ジョニー・デップ主演・監督ジム・ジャームッシュ・1995年モノクロ作品・121分
版画仲間の方が好きな映画だという事で気になっていました。ようやくビデオをレンタルして、鑑賞しました。ジョニー・デップ演じる若い会計士ブレイクが、仕事先が決まり列車に乗り目的地へと旅するところから始まります。この列車の中で石炭をくべる若い男から、「列車の終点には死が待っている」なんて言われるんですが・・・。まさにその後のブレイクの運命は彼の予言したように、変わっていくのです。行きずりの女性と関わりを持ったことから、人を殺す羽目に・・・その後追われる身となります。ブレイクも心臓の数ミリ脇に銃弾でキズを受けながら逃亡するのです。瀕死の状態にあるブレイクを助けたのがネイティブアメリカンのノーボディ(ゲイリーファーマー)彼と共に旅に出るのですが・・・・。ノーボディはブレイクを有名な詩人だと思い込みます。そんなブレイクの魂を葬らなければならないと思ったノーボディは道先案内人をするのです。傷を治療したいブレイクにとっては少し迷惑のような感じですが・・・・。追手から逃れるために、ひたすら旅を続けます。指名手配となったブレイクにはさまざまな苦難そのためだんだん体力も無くなっていきます。意識もうろう状態になっていくブレイク。でも極限状態の中で強く生きようとする姿は最初の主人公では無くなっていくんですね。ジョニー・デップの演技も凄いものがあります
ジム・ジャームッシュの作品を観るのは、「ブロークン・フラワーズ」以来これが二作目ですが・・・。違った味わいのある作品でした少し宗教的な背景も見える映画です。
音楽はニール・ヤング、彼の演奏はこの映画にぴったり
ジム・ジャームッシュ作品 ジム・ジャームッシュのプロフィール等
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