キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

燕、子育て再挑戦!

2017-07-29 10:26:45 | 地球
              

              5月ごろ、近所のお家の玄関先に燕が巣を作っているなと思っていたら、

              いつの間にかなくなっていたのですが、昨日朝なっちゃんと散歩中に見

              ると、おや、また巣ができて、かわいい頭が4つほどのぞいています。

              

              今日見ると、左の方へグチャッと寄っていますが、やはり4羽いるかな?

              もう8月にもなろうというこの暑い最中に、燕のお父さんお母さん、子育て

              再挑戦のようです。こういうことは時々あるのだそうです。

              

              

              

              向日葵全開で夏真っ盛り。炎天下で、あまりに大きく、黄色く、あけっぴろ

              げで、それゆえかえって生の儚さを思わせる花なのでしょうか、向日葵に

              は死を詠んだ句が多いようです。

                 向日葵や炎夏死おもふいさぎよし      飯田蛇笏

                 一瞬の自死向日葵の午後続く        岡本紗矢「向日葵の午後」より
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こども祭り

2017-05-23 16:23:53 | 地球
             

           暑い暑い!五月なのにサツキやアヤメじゃなく、ヒマワリの季節が来たよう。

             

        なっちゃんは顔が暑いのか、顔だけハウスの中に入れた珍妙な格好でお昼寝。
             
             

           近所のこども文化センターのこども祭りのお手伝いに出かけました。輪投

           げや、プラバン作りや、こどもの興味を引きそうないろいろなブースがあり

           ますが、私は毎年バルーンアートのお手伝いです。             

             

           剣、犬、ウサギ、ネズミ、作れるのはそれくらい。もう何年も毎年手伝って

           いるのに、向上心がないもので、一向にレパートリーが増えません。

             

             

             女の子に人気なのはお花、指輪、腕輪なんですが、これが難しい。

             

             それでも、剣やウサギ?犬?ネズミ?らしきものを手にしたこどもたちが

             とても喜んでくれるので、こちらもうれしくなります。もっとも風船だから

             じきにしぼんでしまうのですが。

                  
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梅一輪一輪ほどのあたたかさ

2017-02-16 18:21:06 | 地球
              
                     水仙がきれいです。

              

                梅一輪一輪ほどの暖かさ          服部嵐雪

              ここ数日寒いですが、真っ青な空の冬晴れの日が続いています。明日は

              春一番が吹いて、気温がぐっと上昇するそうです。くしゃみが頻繁に出る

              のはもう花粉が飛び始めているからでしょうか。

              

              なっちゃんは今日も元気に朝の散歩です。うちの周辺でも、柴犬を飼っ

              ている家が多く、お散歩中によく出会います。なっちゃんと同じ茶色柴

              のモモちゃん、黒柴のモコちゃん、ギンちゃん、、、。人に対してはおと

              なしいのに、犬と見るとつっかかるなっちゃんですが、唯一年下のモコ

              ちゃんにだけは、多少気を許しているようで、近づいても、うなりません。

              自分の中で何かの判断基準があるのでしょうね。

              

              散歩の途中に、ガラス屋さんがあって、ステンドグラスの教室を開

              いているようです。ウィンドーに月替わりぐらいで、いろいろな作品

              が飾られています。これは何かの絵を模写したもののようですが、

              良い出来栄えです。ちょっとそそられるのですが、美術に関しては

              水彩、油絵、紙粘土の人形、ダイヤモンドの針でガラスに模様を彫

              り込むグラスリッチェンなど、ほとんど三日坊主に終わった過去が

              あるので、途中でまた挫折しそうで、うかつに手を出せません。

              

              朝の散歩から帰ると夕方の散歩まで、ずっとお昼寝のなっちゃん。

              お気楽な犬の生活です。           
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なしのしん

2016-09-19 13:07:35 | 地球
             

             梨の美味しい季節です。食べ終わった梨のしん、二つの種が悲しげな

             目のようで、捨てるのがかわいそうな気持ち。金子みすゞの「なしのしん」

             という詩を思い出しました。

               なしのしんはすてるもの、だから

               しんまで食べる子、けちんぼよ。


               なしのしんはすてるもの、だけど

               そこらへほうる子、ずるい子よ。


               なしのしんはすてるもの、だから

               ごみばこへ入れる子、おりこうよ。


               そこらへすてたなしのしん、

               ありがやんやら、ひいていゆく。

               「ずるい子ちゃん、ありがとよ。」


               ごみばこへ入れたなしのしん、

               ごみとりじいさん、取りに来て、

               だまってごろごろひいてゆく。

                     金子みすゞ童謡集「わたしと小鳥とすずと」より「なしのしん」

            私もお利口さんなので、梨のしんはゴミ箱にすてました。アリさん、お気の毒。

            

            

                秋です、梨以外にも、柿や

            

                葡萄や、果物の美味しい季節です。

                   

                  紫式部の実も、美しい紫色に染まってきました。

                   

                  デュランタや

            

              カタバミや、夏を乗り越えて咲き続けてきた花も、まだまだ元気ですが。

            

            なっちゃんは、「天高く馬肥ゆる」ならぬ「犬眠る」秋のようで、

            日がな一日お昼寝しています。
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車道にはみださないでください

2016-08-07 09:18:51 | 地球
                 

             朝六時に散歩のでかけても、もうカンカン照り。なっちゃんは

             例によって途中でストライキを起こします。

             

             

             「ふう、暑い暑い!ちょっと休みましょうよ」

             

             それにしても、車道に半分はみ出していますよ。まだ、朝早く

             車通が少ないからいいようなものの、そんなに広い道路でもな

             いのでしっぽ、ひかれちゃいますよ。

             

             

             鹿の子百合やランタナや、花たちが笑って見ています。
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”タコの才能”- ヒストリカル・スタディーズ

2015-01-28 14:33:48 | 地球
タコの才能 いちばん賢い無脊椎動物 (ヒストリカル・スタディーズ10)
高瀬素子
太田出版

           新聞にこの本の広告が出ていて、面白そうだなと思い図書館で借りました。

           その形から、大だこの怪物とかたこ入道とか、火星人とかグロテスクな動

           物といういイメージですが、いえいえ、なかなか知性的な動物のようです。

           I'd like to be under the sea

           In an octopus' garden in the shade

                         The Octopus's Garden ;The Beatlesより

           ビートルズにオクトパス・ガーデンという曲があります。「海の底、岩陰の

           タコの庭にいるのはすてき、、、」そう、タコは自分の家の内外に飾り付け

           るそうです。殺風景な水槽に入れておくとストレスを感じるらしく、なにかお

           もちゃを与えると興味津々、つついたり触ったりするし、人間の見分けも

           つくそうで、研究員は水槽で飼っているタコに監視されているような感じを

           受け、実際タコは人間を観察しているようです。団体行動を全くとらないの

           ので、仲間から学ぶことはないけれど、周囲の観察学習はなかなかのも

           のらしく、作業記憶も発達していて、一時記憶も長期記憶もあるようです。

           そこから、人間の脳の解明にタコが非常に役立っているとか。すばらしい

           頭足類です。しかも食べても美味しい。この本は、そんなタコの驚くべき

           生態をユーモアを交えて教えてくれる面白い本です。
        
ベストセラーの世界史 (ヒストリカル・スタディーズ)
大原宣久,三枝大修
太田出版

           上の「タコの才能」も前記事の「バナナの世界史」も「ヒストリカル・

           スタディーズ」というシリーズ(12冊出ている)のうちの1冊です。この

           シリーズは世界各国、森羅万象、人間の営みから自然の働きまで、

           悪く言えば様々なテーマを無節操に脈絡なく取り上げいるのですが、

           そこがとても面白い。この「ベストセラーの世界史」など、タコやバナ

           ナとは全く違う世界です。多少毒を含んだフランス人の社会学者の

           ベストセラー分析は一読の価値があります。お情けで出版された「ア

           ンクルトムの小屋」が驚異的なベストセラーになったなど、面白いエ

           ピソードに溢れています。このシリーズの他の本は、まだ読んでいな

           いのですがも、どれも面白そうです。
食糧の帝国――食物が決定づけた文明の勃興と崩壊 (ヒストリカル・スタディーズ)
藤井美佐子
太田出版

万引きの文化史 (ヒストリカル・スタディーズ03)
黒川由美
太田出版

オン・ザ・マップ 地図と人類の物語 (ヒストリカル・スタディーズ)
黒川 由美
太田出版
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四季折々の富士山

2014-11-27 13:41:09 | 地球
             

             奈良に帰省するのに、もう何度東名高速を走ったことでしょう。

             この頃は新東名を使うようになりましたが、行き帰りに静岡東部

             を走るとき、いつも楽しみなのは四季折々の富士山の姿を見る

             ことです。これは数日前の富士山です。笠雲がかかっています。

             

             笠雲がかかると天気が悪くなると言われています。確かに天気

             は下り坂でした。でもこの日は見事な秋晴れ。頭に雪を頂いた

             これぞ富士のお山という姿でした。

             

             夏の富士山はもちろん雪をかぶっていません。しかも霞んでいる

             ことが多いのですが、それはそれで美しい姿です。

             

           これは10月の富士山、まだ頭にほんのちょっと雪を被っているだけです。

             

           これはお正月に見た富士山。一富士、二鷹、三茄子。めでたいお姿

           です。どの富士も静岡側からの写真です。山梨側から見ると、また

           別の美しさがあるのでしょうね。本当に稀有な山です。でも、いにし

           えの竹取物語に、不二のお山から煙が立ち上っているとあり、江戸

           時代にも宝暦の噴火があった、いつ活動を始めるかわからない活火

           山なんですよね。そう考えるとさらに恐れ多いお山です。
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山のあなた

2014-10-16 21:32:51 | 地球
             

             芒の穂揺れて夕光零しけり   岡本紗矢句集「向日葵の午後」より

            「枯れすすきの穂が夕日をこぼす」秋の山野の夕景をうまく表現した

             きれいな句です。すすきは薄よりこの芒のほうが趣がありますね。

             「こぼす」って「零」という漢字なんですね。零してしまえばなくなる

             からでしょうか。

             「山は暮れて野は黄昏の芒かな」なんていう与謝蕪村の句もありま

             す。芒は夕暮れが似合います。

             

             今、コーラスで「山のあなた」という歌を練習しています。カール・

             ブッセの詩を上田敏が訳したあの詩に曲をつけたものです。

             遠い山と空の景色を見ると心が広がります。あの山の向こうにはきっ

             と何か素晴らしい物があるに違いないと、あこがれが湧いてきます。

               山のあなたの空遠く

               「幸」住むと人の言ふ

               ああ、われひひとと尋めゆきて

               涙さしぐみか帰へりきぬ

               山のあなたのなほ遠く

               「幸」住むと人の言ふ 

                          カール・ブッセ 上田敏訳詩集「海潮音」より

              落語のネタにされたこともあり、この詩を知らない人はいないでしょう。

              「幸Glueck」を擬人化しているところが巧みです。「ああ、われひとと

              尋めゆきて」のところ、ぼおーと読んでいて一人で「幸」を探しに行った

              んだと思い込んでいたのですが、違うんですね、おおぜい(Schwarme)

              で探しに行ったんです。だれだって幸せになりたいですからね。でも、

              見つからなくて、涙ぐんで帰ってくるんです。そりゃあそうでしょう。

              人生、そううまくは行きません。ブッセ自身の生涯はどうだったので

              しょう?詩人もこの詩もドイツではあまり有名じゃないようですが、

              日本人の心の琴線には触れるロマンチックな詩です。        
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富士には月見草がよく似合ふ

2014-09-16 15:57:25 | 地球
             

              山中湖方面へドライブに行きました。この季節月見草(実際はオオマツ

              ヨイグサらしいですが)があちこちに美しく咲いていました。

             

              あいにく霊峰富士は雲の向こうでしたが、頭は雲の上に出て、雄々しい姿。

              太宰治の『富嶽百景』の月見草の一節はとても有名ですね。「黄金色の月

              見草の花ひとつ、、、三七七八米の富士の山と、立派に相対峙し、みぢん

              もゆるがず、、、けなげにすくつと立ってゐたあの月見草は、よかった。富士

              には、月見草がよく似合ふ」

                    

                  富士には、雄々しい月見草も、優しい萩もよく似合います。

             

              富士のお山はまだ雪化粧していませんが、湖には純白の白鳥が。

             

             

                    近くの花の公園には秋の花々が満開でした。コスモスや、

             

                     白い小菊や

             

             

                    もう五十日は咲いているらしい百日草や

             

            もう昼すぎなので、紫の花はしぼんでいるのに、なぜか元気いっぱいの青い朝顔や、

             

                    なっちゃんも、かわいいコスモスを愛でている? 
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マサラ

2014-03-25 09:38:28 | 地球
               

               秘境や辺境の地にしか興味のないご主人に引っ張られて、モンゴル、モロッ

               コ、南アフリカ、シルクロードなどを巡っている友人がいます。今回は、冬の

               ヒマラヤに挑戦したようです。1月9日にカトマンズーで発行された新聞に包

               んだお土産をくれました。新聞の写真はなんだかとてもトロピカルですが。

               彼女、行く前は「いやだなあ、便利な文明国へ行きたい」といつも言うのです

               が、帰ってくると「良かった、人生観が変わった」などと言い、普通の楽な観

               光旅行にない達成感を感じるようです。私もやってみたいかというと、うーん、

               どうかな?

               

               お土産はカレー粉。箱を開けていないのに、もうカレーの良い香りがします。

                   

                     裏のレシピらしきものは全く読めない文字ですが。

               

               鶏肉があったので、早速チキン・マサラを使ってみました。からい!でも、

               とてもよい香りと味。マサラというのは香辛料の粉を混ぜ合わせたものと

               いう意味だそうです。暑いインド、寒いヒマラヤ、これくらいパンチの効い

               た香辛料を使わないと、シャキッと出来ないのかもしれません。我が家も

               (作る私が)飽きるまで、しばらくカレー料理が続きそう。   
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