監督と再びタッグを組み、アメリカ国内で盛り上がるシェール・ガス革命に一石を投じた社会派ドラマ。大企業がシェール・ガスの採掘権買い占めに乗り出したことで静かな田舎町に巻き起こった波紋の行方を綴る。共演はフランシス・マクドーマンドとハル・ホルブルック、そして本作の共同脚本も手がけたジョン・クラシンスキー。

メディア 映画
上映時間 106分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(キノフィルムズ)
初公開年月 2014/08/22
ジャンル ドラマ
映倫

G

オフィシャル・サイト
http://www.promised-land.jp/

 

 

 

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複製された男(2013)**ENEMY

2014-08-15 | 映画:シネコン

 “脳力”が試される、究極の心理ミステリー
あなたは、一度で見抜けるか――

Tジョイ京都にて鑑賞。キャッチコピーに書かれている”見抜けるか” う~んどうだろうか?といっぱいはてなが残る作品でした。かなり評判が良いので、少し足をのばして京都駅まで観に行って来ました。

世の中に自分に似た人はいるっていうけれど、この場合は声も姿も傷痕も同じというのだから、双子なんちゃうというほどの似すぎです。唯一違うのは性格くらいでしょうか? 

やっぱりタイトル通りどちらかは複製なのか?そういう説明はされていませんが・・・・。


さて彼が主人公アダム。大学の講師をしている。
ある日同僚から薦められたDVDを鑑賞することに。なんとそのDVDに自分とそっくりの男が端役で登場していることに気づく。名前を調べて彼のことを知ることに・・・・。

身元を調べ、自宅の電話も分かる。彼の名前はアンソニー。さて電話したら妻ヘレンはアダムをだと思っているようだ。ということは声も同じ?!びっくりだわ。確かに顔や骨格もよく似ているのだから、声も似ているのかな?

興味は次第に強くなり、会って接触をはかりたいという気持ちにまで行きつくのだ。その頃ヘレンはアダムのことをアンソニーに話していた。彼女もまたアダムの存在を意識。確かはっきり覚えていないけど、彼の教えている大学に会いに行くということだった。

アダムと接触。改めて瓜二つの姿を見ることに。アダムは知らず彼女が妊娠していることで何カ月かを聞く。

いよいよアダムとアンソニーは電話で連絡を取り、場所と時間を合わせて会うことに。


わお手のひらもそっくり!!何から何までそっくりなのだ・・・。体の傷についてアンソニーがふれるとアダムは愕然とする。まさか傷まで一緒だとは!その状況にアダムはその場を立ち去ることに。

いやいや凄いですね。何から何までそっくりとは。しかしこれは何のでしょうか。どちらかがコピーかなあと思ってしまいますよね。後天的に出来た傷跡まで一緒とは。これはあきらかに双子という説は否定されました。

唯一違うのは性格です。アダムは穏やかでアンソニーは気の荒い性格で悪そうな感じです。その性格が災いしてかある日、アダムに入れ替わるように提案します。ということはアダムの恋人メアリーをアンソニーは狙っていたわけですね。嫌な男です。

アンソニーはアダムとメアリーが一緒にいるところを監視していたわけです。

 

さて入れ替わった2人。アダムはアンソニーとして。一方アンソニーはアダムとして・・・・。入れ替わった2人、これで良かったんでしょうか?

意外な結末を迎えることになります。結末はえぇ~!って感じです。気になるのは蜘蛛です。アンソニーになり済ましたアダムが見たヘレンが蜘蛛に化けた?のは一体そういう意味なのか・・・・。冒頭や途中でも登場する蜘蛛は登場するのですが。蜘蛛はこの映画の何かしらキーポイントなのでしょうね。

上映時間は珍しく短いのでちょっと物足りなさもありますが、色々と想像出来る話でしたね。

あらすじ(allcinemaより)

ある日、大学の歴史講師アダムは、同僚から薦められた映画を鑑賞していたとき、端役の中に自分と瓜二つの俳優を発見する。あまりに似すぎていることに驚愕し、取り憑かれたようにその俳優のことを調べ始めるアダム。やがてアンソニーという名前を突き止め、ついに2人は対面する。彼らは、後天的に出来た傷跡を含め、服装以外のすべてが一緒だった。まったく同じもう一人の自分の存在に気づいてしまったアダムとアンソニー。彼らの運命は、互いの恋人と妻をも巻き込み、思いも寄らぬ方向へと向かっていくが…。

メディア 映画
上映時間 90分
製作国 カナダ/スペイン
公開情報 劇場公開(クロックワークス=アルバトロス・フィルム)
初公開年月 2014/07/18
ジャンル ミステリー/サスペンス/ドラマ
映倫 R15+

 解説(allcinemaより)

「灼熱の魂」「プリズナーズ」で高い評価を受けたカナダの俊英ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が、「プリズナーズ」でタッグを組んだジェイク・ギレンホールを再び主演に迎え、ノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴの同名小説を映画化したサスペンス・ミステリー。ある日偶然、自分と瓜二つの俳優の存在に気づいてしまい、いつしかアイデンティティの危機に直面していく主人公の混乱と恐怖を描く。共演はメラニー・ロラン、サラ・ガドン、イザベラ・ロッセリーニ。

 

オフィシャル・サイト
http://fukusei-movie.com/

 

 

 

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リアリティのダンス(2013)**LA DANZA DE LA REALIDAD

2014-08-03 | 映画:ミニシアター

 その時少年は、世界を見た。

京都みなみ会館にて鑑賞。 ホーリー・マウンテンやエル・トポなどの作品を世に送り出しているアレハンドロ・ホドロフスキー監督の新作だそうで、実はこの監督作品を観るのは、まったく初めてでした。現在84歳だとのこと。この作品は23年ぶりに作ったそうです。いやあ作品を観る限りパワーのある監督さんだなあと思いました。観たお客さんの評価もかなり高いですが、、、、。

私はどうもこの世界観はちょっと苦手でした。サーカスシーンや顔にタトゥのある行者が現れたり・・・。主人公のアレハンドロの同級生の性的行動などもリアルに表現されていたりとちょっとドキッとするシーンも。また母親が全裸になってしまうというかなり衝撃的な場面もあります。何だかわけがわからないというのが正直な感想です。とは言いながらじっと見据えてしまいましたが(笑)


金髪のロングヘアーかと思いきやこれは鬘で。母親が何故かこれを息子に被せていた。

母親のセリフはすべて歌であるのもびっくり。オペラ調なのは何か意図があるんでしょうか?不思議です。


小さな町で店を営む家族。何のお店だったか?忘れてしまいましたが、、、、。

あらすじ(allcinemaより)

1920年代、軍事政権下のチリ。幼少のアレハンドロ・ホドロフスキーは、ウクライナ移民の両親と北部の炭坑町トコピージャで暮らしていた。権威主義的な父の横暴と、アレハンドロを自分の実父の生まれ変わりと信じる元オペラ歌手の母の過剰な愛の中で大きなプレッシャーを感じて育ったアレハンドロ。学校でもイジメに遭い、孤独で辛い日々を送る。そんな中、共産主義者の父は、独裁者のイバニェス大統領暗殺を企み、首都へと向かうが…。

父は暗殺を企てましたが、なんと大統領に気に入られて馬番役に。そして記憶を失ってしまい、見知らぬ女性と一緒になるという奇想天外な展開。なんじゃこれって感じに。


あんなに気丈だった父もこんな感じに。

お話はそんなに難しいものではありませんが、やはり独特な映像世界が特徴なのでしょうね。先ほどもこの世界観が苦手だと書きましたが、一体どういう風になっていくのか自分自身気になるのか?最後まで食い入るように観たのは何なのだろうか?苦手だと言いながら最後まで飽きずに観れたのは意外にもこの世界観が好きなのかもしれませんね。

 

解説(allcinemaより)

齢84歳となる「エル・トポ」の鬼才アレハンドロ・ホドロフスキー監督が、自らの自伝を原作に、23年ぶりに撮り上げた異色ドラマ。チリの田舎町を舞台に、その波瀾万丈の人生模様をオリジナリティ溢れる映像で紡ぎ出す。

 

メディア 映画
上映時間 130分
製作国 チリ/フランス
公開情報 劇場公開(アップリンク)
初公開年月 2014/07/12
ジャンル ドラマ
映倫 R15+

 
父親ハイメには監督の実の息子 ブロンティス・ホドロフスキー

 

オフィシャル・サイト
http://www.uplink.co.jp/dance/

 

 

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