今年4月に、ボン・ジョヴィが来日しますね。
8日の東京ドームを皮切りに、18日の札幌まで6公演が予定されています。
会場は東京、大阪、名古屋、札幌の各ドーム。楽しみにしている方も多いことでしょう。
1984年にデビューして今年で22年目。もうそんなになるのか・・・。
彼らのデビュー・シングルは、「夜明けのランナウェイ」。
ドラマ 1980年代のテレビ界は大映テレビ制作のドラマが一世を風靡しました。その作品のひとつ『乳姉妹』の主題歌となったのが、麻倉未稀が歌う「夜明けのランナウェイ」のカヴァーでした。
当時はアメリカでも一部でしか知られていなかったらしいのですが、この曲によって耳の肥えた日本のファンの支持を受け、折からのヘヴィ・メタル・ロック・ブームに後押しされて、人気に火がついたんでしたね。
メンバーは、
ジョン・ボン・ジョヴィ(vocal, guitar)
リッチー・サンボラ(guitar)
アレック・ジョン・サッチ(bass)、
ティコ・トーレス(drums)、
デヴィッド・ブライアン(keyboard)
の5人でしたが、ベースのアレックは1994年に脱退し、以後はサポート・メンバーを加えて活動しています。
ジョンとリッチーのソング・ライティング・チームによって生み出される曲は、メロディアスで、エネルギッシュで、たいへん劇的です。
とはいえ、決してハード・ロック一辺倒ではなく、ポップス、フォーク、ブルースなど、いろいろなジャンルの要素を内包しているように思えます。
親しみやすいメロディーと確かな演奏力に加え、アイドル並みのルックスを持っていることもハード・ロック・ファンにとどまらず広く支持されている理由のひとつではないでしょうか。
最新アルバム「ハヴ・ア・ナイス・デイ」(2005年)
昨年発表した9枚目のアルバム『ハヴ・ア・ナイス・デイ』も大ヒット、健在ぶりを示してくれました。
いまやベテランいっても差し支えないキャリアを持つグループなのですが、現状に安住することなく、常に次のステップを目指してアグレッシヴに活動を続けるその姿勢があるからこそ、いつまでも若々しさを保つことができているのでしょうね。
大ブレイクして生活が変わったことでメンバー全員がガールフレンドや夫人との別れを余儀なくされましたが、そういう精神的苦痛を乗り越えたこと、自分たちの持つ強い信念に基づいて前身し続けていること、解散の危機を克服していつも最高の音を聴かせてくれることなど、彼らの姿勢にも大きな共感を覚えます。
「リヴィン・オン・ア・プレイヤー」「ウォンテッド・デッド・オア・アライヴ」「ランナウェイ」などが、ぼくが昔から変わらず聴き続けている曲です。
その他にも「イッツ・マイ・ライフ」「オールウェイズ」「禁じられた愛」などなど、名曲が目白押しですね。
ベスト・アルバム「クロスロード」
近年、ジョンは俳優としても活動の場を広げており、「U-571」「ペイ・フォワード」「アリー・myラブ」などの話題作にも出演しています。
メンバーそれぞれもソロ・ワークをこなしているようです。
活動の幅を広げ、それを自分たちのプラスにし、さらに『ボン・ジョヴィ』としてスケール・アップして長く活動を続けて欲しいものですね。