目覚めると、妻さえも“自分”を知らなかった──
MOVX京都にて鑑賞。実は邦題が「身元不明」だったそうです。しかし東北地方太平洋地震が起きたため、このタイトルは具合が悪いということで2011年3月22日に配給元のワーナー・ブラザースが『アンノウン』への変更を発表したそうです。
リーアム・ニ―ソン主演の驚愕のサスペンス。序盤はまあそこそこ面白かったのですが。こんな展開だとはちょっと驚き?
リーアム演じるマーティン・ハリスが、車の事故に遭遇したことがきっかけで、記憶を失う。でもまったくではなく、断片的に、、、、。
あ!ちょっと脱線しますがお許し下さい。撮影がドイツ・ベルリンということからでしょうか。
今まで日本で公開されたドイツ映画他で活躍された方何人か登場。
右端の方、見憶えありませんか? そうです、セバスチャン・コッホ。「ブラック・ブック」や「善き人のためのソナタ」に出演していた方ですよ!
Dr. Farge 役 カール・マルコヴィクス
ドイツ人ではなく、オーストリア人
マーティンが収容された病院の担当医、この人見憶えありませんか?「ヒトラーの贋札」のサリ―を演じた方です。
エルンスト・ユルゲン役にはブルーノ・ガンツ
愛を読む人、僕のピアノコンチェルト、ヒトラー~最期の12日間~等に出演した名優さん
こんなに豪華なキャストなんですよ。
ちょいとネタばれになりますが、、、、。
どうもあの結末の持って行き方に、都合の良さを感じます。
何であんな風に主人公が助かるのか?その辺もとても疑問です。普通はそうじゃないんじゃ?
というのも、主人公の身元にあります。マーティン・ハリスは植物学の博士なのですが、実は、、、、ふたを開ければあっと驚くような人物だったんです。そんな主人公のやった行為が大変罪深きものなのに、何故に助かるのか?ということなんです。
まああますべてをここで話してしまうと本当にネタばれとなるので、、、、、。ただ結末はあれではちょっと納得いかないですわ。
4日間昏睡状態、眠りからさめたら、自分は自分でなくなっていた?混乱するマーティン
妻リズ役にはジャニュアリ―・ジョーンズ この人は初めて見ました。
あらすじ(Movie waklerより拝借)
植物学者マーティン・ハリス博士(リーアム・ニーソン)は、学会に出席するために、妻エリザベス(ジャニュアリー・ジョーンズ)とベルリンへ旅立つ。ホテルに着いたところで忘れ物に気付いたマーティンは、タクシーで空港へと引き返すが、途中で交通事故に遭遇。彼が目を覚ましたのは病院のベッドの上だった。急いでホテルへ向かい、妻の姿を認めて安心したのも束の間、彼女は自分を知らないと言う。そればかりか、自分の名を名乗る見ず知らずの男が彼女の傍らに……。マーティンの所持品は、携帯電話と一冊の本だけ。一方のマーティンを名乗る男(エイダン・クイン)は、パスポートはもちろん、妻との新婚旅行の写真まで持っていた。当然、警察はマーティンの訴えに耳を貸そうとしない。自らの正気を疑い始めるマーティン。だが、何者かに命を狙われたことで、陰謀の存在を確信する。マーティンはタクシー運転手ジーナ(ダイアン・クルーガー)と元秘密警察の男の協力を得て、謎に立ち向かうことになる。果たして彼は、自分の人生を取り戻せるのか……?
移民でタクシー運転手のジ―ナ役にはダイアン・クルーガ―
元秘密警察、かっては東ドイツのスパイシタ―ジュだったユルゲン
2人の協力を得て自分が一体誰なのか?謎を解明していくマーティン。その裏に隠された驚きの実態を知ることになるのだ。
リーアムおじさん、お年なのに、アクション頑張っていました!ダイアンとリーアムおじさんのタクシーカーチェイスは見ものです。
影の黒幕ロドニー・コール フランク・ランジェラが後半登場。
マーティンの本当の身元も判明します。ちょっとこの辺も無理な設定な感じするけどね。
さてもう2年前になりますが、私が行きましたドイツ、ベルリンが舞台となり、見た風景がところどころ映し出され、ちょっと懐かしい気もしました。
冬のベルリンはこんな雪景色なんだ!
ブランデンブルグ門も登場。 落書きはいたるところに、、、、。
メディア | 映画 |
上映時間 | 113分 |
製作国 | アメリカ/ドイツ |
公開情報 | 劇場公開(ワーナー) |
初公開年月 | 2011/05/07 |
ジャンル | サスペンス/ミステリー |
映倫 | G |
解説(allcinemaより拝借)
「96時間」のリーアム・ニーソン主演で放つ驚愕のアクション・サスペンス。交通事故から生還後、妻は自分を忘れ見知らぬ他人に自分の名を騙られるという不可解な状況に陥った男が、身の危険をかいくぐりながらその謎の真相に迫るさまをスリリングに描き出す。共演に「イングロリアス・バスターズ」のダイアン・クルーガー、TVシリーズ「MAD MEN マッドメン」のジャニュアリー・ジョーンズ。監督は「エスター」「蝋人形の館」のジャウマ・コレット=セラ。
そもそもマーティンが何でああなったのか。それがあって初めて成立する話なのに、それが一切描かれてないのはつらいです。
個人的には今年前半の洋画ベスト3に入るかも。
リーアム・ニーソンもダイアン・クルーガーもいいですし、周りの俳優も渋い。
奥さん役のジャニュアリー・ジョーンズもきれいでした。
久々のブルーノ・ガンツ、フランク・ランジェラは老けていましたが。
後半の謎ときは私はかなり納得感がありまた。
ラスト、あれからどうなるんだろうか、、と思ってしまいました。
難しいと思いますが、続編観てみたい気もしました。
「アンノウン」じゃ、なにがなんだかわかんないですもんね。仮面ライダーにそんな敵がいたなあと・・。関係なかった。
ドイツの名優たちが次々と出てくるのはわくわくしましたね。
ですが、あの年までテロ犯みたいにやってきて、急に信念が変わるって、ちょっと違和感~。最後はあっさり国外に行くし、続編でも狙ってるのかしらと思ってしまいました。