
「フォリナー」。1976年に結成され、翌77年にデビュー。
このバンドも、もう30年選手なんだなあ。
昨日もBook OffでCDを捜索していたところ、フォリナーのセカンド・アルバム『ダブル・ヴィジョン』を見つけたので買ってまいりました。
産業ロックの代表格のように言われ、あまり音楽的に語られることが少ないように感じるのだけれど、ぼくにとっては好きなロック・バンドのひとつでした。
とくにデビュー作から4作目までが大好きで、当時の乏しいお小遣いをやりくりしてこの4枚のレコードを揃えたものです。

『Foreigner』(栄光の旅立ち 1977年)

『Double Vision』(ダブル・ヴィジョン 1978年)
デビュー当時は、元キング・クリムゾンのイアン・マクドナルドと元スプーキー・トゥースのミック・ジョーンズが中心となって結成した英米混合のスーパー・グループということで、メディアからもたいへんな注目を浴びていたようです。
プログレッシヴ・ロックの雄であるクリムゾンと、ブルース色の濃いヘヴィ・ロック・バンドだったスプーキー・トゥースのエッセンスが合体するとどういう音になるのだろう、などと興味を抱いていたのを覚えています。
ひょっとして今までにないような難解なサウンドになるのでは、などと予想していましたが、それは見事に外れました。
ポップで、メロディーを重視したストレートなロック・サウンドで、ドラマティックな曲構成がカッコいいんです。
ルー・グラムのやや高音で表現力に富んだヴォーカルが素晴らしい。
「英米混合バンド」ということが実際音にどういう影響をもたらすのか、ということにも興味を持っていましたが、音楽的主導権はミック・ジョーンズ(g)が持っていたようです。彼の書く曲は、ブリティッシュ・ロックをほどよく洗練させていて、とても親しみやすいものが多い。
3作目まではハードでポップなカラーを前面に出していましたが、「4」では当時のニュー・ウェイヴの要素を積極的に取り込んでクールな味わいをも出し、新境地を拓くことに成功しています。

『Head Games』(ヘッド・ゲームス 1979年)

『4』(フォー 1980年)
ぼくの「フォリナー」の愛聴曲は、
『Feels Like The First Time』(衝撃のファースト・タイム)
『Dirty White Boy』(ダーティ・ホワイト・ボーイ)
『Juke Box Hero』(ジューク・ボックス・ヒーロー)
『Double Vision』(ダブル・ヴィジョン)
『Head Games』(ヘッド・ゲームス)
『Waiting For Girl Like You』(ガール・ライク・ユー)
などなど、です。
ヴォーカリストのルー・グラムが脱退と加入を繰り返しているフォリナーですが、ミック・ジョーンズが支柱となってバンドは維持されているようです。メンバー・チェンジもひんぱんに繰り返されています。2005年には新しいヴォーカリスト、ケリー・ハンセンが加入したというニュースを耳にしました。また、現在のドラマーは、あのジョン・ボーナム(exレッド・ツェッペリン)の息子のジェイソン・ボーナムが務めているらしいです。
2002年に13枚目のアルバムとして発表された「グレイテスト・ヒッツ」以来の新譜をそろそろ聴いてみたいものですね。
人気blogランキングへ←クリックして下さいね

「Head Games」は持ってないなあ。たぶん、ジャケ買わず…(^^;)
産業ロックなどという蔑称があるとはつゆ知らず、喜んで聴いてましたよ。
バンドのメンバー云々はよくわからないけど、メロディラインやハーモニーがきれいなので気に入ってました。
「Cold As Ice」も好きです♪
私が好きなバンドはみんな産業ロック…
売れ線に弱いっつーことはミーハーの証(あかし)だわね。ま、いっか~。
もともと「産業ロック」という言葉は悪い意味で使われてたんじゃないらしいですよ~
このバンドの曲のメロディーは親しみやすいものばかりですよね。小難しい理屈抜きに聴けるのがいいところだと思います。
そうそう、「冷たいお前」、あの曲もカッコよかったですね。
でも、売れ線を狙って当てられるのはそれだけの実力があるからであって、決して産業ロック=中味のない音楽、ではないと思うんですよ。
カッコいい曲はカッコいいものだし、好きなものはどこまで行っても好きなんですよね~(^^)。
でも、フォーのジャケットは見覚えありますね。
結構、流行りました?
産業ロックと呼ばれるものは、意外と好きです♪ 基本的に皆に受け入れられる曲は、いい曲だと思いま~す。
しかし、プログレ&ブルースは私の場合、どうかな・・・(汗)
ありゃ、かなり珍しい時間の来訪ですね~
「フォー」は相当ヒットしましたよ(HGじゃなくてね)。ジャケットに見覚えがあるのも当然かと思われまする。
そうですね、そう言われてみるとぼくも「産業ロック」と言われているものは結構好きですね。そうそう、いい曲だからこそ売れるんですよね。
ふむー、Nobさんにも弱点(?)があったんですね。プログレもブルーズもハマると泥沼ですよ、きっと。両方ともディープな世界です。(^^)
>とくにデビュー作から4作目までが大好きで、
同じです♪
愛聴曲、全部いいですよね~
なぜかその後のフォリナーにはあまり手を出してないんですが、4枚目までは大好きです。理屈抜きにカッコいいですよね~ 他にも「ナイトライフ」とか「冷たいお前」とか「蒼い朝」とかなんかも好きです(^^)。
僕もフォリナーのファンです。
初めて見たロック・コンサートが、
1978年のフォリナー初来日でした。
やはり、初期3枚に思い入れありです。
ついこないだまで、フォリナーのコピバンやってました^^;
そういえば、来月22日に新宿で
フォリナー・セッションがあるのですが、
よろしければいらしゃいませんか?
お待ちしています。
詳しくはこちらで。
http://members.at.infoseek.co.jp/jedjex7/foreigner_entry_2.htm
よろしくお願いします。
初期の6人編成の頃の曲が一番好きです。
心機一転で発表した「4」もかなり聞き込みましたよ。
メロディー・ラインのセンス、良いですよね。
カッこいい、ロック・バンドらしいロック・バントだと思います。