銅版画制作の日々

ぼちぼち更新致します。宜しくお願いします!

メビウス(2013)**MOEBIUS

2014-12-28 | 映画:ミニシアター

 人間の業が、廻(めぐ)る。

京都シネマにて鑑賞。久しぶりの更新です。今年最後の映画鑑賞かな。監督はあのキム・キドク監督。本国韓国で、問題となっている作品だそうです。多分上映はされないかも。

いやあそれにしても衝撃的な内容でした。性器を切り取るなんてね。細かな描写は映し出されないけど。。。。。凄いです。しかも自分の息子の性器ですからね。いくら夫の不倫の怒りに対しての腹いせをぶちまけるにしても、ここまでやるとは。むろん夫への復讐が上手くいかなかったからなのですが。怖い話です。

男性のシンボルを失った息子はたまったもんじゃありません。その後、同級生などからいじめを受けることになります。夫である息子の父はそんな息子へそんな状態になっても感じることが出来るんだと必死に教えようとするんですがね。

性欲、愛情、いろんなことを監督は表現したかったのかな?人間の性についてここまで語られるってことに私自身びっくりでした。


父の愛人との絡みで息子は男として甦ることが果たして出来るのか?

全編通して、そういう場面が出て来ます。しかし不思議とあまり嫌悪感は感じられません。どうしてかな?あまりにダイレクトだからなのか?

そうそうこの作品、すべてセリフなしなんですよ。だから一生けん命、観ていないと流れが分かりずらいんです。わあ~!とかぎゃあとかそういう感嘆詞は出るんですけどね。自分なりに理解せよというもんですかね。

あらすじ(ヤフー映画より)

父(チョ・ジェヒョン)、母(イ・ウヌ)、息子(ソ・ヨンジュ)が暮らすとある一家。ある日、夫が浮気していると確信した妻は、夫の性器を切断しようとするが失敗。ところが怒りを抑えられない彼女は息子の性器を切断し、姿を消してしまう。途方に暮れる息子に、父は性器がなくても絶頂に達することができる方法を教える。ところが妻が戻ったことで……。


父は自分の冒した罪に何度も死を選ぼうとするものの、、、、。

母の出番は最初とラスト近くだけで、ほぼ息子、父や父の愛人等で紡ぎだされている。非常にありえないような話のような感じで物語は進んでいきます。

意外にラストはあっさりとしていて唖然とするかもです。いつもキドク監督作品らしい終了だなあと思います。

解説(ヤフー映画より)

『嘆きのピエタ』などの韓国の鬼才キム・ギドクがメガホンを取り、浮気者の夫、夫への怒りから息子の性器を切断した妻、性器を失った息子という壮絶な一家を描く過激作。とある上流階級の一家に起きた衝撃の出来事を、笑う、泣く、叫ぶといったせりふとはいえない感情表現のみで活写する。一家を演じるのは、『悪い男』などキム・ギドク監督の初期作品の常連だったチョ・ジェヒョンをはじめ、ソ・ヨンジュやイ・ウヌらが出演。過激な作品が並ぶキム・ギドク監督作品の中でもとりわけ強烈で、韓国内でも上映を制限するというショッキングな性描写にぼうぜんとなる。

 

メディア 映画
上映時間 83分
製作国 韓国
公開情報 劇場公開(武蔵野エンタテインメント)
初公開年月 2014/12/06
ジャンル ドラマ
映倫

R18+

 

 

オフィシャル・サイト
http://moebius-movie.jp/

 

 

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ゴーン・ガール(2014)★☆GONE GIRL

2014-12-14 | 映画:シネコン

 本当に大切なものはいつも失って初めてわかる

MOVIX京都にて鑑賞。いやあ長かったです。何と2時間半です。そういえば「インターステラー」はもっと長かったけど、それ以上に今回は超長く感じました。それにしても改めて女性は怖いなあと(という私も女ですが)

ベン・アフレックが演じるニックも大概な奴だと思いますが。妻エイミーもなかなかしたたかな女性ですよね。怖いというのがやっぱり合っているかなあ。ロザムンド・パイクがエイミー役なんです。マジ綺麗ですよね。綺麗なだけに余計怖いような。

ラブラブな夫婦だと思っていたら、とんでもないお話でした。結婚5年目のある日、突然妻エイミーは自宅からいなくなる?自宅は荒らされ、血痕が残っているという有り様。誰が考えても事件に巻き込まれたと思います。

 家具が壊され、争った形跡が、、、、、、。

 ニックは公開捜査に踏み切ります。


謎めいた美女妻の失踪事件、テレビやマスコミが大きく取り上げだんだんと話題になっていきます。

 連日家の前に多くのマスコミが来られたらたまったもんじゃない

次第にニックの言動や行動が不可解に捉えられ、いつしかエイミー殺しの犯人にさせられていくのです。ニックは浮気もしていたのよね。怪しまれても仕方ないか。

   
さまざまな物的証拠も出て来てますますニックの立場は益々ヤバくなる。

 警察は動かぬ証拠を掴もうと必死

ここからちょいとネタばれです。

実はエイミー、生きているんです!だからニックは犯人ではないわけです。どうもエイミーはニックの浮気に腹が立ち、一芝居うったようですね。

ニックもこんなに綺麗な奥さんを貰っておきながら、酷い話だよね。

かってはラブラブだったのにね

しかし話が長い!そいでもってちょっと退屈する場面もあったり、、、。また過去と現在が交差するので、良く観ていないとだめですね。半ばでちょっと眠気も起こりそうになりました。

 マスコミ向けに写真での前でポーズを取るニック。不自然だと言われても仕方ないか、、、、、。

まあニックの大概さには呆れるけど、凄いのはこの妻エイミーかも?結局はニックの前から消えたくせに忽然と現れる。それも血だらけ状態で。

まあこれ以上は書きませんが、この後エイミーが取った行動が何ともいえないものがあるということだけ書いておきましょう。ほんまに綺麗な魔女とでもいいましょうか。恐ろしいです。

 

あらすじ(allcinemaより)

ミズーリ州の田舎町。結婚して5年目になるニックとエイミーは、誰もが羨む理想のカップルだった。ところが結婚記念日に、エイミーは突然姿を消してしまう。部屋には争った形跡があり、大量の血液が拭き取られていることも判明する。警察は他殺と失踪の両面から捜査を開始する。美しい人妻の謎めいた失踪事件は茶の間の注目を集め、小さな町に全米中からマスコミが殺到する。すると、次第にニックの不可解な言動が明るみとなり、いつしか疑惑と批判の矢面に立たされていくニックだったが…。


エイミーの昔の恋人デジー・コリンズ この人もこの映画のポイントとなる人物です。

解説(allcinemaより)

ギリアン・フリンの同名ベストセラー・ミステリーを「ソーシャル・ネットワーク」「ドラゴン・タトゥーの女」のデヴィッド・フィンチャー監督、「アルゴ」のベン・アフレック主演で映画化。妻の突然の失踪をきっかけに、妻殺害の嫌疑で渦中の人となってしまう主人公の秘密と衝撃の顛末を描く。共演にロザムンド・パイク、ニール・パトリック・ハリス。

メディア 映画
上映時間 149分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(FOX)
初公開年月 2014/12/12
ジャンル ミステリー/サスペンス/ドラマ
映倫

R15+

 

オフィシャル・サイト
http://www.foxmovies-jp.com/gone-girl/

 

 

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天才スピヴェット・2D (2013)**THE YOUNG AND PRODIGIOUS T.S. SPIVET

2014-12-10 | 映画:ミニシアター

 泣き方だけが、わからない。

久しぶりに京都シネマで鑑賞してきました。「アメリ」や「ミック・マック」の監督作品だったんですね。事前に調べず観て、後で気づきました。しかもこの作品3Dもあるそうです。3Dでなくても良さそうな気もしますが・・・・。

主人公T・S・スピヴェットを演じたカイル・キャトレット君、なかなか可愛くて良い感じ!テレビで活躍している子役さんみたいです。

 
母役にはこの人、ヘレナ・ボナム=カーター。今回もあまり普通とは言えないけど、変装したりしていないのでまともな感じですね。久しぶりに素の彼女を観ました。昆虫を愛するというクレア博士役

スピヴェットは幼いけど天才頭脳の持ち主、彼を取り巻く家族たちもちょっと変わっているという設定です。

 
父はカーボーイ、母は昆虫博士、姉グレーシーはアイドルを目指す夢見る娘、そして二卵性双生児の弟レイトンはスピヴェットは全く真逆なタイプ。父が愛する活発な息子です。皆バラバラなのがどうもよくなさそうですね。

 

その中でも特にスピヴェットが浮きまくっているような?ちょっとほったらかし状態でかわいそうなきもしたね。そんな彼に思いもよらぬ幸運が舞い込む!!何と彼の発明が受賞するという事態に、、、、、。
これがきっかけで彼は受賞式のあるワシントンへと家出同然で旅立つことに。まあここからが物語の核心部分なんだけど。


大きな荷物を運ぶスピヴェット少年。果たして無事にワシントンにたどり着けるのか?!

色々な出会いをしながら目的地まで旅をするというロードムービー。良くあるお話です。

 
汽車に住むヘンテコなおじさんだったり。          車の中から出会うスーパー少女だったり。


初めて食べたホットドッグに喜びを感じたり。これらの映像は何処なしかミック・マックなどを思い出してしまう。舞台はアメリカなんだけど、やっぱりどこかヨーロッパを感じる作品でした。

あらすじ(allcinemaより)

10歳の天才少年T・S・スピヴェットの家族はみな変わり者。モンタナの田舎で広大な牧場を営む父テカムセは身も心もカウボーイ。小さな生きものに恋する昆虫博士の母クレアに、本気でアイドルを目指す姉のグレーシー。そして二卵性双生児の弟レイトンは、頭脳派のスピヴェットとは対照的に、活発で運動や銃の扱いに長けた父親自慢の息子。ところが、その弟がスピヴェットと遊んでいるときに銃の事故で亡くなってしまう。以来、家族は悲嘆に暮れ、スピヴェットは自分を責める続けていた。そんな時、スミソニアン博物館からスピヴェットの発明が栄えあるベアード賞を受賞したとの知らせが届く。一度は授賞式への招待を辞退するスピヴェットだったが、家にも学校にも居場所のない彼は、博物館の次長ジブセンの熱心な誘いを受けることに。こうして家族に置き手紙だけを残し、たった一人で遥かスミソニアン博物館めざして旅立ったスピヴェットだったが…。

何と10歳の天才少年はテレビ出演まですることに!


そこには母クレアまで登場!

彼に拍手を送る観衆の顔がこんな風に変身したり


これは驚きもの!!

ロードームービーではありますが、意外にもあっさり仕立てかな。もう少し引っ張っても良さそうな気もしました。時間はちょうどいいぐらいだったけど、物足りなさも。

解説(allcinemaより)

「アメリ」「ミックマック」のジャン=ピエール・ジュネ監督がライフ・ラーセンの異色冒険小説『T・S・スピヴェット君 傑作集』を原作に、自身初の3D映画に挑戦したアドベンチャー・ドラマ。スミソニアン学術協会から由緒あるベアード賞を授与されることになった10歳の天才少年T・S・スピヴェットが、授賞式に出席すべく家を飛び出したった一人でアメリカ横断の大冒険を繰り広げる中で、様々な経験を重ね、家族との絆を見つめ直していく姿を3Dによるイマジネーションあふれる映像で描き出していく。主演はTV「ザ・フォロイング」のカイル・キャトレット、共演にヘレナ・ボナム=カーター、ジュディ・デイヴィス。

メディア 映画
上映時間 105分
製作国 フランス/カナダ
公開情報 劇場公開(ギャガ)
初公開年月 2014/11/15
ジャンル アドベンチャー/ドラマ
映倫 G
 

 

 

オフィシャル・サイト
http://spivet.gaga.ne.jp/

 

 

 

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インターステラー(2014)**INTERSTELLAR

2014-12-06 | 映画:シネコン

 必ず、帰ってくる。
それは宇宙を超えた父娘の約束――。

MOVIX京都にて鑑賞。かなり評判が良さそうなので、観て来ました。ノーラン監督作品はかなり重厚なのでどうかな?と思っていたら、やはりかなり重厚な仕上がりでした。3D作品ではないけれど、凄いですね。う~んちょいと私にはハードルが高い作品かもしれません。

実はマシューが好きなのもあって観に行ったんです。さすがマシュー、素晴らしいでした。マシュー演じるクーパーの娘マーフの幼少時代の子もなかなか良かった!マッケンジー・フォイちゃん。死霊館に出ていた子なのね。

 

相対性理論とか難しい言葉などが出てきて実のところ、ちんぷんかんぷんで(汗)結構セリフなんかもそういうたぐいのものが多く、また字幕を追うのに必死でした。またスケールのデカさにも圧倒されて正直ひいてしまいます。ストーリーとしてはそんなに複雑なものではないのですが、、、、、。なんだろうこの重たさは?

ノーラン監督独特のあの重たいと言うべきなのか?いややっぱり重厚なのかなあ。バットマンでも娯楽作品ぽくなくノーランの世界観ですからね。今回は今までの中ではまだ重厚さは軽めだったか。とにかくノーランの世界がひしひしと伝わる作品ですね。不思議なものですね。

 若くしてアメリア博士役のアン・ハサウェイ、凛々しさが光っていたなあ。

宇宙に行くと年をとらないのね。結局宇宙飛行士皆、そのままで・・・・。地球に残ったクーパーの子供たちは大人に。


マーフはあのジェシカ・チャステイン、兄のトム役にはケイシー・アフレック

そうそうびっくりしたのはマット・デイモンがマン博士という悪役で出演したこと。目を凝らしてみたらやっぱりマット。クーパーに手をかけるという役どころでした。エンドクレジットで名前が出たのでやっぱりそうだと納得。こんなチョイ役(とはいいえないけど)で登場するとはほんまに驚きました。


さまざまな場所でのロケもされたようですね。ほんまにどこかの惑星みたい!

  

あらすじ(allcinemaより)

近未来の地球。環境は加速度的に悪化し、植物の激減と食糧難で人類滅亡の時は確実なものとして迫っていた。そこで人類は、居住可能な新たな惑星を求めて宇宙の彼方に調査隊を送り込むことに。この過酷なミッションに選ばれたのは、元テストパイロットのクーパーや生物学者のアメリアらわずかなクルーのみ。しかしシングルファーザーのクーパーには、15歳の息子トムとまだ幼い娘マーフがいた。このミッションに参加すれば、もはや再会は叶わないだろう。それでも、泣きじゃくるマーフに“必ず帰ってくる”と約束するクーパーだったが…。

解説(allcinemaより)

「ダークナイト」「インセプション」のクリストファー・ノーラン監督が、理論物理学者キップ・ソーン博士のスペース・トラベルに関するワームホール理論を下敷きに描くハードSF超大作。かつてない危機に直面し、新たに発見されたワームホールを利用した超遠距離惑星間移動に最後の希望を託す人類の運命と、重大な使命と引き換えに永遠の離別を迎えようとしている一組の父娘の絆を壮大なスケールで描く。主演は「MUD マッド」「ダラス・バイヤーズクラブ」のマシュー・マコノヒー、共演にアン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステイン、マイケル・ケイン。

メディア 映画
上映時間 169分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ワーナー)
初公開年月 2014/11/22
ジャンル SF/ドラマ
映倫

G

長時間な作品で、ちょっとzzzとなりかけましたが、ノーランワールドを堪能致しました。

オフィシャル・サイト
http://wwws.ww.warnerbros.com/interstellar/ (英語)
オフィシャル・サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/interstellar/

 

 

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銅版画工房のカレンダー展2015

2014-12-01 | 銅版画関連

銅版画工房のカレンダー展2015

本日より銅版画工房のカレンダー開催されています。お近くの方は是非お越しください。

会期:2014年 12月1日(月)~13日(土)

月~土:12:00~23:00 日曜日お休み

場所:シェ・ドゥーヴル 大阪市西区阿波座1-9-12 tel:06-6533-0770

ENNEN FACTORYの作品紹介

 K・Mさんの作品   岸中先生の作品

 N・Iさんの作品  A・Kさんの作品

 M・Mさんの作品  Y・Nさんの作品

 H・Tさんの作品   私の作品

一年を彩るオリジナルカレンダーの数々です。購入も出来ます。宜しくお願いします。

 

 

 

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