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【Live Information】
ジャズバーGROOVYの洋子ママより、facebookでのバトン「毎日1枚、自分に影響があったアルバムをご紹介するプロジェクト」のご指名いただきました。
おそらく「世の中『自粛自粛』でヒマができたから、その持て余しているヒマを楽しく使おう」という趣旨ではじまったものなんじゃないかと推測してますが、洋子ママからは「自粛云々は別として貴殿が影響を受けたアルバムがなんであるか興味があるのでゼヒ」、ということなので、長いだけでありきたりな内容になるとは思いますが(しかもジャズだけではないと思います)、facebookで書き綴ったものを転載します。
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★毎日1枚、自分に影響があったアルバムをご紹介するプロジェクト★
【1】 ビートルズ 「1967~1970」(通称:青盤)
あれは忘れもしない小4の冬。
「遊びに来ん?」と誘われて、学校の帰りに行った友だちの家。
部屋でダベったりゲームしたりがひと段落して、もうじき日が暮れるというとき、そいつが「うちの兄ちゃんのレコード、聴かせてやろうか?」と言ったんです。
かけてくれたレコードから流れてきたのは、ピアノによるシンプルなイントロ。
部屋は夕陽でオレンジ一色に染まっています。
その、窓から夕陽が見える部屋に、おごそかに響くピアノと、甘いんだけどどこか感傷的な歌声。
この瞬間、ぼくはそれまで音楽にほとんど興味がなかったにもかかわらず、「いつか必ずこの曲をピアノで弾いてみたい」と決心したのでした。
ぼくの心を一瞬で捉えたこの曲は、「レット・イット・ビー」です。
かけてくれたレコードは、「青盤」という通称で知られている後期ビートルズの2枚組ベスト・アルバムでした。
そして、これが「ロック・ミュージック」というものに生まれて初めて触れた日でもありました。
この体験は、今でもその情景をありありと思い浮かべられるくらい衝撃的でした。
おかげで一生音楽と離れられないだろう生活を送っています。
シアワセなことだと思っています。
そして月日は流れ、中学3年の3学期。
音楽の授業の最後の試験の内容は、「誰と組んでもいいから、好きな曲を演奏すること」。
すぐさま友人K君を誘い、「レット・イット・ビー」をやることに決めました。
もちろんぼくはピアノを弾くつもりです。でも相変わらずまったく弾けないままです。
田舎の中学のこと、ギターのコードをジャカジャカ弾くことのできるヤツすら学年で数人程度、カゼならひくけどピアノを弾く男子なぞ皆無でしたが、レット・イット・ビーをやるならどうしてもピアノを弾きたかったのです。
そして、音楽の先生へお願いに行きました。
「レット・イット・ビーをどうしても弾きたいんです。ピアノを教えてください」
音楽の授業というと、男子は「いかにふざけるか」がテーマみたいな年頃なので、その中のひとりだったぼくが放課後の職員室に現れたものだから、先生は最初かなり不審げだったんですが、本気で頼むと快くOKしてくれました。
「ただしビートルズのレコードどおりに弾くのは時間的にみてムリだから、簡単な方法を教えてあげる。」
たまたま姉が習っていたおかげで、家にはエレクトーンがありました。
夜中にヘッドホンをつないで、結構練習を頑張ったんです。
おかげで、最後の試験は無事に弾き終えることができました。
どういう縁か、いまではピアノではなくてベースを弾き続けていますが、音楽に浸ったまま人生の終盤を迎えられているのは、小4の時にふとしたことで「レット・イット・ビー」を聴いたからなのです。
ビートルズの「レット イット ビー」を検索していたらこちらに辿りつきました。
特にビートルズや音楽に詳しい訳ではありませんが、私ももし、もし無人島に1曲だけ持って行って良い曲と言われたら迷わずLet it beを選びます^_^
初めてこの曲を聴いたのは子供の頃ですが、初めてシングルレコードを購入したのは80年代前半の高校生の時でした。
未だにこの曲を聴くと青春時代を思い出します。
今はリマスター版、青盤のCDで聴いています。
しかし想い出いっぱいのあのシングルレコードを残しておけば良かった。と今とても後悔しています。
何百回聴いても飽きない、聴く度に感動する素晴らしい曲ですよね^_^
ビートルズのシングル盤は発売後から10年ほどしても普通にレコード屋さんの店頭にあって、今思うとそれくらい売れるってことなんですよね。
ぼくも、「死ぬまでにあと1曲しか聴くことができないとしたら」レット・イット・ビーを選びます。
世は「断捨離」が浸透しつつありますが、(断捨離自体いいことだとは思っていますが)ぼくは例え聴くことがなくても愛着があるうちはレコードを手放さないと思います。
レット・イット・ビー、思い出とともにある名曲で、おっしゃる通り飽きることがないですね