銅版画制作の日々

ぼちぼち更新致します。宜しくお願いします!

100本目は『上海の伯爵夫人』

2006-12-29 | 映画:ミニシアター


100本目の映画は『上海の伯爵夫人』です。先週京都シネマにて鑑賞しました。真田広之が出演しています。このところ、日本人の俳優さんの活躍が凄いですよね主演は「ナイロビの蜂」で好演だったレイフ・ファインズ、そしてナターシャ・リチャードソン、「チェルシーホテル」他数々の映画に出演しています。驚きあのリーアム・ニーソンと結婚しているそうです監督はジェームス・アイヴォリー監督、「眺めのいい部屋」や「ハワーズ・エンド」などを手がけた巨匠。

《物語》舞台は1936年の上海。貧しい地区のアパートにロシア貴族の一族が暮らしていた。社会主義革命で亡命を余儀なくされた美しき未亡人、ソフィア・ベリンスカヤ伯爵夫人(ナターシャ・リチャードソン)と娘カティア(マデリーン・ダリー)、そして義母たち。大所帯の生計をソフィアがクラブのホステスをして担っているのに・・・・。気位の高い義母や義妹は感謝するどころか、貴族の恥と思っている。古びたドレスで、精一杯着飾り、夜ごと歓楽街に出勤するソフィア。そこにはさまざまな男が集まる。盲目のアメリカ人、トッド・ジャクソン(レイフ・ファインズ)もそのひとりだ。かっては外交官として「国際連盟の最後の希望の)とまで言われたジャクソンは家族と視力を失い・・・・世間から離れてこの夜の街を彷徨っている。ある夜、行きつけのクラブで日本人のマツダ(真田広之)と意気投合ジャクソンは自分の理想とする“夢のバー”について語る。その後もジャクソンは店のはしご・・・・。行き着いたのはソフィアの勤める店だった。危うく暴漢に遭いそうな時、ジャクソンはソフィアに助けられる彼女の声、そして彼女の素性を知ったジャクソンは探し求めていた理想の女性と直感いよいよ“夢のバー”の実現に向けて賭けにでる。全財産を注ぎ込み競馬のレースで一攫千金を手にすると、ソフィアに“店の華”になってほしいと頼む「君は完璧だ」と口説かれると・・・・ソフィアも悪い気はしない喜んで応じる一年後、ジャクソンは“白い伯爵夫人”とい名のバーをオープンその店にはもちろんソフィアが優雅なドレスに身を包む艶やかな姿があった。

 お洒落で、センスもあるこのお店は、厚い壁と一流の用心棒たちによって、外の世界から守られていたしかしジャクソンはそれだけで満足はいかなかった。政治的な緊張感が欲しいと思っていた。そんなとき一年ぶりにマツダと再会この思いをマツダに伝えた。その協力をマツダがしてくれるというのだ。彼はある大物紳士を動かしてくれるようだ。ある日ジャクソンはソフィアの娘カティアと出会う「いつか船で連れていって」と無邪気に話す。思わず亡き娘の事を思いだすのだ。そんなソフィアの身辺に変化が・・・・。家族が香港行きをフランス領事館に手配したのだそのためには大金が必要

一方、マツダの協力でお店は理想どおり、政治的緊張感が軍人や日本人の実業家が集まるようになる。しかしマツダはこの店にもっと大きい野望を持っていたそんな矢先、マツダが中国政府から最も恐れられている要注意人物だと知り、ジャクソンはそんなジャクソンを気遣うソフィアに自分の過去を話す。家族を失ったことや視力を奪われた話だ。このときソフィアも苦しい胸のうちを伝える。大金が必要別れる日が来たと悟ったジャクソンは大金をソフィアに・・・・。しかしこの金はソフィアに使われるものではなかった。ジャクソンとソフィアの間に芽生えたはどうなるのか・・・・。いよいよ日本軍侵攻という場面も


ソフィア役のナターシャ・リチャードソン、顔が整いすぎでちょっと
レイフ・ファインズは視覚障害役を見事に演じていた


マツダはジャクソンに、ソフィアと別の世界を・・・と


ついに日本軍が上海へソフィアを探しに港へ向かうジャクソンの前に

名匠ジェームズ・アイヴォリーがカズオ・イシグロの脚本を映画化。
激動の時代を背景に、豪華キャストでスケール豊かに描く愛のドラマ


真田広之とジェームズ・アイヴォリー監督

真田広之がこの映画のオファーを受けたのは「プロミス」を撮っている時だったそうだ。電話で役柄や時代背景について1時間ぐらい話した後、切り際に「上海で会おう」と言われたそうだ。撮影現場はいきなりレイフと真田はカメラの前に放り込まれ、フィルムはまわる思わずパニックに陥る感じだったと・・・・・。

レイフ・ファインズは毎回アプローチを変えるようで、それについて行く自分はヘトヘト状態とその撮影現場の状況が凄いことが何となく感じるような・・・・。

それにしても真田広之、やってくれましたアイヴォリー監督の次回作にも出演予定だそうです。そして何とダニーボイルのSF大作「Sunshine」にも出演、キリアン・マーフィーとの共演らしいです。今後の活躍も楽しみですね

この映画を観て思い出したのはオンシアター自由劇場の「上海バンスキング」このお話は、クラブで唄うダンサーとバンドマンの物語でした。この映画にも同じような場面がありました。上海という街はさまざまな人が住み、パーフォーマンスで盛り上がるところなのかも・・・・。

  上海の伯爵夫人goo映画情報です真田広之のインタビューもあるよ

 

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エラゴン☆意志を継ぐ者 99本目の鑑賞!

2006-12-26 | 映画:シネコン


MOVX京都にて鑑賞ブログを始めて観た99本目の作品です『ハリー・ポッター』『ロード・オブ・ザ・リング』といったファンタジーアドベンチャーシリーズをしのぐ映画という事だそうで、さっそく観に行ってきました。原作は若干17歳のクリストファー・パオリーニが書き上げたもの。三部作で、これが一作目。NYタイムズのベストセラーリストに87週間連続にランクイン、あっという間に300万部を突破した驚異的作品です。

《ストーリー》舞台は、広大な森と山脈に彩られた帝国、アラゲイジア。かって竜と心交わす誇り高き戦士“ドラゴンライダー”によって繁栄を極めたこの国は、今やライダー族の裏切り者で、邪悪な王ガルバトリックス(ジョン・マルコヴィッチ)に支配され、危機的状態にあった善良なるライダーとドラゴンは滅ぼされ、現存するドラゴンの卵は3個のみとなっていた

そんなとき、農場で暮す17歳の少年、エラゴン(エド・スペリーアス)は森で不思議な光を放つ青い石を見つける。その石こそは、世界の命運を握るドラゴンの卵だった卵からかえった雌ドラゴンサフィラ(声:レイチェル・ワイズ)を密かに育て始めたエラゴンは、ガルバトリックス王が放った魔物に叔父を殺され、自らの運命を悟る。彼は伝説の種族ドラゴンライダーとして選ばれたのだ

復讐を誓い使命を負ったエラゴンはサフィラとともに、伝説のすべてを知る語り部、ブロム(ジェレミー・アイアンズ)に導かれて旅に出る。そこで待ち受けていたのは、衝撃的な真実と出会い・別れ、あまりにも過酷な試練だった・・・・

ドラゴンの卵は何故?森に・・・・。実はガルバトリックス王に対抗する反乱軍ヴァーデンの一員アーリア(シェンナ・ギロリー)が王の元から盗み出した卵だったのだ。彼女はエルフ族の王女でもある。ヴァーデンの本拠地まで運ぶはずが、待ち受けていたシェイドのダーザ(ロバート・カーライル)と彼の手下の怪物、アーガルによって捕らえられてしまう。運よく、卵は転送することが出来たのだ。

さてさて、観た感想だが・・・。特撮はやはり凄いさすがアメリカ映画です。でも何か物足りないって感じ何なのでしょうね。どこかありがちなお話のような気もします。キャストはそうそうたる人たちジョン・マルコビッチ、ジェレミー・アイアンズ、おっ!何処かで見たことあるようなと思ったら、ロバート・カーライルメイクしていても、分かりました。サフィラの声にレイチェル・ワイズ、「ナイロビの蜂」でのテッサ役が浮かんできます。さて主役のエド・スペリーアスはこの映画で本格的にデビューだそうです。オーディションで応募、見事大役をゲット監督はシュテフェン・ファンマイアー、「プライベート・ライアン」や「サイン」などでビュジュアルフェクト・スーパーバイザーとして関わってきた人で、今回の映画で監督デビューとなった。

追記:個人的には、「ハリー・ポッター」の方がいいかなと思います。

  エラゴン 意志を継ぐ者公式サイト

 

 著者クリストファー・パオリーニはまだ20代、「エラゴン」を書き始めたのは15歳の時だったそうだ。「指輪物語」やさまざまなファンタジーを愛読して育った。「エラゴン」は自分が幼いころからの空想から作り上げたドラゴンのイメージがもとになって生まれたお話だという。17歳のとき、この「エラゴン」を自費出版する。自ら本を抱えて地方を歩き、小さな書店、図書館に置いてもらったそうだ。その後口コミでじわじわと評判が広がり、無名の少年の本はひょんなことで大手出版社の目にとまった。そして、出版されるとたちまちベストセラーの一位をさらった。以降年齢を越えた幅広い読者から支持される。今や世界的に超ベストセラーとなった

 

 

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クリスマス☆★

2006-12-24 | 携帯ブログ

メリ―クリスマス!クリスマスイブですね♪みなさん如何お過ごしですか?私の携帯の待ち受け画面になっている『くーまん』もクリスマスバ―ジョンで、サンタクロースに変身しています。映画の方は、観た作品もありますが…。後日更新したいと思います。くーまんのサンタさん、ご覧下さいね(*^_^*)


昨年の平安女学院のイルミネーションです今年も盛大な感じです多くの方が訪れて、写真を撮っておられました。


もう一枚ぱちり   上手く撮れずすみません

 

 

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暗いところで待ち合わせ((+_+))

2006-12-22 | 映画:ミニシアター


光をなくした女、闇を抱える男。 殺人事件からはじまった不思議な共同生活 

京都みなみ会館にて鑑賞した『暗いところで待ち合わせ
田中麗奈と台湾の若手俳優、チェン・ボーリンの共演監督は故今村昌平の長男で、今村作品の脚本家としても活躍、そして細密で繊細な描写を特徴とする事で高い評価を得ている天願大介、そして原作は乙一、人気作家で、この小説もベストセラーその映像化が実現した。

《お話》交通事故によって視力を失ったミチル(田中麗奈)は、最愛の父(岸部一徳)と二人で静かに暮らしていた。しかしある日突然、父の死深い悲しみを胸に、大きなでたった一人で暮らしはじめる。いつものように穏やかな時を過ごしていたミチルの耳に、家のチャイムが聞こえた。玄関のドアを開け、「どなたですか?」という問いにも、何の返答もない。そのとき、一人の男が、ミチルの脇をすり抜ける・・・・。男の名は、大石アキヒロ(チェン・ボーリン)。ミチルの家の前の駅で起きた殺人事件の容疑者として警察に追われ、身を隠すために、ミチルのに忍び込んだのだった。ここから不思議な共同生活がはじまる・・・・。アキヒロは駅の見える窓の横にず~と座り込む。そして、常に窓を眺めている。その横でコタツに入り過ごすミチルの姿がある。彼女がそばに来ると、彼は気づかれまいと・・・音をたてずに移動。

の時間になると、ミチルは誰もいない部屋にむかって「おやすみなさい。」と声をかける。そして二階の寝室へ・・・・。アキヒロはミチルがいなくなると、静かに動き出す。冷蔵庫のパンや飲み物の盗み食いそんな生活がしばらく続くのだがあったはずのパンが減っていることももちろんのこと、何かが私のの中にいると感じ始める・・・。

事件が起こる前から、アキヒロはミチルを知っていた。いつも駅のプラットホームから、彼女の姿を見ていた。父の葬儀の日も、「お母さん」と叫ぶミチルの姿を見ていた。窓を眺めるミチル、そして駅からミチルを見ているアキヒロ。この二人の出会いはここから始まっていたのだ。

アキヒロは中国と日本人のハーフであった。印刷会社に勤務していたが、アキヒロに同僚たちは、冷たく・・・・。時に嫌がらせも特に松永(佐藤浩市)はアキヒロに対しての嫌がらせが増していく。そんなアキヒロも松永に対しての憎悪ある日プラットホームでの転落事故被害者は松永近くにいたアキヒロが突き落としたのか

ミチルは視力を失ってからは、の中での生活が中心で・・・・外出するのは友人のカズエとだけ。カズエは一人での外出を勧めるが、自信がないミチル。「私は自宅に居ることが好きだからこれでいい」と話す。そんなミチルにカズエは積極的な人生を歩んでほしいと願うしかし勇気がないミチルは拒むカズエは絶交だと言い、帰ってしまう。ミチルは状態・・・・。カズエ~~

孤独感がミチルとアキヒロにあふれたとき、二人はここで出逢うことに・・・・。

視力障がいの役を演じた田中麗奈は見事に演じていた。体の動きや目の視線も、本当に上手く・・・・。彼女の出演映画を観るのは、これが初めてだったが。こんなに凄い女優さんだったんだとびっくり

何かまとまりのない記事になってしまいましたが、全体に時間がゆっくりと流れて、優しい気持ちなる映画かなと思います。ある意味二人はだったけど、この事件がきっかけで、出会えたことは何かしら暖かいもの感じました。

   暗いところで待ち合わせオフィシャルサイトです。

 ※ただ今京都みなみ会館で上映中です

 

 

 

 

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麦の穂をゆらす風(ToT)/~~~

2006-12-19 | 映画:ミニシアター


名匠ケン・ローチ監督と新星キリアン・マーフィーによる最高傑作『麦の穂をゆらす風』をこの間鑑賞しました。なかなか記事を書くことが出来ず

《お話》
1920年緑深きアイルランドの南部の町コーク。医者を志す青年デミアンはロンドンでの勤務が決まり、アイルランドを離れようとしていた。ところが仲間がイギリスから送られてきた武装警察ブラック・アンド・タンズの暴行によって命をおとすこのことによって、医者になる将来を捨て、兄と共にイギリス支配からの独立を求める戦いに身を投じる。そんな彼らのゲリラ戦に苦しめられたイギリス軍は停戦を求めた戦いは終結したものの、両国に結ばれた講和条約の内容によっての是非をめぐって今度はアイルランド人同志が敵・味方になる内戦が始まる。この内戦によって、デミアンと兄、そして恋人のシネードとの絆も引き裂かれていく

今も世界のどこかで、繰り返される悲しみなぜ人はこの悲劇を繰り返すのだろう。ラストシーンで流されるたとえ傷つき合い、血を流そうとも、愛するものと繋がりあおうとする強い思い権力や圧力に最後まで抵抗を続けた青年ダミアンの生きる姿をアイリッシュ・トラッドの名曲にのせて名もなき人々の涙が胸揺さぶる感動作

2006年カンヌ国際映画祭で、最高賞パルムドールを受賞した感動作品主演はキリアン・マーフィー、最近では「プルートで朝食を」で女装青年などを演じ、インパクトのある俳優として、活躍名監督ケン・ローチも、彼の演技あってこそ、この最高賞を受賞できたと評価している。

 

  麦の穂をゆらす風公式サイト

 ※アイルランドは1652年にイギリスの植民地化となっている。それ以降300年近くイギリスの支配下にあったらしい。1922年にアイルランド自由国を成立イギリスの自治領となる。しかし北アイルランド6州はイギリスに留まる。それから15年後、イギリスは独立を認めた。とはいえイギリス連邦内の共和国という形だった。更に11年後の1949年、イギリス連邦から脱退、共和制に移行した。長い歴史の中でイギリスの支配下にあったアイルランドの人たちの思いを、まさにこの映画が語っている
最初のシーンで、シネードの弟ミホールがアイルランド語で話したことから、暴行を受けて、命を落す。母国語を使ったことだけで、何ということか思わず憤りを感じるきっと長い支配下の時代に、このような迫害でアイルランドの人々は苦しめられていたのだと思う。歴史に刻まれたこの映画は最後まで悲しいものだった

 プルートで朝食をのキリアン・マーフィー

追記:キリアン・マーフィー、「プルートで朝食を」のキトゥン役がいまだに記憶に残っています。あの時の彼は本当に美しいなあと・・・・。その後、DVDで「ダブリン上等!」を観たのですが、まったくイメージが違って・・・・でした。コリン・ファレルとの共演で、人間模様の面白さが印象的な映画でした

 「麦の穂をゆらす風」はただ今京都シネマにて上映中です

 

 

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結局バカを見るのはライアン・フィリップ?●映画『カオス』

2006-12-16 | 映画:ミニシアター

 
ひとつの事件が次々と不可解な謎を呼び、観る者を混沌へ引きずり込む・・・・。   

                        

という言葉の意味深さと出演者に惹かれて、映画『カオス』を鑑賞してきました。「トランスポーター」のジェイスン・ステイサム、独特なあの声は印象深いですよね。何かトランスポーターを観ているような感覚に・・・・。今回は冷静沈着な刑事コナーズを演じています。そしてライアン・フィリップ、「父親たちの星条旗」ではドク役・「クラッシュ」でも若き刑事役を演じていました。今ブレイク中の俳優私生活は色々と噂ありコナーズ刑事の相棒新米刑事ダッカーを演じていました。そしてこの二人を敵にまわす謎の強盗集団ローレンツ役にはウェズリー・スナイプス、映画「ブレイド」に出演した有名な俳優さん物語の始まりはどこか「インサイド・マン」に重なる

《ストーリー》武装した黒づくめのの5人の強盗集団がシアトル・グローバル銀行を襲撃した従業員・客らを人質に立てこもるだが仲間のミスで数分後に警官たちが到着完全に包囲されてしまう。冷静沈着なリーダー、ローレンツは警察に対し、交渉人としてコナーズ刑事を呼ぶようにと要求コナーズはパール橋事件で人質を死なせてしまうという失態をおこし、相棒の刑事を辞職に追い込んでしまっていた。そして彼も、謹慎処分となっていた

コナーズの上司、ジェンキンス(ヘンリー・ツェーニー)はわりに、新人のデッカーをコナーズの新たな相棒として組ませることを提案。早速、コナーズの謹慎を解く代現場での交渉が開始ローレンツはコナーズに対し、「混沌《カオス》の中にも秩序はある・・・・。」という謎めいた言葉を発したこの硬直状態を続けることは難しいと判断したコナーズは、慎重に銀行に乗り込もうと計画。だがSWATチームの身勝手な行動から、予定外の爆破を引き起こし、瞬く間に銀行は戦場になってしまう人質のほとんどは混乱の中救助されたが・・・・。コナーズは重大なミスに気づく混乱に紛れ、強盗団のメンバーも逃亡したのだ。しかし不思議な事に、銀行からは1ドルの現金も盗まれていなかったところがこの現場を撮影したTVカメラマンのテープに、過去に犯罪歴ありのリチャーズの姿を発見する。デッカーはリチャーズと銃撃戦となる。コナーズの協力もあり、リチャーズを逮捕そのリチャーズが5万ドルを持っていたその現金は別の事件で押収されたもの、本来警察署の証拠保管室あるべきはずだったコナーズはSWATの不可解な行動や強盗団が逃亡できた理由は警察に内通者がいるからだと推理その後、容疑者はカーロ刑事と分かり彼の自宅へと向かうしかしカーロは死体で発見そこへまたローレンツより「お前はクビを免れた。俺が罰する」と・・・・。コナーズへのローレンツの挑戦状ださらにリチャーズより情報を得るローレンツの元に共犯者が集まるという話。コーナズとダッカーはその場所へ・・・・。大きな罠とも知らず次第に分かる強盗集団の本当の目的、ローレンツは一体誰??カオス理論をヒントに二人はこの難事件を解決できるのか


    登場人物相関図

 ※強盗集団のリーダーはローレンツと名乗っているが・・・・。実はこの名前は、“カオス理論”を発表した数学者と同じ名前、そしてそのローレンツと共犯者である天才プログラマーのリーも1975年にカオスを数学用語として発表した大学院生の名前なのである。それから、コナーズの元相棒の名前がヨークなのだが、この名前もメリーランド大学の教授と同じで、大学院生のリーとカオス理論を共同で発表しているそうだ。名前で繋がる先に事件の糸口があるようだ。それにしてもこのカオス理論は、難しくて・・・・理解できませんそれから、ラストにはどんでん返しがあり

   カオスとは??

   公式サイトですカオス

   

   

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硫黄島からの手紙★LETTERS FROM IWOJIMA

2006-12-12 | 映画:シネコン

 
クリント・イーストウッド監督、硫黄島2部作『硫黄島からの手紙』を観てきました。平日の夕方にも関わらず、多くのお客さんでした。1作目『父親たちの星条旗』はアメリカから見た硫黄島、今回は日本から見た硫黄島。5日間で硫黄島戦は終結するはずだった。しかしその日数をはるかに越えて36日間に及ぶ長期戦と変貌戦史に残る戦いへと変えた男たちがいるのである。

指揮官の名前は栗林忠道・・・・・太平洋戦争において最もアメリカを苦しめた男として、、アメリカの地で畏敬の念をもって語り継がれている陸軍中将だ。そしてその栗林のもとで、一日でも長く祖国を守り抜こうと、死ぬより辛い“36日間”を戦い抜いた男たち。彼らこそ、クリント・イーストウッドがどうしても描かなければならないと思った日本の男たちにほかならない「私は日本だけでなく、世界中の人々に彼らがどんな人間だったかをぜひ知ってほしいのです」と・・・・・。

栗林中将(渡辺謙)はアメリカ留学経験を持ち、当時の軍人像思いもよらない進歩的な発想とおおらかな人柄自ら陣頭に立って二万余の兵を率いたそんな指揮官は戦地に赴任しながらも、家族のことを思いやり、娘にを書き送る、愛情豊かな家庭人であった。負傷したアメリカ青年を、ひっそり看取ったオリンピックのメダリスト(伊原剛志)、生まれてくる我が子を見ぬままに島へ送られた若い父(二宮和也)の嘆き現在の私たちと同じような気持ちを抱きながら、戦地という極限の場所で、相手を苦しめなお畏敬の念を抱かせた日本の男たち。そんな男たちの素顔を知ると、硫黄島の日々の辛さがやるせない

ストーリー
2006年、硫黄島の地中から発見された数百通の、それは61年前にこの地で戦った男たちが家族に宛てて、書き残したもの。届く事の無かったに彼らは何を託したのか

戦況が悪化した1944年6月、一人の指揮官が硫黄島に降り立った。陸軍中将栗林忠道(渡辺謙)アメリカ留学の経験を持ち、それゆえにアメリカとの戦いが誰よりも厳しいと知り尽くしていた。本土防衛のため、最後の砦ともいうべき硫黄島の命運は、栗林に託されたのだ着任早々、今までのような作戦ではいけないと変更、部下への理不尽な体罰をも戒めるそんな栗林に、兵士はの目を向ける。そんな栗林との出会いに・・・・西郷(二宮和也)は硫黄島でのの日々だっただけに希望を抱く従来のやり方をくつがえされた古参将校たちは反発するも・・・・。その栗林に理解を示す者もいた。バロン西こと西竹一中佐(伊原剛志)。かってのオリンピックメダリスト
硫黄の臭気と灼熱の暑さ水も食料も満足にはない過酷な状況の中、栗林の指揮のもと掘り進める地下要塞島中に張り巡らされたトンネルは、米軍を迎え撃つ秘策だったのだ1945年2月19日、いよいよアメリカ軍上陸開始圧倒的なな兵力に5日間で終了されると思っていた戦争は36日間という長期戦となる。栗林は兵士に「死ぬな」と命じる。死ぬ事が名誉とされたことをくつがえし、家族のため、一日でも長く生き延び、島を守りぬけと・・・・・。軍人魂で玉砕を望む伊藤中尉(中村獅童)、憲兵隊のエリートから一転、過酷な戦地に送り込まれた清水(加瀬亮)、若き父西郷(二宮和也)の生きて子供に会いたいという思い等が鮮烈に描かれている。

次々と自決して死んでいく兵士の姿が何とも言えないリアルで凄いと思った。死ぬ恐怖はなかったのかいやそんな事はないだろう。でも極限状態におかれたら、やはり自ら死を選らばなければ、楽になれないのかもしれない。清水(加瀬亮)は白い布を持ち、米軍に降参するシーンは、人間の心の心情を出していた。きっと死にたくなかったはずだ。鑑賞して思ったこと・・・・戦争は絶対いけないこれ以上不幸な出来事はない過ちを繰り返さない

栗林中将(渡辺謙)

   
西郷(二宮和也)          西竹一中佐(伊原剛志)

 

   
清水(加瀬亮)             伊藤中尉(中村獅童)

 

 西郷の妻 花子(裕木奈江)

アメリカのきもち、日本のきもち、同じきもち・・・・・。

 

ワーナー・ブラザース映画/ドリームワークスピクチャーズ
制作・監督:クリント・イーストウッド 制作:スティーブン・スピルバーグ
原案:アイリス・ヤマシタ、ポール・ハギス、脚本:アイリス・ヤマシタ
“「玉砕指揮官」の絵手紙”(栗林忠道・著/吉田津由子・編/小学館文書・刊)

 硫黄島からの手紙  公式サイト

 追記私の父親は戦争に行きました。シベリアで捕虜となった経験もあります。
    戦争の恐ろしさや悲惨さを今も語ることがあります。硫黄島での事、
    栗林中将のことも知っていました。でもそんなにダイレクトには語られて
    はいないようです。でもこの硫黄島戦は大変な惨劇だったと話していました。

 

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テキサス・チェーンソービギニング(>_<)これはえぐい~!

2006-12-07 | 映画:シネコン


いやあ~この映画を観たからでしょうか?体調不良の原因・・・・とにかくエグイという一言ですね。でもここまで徹底的にエグイのもすがすがしいかも京都では先週で上映終了しました。何でも、3年前に全米NO.1を記録した『テキサス・チェーンソー』今回のシリーズではこの殺人鬼・レザー・フェイス誕生の秘密が明かされるというものです

チェーンソーは皆さんご存知のとおり、木などを切る電気のこぎりこれで次々と、人を滅多切り状態ですからねたまったもんやない最後まで残虐シーンの続く映画観ているほうも、思わず目を背けたくなる92分でした。

ストーリー1973年、初めて全容が暴かれた“テキサスチェーンソー大虐殺事件”の始まりは1969年だった。この一連の惨劇の重要な役割となるトーマス・ヒューイット(アンドリュー・ブリニアースキー)は1939年8月、精肉工場で働くスローンという女性が、仕事中に産み落とした子供だった、そのまま女性は疲労とショックで亡くなってしまう。その子供はそのまま、精肉の包装紙に包まれ、ゴミ箱へ・・・・。たまたまゴミ箱を漁っていた女によって捨てられた子供は拾われる。その子供はトーマスと名づけられ、ヒューイット家で育てられる。知的障害に加え、顔面が変形する奇病を持つトーマスは幼い頃から迫害を受け、成長してからの得た唯一の居場所は何とあの精肉工場しかし、1969年工場は突如閉鎖その事に怒り、経営者を撲殺するのだ。これをきっかけに、トーマスとヒューイット一家の異常な殺人が始まった・・・・・餌食となる4人の男女がでテキサスへ・・・・。そして彼らはこの一家と遭遇したことで、悪夢が始まる更にこの後4年間の惨劇にと繋がるのだ

何ゆえにここまで次々と殺していかなくてはならないのか・・・・と思いながら。また、被害に遭遇する若者が何故ここまで徹底的にやられなければならないのか

何と言っても、このトーマスとヒューイット一家からは罪悪感も感じないところが凄い精神的に病んだ人たちなのだろうかとにかくず~と血・血・血・・・・



クリーシーは最後まで何とか逃げ切りますが

  テキサス・チェーンソービギニング映画の詳細です

 

 

 

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体調不良・・・・。ノロウィルスかも(;_:)

2006-12-06 | その他

日曜日の深夜に、突然吐き気と腹痛に襲われ(-_-;)・・・・。翌日通院したところ、「ノロウィルスかもしれないと」とお医者さんより言われました。ノロウィルスはこの時期に発生するウィルス性の胃腸炎らしいですが・・・・。これに効く薬はないそうです。症状は、吐き気・嘔吐・下痢・発熱など・・・。私も嘔吐状態が激しかったので、多分・・・・そうかもしれません。という事で仕事も休み、映画鑑賞もできず家で状態という有様です。

 参考までにこちらをご覧下さい

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トゥモローワールド(*_*)子供が誕生しない未来

2006-12-03 | 映画:シネコン

  
「唯一の希望を失えば、人類に明日はない」


MOVX京都にて、『トゥモローワールド』を鑑賞した。2027年という時代設定、だが現在とさほど、街の風景には変化みられない・・・・・。何が違うのか。実はここ18年間、子供が誕生していないのだ。このままいけば、この地球を引き継ぐものが途絶えてしまうという話地球の人類滅亡に繋がるのは間違いないよね今の日本の少子化問題だって、ここまでとは言わないけど・・・・やはり深刻に考える必要あるのかも。

クライヴ・オーウェン演じるエネルギー省官僚のセオは、人類の未来はおろか、自分の将来でさえ興味のない、絶望を生きる男だある日セオはジュリアン(ジュリアン・ムーア)率いる地下組織FISHに拉致される。目的は“通行証”。彼らは極秘裏に“ある少女”をヒューマン・プロジェクトに引き渡すプランを企てていた。しかし、この少女こそが人類の未来を変える存在だということを、セオは想像していなかったキーという名前のその少女・・・。実は子供を身ごもっていた。生命の誕生を守るために、セオは協力することになる。彼女を無事に安全なところへと彼の闘いが始まる。逃亡しながら、その行くてには激しい戦闘シーンも・・・・。殺される人も最後まで、何となく重いものを感じさせる映画だった。

       公式サイト トゥモローワールド

 ※「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」の監督アルフォン・キュアロン、最新作
  クライヴ・オーウェン、ジュリアン・ムーア、マイケル・ケインと豪華キャストです。
  そうそうキウェテル・イジョフォーも出ていましたね。「キンキ-ブーツ」では、見事
  にドラッグクイーンを演じていました。今回はそんなにインパクト強くなかったけど
  ねクライヴ・ウォーエンは「インサイドマン」で悪役を見事に演じていたね

 

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